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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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「近代映画」掲載記事「歌を愛する気持ちを永久に持ち続けたい!」その1

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母校・精義小学校の満開の桜(4月8日撮影)
昨日、一日中降り続いた雨でほぼ散ってしまったかな…

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今、出盛りのいちご。でも結構いいお値段ですね。
近くのリカーショップは地場の野菜・果物が置いてあってとってもお値打ちです。
いちごもチョー小粒のジャム用が1パック100円で並んでいます。
たくさん買ってきてジャムを作りおきしました。手作りは甘さ控えめなのでヘルシー!


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55thで全国を飛び回っている舟木さん。今週も関東2ヶ所でコンサートがありますね。
17日からは、5月の新歌舞伎座公演のお芝居の稽古がスタートするそうです。
体力・気力ともに充実した舟木さんですから心配無用ですが、
季節の変わり目なので心からご健康をお祈りします。

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さて、本題の記事のご紹介です。

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3月の28日の長野ホクト文化ホールでのコンサートを楽しんだ後、長野駅から出ているJR飯山線で映画「北国の街」ロケ地を探訪しました。帰宅後、ブログの日記で、そのレポートを記すための資料として、手元にあった「近代映画(1965年4月号)」をチェックしていた時に以下の記事も目にとまりました。
一度は読んでいるはずなのですが、あらためて再読してみると、55周年を迎えた舟木さんの心情の原点ともいえる若き日の舟木さんの想いにあふれた文面だと感動しました。

デビューと同時に本人も事態がつかめないほどのスピードでスターへの急坂を登りはじめることになった舟木さん。目まぐるしく急変していく周辺の騒ぎの中で、その波に呑みこまれてしまう危惧を胸に抱えつつ、真摯な眼差しを自分自身に向けることを常に忘れずにいようとする「ひとりの若者」としての謙虚さとか純粋さが、胸に迫ってきて愛おしくなるような文面です。当時は、様々な葛藤がそのまだ若木のような舟木さんの心に去来したことだろうと推測されます。

そして、その後の栄光と挫折、山頂から奈落の谷底へという経験、スターとなってしまったがゆえのご家族も含めた自分以外の人たちからの疎外感とか孤独感などなど、70歳を過ぎてもみずみずしい舟木さんの感性、感受性なのですから、まして、ガラスのような繊細な心を持つ若い頃はどれほど心の負担になったことだろうと察せられます。この文面を読んでいると、まだ二十歳になったばかりの舟木さんは、これから先の自分の旅路に、なにか想像を絶するような困難が必ずやってくることを予知でもしていたかのような想いに囚われます。

長い文面なので2回に分けてご紹介させていただきます。


歌を愛する気持ちを永久に持ち続けたい!  舟木一夫


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三拍子の人生

イメージ 8デビューしたばかりのころ、ぼくはもう唄うことが楽しくて仕方ありませんでした。絶えず唄っていました。
街を歩きながら。仕事に急ぐ車のシートにもたれて。テレビ局のエレベーターの中で。
一日中、唄っていなければ、気がすまなかった。唄ってさえいればただもうゴキゲンだった・・・。
あたりまえさ、歌手だもの?
でも、世の中すべての歌手が歌が好きで好きでたまらないかといえば、ぼくにはちょっと疑わしいような気もします。
もちろん、歌が好きだから、人並みはずれて好きだったからこそ、歌手という職業を選んだのにはちがいないでしょう。
しかし、首尾よく志を果たして、プロ歌手となったあと、どこまで往年の”歌が好きでたまらない”状態が続くものだろうか?
歌がいったん”生活の手段”として意識されだしたら、そういつまでも、楽しんでばかりはいられないのではないだろうか。
仕事、また仕事。
たまにはもう、歌のことなんか忘れて、どこか遠い田舎にでも引きこもって、二十四時間、まるで声を出さずにすませたらどんなにいいだろう・・・。
ふと、そんな空想を描く瞬間が、長い歌手生活のあいだに、一度や二度はきっと訪れるのではないでしょうか。

