遅くなってしまいましたが、松竹座のコンサートの模様のご報告をします。
シアターコンサートin大阪松竹座 2017年9月16日(夜公演)/17日(昼公演)
私が拝見したのは、16日の夜、17日の昼。トークの内容はごちゃまぜですので、ご了承ください。
ピンク文字が舟木さんのトーク部分です。
一部 35分
豊藤美さん、豊藤馨さんの三味線が入って和物。淡い藤色、右袖だけ、白っぽくぼかしがかかった髭紬の着流し。襦袢はチャコールグレー、帯は白を基調に同じくチャコールグレー系の縞。素足に雪駄。
夏が終わって秋が始まってるカンジです~なんだか台風が来てるみたいですね。台風は、来る来ると云って勝手に速度を落を変えたりして…楽屋入りの頃は「秋晴れ!」ってカンジ。でも、お帰りの頃は土砂降り!お客さまをおどかしてどうするんだ!(笑)私は飛行機が怖くて、帰れないかな?…そんなことより、今日はようこそお越しくださいました。
一部は日本調ということですが、なぜだかわかりませんが昭和45年、ホントに昭和45年を境に、ハサミで切ったように日本調の歌がプッツリなくなったんですね。
一部は日本調ということですが、なぜだかわかりませんが昭和45年、ホントに昭和45年を境に、ハサミで切ったように日本調の歌がプッツリなくなったんですね。
後方を振り返って、お三味線のおふたかたを紹介する舟木さん。
豊藤美お姉さん、豊藤馨さん。お師匠さんは、今日のステージの最年長。
最年長という豊藤美さん。背筋がピンと伸びてシャキッとした佇まいでカッコいい。しかもお顔立ちがとても可愛くてチャーミング。
豊藤美お姉さん、豊藤馨さん。お師匠さんは、今日のステージの最年長。
最年長という豊藤美さん。背筋がピンと伸びてシャキッとした佇まいでカッコいい。しかもお顔立ちがとても可愛くてチャーミング。
お手拍子などいただきながら「江戸っ子もの」をつなげて…
銭形平次…これは大川橋蔵という人がスゴかった!時代劇というのも少なくなりましたね。今のテレビの時代劇を観るとエ~ッ!って。和服を着て、かつらをかぶってる現代劇でしょう。…これも時代ですからね。
「♪ねじりはちまき きりりとしめて… 矢でも鉄砲でも もってこい♪」と歌ってみて「ヤセガマン」の威勢よさ、歌ってて楽しい…。
流行歌の日本調っていうのは、そもそも女性が歌ってきたジャンルで、男が歌う日本調はあまりなかった。小畑実さんの「花の三度笠」、東海林太郎さんの「赤城の子守唄」などを歌マネする舟木さん。ああいうのは僕の感覚では日本調というカンジはない…「湯島の白梅」とか「野崎小唄」っていうのが日本調という気がする。演歌、炎歌、援歌、怨歌、艶歌…いろんな字をあててますが、ここは「艶歌(ツヤウタ)」を色変わりで入れてみます。
京の恋唄 作詩:西條八十 作曲:竹岡信幸
好きだけど たまらないほど好きだけど
あなたは可愛いい 薄羽の蝶々
抱くにはあんまり か弱くて
かなしく見おくる 嵐山
さやさやと 嵯峨野の青竹風に泣く
あなたの来ない日 さみしい夕
昔も今でも 人の世は
恋ゆえ泣くのか 京の秋
あなたの来ない日 さみしい夕
昔も今でも 人の世は
恋ゆえ泣くのか 京の秋
恋あわれ 残るあなたの置手紙
抱けばほのかに 袖の香かおる
消えゆくあの夢 この夢おぼろ
若い日さみしく 鐘がなる
抱けばほのかに 袖の香かおる
消えゆくあの夢 この夢おぼろ
若い日さみしく 鐘がなる
