近鉄四日市駅から高速バスを利用して、京都回りで、京阪・清水五条から枚方市駅へ…
高速バスは三重県、滋賀県、京都の県境を山越えで行くルート。途中の土山バス・ストップは、吹雪でした。サービスエリアにも根雪が残っていて、まだまだこんな冬景色。
高速バスは三重県、滋賀県、京都の県境を山越えで行くルート。途中の土山バス・ストップは、吹雪でした。サービスエリアにも根雪が残っていて、まだまだこんな冬景色。
山科に入る頃になって、お日様が再び顔を出しました。京阪電車は、昔、京都住まいだった頃、3年間ほど通勤にも利用していたので懐かしく、なんとも言えないローカル色がしっくりきます。丹波橋でダブルデッカー車両の特急に乗り換えて枚方市駅下車。ここで11時ちょうどくらい。のんびり歩いて枚方市民会館の楽屋口に向かいました。
ホールの前の公園のシダレウメ
40人ほどの方が並んでいました。私が着いて40分足らずくらいで舟木さんの乗ったタクシーが到着。先日ご紹介した「お出迎え」の写真が、数枚なんとか撮れました。とっても寒かったのですが、久々に「お出迎え」ができて大満足。
とっても風が強くて寒かったので開場時間まで駅周辺のビルの中をウロチョロ、蔦屋書店で孫のももちゃんの絵本を選んだり、成城石井で買い物をしたりもして楽しい一日でした。
京阪枚方市駅
京都駅近くのホテルで一泊したので、翌朝は早起きして、東寺まで朝食前の散歩も楽しみました。
弘法大師様
紅梅と白梅も満開
3月15日(水) 55th 舟木一夫コンサート 枚方市民会館大ホール
昼の部(14:30開演) 夜の部(18時開演)
舟木さんのトーク部分はピンク文字。昼夜のトークをまとめています。ご了承ください。
~オープニング
緞帳が上がって、舟木さんのシルエットが浮かびあがる中、オリジナル音源の舟木さんの声で「君たちがいて僕がいた」のセリフが流れます…あらためて聴くと本当に純真無垢な少年の声なんですよね。
清らかな青春 爽やかな青春
大きな夢があり
かぎりないよろこびがあった
はかない希みがあり
つらい別れもあった
そんな時はいつも…
母にも似た 優しい 目差しの
君たちがい そして 僕がいた
レンガ色っぽい赤に黒のクラッシックな織模様のジャケット。蝶ネクタイ。タキシードスタイル
早いもので…というしかないですが、この歌から足かけ55年経ったんですが。いくつ季節がめぐったのか考える間もなく走ってたわけですから。18でデビューしてから去年の12月の誕生日で70ムニャムニャ(笑)…もう笑ってごまかすしかない…
昨日までは暖かかったですが今日はまた寒いですね。お寒い中、ようこそおいでくださいまして、ありがとうございました。
昨日までは暖かかったですが今日はまた寒いですね。お寒い中、ようこそおいでくださいまして、ありがとうございました。
周年のステージといっても逆立ちをしたようなことをやるわけではなく本道に戻して…。ということでお馴染みのものを中心にしてふだんは時間の都合で出てこられない歌、ツラい目にあってる歌を今年一年でどうやってお聞かせしていくか…そんなこんなでアレコレと進めていきます。
申し遅れましたが私が森友学園の理事でございます…校歌からスタートしたいと思います(笑)
申し遅れましたが私が森友学園の理事でございます…校歌からスタートしたいと思います(笑)
プレゼントタイム/メドレー
舟友さんのプレゼントの花束
君たちがいて僕がいた
https://youtu.be/K4QSuObdXy8
