今回、新橋演舞場公演の演目となっている「華の天保六歌撰~どうせ散るなら」のベースになっているという、東映映画作品「大江戸評判記美男の顔役」(1962年)で、金子市之丞を演じられたのが、大川橋蔵さん。明日、12月7日は、その橋蔵さんのご命日にあたります。
金子市之丞:大川橋蔵
河内山宗俊:山形勲
暗闇の丑松:渥美清
河内山宗俊:山形勲
暗闇の丑松:渥美清
中野碩翁:月形龍之介
片岡直次郎:里見浩太朗
片岡直次郎:里見浩太朗
また、今作で、中野碩翁を演じていらっしゃる里見浩太朗さんも、「美男の顔役」では、今回、橋蔵さんのご子息の丹羽貞仁さんが演じていらっしゃる片岡直次郎のお役で出演なさっています。
そして、里見さんもまた、舞台で金子市之丞を演じられたことがあるという、まさに今回の舞台には深い縁(えにし)のある皆さんなのですね。
もちろん、橋蔵さんと舟木さんとのご縁は、なんといっても「銭形平次」
昼の部のスタンディングは、「銭形平次」
お芝居もコンサートも、橋蔵さんとの切っても切れないご縁に包まれているというところでしょう。
龍の矢立を改造した銭束。「銭形平次」初演時に「お守り替りといっては失礼ですが、心細いので先輩の使っていらした小道具を身につけさせていただきたい」と真理子夫人から借り受け、以来、平次の舞台には欠かせぬ”共演者”だ。
~マガジンハウス編「芸能生活40周年写真集」より~
お芝居のほうも、明日は6日目となり、ますます引き締まった舞台になっていくことでしょう。