恋人形 作詩:舟木一夫 作曲:山路進一
うす墨の 空はつれない 雨もよう
帰るあてさえ ないひとに
いくつ折鶴 恋ごころ
にじむ 吐息の もどかしさ
ふるさとの 風はかおりも 秋化粧
落ち葉しぐれる 白壁に
揺れて とぎれて ほそぼそと
つらい噂も 気にかかる
うす紅の 目もとやつれて 恋人形
あやめ一輪 咲く帯に
かくしきれない あの夜の
命かさねた 夢のあと
帰るあてさえ ないひとに
いくつ折鶴 恋ごころ
にじむ 吐息の もどかしさ
ふるさとの 風はかおりも 秋化粧
落ち葉しぐれる 白壁に
揺れて とぎれて ほそぼそと
つらい噂も 気にかかる
うす紅の 目もとやつれて 恋人形
あやめ一輪 咲く帯に
かくしきれない あの夜の
命かさねた 夢のあと
「京の恋唄」は西條先生の詩で、映画になるはずだったんですが、断ち切れになっちゃって…西條先生に一箇所だけ言葉を変えていいですか…と、「いいよ」ということで…映画の台本では、物語の舞台は京都の奥に「柚子の里」というのがあって、「柚子の香 かおる」という詩になってたんですが、柚の字の「キヘン」を「コロモヘン」に変えて「袖の香 かおる」と変えてます…そんな経緯(いきさつ)のある歌なんですが。曲は竹岡信幸さんで「人妻椿」っていうヒット曲がありますから、「人妻椿」みたいなメロディラインの曲を書いて下さいよと頼んで書いていただいた。
こういう歌はもう書き手がいない。古典の世界ですから。今は僕らが子どもの頃とは風景がちがってますからね。
日本調の中でも、少ないのが武家モノというジャンル。唯一ヒットしたのは「侍ニッポン」舞台「新納鶴千代」が二十歳(はたち)、19歳で大河ドラマの右衛門七。今度、演舞場で「忠臣蔵」やりますが、右衛門七は17歳、与一のおじさんがやった堀田隼人は22、3歳くらい。それが今度は大石と吉良…ずいぶん歳月(とし)が流れたなぁ!…と。
僕の舞台(板のお芝居)の記念曲など武家モノを3曲。
こちらは1970年の明治座・初演「新吾十番勝負」パンフレット
葵の剣 作詩:土橋成男 作曲:山路進一
(1971年 明治座公演「新吾十番勝こ負・完結編」 主題歌)
(1971年 明治座公演「新吾十番勝こ負・完結編」 主題歌)
色もゆかしき 葵の紋に
母の面影 求めつつ
剣を命の 十番勝負
ああ葵新吾の 行くところ
白刃冴えて 雲を呼ぶ
母の面影 求めつつ
剣を命の 十番勝負
ああ葵新吾の 行くところ
白刃冴えて 雲を呼ぶ
香り胸打つ 葵の紋に
父の呼ぶ声 ふり捨てて
剣を命の 十番勝負
ああ葵新吾の 行くところ
白刃冴えて 夢を斬る
父の呼ぶ声 ふり捨てて
剣を命の 十番勝負
ああ葵新吾の 行くところ
白刃冴えて 夢を斬る
明日は花咲く 葵の紋に
映えてまぶしき 日の光
剣を命の 十番勝負
ああ葵新吾の 行くところ
白刃冴えて 虹をかく
映えてまぶしき 日の光
剣を命の 十番勝負
ああ葵新吾の 行くところ
白刃冴えて 虹をかく
*1971年の明治座公演「新吾十番勝負」は1970年初演に続いての続編(完結編)で、「葵の剣」はこの公演に際して脚本・演出の土橋成男さんが作られたものです。
音源収録は「15周年記念舟木一夫大全集10枚組 限りない青春の季節 舞台主題歌集」
音源収録は「15周年記念舟木一夫大全集10枚組 限りない青春の季節 舞台主題歌集」
あゝ桜田門 作詩:西沢爽 作曲:船村徹