https://youtu.be/K4QSuObdXy8
このへんの歌を歌っていると、ひたすら懐かしく、ちょっと痛いほどに愛おしく…それほど青春の思い出があったんだなぁ~と…
歌い手はどれくらい、色んなタイプの歌が歌えるか、それが歌い手の幸せ。「右衛門七討入り」とかの時代物なんかも歌わせてもらった。大河ドラマ「赤穂浪士」のオープニング・テーマを♪ドンドンドン、リロリロ、ドンドンドン♪…口三味線よろしく歌って、客席がいい反応をすると、わかるだけスゴイ!…と同世代の共感に嬉しそうな表情の舟木さん。
歌い手はどれくらい、色んなタイプの歌が歌えるか、それが歌い手の幸せ。「右衛門七討入り」とかの時代物なんかも歌わせてもらった。大河ドラマ「赤穂浪士」のオープニング・テーマを♪ドンドンドン、リロリロ、ドンドンドン♪…口三味線よろしく歌って、客席がいい反応をすると、わかるだけスゴイ!…と同世代の共感に嬉しそうな表情の舟木さん。
周年のステージというと人によっては普段と違うことをやる人もいるんですが、僕の場合は全く逆で若い頃歌ってた歌でもむしろ今歌う方がいいんじゃないかというのを…あの頃は意味もわからずに歌ってましたから。デビューした頃は丸くて甘い声でしたが、15年くらい経って男の声になってきた。年令によって「立ってくる(歌)」のもある。歌も最近は「立ったり座ったり」する(笑)
限られた時間でできるだけたくさんお聞かせするにはメドレーというのがいい、7つ8つつなげてみます。
とりあえずスタートはこれもデビュー曲B面から…これは「校歌」ではありません(笑)
雨の中に消えて
https://youtu.be/4XGxTpHgupg
https://youtu.be/4XGxTpHgupg
くちなしのバラード
https://youtu.be/RYtfXi8vP5c
https://youtu.be/RYtfXi8vP5c
これは通常の流行歌の範疇に入れていいのか…21の時に、東宝で内藤洋子という顔の半分がオデコっていう女の子と撮った映画ですが…素晴らしい映像でした。初めて試写で観た時は感動しましたよ。内藤洋子さんとは、「センチメンタルボー」という映画も撮りました。「その人は昔」の時は16才で、ちょうど「センチメンタルボーイ」の撮影中に17才の誕生日。スタジオでみんなでお誕生日のお祝いをしました。
「その人は昔」のアルバムは裏表で40数分のもの。ラジオやテレビにドラマがあるのになぜレコードにドラマがないのかということて組曲系の流行歌のジャンルとして作られたもの…松山善三作詩、船村徹作曲。アルバムの組曲は何枚かやらせてもらいましたが、二つ目の「雪のものがたり」は西條八十作詩、船村徹作曲、その次は「日本の四季」西條八十作詩、船村徹作曲。他にもステージ用に作った「北の出船」というもあったんですが譜面がなくなっちゃった。「冴子よおまえは」というムード組曲もありましたね。あと竹久夢二のアルバムも…
註:「北の出船」~舟木一夫 コンサート「詩秋」にて発表
(1975年 11月2日/3日 東京郵便貯金会館)
(1975年 11月30日 大阪万博ホール)
(1975年 11月2日/3日 東京郵便貯金会館)
(1975年 11月30日 大阪万博ホール)
組曲「北の出船」(38分)
作詩:横井弘
作曲:船村徹
朗読:東京/松本典子 大阪/石原みちこ
作詩:横井弘
作曲:船村徹
朗読:東京/松本典子 大阪/石原みちこ
↑内容は残念ながらわかりません。どなたかご存知でしょうか?
