Phile-web レビュー 連続企画:日本コロムビアのハイレゾ音源レビュー
GIGA MUSIC独占先行配信!ジャズ/ロックファンこそ聴け!歌謡曲の真髄「舟木一夫全曲集」がハイレゾで登場
音楽配信サイト「GIGA MUSIC」にて、名門・日本コロムビアが擁する選りすぐりの未ハイレゾ化音源が、続々とハイレゾで登場。しかも独占先行配信となっている。
Phile-webではこのハイレゾ音源を連続レビューする企画を展開している。リリース当時のエピソードや、ハイレゾになったからこそ注目したい聴きどころをたっぷりとご紹介したい。
Phile-webではこのハイレゾ音源を連続レビューする企画を展開している。リリース当時のエピソードや、ハイレゾになったからこそ注目したい聴きどころをたっぷりとご紹介したい。
ハイレゾ(High Resolution)とは、直訳すると「高解像度」のこと。 画素数の多い映像にも用いられますが、現在では情報量の多いオーディオ音源および再生機器を指すことが一般的です。 ハイレゾかどうかの基準は「音楽CD」。…だそうです。(春日局註)
舟木一夫全曲集 春はまた君を彩る / 舟木一夫
「舟木節」が魅力の歌謡界の大御所的存在
「♫おーとこだったあらー、ひとつにかけーるー…」舟木一夫と聞くとTV時代劇「銭形平次」のテーマソングを思い浮かべる方が多いのではないか。十代の頃は洋楽一辺倒の筆者が歌詞を諳んじていてアカペラで歌える位。「水戸黄門」の主題歌と双璧の国民的TVソングかも。実はそんな歌謡曲の大御所もかつては女の子のアイドルだった。
デビュー曲「高校三年生」(1963)がミリオンセラーの大ヒット、素朴でいなたい魅力の橋 幸夫、ロカビリー出身でハイカラな西郷輝彦を一歩も二歩もリードして初代「御三家」の筆頭格。細面のしょうゆ顔の美少年で痩身長駆。何と言っても歌がうまい。デビューしたばかりの頃はけれん味なく真っ直ぐに歌う初々しさが魅力。一言でいうと「青い魅力」。ヒットを重ねながら練り上げた「舟木節」で歌謡界の大御所的存在になっていく。
日本を代表する大衆音楽、歌謡曲は新旧の音楽の伝統が混淆した雑種音楽で背景は多様だ。例えば、村田英雄は浪曲、北島三郎は民謡がバックグラウンドでこう言っては失礼だが泥臭い。それに対し、舟木一夫の歌は長唄、江戸小唄、端唄といった近世の都会的な邦楽の粋で洗練された節回しを取り込んだことが特徴だ。一度聞いたら忘れられない舟木一夫の「いなせなフィーリング」は邦楽のエッセンスを巧みに取り込んで生まれた。それは、レッスンを授けた作曲家 遠藤 実や日本コロムビアのディレクターの着眼によるのだろう。
不振の時期もぶれることがなかった歌手人生
「高校三年生」は、歌謡曲史上初めて「世代別マーケティング」から生まれた画期的なヒット曲だった。それまでの歌謡曲はリスナーの性別や年代を限定せず広く大衆に歌いかけた。「高校三年生」は違う。学生服に凛と身を包み同年代の少女たち一人一人にラブレターを手渡すように歌った。新ジャンル「学園歌謡」「青春歌謡」がこの瞬間生まれた。1970年代のスクール歌謡(森 昌子「せんせい」やフィンガー5「個人授業」)、男性アイドル歌謡(郷ひろみ「男の子女の子」)のルーツ全てがここにある。
その後も「絶唱」(1966年日本レコード大賞)、「夕笛」と大ヒットを重ねて歌謡界の大御所に。しかし「高校三年生」以来の女性ファンを何より大切にする歌手道のアンビバレンツがその後やって来る。
