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ふれんどコンサート NO.77 メルパルク大阪(8/29)レポート


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大阪メルパルクに向かう途中で、見つけました。ナツハギ(ミヤギノハギ)

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ふれんどコンサートNO.77  2017年8月29日 14時/17時半

テーマ  幼ごころの歌~歌ごころの原風景 

*特に「テーマ」と銘打ってはいらっしゃいませんでしたが、今回のパンフレット記載の例によって
舟木さんのとっても詩的なメッセージから私が勝手に名付けましたのでまあ、ご放念くださいね。

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舟木さんのトークをメインにれぽーとさせていただきます。昼の部のトーク主体です。
ピンク文字は舟木さんのトーク部分。聞き違い、モレ等もちろんあるのでご寛容願います。

幕前プレゼントタイムのトークから…

胸にK、ソデに小さなF、頭文字入りのVネックのTシャツ、ジーンズにペンダントで登場。
このTシャツは、ステージでバンドメーバー、コーラスの女性たち、おそろいで着用されてました。

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それにしても、7月は暑かったですね。おいでくださった皆さんありがとうございました。御園座公演終わってから中学三年生の女の子から手紙をもらったんですが、学校の授業で平家・源氏を習うので興味を持った。ネット検索したら敦盛が出てきた、そこから、敦盛哀歌、大河ドラマの映像を見たと、中村竹弥さんとの場面かなにか、そこで敦盛のあまりの美しさにオドロイテ…(笑)御園座の七月公演にその舟木一夫ってのが出てるからどういうヤツなのかと…そしたらアホみたいな事をやってたので(笑)~このあたりは舟木さん特有のテレ隠しでしょう~歌は「浮世まかせ」が一番好きでしたと…随分早熟な(笑)ある意味、風景が浮かんでくる、きれいな歌にきこえたんでしょうね。右衛門七だって歴史上の人物だから歴史の本に出てきますからね。中学生の女の子からラブレターもらったの久しぶりです(笑)…ご満悦な舟木さん。このお手紙で、舟木さん、きっと20才くらいは若返ったんじゃないでしょうか(笑)
プレゼントの花束からお水が滴って最前列の席の方の足もとあたりに落ちたらしく「大丈夫ですか?」と心配なさってました。花の水が…鼻水じゃないですよ。花の水!(笑)オチがついたところでプレゼントタイム終了。

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夜の部は、今回のコンサートの曲の事を…

今日、歌うことにした歌なんか最近聞くこともないし、ラジオでも聞かない。今は風景が違いますからわからないのも仕方ない。そういう風に考えると、ぼくらはオトナをちゃんをと信用してたんですね。男と女のカッコイイ出逢いの歌もいいですけど、「素朴」という歌はなくなってきた気がします。今日の歌なんか、ぼくら世代までしかつうようしませんもんね。ギリギリというか…




幕が上がって舟木さんが登場。白地に胸の部分に黒いバラの花のプリントをあしらった長そでシャツの袖口部分を少し折り曲げ、ボトムはアイスブルーっていうのかな?ちょっと白っぽいブルージーンズ。靴は軽そうな素材のカジュアルなデザインの白でとてもカワイイ靴でした。いつものように「オープニング曲」と共に登場というのではなかったので、バンドの方を振り向いて「BGMくらい出してくれよ!」…と。今日は子どもの頃の歌。いってみましょう。


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砂山






 
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ここまでは、海に関した歌。童謡と唱歌の中間も含めながら歌っていくんですが、あらためて歌ってみると、歌を歌うってのはむづかしいなと…こういう歌はコセコセした歌い方をすると、とんでもないことになっちゃう。ここまでのアレンジはギターのしゅうちゃん(中野秀一さん)がやってくれました。ここはこんちゃん(長谷川根さん)のアレンジですね。つなげてみます。

春よこいImage may be NSFW.
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春が来た

春の小川

おぼろ月夜

さくらさくら

今日は「由紀さおりコンサート」ですよ(笑)♪さ~くら さ~くら♪と由紀さんのモノマネ風に歌ってみる舟木さん。私が歌うとそうはならない。「あかい鼻緒のじょじょ履いて」これはお母さんにとっての皆さん方ですね。春の小川の二番の歌詞の♪えびやめだかやこぶなのむれに♪…エビやこぶなって川にいる?フナは池では釣ったことはあるけど川で見たことない…。バンドメンバーを振り返って聞いてもノーコメント。みんな知らねぇって(笑)でも、教科書に載ってる歌ですから本当にいるんでしょう。こういう風景が「夕笛」の中にふわっと浮かんできたり、学園広場なんかにでも…。小さな頃、こういう歌が好きだと大人になっても好きなタイプの歌が変わらない。

背くらべ



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ふるさと

ここでも出てきますね、♪こぶなつりし かの川♪…いるんだな…フナ。一旗挙げたら故郷へ帰って親孝行しよう~いろんなことに目鼻がついて、戻ったら山も川も環境がすっかり変わってる、あらためて年月の流れを感じる…という。このあと、こんなにオモシロイ歌があったんですねという歌。さて中盤です。舟木さんの言葉に合わせて、ここでバンドが♪ファンファ~レ♪を(笑)