最近、つくづく思う…流行歌手になってよかったなと…流行歌は時代を背負ってますから同世代にしかわからない…「愛染かつら」「人妻椿」とか…客席の反応に、すぐわかるところがコワイ!(笑)
映画もそうですが。学校の映画鑑賞会とかで見せられた硬い映画「十戒」とか…一回観ても十戒(笑)
自分で観に行ったもので印象が強かったのは洋画では「太陽がいっぱい」、邦画は「鞍馬天狗」…メンコの絵になってた…吉葉山とか鏡里…人気のあった相撲とり?私はちょっとだけ若いので若乃花とか栃錦ならわかりますがあまりピンとは来ないですが(笑)…客席の反応の良さに…わかるだけスゴいですね(笑)
映画もそうですが。学校の映画鑑賞会とかで見せられた硬い映画「十戒」とか…一回観ても十戒(笑)
自分で観に行ったもので印象が強かったのは洋画では「太陽がいっぱい」、邦画は「鞍馬天狗」…メンコの絵になってた…吉葉山とか鏡里…人気のあった相撲とり?私はちょっとだけ若いので若乃花とか栃錦ならわかりますがあまりピンとは来ないですが(笑)…客席の反応の良さに…わかるだけスゴいですね(笑)
流行歌というのは何気なく通り過ぎるのがいいんですね。ここで二つ並べたのはお客さまに一緒に楽しんでいただけるもの…ちょっとお尻をあげていただいて…一曲目のは、タキシード着てても外せない(笑)
スタンディング
ジャケットを脱いで
夏子の季節/サインボール
https://youtu.be/GN1Jaf1cUKI
https://youtu.be/GN1Jaf1cUKI
舟友さんがキャッチされた55th記念のサインボール
いつものようにサインボールをキャッチした人への「業務連絡」を…
ちょっと前までは、当日楽屋に入ってからボールにも色紙にもサインをしてたんですが、最近、なんだか面倒…というか…皆さんもあるでしょ?トシをとるとすぐにサッとできなくて後回しになる(笑)…ということで、さっき打ったボールはゆうべ私と一緒に寝たボールです(笑)気味がワルイからヨセよ!(笑)
ちょっと前までは、当日楽屋に入ってからボールにも色紙にもサインをしてたんですが、最近、なんだか面倒…というか…皆さんもあるでしょ?トシをとるとすぐにサッとできなくて後回しになる(笑)…ということで、さっき打ったボールはゆうべ私と一緒に寝たボールです(笑)気味がワルイからヨセよ!(笑)
などなど、軽いトークしながらお着替え
同じ生地でダークグリーン系ベースのジャケット
5月に大阪新歌舞伎座で1ヶ月お世話になります。宜しくお願い致します。
久々の三尺物です。「瞼の母」「沓掛時次郎」「雪の渡り鳥」…なんかはやったんですが、親分持ちの三尺物はやったことがない。広沢虎造口演「清水次郎長・外伝」…さっきから何度も言ってますが、すぐに分るのがスゴイ!「ちゃっきり節」なんかも出しながら楽しんでやっていきます。威勢がよくて明るい芝居ですのでよろしく…とお芝居の内容を結構詳しく話してくださいました。
ここから後半に入ります。ひとりの歌い手がどれくらい巾の広い歌を歌わせてもらえるのか…というのがま歌い手の幸せの基準ですが…ある時期から「抒情歌」というのを歌わせてもらいました。
日本の四季が鮮やかだった頃が僕らの少年時代。今の子どもたちはちょっと気の毒かな…。聴いているとほっとする…そんなところを並べてみます。
あゝありんどうの花咲けど
https://youtu.be/45GtWRouRPg
https://youtu.be/45GtWRouRPg
映画「絶唱」で使われた音源で、女性の声もコラボしているものが流れます~ラストに「小雪~ぃ!」がこだまするところはどうしてもウルウルになります。
吉野木挽唄は、映画の中のを引っ張り出してきたんですが…声が若い…つるんとしてますが、写真を見ると顔もつるんとしてます(笑)
根本的には四拍子の世界ですが簡潔な詩なのに奥行きが深い…
「初恋」「あゝりんどうの花咲けど」「夕笛」「絶唱」…どれも風景が出てくる。
「初恋」「あゝりんどうの花咲けど」「夕笛」「絶唱」…どれも風景が出てくる。
