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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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ロームシアター京都 55th 舟木一夫コンサート レポート (7月6日)

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平安神宮参道の大鳥居

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5月の新歌舞伎座公演千穐楽以来、1ヶ月半ほどは、「舟木さんレス」の日々が続きましたが、7月に入ると、6日が京都で通常コンサート、一日置いて8日が大阪でふれこんということで、舟木さんにとっては勿論、私たちファンにとってもかなり強行スケジュールでした。しかも蒸し暑さは極限状態。私もですが、両日ともにお出かけになられた皆さん、お疲れになってませんか?

はい、私はかなり「お疲れモード」ですが、お出かけになれなかった方のためにも、頑張ってレポートさせていただきますね。ふれこんの中身も気になるところだと思いますが、まずは、ロームシアター京都の通常コンサートの模様から、いつものように舟木さんのトークをメインにご報告します。ただし、漏れ、間違い、その他諸々は、ご寛容のほどを。

舟木一夫コンサート 2017 7月6日(木)ロームシアター京都 18時半

夜の部のみ聞かせていただきました。会場に着いたのは昼の部が始まって間もなくの頃。昨年の4月にも、この会場で舟木さんのコンサートがありましたが、その時も時間がなくて、行けなかった平安神宮の中の神苑に行ってきました。夏のお庭の様子を拝見するのは、今回が初めてでした。

こちらが、神苑の全体図

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とてつもなく広い庭園です。入ってから出るまで、1時間半くらいかかりました。もっと、ゆっくり回るなら、2時間半は欲しいところです。木陰もあって水際も涼しいので夏でものんびりボーッ…とできる空間です。
まだ、扱いに慣れないスマホのカメラで、カシャッとあれこれお庭の様子を撮ってきましたのでレポートの中に挟み込んでご紹介させていただきます。

舟木さんのトーク部分はピンク

~オープニング

幕が上がると、まだライトが落ちてる中に舟木さんのシルエットがほの見えて、「君たちがいて僕がいた」のイントロが流れ、原盤の若い舟木さんの声で…

イメージ 4清らかな青春 爽やかな青春
大きな夢があり
かぎりないよろこびがあった
はかない希みがあり つらい別れもあった
そんな時はいつも………
母にも似た 優しい 目差しの
君達がい そして 僕がいた

つづいて、「高校三年生」のイントロ…
お衣装のジャケットは赤基調に黒のクラシックな感じの模様。衿はサテン系の黒。蝶ネクタイ。黒のベストに黒のパンツ。

高校三年生

早いもので…というとそれまでですが、この歌から足掛け55年が経とうとしています。18才でデビューして…62になります(笑)実のところは12月の誕生日が来ると……老い先短いと…(笑)
メモリアルイヤーというほどではないですが、ひと区切りということで、あれや、これや歌っていきますのでお楽しみください。

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イメージ 5あゝ青春の胸の血は
修学旅行
仲間たち
君たちがいて僕がいた
友を送る歌

懐かしいと言えばそれまでのハナシかも知れませんが…アタマにセリフが流れましたが…清らかな青春 爽やかな青春…とわざとたどたどしく言ってみる舟木さん。
ヘタですねぇ、一本調子、どうにかしろ!(笑)
今、聞くと私も初心(ウブ)だった…。流行歌の好さは時代を背負ってるワケで、
特にヒットした歌は、その時代の風景が出てくるんですね。
長いこと「高校三年生」や「絶唱」を歌っててよく飽きないな…って言われますが、声が変化していきますからね。だから、飽きない。ここは7つ、8つ、つなげてみます。もう、ひとつのデビュー曲からスタートします。

西神苑 睡蓮の池

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半夏生(ハンゲショウ)

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イメージ 7水色の人
ブルー・トランペット 
あいつと私
雨の中に消えて
くちなしのバラード
たそがれの人