イメージ 9よく、例にひかれることですが、スポーツがそうです。
からだを動かすこと。全身の筋肉を適度に緊張させ、また解きほぐすこと。
それは、ぼくたち人間の本能的な要求のひとつでもあります。だからぼくたちは運動をする。炎天下に汗を流し、厳寒の冬山に登るのです。
だれも同情してはくれない。ぼくたちは楽しんでいるのだから。
けれど、もし、それが生活のためや、あるいはもっと別の理由で他人から強制されたものだったとしたら、つまりスポーツが労働となったら、話は一変します。
労働は神聖なり、なんていっても、苦痛は苦痛です。「快き疲れなるかな」、なんてうそぶいても、疲労はやっぱり疲労です。さて、思わぬ脱線をしました。
とにかく、これまでのところ、少なくとも歌がいやでたまらなくなった経験は、幸いにありません。
但し、今までのように無責任に歌を楽しんでばかりいられなくなった。歌を口ずさんでいるときの、あの、ほとんど生理的な快感が失われて、むしろ苦痛に近いものを感じるようになった時期は、たしかにありました。

イメージ 10原因はよくわかっています。歌のむずかしさに気がついたからです。お風呂の中で、手拭いを頭にのっけてゴキゲンでハナ歌をうたう…そんな気易いものではないと悟りだしたからです。デビューして半年で、いや、ちょうど一年目ぐらいだったかもしれません。むしょうに歌がおそろしくなったのは…。
でも、やはり、ぼくは歌が好きでした。歌を捨てようとはユメにも思いませんでした。
当時を第二期とすると、いまのぼくは、歌手として…というよりは、ひとりの歌を愛する人間として、ちょうど第三期にさしかかったところです。
歌のこわさ、むずかしさをしみじみと感じるいっぽう、だからこそ歌はステキなんだと思いだしました。
未知の山頂を征服しようとする登山家が、たんねんにピッケルを磨き、ザイルを点検するように、与えられた新曲の譜面を前に、何度も歌詞を読み、ピアノのキーを叩きながら、ぼくの心はよろこびにふるえます。征服欲。といっては、少しオーバーかもしれません。
だが、何度も何度も、たんねんに歌い込んで、一合目から二合目、三合、四合・・と、しだいに登りつめ、やっと白銀にまぶしく輝く山頂が見え始めたときの感激は、とても口や筆では表現できません。


イメージ 11今ぼくは、過去二年あまりの歌手としてはごく短い、ぼく自身の生活に例をとりました。
楽しい時期、むずかしさを知り、迷いぬく時期、最後に困難さのなかに、生きがいと喜びを手に入れる時期。それはまた、人生そのものの姿なのかもしれません。
人が生きるかぎり、必ず通らねばならないのが、この三つの段階であり、この三拍子のリズムは、大洋を航行する船のへさきに砕ける怒涛のように、つぎつぎと押し寄せてくる。
目的地の港がどこであろうと、人生の、そして人間の生きがいとは、この波をつぎつぎと乗り切って前進すること、それ自体にあるのではないでしょうか。


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2017年4月26日 DVDによる再発売!舟木一夫「青春の軌跡」

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2017年4月26日発売

『青春の軌跡 I』

CD:COBA-6945 ¥5,000+税
オリジナルVHS:COVA-6441 2000年9月21日発売

2000年9月にVHS発売した「青春の軌跡」映像シリーズを多くのファンの要望に応え、DVDにより再発売。
昭和38年、デビュー曲「高校三年生」の大ヒットで“青春歌謡”の大スターとなり、芸能生活55周年を迎えた現在も多くのファンを熱狂させる舟木一夫。
この映像は、デビュー以来のニュース映像、ステージやTV番組による歌の映像により舟木一夫の活躍の軌跡を年代別にまとめた永久保存盤的な映像集です。
    昭和38年(1963年)
  1. NHK 第14回紅白歌合戦 (昭和38年12月31日放送)高校三年生

  2. スポニチ・テレビニュース「高校三年生」

  3. 大映映画「高校三年生」(監督:井上芳夫)