自分の少年時代…都会の人にはあまり味わえない…まだ砂利道でしたから…女の子は縄跳び、石蹴り、お手玉のうまい女の子もいましたね、そんな子は大きくなると男を手玉にとる…ジョーダンも交えつつ少年時代を懐かしむ舟木さんの表情はとってもナチュラル。男の子はメンコに独楽回し…受ける蓋はメンソレータムの蓋が一番具合がよかった…シゲちゃんはきっとメンコも強かったんだろうなぁ…なかなかの勝負師だから(笑)
そんな原風景はいくつになっても消えず、むしろ時間が経つにつれて濃くなってくる…
55年…ここまで来ると次はいったい、いつまでもつんだ?オイ!今年はまあ大丈夫でしょう(笑)
75才で1時間30分以上を全部ナマでやった人を知りません。ですから、そこへ行けるかな?…行けたらスゴイです。60周年だと77才。私は元気でも、バンドのメンバーの1人か2人はお亡くなりになっているかも(笑)…数年前に調べたみたいなんですが、僕のお客様は平均が僕より5才下とか。私が77になるとお客様は、平均が72才…客席は…さあ、どうでしょうか?(笑)どうぞお大事に、お互いサマに…。
出発の時(デビュー)を見ていてくださったんですからゴールも見届けていただきたい…。
青春時代の初めての体験…恋…だいたい、ロクなことににはならない…
そんな、若い恋の歌「花咲く乙女たち」「東京は恋する」「北国の街」「哀愁の夜」「高原のお嬢さん」をつなげて…
そんな、若い恋の歌「花咲く乙女たち」「東京は恋する」「北国の街」「哀愁の夜」「高原のお嬢さん」をつなげて…
ステージの上手にトットと…と歩いて行って、黒のジャケットにお着替え…
「高原のお嬢さん」を歌い終わると、暑い!…と、テーブルの上のカップを手にしてちょっと飲んで…客席に、向かって…すいませんね、お茶も出さないで…(笑)
並べてみて気づいたんですが、みんな日活映画の主題歌なんですね。「花咲く乙女たち」は西尾三枝子さんという人。「東京は恋する」は、伊藤るり子さん。日活の小百合ちゃん、チーちゃん、マコちゃんが三人娘で。その後に続く女優さんということで出てきたんでしょうね。「北国の街」マコちゃん、「哀愁の夜」マコちゃん、「高原のお嬢さん」マコちゃん…マコちゃんが多い…(笑)去年の新橋演舞場公演の時にも来てくれたんですが、今はすっかり……人のことは言えませんがね(笑)
長い道中、いろんなことが、ありました…というと一言ですみますが…男も女も・・・後はもう長くないんですから、この後は時間もお金も自分のために使ってください。これは僕自身の意思でもありますが、皆さんにもそうしてほしい…。孫に色々してあげるのは、いいとしても息子や娘…子どもには、もう何もしなくていい…(笑)
色々ありました…というプロセス、そのプロセスを正直に書いたのが一曲目の新曲「みんな旅人」…だからひとつもウソがない、2曲目は一昨年に出した「春はまた君を彩る」。肌触りのいいのをふたつ並べてみました。
春はまた君を彩る
https://youtu.be/fyxJpAz6szk
https://youtu.be/fyxJpAz6szk
「春はまた君を彩る」をステージの階段の最上段で歌い終わり、にこやかに手を振ってお別れの挨拶をされて、緞帳が降りてきたところで、やおら、階段からトットッと…元気よく降りてきた舟木さんが右手を高く上げつつ、いたずらっぽい表情で緞帳が降りるのを止めるポーズ。
そして…
そして…
♪赤い夕日が…と小声でささやくように、客席に向かって「歌いましょう!」という表情をされると、客席も控え目に、呼応して、徐々に、大合唱。ワンコーラス目が終わり、舟木さんが、再び「♪赤い夕陽が…」とワンコーラス目からこの曲。オープニングに加えて、このステージでは、2回、フルコーラスの「高校三年生」やっぱり、なんたって特別の歌なんですよね、この歌は。
高校三年生
そして、さらに
♪空に向かって上げた手に…と、舟木さんの優しい笑顔で、この歌も客席が一体となっての大合唱。これも、ワンコーラス目の合唱の後、舟木さんがフルコーラス歌ってくださいました。
学園広場
スリーコーラス目、「♪僕が卒業してからも 忘れはしないよ いつまでも…」
卒業シーズンだけに、私も、高校の卒業の頃のことが、脳裏に浮かびました。
月並みですが、「詰襟の第二ボタン」、舟木さんは男子校だったそうですが、ゲットしたいと憧れていた女子高生は…いたのかしら?…そりゃあ、人知れず、そう思っていた女子はいっぱいいたんだろうな…などなど私の想像力にエンジンがかかって懐かしさ百倍!でした(笑)