1970年代に入ると舟木一夫は不振の時期を迎える。フォークソングブームが巻き起こる一方、ポップスの影響で生まれた新世代演歌が台頭すると、舟木の歌唱スタイルはいかにも古めかしく聞こえた。本人の苦悩も深かったに違いない。しかし、この歌手の偉かったのは日和見せず変節しなかったことだ。
美声の民謡歌手として男性ファンも多かった三橋美智也がディスコブームに乗って、白いスーツでミラーボールを指差し「フィーバー!」を連呼し、古くからのファンをがっかりさせたのを他山の石としたのかもしれない。舟木一夫はどこかで吹っ切れた。「舟木一夫のまま」決してぶれることがなかった。
1980年代は日本中を行脚しての地方公演を精力的にこなす一方、舞台俳優としても活躍。それが実を結び1990年代に入り舟木リバイバルが起き、中高年女性の永遠のアイドルとして再び脚光を浴びる。「同じ青春を過ごした仲間にしか通用しない歌手でいい」デビュー30周年プレ公演を前にしての本人の言葉だ。
舟木一夫の歌には歌謡曲というものの奥深い生い立ちの魅力がある。普段ジャズやロックばかりを聴く音楽ファンにこそ聴いてほしい歌謡曲の真髄がここにある。
その絶好の機会がやって来た。日本コロムビアの名歌手の名盤の数々をハイレゾで配信しているGIGA MUSICから、舟木一夫の2015年のベストアルバム「春はまた君を彩る」(CD)が新たに96kHz/24bitのハイレゾで配信開始されるのだ。古希を過ぎて歌謡界のトップであり続ける舟木一夫の秘密と真髄をハイレゾの解像力が解き明かしてくれる。
「春はまた君を彩る」は1963年のデビュー曲から2015年の最新曲まで舟木一夫の代表的ヒット曲16曲で構成した決定盤だ。デビュー曲「高校三年生」は素直な歌い口が初々しい初心に満ちているが、フレージングの巧さに大器の片鱗を窺わせる。舟木はレコーディングを重ねる都度、テクニックを磨いていく。ビブラート、ポルタメント、レガートといった西洋の声楽の技巧が、歌謡曲特有の旋法(和声的短音階)や伝統邦楽の歌い口と融合し、粋でいなせな邦楽+ジャズ的ニュアンスを生み出したところが歌手 舟木一夫の偉大さだ。
「♫おーとこだったあらー、ひとつにかけーるー…」舟木一夫と聞くとTV時代劇「銭形平次」のテーマソングを思い浮かべる方が多いのではないか。十代の頃は洋楽一辺倒の筆者が歌詞を諳んじていてアカペラで歌える位。「水戸黄門」の主題歌と双璧の国民的TVソングかも。実はそんな歌謡曲の大御所もかつては女の子のアイドルだった。
デビュー曲「高校三年生」(1963)がミリオンセラーの大ヒット、素朴でいなたい魅力の橋 幸夫、ロカビリー出身でハイカラな西郷輝彦を一歩も二歩もリードして初代「御三家」の筆頭格。細面のしょうゆ顔の美少年で痩身長駆。何と言っても歌がうまい。デビューしたばかりの頃はけれん味なく真っ直ぐに歌う初々しさが魅力。一言でいうと「青い魅力」。ヒットを重ねながら練り上げた「舟木節」で歌謡界の大御所的存在になっていく。
日本を代表する大衆音楽、歌謡曲は新旧の音楽の伝統が混淆した雑種音楽で背景は多様だ。例えば、村田英雄は浪曲、北島三郎は民謡がバックグラウンドでこう言っては失礼だが泥臭い。それに対し、舟木一夫の歌は長唄、江戸小唄、端唄といった近世の都会的な邦楽の粋で洗練された節回しを取り込んだことが特徴だ。一度聞いたら忘れられない舟木一夫の「いなせなフィーリング」は邦楽のエッセンスを巧みに取り込んで生まれた。それは、レッスンを授けた作曲家 遠藤 実や日本コロムビアのディレクターの着眼によるのだろう。