  4. NET にっぽんの歌 アメリカ公演 (昭和50年3月10日放送)修学旅行

  5. スポニチ・テレビニュース「学園広場より 青空に向かって前へ」

  6. NET にっぽんの歌 アメリカ公演 (昭和50年3月10日放送)学園広場

  7. スポニチ・テレビニュース「仲間たち 相手役審査風景」

  8. NHK ふるさとの歌まつり (昭和46年5月13日放送)仲間たち

  9. スポニチ・テレビニュース「高校生からおばあちゃんまで 後援会発表パーティー」

  10. 昭和39年(1964年)
  11. デビュー30周年記念 '92舟木一夫オンステージ あゝ青春の胸の血は

  12. デビュー30周年記念 '92舟木一夫オンステージ 君たちがいて僕がいた

  13. 95舟木一夫ヒットパレード 花のステージ まだ見ぬ君を恋うる歌

  14. 95舟木一夫ヒットパレード 花のステージ 花咲く乙女たち

  15. 昭和40年(1965年)
  16. スポニチ・テレビニュース「恋のライバル」

  17. 95舟木一夫ヒットパレード 花のステージ 東京は恋する

  18. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル 北国の街

  19. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル はやぶさの歌

  20. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル あゝりんどうの花咲けど

  21. NHK 第16回紅白歌合戦 (昭和40年12月31日放送)高原のお嬢さん

  22. 昭和41年(1966年)
  23. スポニチ・テレビニュース「美男剣士さっそうと登場」

  24. 演歌で乾杯 銭形平次

  25. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル 友を送る歌

  26. TBS 日曜特バン 想い出のヒットVTR (昭和54年5月6日放送)太陽にヤァ!

  27. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル 哀愁の夜

  28. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル 雨の中に消えて

  29. NHK 第17回紅白歌合戦 (昭和41年12月31日放送)絶唱

  30. 昭和42年(1967年)
  31. スポニチ・テレビニュース「清純コンビ登場!」

  32. 東宝映画「その人は昔」 (監督:松山善三)

  33. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル その人は昔

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2017年4月26日発売

『青春の軌跡 II』

CD:COBA-6946 ¥5,000+税
オリジナルVHS:COVA-6442 2000年9月21日発売

2000年9月にVHS発売した「青春の軌跡」映像シリーズを多くのファンの要望に応え、DVDにより再発売。
昭和38年、デビュー曲「高校三年生」の大ヒットで“青春歌謡”の大スターとなり、芸能生活55周年を迎えた現在も多くのファンを熱狂させる舟木一夫。
この映像は、デビュー以来のニュース映像、ステージやTV番組による歌の映像により舟木一夫の活躍の軌跡を年代別にまとめた永久保存盤的な映像集です。
    昭和42年(1967年)
  1. スポニチ・テレビニュース「威勢がいいぞ 一心太助(スチール撮影)

  2. スポニチ・テレビニュース「一心太助に取り組む」

  3. スポニチ・テレビニュース「元気になりました」

  4. スポニチ・テレビニュース「舞台に意欲」

  5. スポニチ・テレビニュース「すばらしきリサイタル」

  6. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル  さんざしの花咲けば

  7. スポニチ・テレビニュース「かっこいい浪人役」

  8. NHK 第18回紅白歌合戦 (昭和42年12月31日放送)夕笛

  9. 昭和43年(1968年)
  10. スポニチ・テレビニュース「浪花の舞台 梅田コマ・デビュー5周年」

  11. スポニチ・テレビニュース「スポーツニッポン新聞社文化部一日記者」

  12. スポニチ・テレビニュース「明治座公演 坊ちゃんを演じる」

  13. NHK 第19回紅白歌合戦 (昭和43年12月31日放送)喧嘩鳶

  14. 昭和44年(1969年)
  15. スポニチ・テレビニュース「ハッスル社長」

  16. スポニチ・テレビニュース「わかれで髪をバッサリ!」

  17. 松竹映画「永訣(わかれ)」 (原作・脚本:高橋玄洋、監督:大庭秀雄)

