この「楡(エルム)の雨」は、六月の歌ですが、本格的な梅雨明けまではまだしばらくかかりそうですから、時期としては今がいいんじゃないかと思い、いつもお世話になっている舟友のkazuyanさんに動画化をお願いしました。
これまで、多分、動画としてアップされていない曲でもあり、舟木さんのファンの中にはお好きな方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。また、まだここ三年ほどしかコンサートに通っていない私も2回ステージでお聴きしていますから。きっと舟木さんご自身もお気に入りの曲のように推察しています。「楡」と書いて、「エルム」、そして、あの「ニレ」と読みますよね。「高校三年生」で歌われている「ニレ」を、大人になった三十代の舟木さんが「恋の歌」として「エルム」という呼び名で歌っていらっしゃることも、何かほのぼのとしたドラマチックなものを想像させて私のお気に入り歌のひとつです。
爽やかな明るいラブソングで、梅雨のうっとうしさも吹き飛びそうですね。kazuyanさんへの感謝を込めてご紹介させていただきます。皆さま、お楽しみ下さいね。
楡(エルム)の雨
楡(エルム)の雨 作詩:吉田旺 作曲:遠藤実
(1975年 アルバム「暦 12ヶ月の愛の詩」収録 六月の詩)
(1975年 アルバム「暦 12ヶ月の愛の詩」収録 六月の詩)
楡(エルム)並木に降る雨は
若葉とかした うすみどり
傘をさす手が ゆびさきが
ふれてはなれて またふれて
いつかふたりを 寄り添わす
なんてすてきな 雨だろう
若葉とかした うすみどり
傘をさす手が ゆびさきが
ふれてはなれて またふれて
いつかふたりを 寄り添わす
なんてすてきな 雨だろう
雨が流れる ひろい窓
並木通りの 角の店
うるむ目線が ゆらゆらと
ゆれてからんで 燃えてゆく
帰りたくない 日暮れどき
なんてすてきな 雨だろう
並木通りの 角の店
うるむ目線が ゆらゆらと
ゆれてからんで 燃えてゆく
帰りたくない 日暮れどき
なんてすてきな 雨だろう
傘にかくれた くちづけは
青い楡(エルム)の 味がする
首をかたむけ つめをかみ
次の約束 待つひとの
レインコートに きらきらと
なんてすてきな 雨だろう
青い楡(エルム)の 味がする
首をかたむけ つめをかみ
次の約束 待つひとの
レインコートに きらきらと
なんてすてきな 雨だろう