不振の時期もぶれることがなかった歌手人生
「高校三年生」は、歌謡曲史上初めて「世代別マーケティング」から生まれた画期的なヒット曲だった。それまでの歌謡曲はリスナーの性別や年代を限定せず広く大衆に歌いかけた。「高校三年生」は違う。学生服に凛と身を包み同年代の少女たち一人一人にラブレターを手渡すように歌った。新ジャンル「学園歌謡」「青春歌謡」がこの瞬間生まれた。1970年代のスクール歌謡(森 昌子「せんせい」やフィンガー5「個人授業」)、男性アイドル歌謡(郷ひろみ「男の子女の子」)のルーツ全てがここにある。
その後も「絶唱」(1966年日本レコード大賞)、「夕笛」と大ヒットを重ねて歌謡界の大御所に。しかし「高校三年生」以来の女性ファンを何より大切にする歌手道のアンビバレンツがその後やって来る。
1970年代に入ると舟木一夫は不振の時期を迎える。フォークソングブームが巻き起こる一方、ポップスの影響で生まれた新世代演歌が台頭すると、舟木の歌唱スタイルはいかにも古めかしく聞こえた。本人の苦悩も深かったに違いない。しかし、この歌手の偉かったのは日和見せず変節しなかったことだ。
美声の民謡歌手として男性ファンも多かった三橋美智也がディスコブームに乗って、白いスーツでミラーボールを指差し「フィーバー!」を連呼し、古くからのファンをがっかりさせたのを他山の石としたのかもしれない。舟木一夫はどこかで吹っ切れた。「舟木一夫のまま」決してぶれることがなかった。
1980年代は日本中を行脚しての地方公演を精力的にこなす一方、舞台俳優としても活躍。それが実を結び1990年代に入り舟木リバイバルが起き、中高年女性の永遠のアイドルとして再び脚光を浴びる。「同じ青春を過ごした仲間にしか通用しない歌手でいい」デビュー30周年プレ公演を前にしての本人の言葉だ。
舟木一夫の歌には歌謡曲というものの奥深い生い立ちの魅力がある。普段ジャズやロックばかりを聴く音楽ファンにこそ聴いてほしい歌謡曲の真髄がここにある。
その絶好の機会がやって来た。日本コロムビアの名歌手の名盤の数々をハイレゾで配信しているGIGA MUSICから、舟木一夫の2015年のベストアルバム「春はまた君を彩る」(CD)が新たに96kHz/24bitのハイレゾで配信開始されるのだ。古希を過ぎて歌謡界のトップであり続ける舟木一夫の秘密と真髄をハイレゾの解像力が解き明かしてくれる。
「春はまた君を彩る」は1963年のデビュー曲から2015年の最新曲まで舟木一夫の代表的ヒット曲16曲で構成した決定盤だ。デビュー曲「高校三年生」は素直な歌い口が初々しい初心に満ちているが、フレージングの巧さに大器の片鱗を窺わせる。舟木はレコーディングを重ねる都度、テクニックを磨いていく。ビブラート、ポルタメント、レガートといった西洋の声楽の技巧が、歌謡曲特有の旋法(和声的短音階)や伝統邦楽の歌い口と融合し、粋でいなせな邦楽+ジャズ的ニュアンスを生み出したところが歌手 舟木一夫の偉大さだ。
舟木一夫のしなやかで厚みのある美声がハイレゾで甦る
収録曲のほとんどがアナログ録音で96kHz/24bitハイレゾリマスターの効果はすこぶる高い。あのしなやかで厚みのある美声が甦ったばかりか、一人の若い歌手が表現を深め、青春歌謡から文芸歌謡へ進み、唯一無二の個性を確立して行く姿が感動的だ。アルバムの曲順は必ずしも年代順でないが、やはり初期作品から聞いて行くことを薦める。