  18. スポニチ・テレビニュース「ブルースを歌う ブルースの夕べを開く」

  19. スポニチ・テレビニュース「ファンと地引網 明治座公演PRでファンと九十九里へ」

  20. スポニチ・テレビニュース「明治座 りりしい侍姿」

  21. スポニチ・テレビニュース「新居を訪ねて」

  22. スポニチ・テレビニュース「氷上のパーティー」

  23. NHK 第20回紅白歌合戦 (昭和44年12月31日放送)夕映えのふたり

  24. 昭和45年(1970年)
  25. スポニチ・テレビニュース「ファンと運動会を 汗だくの綱ひき」

  26. スポニチ・テレビニュース「心配ないよ 大事をとって精密検査」

  27. スポニチ・テレビニュース「美男子剣士登場 新吾十番勝負 (明治座)

  28. スポニチ・テレビニュース「ファンにサービス (リサイタル)

  29. 昭和46年(1971年)
  30. スポニチ・テレビニュース「唄って走って野球大会」

  31. スポニチ・テレビニュース「楽しい舞台を (明治座)

  32. スポニチ・テレビニュース「久しぶりの休息 三宅島で一日のんびりと」

  33. スポニチ・テレビニュース「詩情豊かに 島崎藤村の故郷を訪ねて」

  34. NHK 第22回紅白歌合戦 (昭和46年12月31日放送)初恋

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2017年4月26日発売

『青春の軌跡 III』

CD:COBA-6947 ¥5,000+税
オリジナルVHS:COVA-6443 2000年9月21日発売

2000年9月にVHS発売した「青春の軌跡」映像シリーズを多くのファンの要望に応え、DVDにより再発売。
昭和38年、デビュー曲「高校三年生」の大ヒットで“青春歌謡”の大スターとなり、芸能生活55周年を迎えた現在も多くのファンを熱狂させる舟木一夫。
この映像は、デビュー以来のニュース映像、ステージやTV番組による歌の映像により舟木一夫の活躍の軌跡を年代別にまとめた永久保存盤的な映像集です。
    昭和47年(1972年)
  1. スポニチ・テレビニュース「貫禄も出て… 着物姿でくつろぐ」

  2. スポニチ・テレビニュース「結婚より仕事」

  3. 昭和48年(1973年)
  4. スポニチ・テレビニュース「自転車ブームに便乗」

  5. スポニチ・テレビニュース「見せるステージ!」

  6. 昭和50年(1975年)
  7. スポニチ・テレビニュース「そろそろ体力の限界?」

  8. 昭和52年(1977年)
  9. スポニチ・テレビニュース「ファンとともに」

  10. スポニチ・テレビニュース「ファンとともに楽しい日」

  11. 昭和56年(1981年)
  12. TBS 3時にあいましょう「36歳の出発 (昭和56年11月4日放送)

  13. 昭和57年(1982年)
  14. 歌手生活35周年記念 舟木一夫リサイタル End・Love

  15. 昭和63年(1988年)
  16. TBS 3時にあいましょう「25周年記念コンサート」 (昭和63年11月4日放送)

  17. 平成4年(1992年)
  18. スポニチ・テレビニュース「30周年の集大成を」

  19. デビュー30周年記念 '92舟木一夫オンステージ 友よ

  20. デビュー30周年記念 '92舟木一夫オンステージ 人生半分

  21. 平成5年(1993年)
  22. スポニチ・テレビニュース「40代のアイドル熱唱」

  23. 平成6年(1994年)
  24. スポニチ・テレビニュース「おなじみ瞼の母で魅了」」

  25. スポニチ・テレビニュース「青春を共有したファンに感謝」

  26. 平成9年(1997年)
  27. テレビ東京 洋子の演歌一直線 (平成9年12月18日放送)君へ心こめて

  28. 平成11年(1999年)
  29. TBS 中日ドラゴンズ応援歌公開レコーディング

  30. NHK ふたりのビッグショー (平成11年3月15日放送)君よ 振りむくな



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