(1969年 明治座公演 「新納(にいろ)鶴千代」主題歌)
(1969年 明治座公演 「新納(にいろ)鶴千代」主題歌)
剣じゃ斬れない 天下の流れ
知っていながら おれは行く
新納鶴千代 唇かめば
赤い雪ふる 桜田門
知っていながら おれは行く
新納鶴千代 唇かめば
赤い雪ふる 桜田門
敵がありゃこそ 今日まで生きた
夢がむなしい 江戸の春
野暮はよせよせ 勤王佐幕
可愛い女が 泣くだけよ
夢がむなしい 江戸の春
野暮はよせよせ 勤王佐幕
可愛い女が 泣くだけよ
一夜あければ 時代が変わる
いつかおれなど 忘られる
せめて刻むか 桜田門の
雪にはかない 武士の名を
いつかおれなど 忘られる
せめて刻むか 桜田門の
雪にはかない 武士の名を
舟木さんがトークでおっしゃった「侍ニッポン」の主人公が新納鶴千代。「あゝ桜田門」は、井伊直弼の隠し子という設定の郡司次郎正原作の小説「侍ニッポン」を演出家の土橋成男氏が脚色したお芝居。
右衛門七討入り 作詩:西沢爽 作曲:遠藤実
ふりつむ雪を血に染めて
四十七士の鬨の声
矢頭右衛門七 散りゆく花か
恋も知らない 若い身で
討たれるものも 討つものも
ともにこの世は 夢の夢
赤穂浪士の 誉にかけて
ゆけととゞろく 陣太鼓
ともにこの世は 夢の夢
赤穂浪士の 誉にかけて
ゆけととゞろく 陣太鼓
勝利のあとの 哀しみを
抱いて見返る 吉良屋敷
四十七士の 去りゆく影に
ふるははかなき 江戸の雪
抱いて見返る 吉良屋敷
四十七士の 去りゆく影に
ふるははかなき 江戸の雪
「右衛門七討入り」は19(才)の時に歌った…というより歌わされた歌、19のヤツに「♪討たれる者も 討つ者も ともにこの世は 夢の夢♪」なんてネ、わかるワケがない。こんな風に負荷のかかる歌も出てきて勉強になるという…そういうことを云うのはオレもトシだ!(笑)
大阪の歌…大阪というより「浪花(なにわ)」というのがいいなぁ…と、後にも先にもこういうのを作ったのは、これ一曲。
16日の夜は、手拍子でチョーシよく?始まったのを舟木さんがバックコーラスを止めて、ウラ打ちだとお客さまが気持ちワルイでしょうから、頭打ちでいきましょう!と仕切り直し(笑)
~エンディング
浪花の歌ごよみ 詩、曲とも舟木さん作
春の浪花をほどよく染めて
蝶も見返る花摘みまつり
稚児の引く手に ふたひら みひら
名残り桜の 花車 花車
弾むうわさに役者の華が
咲いてうれしい 道頓堀よ
浴衣小粋に 素足も軽く
贔屓どころも 賑やかに 賑やかに
秋を彩る 銀杏の並木
わたるそよ風 通天閣へ
月を肴の 夜花の酒に
艶も仄かな 衿ぼくろ 衿ぼくろ
泣くも笑うも 八百八橋
ちらりかすめて 泡雪小雪
浪花心の情をのせて
水の流れも うきうきとうきうきと
(*2番の歌詩「道頓堀よ」を、2013年の新歌舞伎座では「上本町よ」と歌われてましたね)
(休憩 30分)
二部 75分
一部は三味線が入りましたが二部も向島ゆり子さんのバイオリンが入って贅沢なステージ。
衣装は、ブラウン系の地にグリーン系の糸をあしらって織られたチェック柄のジャケット。
衣装は、ブラウン系の地にグリーン系の糸をあしらって織られたチェック柄のジャケット。
~オープニング
~「東京は恋する」では、杉本健さんのピアノ、「北国の街」では小林哲男さんのサックスが、とってもステキで、こういうのがライブならではの醍醐味ですね~
二部で~す!