トラック13「高校三年生」
収録曲のほとんどがアナログ録音で96kHz/24bitハイレゾリマスターの効果はすこぶる高い。あのしなやかで厚みのある美声が甦ったばかりか、一人の若い歌手が表現を深め、青春歌謡から文芸歌謡へ進み、唯一無二の個性を確立して行く姿が感動的だ。アルバムの曲順は必ずしも年代順でないが、やはり初期作品から聞いて行くことを薦める。
トラック13「高校三年生」
CD44.1kHzも優れた音質だが、音場がややフラット。ハイレゾ96kHz/24bitはノイズフロアが下がり音場のデプス(深さ)が生まれ高さ方向の制約も消え、ハイレゾらしい広々とした音楽空間が現れる。舟木の歌唱の明瞭さでも圧倒的差。ややハスキーな声の地肌にまだ磨かれていない、いい意味で青臭さがあり初々しい歌の魅力が匂い立つ。定位が向上しリアルな立体感が生まれた。半世紀の時を越えて未来を憧憬する表情ですっくとステージに立つ学生服姿の真摯な18歳の若者がそこにいる。
トラック14「学園広場」
メジャーのスローワルツ。CDも美しいが水平方向に柔らかく広がるモノラル的音場なのに対し、ハイレゾは音場の透明度が増し楽器の分離が明瞭になりステレオらしい立体感。間奏部分左チャンネルのハーモニカとシロフォン、右チャンネルのギター(レキントギターかも)の掛け合いで楽器の音色が鮮明に浮かび上がって楽しい。ハイレゾの解像力で歌声の地肌が浮かび上がり、デビュー間もない舟木の純朴な歌唱に浸れる。
トラック09「絶唱」
巨匠西條八十作詞の文芸歌謡。CDはふくらみと艶のある美しい音場表現。上下方向の雄大さが特徴で舟木の歌が聴き手に迫るがフォーカスがやや甘く、よく言えば一体感があるが演奏全体に溶合ってしまい埋没気味。レコード大賞受賞の代表曲だけに、ハイレゾリマスターにも気合いが入ったかも。ハイレゾはヴェールが取り去られ舟木の歌唱がくっきりと描写されフレージングの強弱抑揚、ブレスの使い方が鮮明になり感情移入も露わ、まさに一世一代の「絶唱」。左チャンネルの大正琴始め伴奏楽器も存在感を増す。
トラック10「夕笛」
西條八十文芸歌謡三部作の第二弾。作曲が市川昭介から船村 徹に変わるがこの曲もヒットした。舟木の哀愁を帯びたドラマティックな吟唱スタイルがこの曲で完成。前作に比べ、バックが一歩退いて舟木の歌唱の綾を引き立てる。美空ひばり(やはり日本コロムビア)の同時代の名録音に似たバランス。CDで歪みを感じさせたストリングスがハイレゾで落ち着き、大正琴や歌詞のモチーフの笛の音がくっきりとした存在感で音場に現れる。
トラック11「初恋」
「夕笛」の4年後の1971年、島崎藤村の詩に若松 甲が作曲し文芸歌謡に復帰した作品。8トラック録音時代になり、楽器のセパレーションと楽音の鮮度が向上した。ボーカルのリバーブ(エコー)量が多い録音がいかにも’70年代初頭の歌謡曲。少年少女の恋を甘さと憧憬を滲ませて歌う舟木の歌唱が美しい。CDも艶やかで美しいが、ハイレゾはセパレーションがさらに躍進、冒頭右チャンネルから流れる箏の音、その後を受ける左チャンネルのフラットマンドリン、ワンコーラス終わった後にセンターで控えめに鳴るホルンのオブリガート等の音色を活き活きと描写。
トラック04「『その人は昔』のテーマ ライブ『ありがとう そして明日へ』より」
松山善三(脚本家。女優 高峰秀子の夫)の長編詩をトータルアルバム化した意欲作のメインテーマ曲。波音の静かなイントロが青春を歌う歌手・舟木一夫からの脱皮を告げている。悲愴とロマンティシズムを滲ませた歌唱から年輪を重ね声質が重くなったことが分かる。フレージングは心憎いほどの巧さ。長大なブレスがエンターテインメントのプロらしい劇的効果を生む。
