Quantcast
Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1510

1967年ジュニア・コンパクト創刊号「嵐が丘」/対談・吉永小百合さんと

$
0
0


今年も、桑名・寺町商店街脇の水路沿いに植えられた河津桜がほころび始めました

イメージ 1


イメージ 2



イメージ 23



イメージ 3



雑誌「女学生の友」と同時代に出版されていた集英社の「小説ジュニア」も私のお気に入りの雑誌でしたが、同じく集英社からコバルトブックスという単行本も出ていました。コバルトブックスには、「若い真珠(平岩弓枝)」、「潮風を待つ少女(佐伯千秋)」「制服の胸のここには(富島健夫)」などなどのベストセラーも生まれています。記憶に残っていらっしゃる方も多いのでは?オークションに出品されていたので、懐かしさもあり、大好きな小百合さんとの対談も興味深かかったので手に入れました。

また、大江賢次原作「絶唱」も、ダイジェスト化されて、同号に掲載されていましたが、ちょうど、映画「絶唱」と原作の中間に位置するような、過不足ないダイジェスト版(平林敏彦)で、しっかり読み応えがあって「絶唱」ファンとしては、大満足しました。

1960年代半ばは、こういった少女向けの雑誌が各社から目白押しで出版されていたように思います。このジュニア・コンパクトという雑誌は「世界の名作文学」をコミックという親しみやすいスタイルで少女たちに向けて企画・編集された雑誌です。その創刊号が「嵐が丘」。そして、「嵐が丘」について、当時のアイドル・スターの双璧である吉永小百合さんと、舟木さんとの対談という形式で、「恋するってすばらしい!!」というタイトルのもと、おふたりが「初恋」などについて語りあっています。
父が、本マニアだったので、いわゆる「全集」ものが、家の中にあふれていたので、ナナメ読みをした記憶はありますが、今回、あらためてコミックでダイジェスト版を読んでみて、壮絶な愛のドラマだったんだ!と気づきました。


1967年1月1日発行 「JUNIOR Compact」(集英社)
ちなみに当時の価格で120円。ちょっと気取った大人っぽい表紙ですね。


イメージ 4


イメージ 5


 特別対談 「恋するってすばらしい!!」 

右下の拡大マークをクリックしていただくと読めると思います。

舟木さんの男の子らしい発言に対する小百合さんのちょっとキビシイ反論が、ほほえましく、
昭和の青春の匂いがするお二人のやりとりを懐かしく、ほのぼのとした想いで拝見しました。


イメージ 6



イメージ 7


イメージ 8



「嵐が丘(1939年)」あらすじ  ぴあ映画生活より
 
http://cinema.pia.co.jp/title/s-136069


イメージ 9


こちらは、「ジュニア・コンパクト」より。古書なので、かなり黄色いシミがたくさんあります。

イメージ 10


北イングランドに「嵐ケ丘」と呼ばれる荒涼たる邸があった。当主のアンショウ(セシル・ケラウェイ)は慈悲心に富んだ老紳士で、リヴァープールへの旅の途中で飢えていたジプシーの少年を拾い、ヒースクリフと名づけ家族の一員に加えた。
アンショウには息子のヒンドリーと娘のキャシーがいたが、ヒンドリーはヒースクリフを憎悪し、ことあるごとに虐待した。男優りのキャシーはヒースクリフと親しく、ペニストーンの岩を2人の城になぞらえ、よく遊んだ。アンショーの死後、嵐ケ丘の当主となったヒンドリー(ヒュー・ウィリアムズ)はヒースクリフ(ローレンス・オリヴィエ)を邸内から厩舎に追い出してしまったが、キャシー(マール・オベロン)とヒースクリフはお互いに将来への希望を抱き合っていた。そして時が流れた。
ヒンドリーは酒と女に放埓な日々を送り、キャシーはヒースクリフに激しく惹かれながらも、華やかな上流生活に憧れた。2人はリントン家の舞踏会を見にゆき、キャシーは犬に噛まれて大怪我をし、リントン家に留まって手当てをすることになった。リントン家の嗣子エドガー(デイヴィッド・ニーヴン)は美しいキャシーに求婚した。キャシーはヒースクリフとエドガーのいずれにわが身を托すべきか迷い、召使のエレン(フローラ・ロブソン)にその気持ちを打ち明けるが、自分はヒースクリフと一身同体であり、彼と別れられないことを悟る。
しかし、ヒースクリフはキャシーの気持ちを誤解して、嵐ケ丘から姿を消した。キャシーはエドガーと結婚した。2年後、ヒースクリフは南米で成功し、見違える姿で嵐ケ丘に戻った。彼は酒で財産を蕩尽したヒンドリーから嵐ケ丘を買いとり、リントン一家への復讐の実行の機会を待っていた。
彼はエドガーの妹イザベル(ジェラルディン・フィッツジェラルド)に言い寄り求婚した。キャシーにはヒースクリフの企てが判っていた。彼女の忠告を受けたイザベルは、義姉が嫉妬の余りにヒースクリフを中傷するのは止めてほしいと言い放って、嵐ケ丘の女主人となった。しかし、イザベルは女中にも劣る悲惨な待遇を受ける。
やがてキャシーは病床に就き、ヒースクリフこそ本当に愛する人だったと告白して逝った。ヒースクリフはキャシーの遺骸に、自分の生ある限り亡霊となって訪ねてくれと絶叫した。そして吹雪の夜、彼はキャシーの亡霊の呼び声に憑かれた者のようにペニストーンの岩の下まで行き、息絶えたのである。


イメージ 11


以下は映画のキャスト

キャシー : マール・オベロン
ヒースクリフ : ローレンス・オリヴィエ
エドガー・リントン : デヴィッド・ニーヴン)
イザベラ・リントン : ジェラルディン・フィッツジェラルド
エレン・ディーン : フローラ・ロブソン
ヒンドリー・アーンショー :ヒューゴ・ウイリアムズ


富島健夫氏による解説文


イメージ 13




イメージ 14


イメージ 15



イメージ 16




イメージ 12


コミックのラストシーン


イメージ 17



イメージ 18



1939年のこの映画をはじめ過去7回ほど映画化されているそうです。また、舞台化も数多されているとか…。こちらは、先ごろ引退を発表された堀北真希さんと御夫君の山本耕史さんが舞台共演された「嵐が丘」のポスター。私は、拝見していませんが、なかなか好評だったようですね。


イメージ 19



イメージ 21


イメージ 20


イメージ 22




Viewing all articles
Browse latest Browse all 1510

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>