18でデビューして足掛け55年来たわけですね。18才の少年がこういうことになってる(笑)…と云っても私だけが来たわけではない。お互いさまですから。まさか、私がデビューした時1才というワケではないですね(笑)7年ぶりにここに立たせていただいてますが、こんなに一番前のお客さまと近かったの?…と。ですから、すぐに爪を切りました。(素足で雪駄履きだから、お客さんから、舟木さんの足もとが、すぐ近くに見えるからでしょうね)
ここはお約束というか、お馴染みのものを並べてみます。
プレゼントタイム/メドレー
あゝ青春の胸の血は
修学旅行
仲間たち
君たちがいて僕がいた
9月24日は山内賢さんのご命日(2011年9月24日没)
若い頃の舟木さんととてもご縁の深かった賢さんを偲んで、少しばかり脱線してみます。
「友を送る歌」は、数ある賢さんとの共演作品の中でも、少し骨っぽい感じがあって私の好きな映画です。オン・タイムでは観てませんが、舟木さんとの「再会」後にDVDで観ました。タイトル通り、幼馴染み同志の二人の青年…舟木さん演じる大津良夫と賢さん演じる中川玄一…の熱い友情ストーリー。
以下は、この映画について過去に記したブログです(参考)
~私が、最初に観た舟木さんの映画は「北国の街」でしたが、そこでも、和泉雅子さん扮する雪子との切ない恋と藤田との間に育っていく友情でした。
この「友を送る歌」では、「恋」と「友情」の占めるウエイトが、「北国の街」とは、逆転した感じで、さらに、男同士の強い絆や互いの夢を実現させるために、心を砕き合い、どんな時にも共に歩いて行こうとする情愛の深さがメインテーマになっています。~
友を送る歌~「舟木一夫の日活・青春アクション篇」と銘打った作品(舟木一夫主演映画つれづれ)
https://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/69810218.html
https://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/69810218.html
50何年歌ってると云っても流行歌ですからね。むしろお芝居は、ある年齢が来ないとできないというのがありますからね。「新吾十番勝負」を最後に演ったのは50歳過ぎ。2年前に与一のおじさんが「まだ新吾できるだろ!」70過ぎたヤツがですよ(笑)60周年は、73からの5年ですから、かなりキツイ。60周年のお芝居は何やるんだ?「水戸黄門」!やだオレ、そんなのやるの(笑)。「剣客商売」の秋山小兵衛。ここで拍手アリ(私も拍手しました)
時々おしゃべりするんですが、全国に行って色々いただきものをするんですが…と後ろのテーブルを見て、あっ、袋が倒れてるな…舟木さんが置き直しても、また倒れる…重心が落ち着かない、また置き直しても倒れる…ダメだな(笑)
若い頃、私はとっても早口だった…喋るのが照れくさいのとせっかちなのとで、どうしても早口になる…今はトシとってなおってきましたが。昔、コロムビアのステージの司会をしていた青空千夜・一夜さんが、歌の合間に僕に質問をしても、ええ…、まぁ…、そうです…くらいしか喋らないんで、舟木クンもう少し喋ってくれよォ…と言われた(笑)
長い間、歌ってるとB面にもなかなか捨てがたいのがある。今年はすべてのコンサートを持ち歌だけでやっていこうと…僕は、色んなタイプの歌があって幸せです。「高校三年生」のB面「水色のひと」から
高原のお嬢さん/バラードバージョン
哀愁の夜/5番付き