シングル曲でなくLPとして録音され、AMラジオやテレビオンエアでの聞きやすさより、当時家庭への普及が急だったステレオで聴く時のドラマティックな音場効果を狙っている。低音楽器が要所要所でアクセントとして配されCDの44.1kHzでも十分に効果が発揮されるが、ハイレゾリマスターでエレキベースの重量感が増しローエンドまで鮮明に聴き取れる。後半のドラマティックな盛り上がりがこの曲の聞き物。終盤のティンパニの打撃もハイレゾリマスターで帯域拡張され、運命の跫音のように荘重にパセティックに響く。
トラック07「銭形平次」
ジャズを劇伴に使った時代劇映画には黒澤 明「用心棒」(音楽・佐藤 勝)、市川崑 「雪之丞変化」(音楽・八木正生)等があるが、TV時代劇のテーマ曲のジャズアレンジはCX(フジテレビ)のこれが最初。NHKの「人形左七捕物控」(横溝正史原作)がそれに続く。アナログテレビ放送のナローレンジなFM音声で聴き馴染んだせいか、デジタルステレオ音声で聞くとセパレーションが新鮮。しかしCD 44.1kHz/16bitはバックのストリングスが歪みっぽい。それに関してはハイレゾリマスターでも限界があるが、舟木一夫の歌唱は大躍進。音場の中央にくっきり広帯域で千両役者然と存在感たっぷりに描き出される。ああ、なんて巧い歌手なのだろう、と仕事を忘れて舟木ワールドに引き込まれてしまう。
関沢新一(「ゴジラ」原作者)の書き下ろしたいなせな歌詞の世界を、まるで芝居を演じるかのように楽しくふくらませる歌はエンターテイナーの真髄。ジャジーなアレンジの決め手バスクラリネットのオブリガートは音色ニュアンスが大躍進して聴き手の頬を緩ませる。江戸っ子がキモノの裏地に凝ったように個性的な音色の楽器を配置し、イレギュラーな和音を忍ばしたアレンジの妙にハイレゾが気付かせてくれる。
トラック15「少年いろの空」
それまで使われなかったアコギのアルペジオやパンフルート、ドリーミーな歌詞にフォークブームの影響がちらつく。力まず明るく穏やかな歌い口の工夫に模索の時期を窺わせる、1973年のヒット曲。CD44.1kHz/16bitはイントロのストリングス、Bメロのボーカルがノイジーで歪みっぽい。そのせいか舟木の声がうわずって聞こえる。ハイレゾのリマスター効果で歪みがかなり改善、舟木一夫らしい厚みのある地に足の付いた豊かな歌声が帰ってきた。
トラック16「春はまた君を彩る」
古希を迎えた平成27年のヒット曲。デジタル録音の新曲だけあって、リズム楽器に打ち込みを併用し帯域と量感を拡大。アコースティック楽器は「明日に架ける橋」のラス・カンケルを思わせる雄大なピアノが主体、倍音が乗って透明感豊かで低音の量感も十分。ワイドレンジで広々とした音空間を感じさせる優秀録音だ。しなやかな歌声は健在だがさすがに高音はやや音圧が下がる。CDはボーカルにやや歪みとノイズが聴き取れる。アルバムタイトル曲だけにハイレゾリマスターのノイズリダクションで妨害成分を一掃、最早迷いのない明鏡止水の歌声に心ゆくまで浸らせる。
今何をおいても生を聞くべき歌手の世界の一人が舟木一夫だ。歌手人生を通じてぶれなかった。変わらなかった。歌謡曲の何たるかを古希を過ぎた今、全身で表現しているのがこの人だ。でもその前にハイレゾで「銭形平次」を「高校三年生」を聴こう!