私が小学校を卒業して中学生になる年の春休みにリアルタイムで観た映画「北国の街」(1965年3月20日公開)のロケ地となった長野県と新潟県の県境を走る飯山線SLのイベント運行のニュースです。
「北国の街」もこのイベントに一役買っているそうです。当時の飯山線の各駅舎やSLが今となっては貴重な資料として映像の中に残っているのですから、舟木さんのファンとしても嬉しい限りです。
思春期の入口で胸をときめかせて、自分より少しお兄さん、お姉さんの高校生の胸がキュンとなる恋の物語が、雪国を舞台に描かれるスクリーンを見つめていた頃をあらためて懐かしく思い出します。
SL、飯山線を44年ぶり試験走行 11月にイベント (朝日新聞DIGITAL/10月19日)
http://www.asahi.com/articles/ASJBM4RW2JBMUOOB00X.html
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蒸気機関車(SL)が19日、長野・飯山駅から新潟・長岡駅までの約100キロを走り抜けた。JR東日本が11月19、20両日に予定するイベント運行のための試験走行で、SLが長野県内の飯山線を走るのは44年ぶり。
真っ黒で、重量感のあるSL(C11)は午前8時52分、煙を上げ、汽笛を鳴らしながら飯山駅を出発。沿道に集まったファンらが一斉にカメラやビデオで撮影した。予定通り森宮野原駅=栄村=での給水を経て、時刻通り午後2時47分に長岡駅に到着した。
飯山駅近くで見送った千葉県習志野市の阿出川栄次さん(64)は「汽笛の音を聞いて子どもの頃を思い出した。本番は雪景色が入ればいいかな」。飯山市民有志らでつくる「飯山線SL運行を応援する市民の会 飯山」の明石洋一会長(49)は「SLで人が集まると実感した。出発後も飯山にとどまり、楽しんでいってもらえるようにしたい」と本番に期待を込めた。
SL運行は2015年5月、長野、新潟両県と飯山市など飯山線沿線の自治体で作る「飯山線沿線地域活性化協議会」が、JR東日本に16年度中の運行を要望、同社は今年8月、運行計画を発表した。(関口佳代子)
11月19日(土)・20日(日)飯山線SLイベント運行開催決定!!
【文化交流館なちゅらおよび飯山駅周辺でのイベント】
11月20日(日)
13:00~14:30 飯山線SLが登場する映画「北国の街」上映会①(小ホール)
15:30~17:00 飯山線SLが登場する映画「北国の街」上映会②(小ホール)
お出かけになられる場合は、詳細は飯山市役所にお問い合わせくださいね。
県内の飯山線にもSL 44年ぶり JR東、今秋の運行検討
01月05日(火)
JR東日本が今秋、飯山線飯山駅(飯山市)と長岡駅(新潟県長岡市)間で蒸気機関車(SL)の運行を検討していることが4日、同社などへの取材で分かった。実現すれば、県内の飯山線をSLが走るのは1972(昭和47)年以来、44年ぶりとなる。
同社広報部は取材に「11月を目標に検討している」と説明。今後、沿線の安全対策やSL車両、乗務員の手配などを進めていく考えだ。
飯山線のSL運行をめぐっては、沿線自治体などでつくる「飯山線沿線地域活性化協議会」が昨春、2016年度中の飯山―長岡間の運行を同社に要望。協議会によると、同社は沿線の警備や燃料補給などで地元の協力があれば運行は可能とした。協議会は、JR側の方針を近く発表する予定だ。
新潟県側では12年11月、長岡―十日町(新潟県十日町市)間で2日間、SLが走った。運行を求める署名集めなどをした「飯山線SL運行を応援する市民の会」の木村喜郎会長(65)=十日町市=は、「全国からファンが集まり、驚くほど盛り上がった」と振り返る。その後も、長野・新潟県境と飯山駅の間は「風光明媚(めいび)な風景が広がっている」として、長野県側を含めた運行を目指して活動してきた。