「高原のお嬢さん」もバラードにしてみると大人度が増す気がしますね。「哀愁の夜」なんて昭和の流行歌、ど真ん中。「旅の夜風」「高原の駅よさようなら」「赤いハンカチ」なんかから流れてきてる王道。「♪し~ばし わぁかれの♪」小畑実さんの歌マネなどをしてみる舟木さん。個性豊かな先輩がたくさんいて幸せでしたね。まだ、続く歌マネ(笑)「♪春の馬車はく~る♪」菅原都々子さんの「月がとっても青いから」の前奏まで「♪ツンタッ ツンタッ ツンタカタッタ~ァ♪」って口三味線でやって、こんなに早いテンポの歌をあれだけ明確に歌えるのはスゴい技術。この後も三橋美智也さんの歌マネへと続き、いつの間にか高音が小林旭さんみたいになって、こうなってくると三橋さんと小林旭さんの区別がつかない…とノリ・ツッコミまでされてました(笑)
さて、ひとりで汗かいてるの口惜しいから…。ここはひとつお客さまにも立ち上がっていただいて…
~スタンディング/サインボール
ジャケットを脱いで
れ・く・い・え・む
サイン色紙のお話しなどしつつ、これくら休めばいいですか?(笑)もうちょっと…(笑)
足掛け55年前から私の歌をお聞きくださってる方がいらっしゃるワケですが、デビューした頃はまだTVがあまり、ご家庭になかったので、ラジオで「高校三年生」を聴いて、そのあとでTVを見て、あの「高校三年生」を歌ってるのは、こんな美少年なのか!…ハ・ハ・ハ
ラジオ時代は顔がわかりませんから…
ラジオ時代は顔がわかりませんから…
四季が豊かだったころに生まれてくれた歌たち。ひとことも言葉を出さなくても季節感が伝わってくる…僕らの世代にしかわからない。
アレンジも楽器も55年前とは変わってきてます。ここは、映画の主題歌を3つばかり
アレンジも楽器も55年前とは変わってきてます。ここは、映画の主題歌を3つばかり
黒のジャケットに着替えて
向島ゆり子さんのバイオリンで、さらにスケールの大きな世界に…中でも今回、印象に残ったのは「夕笛」で西條八十の詩とバイオリンの音色、そして舟木さんの歌唱が相俟っていつもと楽曲の表情が変わったようで、とても新鮮!
絶唱
夕笛
雪国の雪国の恋は はかなく
粉雪に粉雪に うもれて死んだ
結ばれぬ恋と知りつつ 求め合う心と心
ああ さいはての雪の世界か
どこまでもどこまでも 共に生きると
若き日の若き日の 憂いを抱いて
人の世の流れの中に こぼれゆく花のつぼみ
ああ 残雪の雪の白さよ
粉雪に粉雪に うもれて死んだ
結ばれぬ恋と知りつつ 求め合う心と心
ああ さいはての雪の世界か
どこまでもどこまでも 共に生きると
若き日の若き日の 憂いを抱いて
人の世の流れの中に こぼれゆく花のつぼみ
ああ 残雪の雪の白さよ
ひたすらにひたすらに 愛を求めて
帰りこぬ帰りこぬ 空の墓標に
悲しみをたたえて映える 残雪の光の中に
ああ 永遠(とこしえ)の心がゆれる
帰りこぬ帰りこぬ 空の墓標に
悲しみをたたえて映える 残雪の光の中に
ああ 永遠(とこしえ)の心がゆれる
(以下参考)
残雪~兄として慕う面影~高彦、そして「二十歳の原点」の高野悦子の想い(舟木一夫主演映画つれづれ)
https://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/67921051.html
https://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/67921051.html
日活映画三部作、いずれもきれいに漢字二文字。「絶唱」は、最初、主題歌を作らないということだったんですが、映画の公開直前に急遽、西條先生に作っていただいた。さすが西條先生。2曲目は「夕笛」…ご紹介が遅れてしまいましたが、ギーコ、ギーコ…バイオリンの向島ゆり子さん。ここで、なぜかいきなり戦時中のハナシにすっ飛ぶ(笑)戦時中は、野球も英語を使っちゃいけなかったんですが、楽器も同じ。バイオリンは「穴当て式擦り器」…これには向島さんがのけぞって大爆笑でした(笑)