その人は昔

この歌(「その人は昔」)なんかは、流行歌の範疇に入れるのはむつかしいと思いますが。作、松山善三、作曲、船村徹。船村先生は演歌のイメージが強いと思われてますが、オールマイティなんですね。クラシックをなさってましたから。やさしい人でした。立体的な感覚の持ち主。この映画で共演した内藤洋子さん、当時はまだ16才、高校生。小型犬のイメージ…ポメラニアンのカンジ。時代によって美人、二枚目っていうのが変わる。一方で普遍のショウユ顔というのもある。女性の場合は、首があって和服が似合う。


 ~スタンディング/サインボール

銭形平次

夏子の季節 

南神苑 ハマオモト

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中神苑 青サギが、わがもの顔で、悠々とお散歩中…

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ジャケットを、赤から濃いグリーン(同柄色違い)に着替えて…こんなんです↓

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日本の四季がまだ鮮やかだったころに生まれてくれた歌たちは、涼やかで、風の香り、空の高さや奥行き…そんなものをふっと連れてきてくれます。そんなのを3つ、4つ並べてみます。

イメージ 8初恋
あゝりんどうの花咲けど
夕笛
吉野木挽唄~絶唱

~木挽き唄部分は、映画「絶唱」からの音源で、こちらも若い声~

こんな歌を、あんまりつなげるとお客さまが疲れてしまう。若い頃は、歌を聴かせよう、聴かせようとするんですね。キャリアが20年くらいになって、ちょっとわかる。私の場合、50手前くらいでやっとわかった。
同じ時代に青春を過ごした僕の上5つ、下10ケくらいが同世代。
55年やってきて、さあ、今度はどこへ行くのか?ザックリと60周年かなと…
拍手が起こると…私だけもったってダメです。そちらサマも、どうかお大事に!(笑)まあ、行けるとこまで、行ければと…流行歌っていうのは90%がラブソング。青春時代の中で初めての恋。大人度の低い恋。だから、いいんですね。初めての女性、男性は、(心の中に)ずっと残ってる。そこがいい。

 
イメージ 9花咲く乙女たち
東京は恋する
北国の街
哀愁の夜
ここで、ジャケットをフォーマルな黒に着替えて

高原のお嬢さん

イメージ 10つくづくと作品にめぐまれた歌い手だと思いますね。こういうことには「ツキ」というのがある。作品と出会うことは作った人と出逢うといっていいですね。お客さまとの出逢いも・・。デビューした夏は、特別に暑い夏でした。冬物の自前の学生服を着てたんで…。あの夏は、ひときわ暑かった!50を過ぎてから、「今の自分の歌は…」っていうんで、「自分の今」を書いた…「みんな旅人」。みんな旅人、春はまた君を彩る、ふたつ、つなげます。
 
みんな旅人
春はまた君を彩る

最後の御挨拶も済んで、拍手の中、緞帳が降りかかると、トットットッと階段をかろやかに駆け下りてきて左手で緞帳を止める仕草…
そして、アンコールのかわりに、今年のコンサートのスタイルは舟木さんの誘導で会場全員で、まずは「高校三年生」のワンコーラス目を大合唱のあと舟木さんがフルコーラス。、次は「学園広場」も、同じようにワンコーラス目を大合唱のあと、舟木さんのフルコーラスの「学園広場」で、オーラス!

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ちょっとスリムになってらした舟木さんですが、(後日、ふれこんのレポートでまたそのへんのところも、ご紹介します)その分、むしろ若々しくアクティブな印象でした。歌の方も、ますます、絶好調で若々しくて、毎回のことではありますが、衰えを知らぬ声量のパワーと舟木さんならではの、あの独特の瑞々しい情感にすっぽりと包まれました。

東神苑 泰平閣(橋殿)を臨む

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睡蓮は、午前中に開いて、午後には萎むので、
ちょっとサビシイ風情でしたが…

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泰平閣(橋殿)から見る栖鳳池と尚美館


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平安神宮の應天門(入口です)

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