飯山市民有志は昨年末、同会の飯山支部を発足させた。支部代表で仏壇店経営の明石洋一さん(48)は「今秋の運行が実現したら、毎年の定期運行につなげられればいい」と期待。今後はSLが飯山線を走っていた当時の写真を集めた展覧会や、沿線を舞台にした映画「北国の街」(1965年)のリメーク映像の制作などを考えているという。
同社広報部は取材に「11月を目標に検討している」と説明。今後、沿線の安全対策やSL車両、乗務員の手配などを進めていく考えだ。
飯山線のSL運行をめぐっては、沿線自治体などでつくる「飯山線沿線地域活性化協議会」が昨春、2016年度中の飯山―長岡間の運行を同社に要望。協議会によると、同社は沿線の警備や燃料補給などで地元の協力があれば運行は可能とした。協議会は、JR側の方針を近く発表する予定だ。
新潟県側では12年11月、長岡―十日町(新潟県十日町市)間で2日間、SLが走った。運行を求める署名集めなどをした「飯山線SL運行を応援する市民の会」の木村喜郎会長(65)=十日町市=は、「全国からファンが集まり、驚くほど盛り上がった」と振り返る。その後も、長野・新潟県境と飯山駅の間は「風光明媚(めいび)な風景が広がっている」として、長野県側を含めた運行を目指して活動してきた。
飯山市民有志は昨年末、同会の飯山支部を発足させた。支部代表で仏壇店経営の明石洋一さん(48)は「今秋の運行が実現したら、毎年の定期運行につなげられればいい」と期待。今後はSLが飯山線を走っていた当時の写真を集めた展覧会や、沿線を舞台にした映画「北国の街」(1965年)のリメーク映像の制作などを考えているという。
飯山線が舞台の映画「北国の街」で登場するシーンも静止画ですがありました。
日活映画「北国の街」ロケ地 長野県飯山市 --飯山城跡・飯山駅・戸狩駅
2015年3月10日 火曜日
長野県飯山市 日活映画「北国の街」ロケ地
長野県飯山市 日活映画「北国の街」ロケ地
下記の路線図は補足資料です(春日局付記)
飯山駅と駅前周辺 | |||
映画には何度も登場する「飯山駅」。 | いまや新幹線駅に大出世。 開通まで4日。 | ||
駅舎は木造、 駅前は未舗装。 | 駅舎は完成、 新幹線の乗り入れを待つだけ。 | ||
当時は蒸気機関車の駅ホーム。 しかも貨客列車だ。 | 今はディーゼルの客車。 | ||
飯山駅前の商店街。 | 駅前は今、 ダイワハウス等により新ビルが工事中。 映画の商店街は駅前広場の拡大により移転している。 | ||
扉は閉めず 混雑時は身体を半分外に出して乗る。 | 今は当然、 そうゆう事はありえない。 | ||
飯山駅の構内。 | 映画の場所はキョロキョロしてもわからなかった。 とにかく、この駅の場合新幹線により駅および周辺が激変している。 | ||
飯山城跡 | |||
雪の飯山城。 | 城跡は小高い丘にあり、そのぶん雪が多かった。 | ||
信濃平駅と周辺 | |||
信濃平駅は重要なシーンだった。 ダルマストーブを囲み次の汽車を待つ。 | 今はおもちゃのような駅舎で、無人駅。 | ||
信濃平駅のホーム。 | 信濃平駅の周辺。 | ||
信濃平駅近くの線路を歩く二人。 高校生が線路を歩くのは、いかに田舎路線とはいえ違和感があった。 | その付近。 線路の左右は雪だ。 | ||
信濃平付近を行く蒸気機関車。 | 信濃平付近の車窓風景。 | ||
千曲川 | |||
美しい流れの千曲川。 |
千曲川は新潟県から信濃川と名を変える。 千曲川としては最後ふきん。 | ||
戸狩野沢温泉駅と駅前 | |||
木造の”戸狩駅”。 | 今は”戸狩野沢温泉駅”と長い駅前に変わっている。 駅舎も立派。 | ||
映画の戸狩はほとんど田舎。 | 今はいくらか商店がある。 駅前には野沢温泉行きのバスが待機している。 | ||
こうして何十年か前と現在とを比べることができるのも映画があればこそ。 日本が貧しかった頃、映画は盛んだった。 映画は娯楽の王様だったが、当時のロケ地のシーンは失われた日本風景を知る現代遺産とも思う。 |
北国の街