2018 舟木一夫コンサート 大宮ソニックシティホール 昼の部
舟木さんのトークを中心にご報告します。
舟木さんのトーク部分はピンク文字
一部 抒情歌系
着物はブルー系で小紋のように見えるアンサンブル。 へこ帯はグレー系。 足袋に下駄
~オープニング
初恋
初恋
今日は今年のコンサートの初日ということでしてね。…あけましておめでとうございます(笑)
今年から二部構成でお聞かせするんですが、二部構成になると、むしろ曲数が多くなるんですね(笑)一部はこういうものを(着物のソデをちょっと引っ張るカンジで)10曲ばかし、3、40分…。
あゝりんどうの花咲けど
今日は初日なんで、とにかく歌詞をとちらないように…(笑)
ここらは歌曲系なのかな?3曲
ここらは歌曲系なのかな?3曲
夕月の乙女
木挽哀歌
私も73(歳)ですからね…とご自身の周りの同年代あたりの方で骨折するかたが続出していることをあげて、ステージの中央の階段の×印についておしゃべり…階段の中央に白いマークがついているのを見て、スタッフに舟木さんが尋ねたそう。この「バツ」は何だ?と、スタッフの認識では「バツ」ではなく「エックス」(笑)世代間ギャップを感じさせるトークに会場も爆笑。私も最初、ステージの「×」に気づいて、あの「バツ」マークは何だろう?と思ったので舟木さんの仲間です(笑)
足を踏み外さないようにという目印なんですね。スタッフも色々考えてくれてるようです…と舟木さん。特に下駄履きだと危険度が増しますから、見ている側のこちらも正直ハラハラします。
「演歌」にはいろいろな字をあてます。うらみの「怨」、応援歌の「援」、炎というのをあてる「炎」っていうのも…。そんな中、つや歌と書く「艶歌」。あえて「えんか」と云わずに「ツヤウタ」と読む。ここでは、そんな「艶歌(ツヤウタ)」を。
恋人形
なんで、今年こういうものを一部でやろうと思ったのかというと、最近、流行歌の世界で、こういうのがなくなったから。もったいないなと…。今日、聴いていただいた歌はどれもみんな「古い」ですが、歌い手も「古い」(笑)そこへもってきて客席も…(笑)ナヤミは尽きない…(笑)古い同士で、仲良くやりましょう!と…こういうことで(笑)ラスト・ツーは「夕笛」「絶唱」
吉野木挽唄~絶唱
https://youtu.be/Umy4GTTpSKA
https://youtu.be/Umy4GTTpSKA
ラストの絶唱は、階段の「バツ」マークの位置に立って歌われました(笑)
一部は、こういう世界というのは、もう他では聴けないでしょう。…ということでステージにのせていく。また、聴く側も、歌を聴いてイメージできるのは同世代のお客さま。同じ世界観を共有できる空間があるのは嬉しい事。…そんな想いを伝えたいという舟木さん。
本当に広い意味で、これらの歌は、どれも「抒情歌」と言っていいでしょう。流行歌というジャンルの中で、その色合い、香りなど独特の「抒情性」を感じさせる歌い手であるのが舟木一夫。昭和の流行歌史に抒情歌の第一人者として不動の位置を確立なさったということは間違いないとあらためて感じました。
二部 青春と恋 日本の名曲たち
煉瓦色の地にグリーン系の細かな格子柄のジャケットで登場
最近になって、日が伸びてきましたね。ボクは、日が伸びてもあまりウレシクない。夜が短くなるので…。ボクらの世界はみんな夜型ですから。昔は、徹夜、徹夜でガンバってやってました。ニワトリのコケコッコーで起きるって昔は言いましたが、昔でもニワトリの声で起きる人なんていたのかな?…ということで二部の方にいきます(笑)
プレゼントタイム前半~メドレー
眠らない青春
くちなしのバラード
雨の中に消えて
花咲く乙女たち
