6月10日は、舟木さんのふるさと愛知県名古屋市でのツアー・コンサート開催日です
文化放送「走れ!歌謡曲」
文化放送のほか東海ラジオ/ラジオ大阪/中国放送/北日本放送/の各ラジオ局でも放送されます
放送時間 6月10日(水)午前3時~5時 (*6月9日の真夜中から朝方にかけてです)
ゲストの出演時間帯は早朝4時頃の予定のようですが、日によって変わることもあるそうです。
真夜中から朝方にかけての番組ですから、ちょっとややこしいですが、6月9日の27時(10日の午前3時)からという感じですね。
走れ!歌謡曲 webサイト↓
http://www.joqr.co.jp/blog/hashire/
http://www.joqr.co.jp/blog/hashire/
放送日のパーソナリティは小池可奈さんです。上記「走れ!歌謡曲」webサイトの6月3日の欄で、次週の告知に、ゲストは「 舟木一夫 」さんを予定しています。とあります。
2015 舟木一夫 コンサート 抒情歌メドレー より お気に入り動画2曲アップします
「2015 舟木一夫 コンサート」の中ほどのブロックで歌われている「抒情歌メドレー」から、デビューして間もない頃の2曲を
kazuyanさんの動画でお楽しみください。
面影あわく しのばせて
ポプラにかかる 夕月よ
この丘で いつの日か
野バラの歌を うたってた
君いずこ 君いずこ 夕月乙女
ポプラにかかる 夕月よ
この丘で いつの日か
野バラの歌を うたってた
君いずこ 君いずこ 夕月乙女
愛しむように 夕月が
ならんだ 影を 照らしてる
名も知らぬ おたがいが
さよならとだけ 云ったけど
いまいずこ いまいずこ 夕月乙女
ならんだ 影を 照らしてる
名も知らぬ おたがいが
さよならとだけ 云ったけど
いまいずこ いまいずこ 夕月乙女
青春悲し 今宵また
心にうるむ 夕月よ
露草の 花咲けど
はかなきものは 花のみか
夢いずこ 夢いずこ 夕月乙女
心にうるむ 夕月よ
露草の 花咲けど
はかなきものは 花のみか
夢いずこ 夢いずこ 夕月乙女
昔も今も白いセーターは清潔感のある舟木さんにとってもお似合いです
「夕月の乙女」は「あゝ青春の胸の血は」のB面の曲です。当時、私は、小学6年生で、お小遣いもちょぴりでしたから、舟木さんのレコードは買ってませんでしたし、芸能情報にも疎かったので、B面の「夕月の乙女」は、3年前に舟木さんと「再会」するまで、全く知りませんでした。その頃のテレビの歌番組などでは、B面の曲は歌われていなかったのかも知れませんね。もしも、リアルタイムで聴いていたとしても、申し訳ないほど全く記憶にありませんでした。初めてコンサートで聴いた時に、古風な言葉を並べた詩と旋律の優美さに魅せら、これは、昭和というより「大正ロマン」の世界、夢二の描く詩画集の世界だと、上記にアップしたような乙女の姿を思い浮かべました。特に素敵だと思った詩の部分は「名も知らぬ おたがいが さよならとだけ 云ったけど」…です。
なんて純情で奥ゆかしいのでしょう。青春の日に、ふるさとの丘で偶然に出会った少年と少女、初めて出逢った時に少女は「野ばら」~シュールトのものかヴェルナーのものかはそれぞれの想像の世界ですが~を口ずさんでいたのでしょうね。多分、その丘に行けばまた、少女に逢えると期待して少年は毎日のように丘にのぼったことでしょう。そして、少女も少年に逢えることをひそかに願って胸をときめかせながら丘に来ていたのだと思います。お互いに目と目とを合わせることはあったかも知れません。会釈をしたかも知れません。でも、それだけだったということが「名も知らぬ おたがいが さよならとだけ 云ったけど」というさりげないフレーズで想像できます。
「愛しむように 夕月が ならんだ 影を 照らしてる」と詩にありますから、もっと想像をたくましくすれば、ただ、黙ってふたりは おぼろに霞む夕月の下、ほんの少しだけお互いに近づいて微妙な距離をとって佇んでいたのか、あるいは、並んで丘の草の上に腰をおろして座っていたのか…でも、初めて交わした言葉は「さよなら」…それ以外は何も話さずに静かな時が流れただけだったのでしょう。
その静かな短い沈黙ののちに、もしかしたら何かのわけがあって、少女の方から少年に「さよなら」と言ったのかも知れないと私はストーリーを作ってしまいます(笑)少年は、その日の「さよなら」と思ったことでしょう。翌日にはまた逢えるのだと…でも、その「さよなら」だけを残して、その日を最後に少女には逢えなくなってしまった少年の切ない想い…若き日の舟木さんが、あの独特の優しく憂いを帯びた声で、本当に丁寧に心をこめて歌う「夕月の乙女」、この時からすでにのちの「抒情歌の第一人者」の風情が匂っています。
やつれし君の枕辺に
花を飾りし日はいずこ
あゝりんどうの
うす紫の花咲けど
かえらぬ君を泣くごとく
露を宿して揺れる花
花を飾りし日はいずこ
あゝりんどうの
うす紫の花咲けど
かえらぬ君を泣くごとく
露を宿して揺れる花
白樺道にひとり聞く
歌はかなしき風の歌
あゝりんどうの
うす紫の花咲けど
初恋あわれいまはただ
誰に捧げんこの花ぞ
歌はかなしき風の歌
あゝりんどうの
うす紫の花咲けど
初恋あわれいまはただ
誰に捧げんこの花ぞ
「あゝりんどうの花咲けど」については、二年前にブログに綴っていますので、よろしければ下記をご参照ください。
舟木さんの曲~昔の私のお気に入り/その2「あゝりんどうの花咲けど」
http://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/67917745.html
http://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/67917745.html