*ちなみにちょっと調べてみたら、バイオリンは「ひょうたん型西洋三味線」と…(笑)
もっと笑えるのはサックスで「金属製曲がり尺八」(爆笑)
もっと笑えるのはサックスで「金属製曲がり尺八」(爆笑)
こういうタイプの歌はもう出てこないでしょうね。僕らが子どもの頃は道は舗装なんてしてないから埃の中で遊んでた。下駄履いてる子、今いないですもんね。あれはいいんですね。少年時代、少女時代、自然の中で遊んでた。縄跳び、おはじき、お手玉…あとはいつものダジャレ(笑)
55年前の歌をラストで並べてみました。
友よ
「友よ」(同世代へのメッセージソングですね)からそのまま続くように流れて「高校三年生」のイントロへ…
高校三年生
ワンコーラス全員合唱~舟木さんソロでフルコーラス
ワンコーラス全員合唱~舟木さんソロでフルコーラス
只今授業中
学園広場
ワンコーラス全員合唱~舟木さんソロでフルコーラス
ワンコーラス全員合唱~舟木さんソロでフルコーラス
緞帳が降りかけるとステップを駆け下りてきて右手で緞帳を止めるポーズの舟木さん。
~エンディング
明日咲くつぼみに
16日に昼夜2公演、17日も同じく、2日間で計4公演をとってもパワフルにご自身もとても楽しそうに勤められた舟木さんでしたが、55周年ということでスペシャルな構成のコンサートも挟みながらの全国各地での通常コンサートで、お疲れ気味だったのでしょう。
私たちファンも、あまりに苛酷なスケジュールだということで舟木さんの健康状態を危惧していたのですが…
以下のような、事態になってしまって本当にツライです。心配です。でも、ネットニュースの記事を読み、いかにも舟木さんらしいコメントに、ちょっとだけ安心しました。
~デイリー・スポーツ~
舟木一夫 急性前立腺炎で緊急入院、公演延期「年齢を忘れ、はしゃぎ過ぎた」
https://www.daily.co.jp/gossip/2017/09/21/0010573155.shtml
歌手・舟木一夫(72)が過労による前立腺炎を発症し、都内の病院に入院中であることが20日、分かった。今月29日まで入院予定でその後は2週間、自宅療養する。今月26日に予定していた大分公演、27日の福岡公演、29日の鹿児島公演は延期する。
関係者によると、舟木は今月16、17日に大阪・松竹座でコンサートを昼夜計4公演行い18日に帰京した。しかし、連日の疲れからか、18日夜に38度を超える高熱と関節炎を発症。翌19日に病院で検査を受けたところ「過労による急性前立腺炎」と診断され、10日間の入院と2週間の自宅療養が必要なことから、即日入院した。
今年は55周年の記念イヤー。全国55カ所を回るツアーや大阪・新歌舞伎座での1カ月公演など精力的に活動していた。舟木は「72歳の年齢を忘れ、55周年ではしゃぎ過ぎてしまったのが原因だと思います。少し休んで、来月からは今以上に元気になって復帰いたします」とコメントした。
なお延期分の代替公演は現在、日程など調整中。復帰は10月16日の島根県民会館からとなる予定。
舟木さんが体調不良のため、延期となったコンサート。
9/26日(火)大分県立総合文化センター
9/27日(水)福岡市民会館
9/29日(金)鹿児島宝山ホール
55周年という節目にあたって年初からずっと、例年にも増しての超過密なスケジュールをこなしてこられた舟木さん。この夏の疲れもおありだったのでしょうか。この機会に、少しゆっくりなさって、これからのお仕事への充電期間を十分にとっていただきたいと思います。舟木さんから「ビタミンF」をいつもいただいている私たち。まずは、一日も早くご快復されますようにという想いが舟木さんに届くように「愛のパワー」をみんなで心をこめて送りましょう。
来年の予定ですが
3月23日(金) 舟木一夫 中日劇場 さよならコンサート開催!