こういうツアー・コンサートと一ヶ月公演のコンサートとはまた違うんですね。こういうコンサートはあまり新しい歌を入れてもお客さまの方はつまらない。ですから、毎年、ほとんど古い歌ばかり歌ってますね(笑)55年経ったワケですが、四の五の言っても「♪赤い夕陽が 校舎を染めて」なきゃなんない…(笑)いつも言うんですが、ボクはテレビがキライです(笑)まだトーク番組なんかで喋るのはいいんですが、歌うのが苦手(笑)
なんだかこういう時の歌になってしまって申し訳ないんですが…とジャケットを脱いで。
黒ベスト、黒パンツ、黒のシャツでスタンディング&サインボール打ち
銭形平次
この会場は、ボールが、なかなか2階まで届かない。一生懸命、頑張ってるんですが…と申し訳なさそう、あるいは悔しそうな舟木さんでしたが、とっても力強いラケットの振りっぷり、若々しくお元気でした。
去年はすべて持ち歌でやってきたので一年ばかり中断したんですが、ほっておくのはもったいない「日本の名曲たち」なのでメドレーで4曲。ベストスタイルのままで
日本の名曲たち~クレージーキャッツヒット曲メドレー
意外と云えば意外な選曲ですが、ちょっぴりフリも入れてお茶目な舟木さんが見られました。「お呼びでない…こりゃまた失礼いたしました」「アッと驚くタメゴロー」「ガチョーン」等々、すっかり楽しんでいらっしゃいました。
名曲中の名曲ですよね。歌わなくても聞いたことのない人はいない。でも、今、サラリーマンって気楽じゃないですよね。「五万節」…今はパチンコの玉をたばこに換える人はいない。換金ですね。ボクもたまに換金します。ほとんど負けてるからたまに…ですが(笑)
いきなり二枚目の声で…♪あ~なただけが 生き甲斐なの♪…ッてなこと云われてその気になって…と、まだ続けてる舟木さんがキュート(笑)いっそのこと、これも歌ってくれたらよかったのに(笑)
ハイそれまでヨ
https://youtu.be/8w-6uPw0TZY
https://youtu.be/8w-6uPw0TZY
これは一度はやらなきゃいけないな…って思って。でもなんで、今年なのか?(笑)
ジャケットをかすかにラメが入ったような濃い紺色に着替えて
さてここからは…スタートに一番新しい曲「みんな旅人」を受け皿に。
プレゼントタイム後半~メドレー
みんな旅人
あゝ青春の胸の血は
修学旅行
仲間たち
君たちがいて僕がいた
高校三年生
学園広場
ボクも73です。この先、とりあえず目標は75。ところで、あなたはいったいいくつになってるでしょう?(笑)といたずらっぽく客席に振る舟木さん。
60周年までやっていくのを、皆さんもつき合って下さいね。ここから先は、恋の歌を…
東京は恋する
北国の街
哀愁の夜/五番付
その人は昔
~アンコール
ジャケットはオフホワイトかな?淡いクリーム色のようにも見えましたが…
高原のお嬢さん
55周年の大仕事をすべて大盛況のうちに終えた舟木さんの次なる目標は、無事に75歳を「ステージ歌手として」迎えることができること。今年の「初日」のステージの素晴らしいこと、そして舟木さんが益々、若々しくカッコいいことに圧倒されたステージでした。目標は、75じゃなく60周年でも全く大丈夫!という勢いを感じました。
それよりも、舟木さんが、ジョーダンめかしておっしゃった「ところで、あなたは…」の問いかけ、結構ガチで受け止めました(笑)
とにかく、エネルギッシュで前向きな舟木さんに、ついていける体力、気力を持ち続けることですね。今年の寒波は、本当に否応なくトシを感じさせられましたので、健康に気をつけて、明るい気持ちで日々を過ごしていければ、なんとか舟木さんの背中を見失わずに旅を続けていけるんじゃないかと…舟木さんより7つも若いはずなのに情けないかぎりの私です(笑)チャンチャン!
8日、コンサートが終わってお帰りのときの舟木さん。舟友さんからちょうだいしました。感謝
舟木さん、手を高くあげてとってもゴキゲン!ご自身も手応えのあるコンサートだったんですね。
お疲れさまでした
来週の金曜日は練馬ですね