私は、この通常コンサートは、2月9日の大宮での「55th・初日」以来、2回目でしたが、この大宮の日は、みぞれ混じりの冷たい雨が終日降っていて、1月半ばからひいていた風邪からきた気管支炎が悪化したようで、咳が止まらず、咳止めとトローチで、なんとか開演中は、周りの方にも御迷惑をおかけせずに拝見しましたが、終演の頃は、頭は朦朧…すっかり消耗していて、そのせいでしょうか、なんと新幹線の中に、「愛用のガラケー」を忘れてしまいました。帰宅してからネットでJRのHPの「忘れ物問い合わせ」にメールをしたところ、とっても迅速で丁寧な対応をしていただき、無事に宅急便で、携帯が3日後には手元に戻ってきました。
そんなこんなもあって、結局、この大宮のコンサートの模様は「レポート」もアップできずじまいでした。今回、枚方市民会館で、昼・夜、楽しませていただき、あらためて舟木さんの素晴らしいプロデュ―スに感激しています。
オープニングからエンディングまで、舟木さんが、55thへの想いを込めてセッティングされたステージであることはもちろんですが、なんたって舟木さんの歌唱のクオリティが見事で既に60周年に視線の先を向けていらっしゃることに、舟木さんの歌い手としての未来への自信があふれているのを痛感します。
オープニングのデビュー時代の初々しさ満載の歌たちのブロック。
「水色のひと」から「その人は昔」のブロックは、青春の甘酸っぱさと痛み。
客席と一緒に楽しむリラックスタイムの2曲。
そして舟木一夫の真骨頂とも言える、美しい日本の四季の風に包まれるような抒情歌の世界。
昭和の青春がそのまま映像として残されている、今となっては貴重な資料ともいえる日活青春映画の主題歌たちは、懐かしさ極限状態にしてくれます。
ラストは、「今の僕たち…」を歌った、なごみ系、いやし系の2曲。
「みんな旅人」は、「WHITE」のオリジナル音源とは、ひと味違う、ぬくもりが、肩の力が抜けたライトな歌唱から立ちのぼってきます。
そして、そして、何より、一昨年リリースされた「春はまた君を彩る」が、この2年間のステージでの研鑽で、素晴らしい進化を遂げていることに驚かされています。それに、通常コンサートでのこの曲の照明美術がまた素晴らしい!イエロー、ピンク、オレンジ、グリーン系を基調にしたやわらかなパステルカラーのバランスが絶妙です。自分の体調が最悪だった大宮の時には、こんなに素敵な照明なのに全く気付いていなかった私(笑)やっぱり、客席にいる側のコンディションも心身ともに健康であってこそメいっぱい楽しみ、堪能できるんだと痛感!
舟木さんがよく言われる「ステージで戦力となる歌」…長い旅路の中で、舟木さんご自身の人間的な成長とともに、歌にも水や光や愛を注ぎ続けて育ててこられた歌たちは、数限りなくあると思います。その歌たちが、ひとまわりもふたまわりも、たくましく、豊かになり、また繊細な表情を身に纏い、聴く人を包み込んでしまう力を蓄えてきているのだと思います。
「春はまた君を彩る」…この楽曲も間違いなく、そのエネルギーと生命力をステージの回数を踏むことによって輝きを増してきていると感じます。舟木さんがおっしゃるように、何十回、何百かの、レッスンやリハーサルよりも、一回、一回のステージを重ねることで、客席からの「気」と、舟木さんご自身の「気」によって、磨かれていっているのだろうと思います。
たしかに、リリース当初から詩も旋律も、とっても美しく、心が洗われるような名曲だとは思ってましたが、一方では、ちょっとむつかしすぎるなぁ…とも思ったりしていたのですが、かる~く楽しむ歌たちに、まじって、そのしっかりした手応えが、舟木一夫という歌い手の魅力を、引き出すんだなぁ…と、新たな発見をしたような想いのコンサートでした。
たしかに、リリース当初から詩も旋律も、とっても美しく、心が洗われるような名曲だとは思ってましたが、一方では、ちょっとむつかしすぎるなぁ…とも思ったりしていたのですが、かる~く楽しむ歌たちに、まじって、そのしっかりした手応えが、舟木一夫という歌い手の魅力を、引き出すんだなぁ…と、新たな発見をしたような想いのコンサートでした。