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浦島太郎

金太郎

桃太郎



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むすんでひらいて

証城寺の狸囃子

山寺の和尚さん

お猿のかごや



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桃太郎で、鬼ヶ島に攻め込んで鬼退治する歌詞のところでは、バンドが「天国と地獄」を演奏するという演出(笑)「むすんでひらいて」では、客席もバンドも一緒に童心にかえってかわいく手遊び唄を楽しみましたが、舟木さんがところどころ替え歌にして遊ぶのでみんな振り回されました(笑)
「お猿のかごや」はラストで「♪え~っさ、え~っさ、えっさほいさっさ♪」がエンドレスで止まらない…舟木さんのパワーがすごくて大拍手。
拍手をいただくほどのものではない…と舟木さんはおっしゃいましたが、心肺機能、持久力は、やっぱり並じゃないですね。さすが、プロの歌い手だと感服しました。そして、「WHISKY-LONELY」のラストを思い出してました。

ふだん流行歌を聴いてると淡白な感じがするでしょう。人によってクラシカルな歌い方やジャズっぽいの…ボクはボクで我流…。
あっという間に老いて…「少年老い易く…」ってことでしょう。子どもの頃には気がつかなかったけど、ちゃんとメッセージがあったんでしょうね。さて、ここは、童謡というよりは歌曲。こういう歌のほうがお聞きになりやすいかと…4つばかり

波浮の港

出船




1970年 明治座公演「日本の旋律・荒城の月」滝廉太郎

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日本の歌曲系っていうのは、たいへん優れた歌が多くて今の2曲は、滝廉太郎の作品。子どもたちが歌えるような歌を創ろうと国が文部省に、作詩家、作曲家を集めさせて1週間から10日くらいで日本の文部省唱歌を創ったという…短い時間帯の中でいっぺんにいろんな歌を創ったらしい。意味のわかりにくい言葉のない歌をシゲちゃんは苦労して選んだ…(笑)前半はすーやん(陶山進さん)、証城寺の狸囃子からはぴーちゃん(杉本健)、ここからはとおるちゃん(平野融さん)のアレンジでラストブロックということになります。

叱られて

ここで、ちょっとしたハプニング。「叱られて」のイントロなのに、舟木さんが「里の秋」を歌おうとするので、なんかヘン…。合わねぇな…と仕切り直すも、歌そのものが、ちがってるのに気づいてなくて、またまたへん…。平野さんが、サインを送って気づいた舟木さん。「わかってるよ~!」と持ち前の負けずぎらいが、カワイイのです(笑)客席に向かって、違う歌を歌ってたんですよ…私と自己申告する舟木さんでした(笑)無事、とっても素敵に「叱られて」を歌い終わり、「ホラ、全然ちがうでしょ!」(笑)あらためてアカデミックに!(笑)とつづきの4曲を。

里の秋








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月の沙漠

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 ~アンコール
 スキー(唱歌)


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アルバム「ひとりぼっち第2集 舟木一夫の想い出の歌」(1967)収録
荒城の月/赤とんぼ/波浮の港/出船/浜辺の歌/城ケ島の雨/浜千鳥/里の秋/叱られて/月の砂漠/白鳥の歌 

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アルバム「初恋/舟木一夫 抒情歌謡を歌う」(1971)収録
さくら貝の唄

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今回のステージ。序盤は「海」と「春」をテーマにした素朴な日本の原風景を歌った歌、中盤では、「昔話」や「手遊び唄」、身近な動物たちが登場する、まさに童心、幼ごころを呼び覚ますような歌、終盤は、舟木さんが若い頃にアルバムの音源にも残していらっしゃる歌曲系、あるいは愛唱歌系の抒情あふれる歌たちという構成で楽しませてくださいました。

トークの中でも、おっしゃっていますが、ふだん流行歌を聞いている耳には、淡白に感じるサラッとした耳ざわりの歌が、ほとんどで、それだけに、かえって歌い手の力量が問われるのだと感じます。そして、ここですね。舟木さん曰く「コセコセした歌い方をするととんでもないことになっちゃう…」そういう意味では、いわゆる童謡を舟木さんの歌で聴けるというのは、この上ない贅沢だと思いながら聴かせていただきました。舟木さんの「むすんでひらいて」なんて、なかなか聴けないですから(笑)

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終盤の歌曲系…これも舟木さん曰く「童謡より歌曲系の方がお聞きになりやすいかと」と…
こういった歌も、舟木さんは我流とおっしゃいましたが、クラシック畑の歌手の方の歌唱とは、また全然趣の異なった抒情性に満ちていて舟木さんが持っている声の魅力を最大限に生かした独自の世界、風景を見せてくださいます。

「荒城の月」は、ただ悲哀というより「諦念」とか「静謐」とかいう手触りが感じられる落ち着きのある深い歌唱でした。「月の沙漠」にいたっては、なんとも艶っぽいのにシビレました。若い頃の音源は、透きとおるようようなきれいな声でおとぎ噺の世界を感じますが、今の舟木さんの声でお聴きすると、やっぱり年輪の艶、色香が加味された、ドラマチックで不思議な魅力の「月の沙漠」になっているのですね。こんな「月の沙漠」聴いたことない!という衝撃でした。

アンコール…これは不覚にも想定してませんでした。「スキー」舟木さんが、初めて人前で独唱した歌。歌い手としての原点というべき歌に「高校三年生」をかぶせて見事な構成。さすがでした。





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