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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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大阪フェスティバルホール・コンサートれぽ(10/24)&「我が道」最終回(2017/10/31)

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「我が道」(スポニチ連載)最終回/31日目のタイトルをご紹介します。

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~懐メロという言葉があるように、歌は懐かしくてもいい。でも歌い手は懐かしくなってはいけない。
~中略~ボクが生きていく上で、大切にしている言葉があります。
「箱根山、駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」。
社会はそれぞれに担う役割があって成立しているということ。
「起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半」。人生は分相応でいい。
この2つを胸に刻んでいます。~中略~そしてボクの役割というのは、
同世代の皆さんの歌い手であり続けることなンだと思う。
~中略~ボクはこれからも、ありのままで歌っていきます。
風邪をひいたら風邪をひいた声。72歳のこの声で。
今のボクと、今の皆さんが同じ空間を共有し、ともに楽しもうじゃありませんか。

~10月31日「我が道」(スポニチより一部抜粋)


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そして、最終回の関連「資料」として、私の拙いコンサート・レポートを!

イメージ 6「速報」は、コンサートの翌日にアップしていますが、あれからもう一週間経過してしまいました。遅れ馳せながら…いつものように舟木さんのトーク部分をメインに、コンサートの模様をご報告します。

その前に…。トークの中でもおっしゃってますが、この日が、コンサートツアーの最終日(最終会場)ということだったわけです。舟木さんの中では、9月の「緊急入院」というアクシデントを経験されて、しばらくの安静期間、休養期間のあと、島根でステージ復帰され、続いて広島、松山のステージを無事に終えられ、あとはもう大阪フェスティバルホールで、2017年のコンサート・ツアーの締め…というお気持ちだったのですね。

私はボンヤリなので、そこのところ全然ヌケてて、舟木さんに言われて、気づいたという次第。思いがけない出来事も、見事にクリアなさって、短い充電期間でいつもと変わらない素晴らしいステージを届けてくださった舟木さんの精神力と体力には、本当に脱帽です。

先日のNHK「ごごナマ」でも、映像で紹介されていましたので、舟木さんのお元気な様子を皆さんもご覧になって、安心なさっていることと思います。舟木さんの軽快なトーク、不十分ながら、その一部を、レポートさせていただきます。フェスティバルホール周辺のバラたちの写真もちりばめつつ

~舟木さんのトーク部分はピンク文字~

その名も「ローズ・オオサカ」

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2017 舟木一夫コンサート  大阪フェスティバルホール 10月24日 14時開演

私は、復帰なさってから初めて舟木さんとお目にかかるステージだったので、幕が上がるまでソワソワ…まずは、「君たちがいて僕がいた」オリジナル音源のあのセリフで、開幕。
~♪清らかな青春 爽やかな青春~  
セリフが終わると、「高校三年生」のイントロ…舟木さんのシルエットが浮かび上がって…

                                                      島根県民会館ステージ復帰ニュースの画像
イメージ 7~オープニング 
高校三年生 

どうやら無事に台風をかいくぐりました。去年からもう4回ぐらいコンサートのある日に台風が来る、台風が来る…と(笑)ところが、これがクローズ(公演中止)したことはないという幸運!きょうはようこそ…今日が実はコンサート・ツアーの最終日。あとは中野ファイナルのみということです。
いろんな歌をつなげていきます。どうぞ、ごゆっくりおくつろぎください。

~プレゼントタイム/メドレー 

あゝ青春の胸の血は  
 
             舟友さんのプレゼントの花束 

イメージ 8修学旅行  

 
仲間たち  

 
君たちがいて僕がいた  

 
友を送る歌 


舟木一夫も足かけ55年たちました。18才でデビューして…70~指を2本出して~ワッ!(笑)あと一ヶ月半くらいで誕生日が来る。~ワッ!~73!(笑)
こないだ「舟木一夫 緊急入院!」というニュースが出ましたが~前立腺炎、これはインフルエンザみたいなもんです。大病じゃない。オトコの子は最終的には90%くらいくるもの~オトコの子の老衰(笑)、前立腺~前が立つ~オトコの子としては、こだわりを持たざるを得ない(笑)女性も「血の道」っていうのがあるようですが…
最近、痩せたんじゃない?って言われるんですが、これは痩せたっていうより萎んでる(笑)
要するに、全体的にこうなりますが~と身体のあちこちが下に落ちてくるジェスチャーをする舟木さん~痩せてるんじゃないんです。萎んでる。と二回も繰り返して「萎んでる」とさも、愉快そうにおしゃる舟木さんでした。

「高校三年生」のB面からメドレーで

イメージ 9水色の人  

ブルー・トランペット 
   
あいつと私  
 
雨の中に消えて  
 
くちなしのバラード  
 
たそがれの人  


その人は昔 
 
この歌は流行歌の範疇には、入らないでしょうね。21歳のときの歌。
松山善三作詩、船村徹作曲の組曲。レコード・ドラマですね。詩じゃなくて「台本」ですからね。船村先生が、おっしゃってました。なんだか週刊誌にメロディーつけてるみたい…と。メロ譜(歌の部分の楽譜)だけで72枚ありましたから。
若い頃は気がつくと、歌をお聞かせしよう、お聞かせしようとやっていた。
ここで、二つばかし、一緒に手など打っていただいて、お尻を上げていただいて。重いでしょうが…(笑)

イメージ 10~スタンディング ジャケットを脱いで… 
銭形平次  

夏子の季節(サインボール) 
 

こういうことやってるから疲れるんですよネ(笑)ラケットもって歌う歌い手って(笑)
テーブルの上に置いてあるカップのところに歩いていきながら…
なぜコップ(舟木さんカップと云わずにコップと)が二つあるのか?あっちは京都の水飴をうす~くした飴湯。こっちはほとんど飲みませんが氷水。
この2曲をやってる間にトイレに立つ方もいらっしゃいますが、見てたら、4人立って行かれて、まだ2人お帰りになっていない。安否が気にかかる(笑)あ、今、おひとりお帰りになりました(笑)こうやってしゃべってるのは、疲れたから、ただ休んでるだけ…(笑)

ラケット持ってま~す

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この後、林与一さんの話題などあれやこれやおしゃべりしたあと、あ、最後の方が生還!(爆笑)舟木さん、客席、とっても暗いのに、ホント、目がいいんですね。遠くはよく見える?(笑)

僕らが子どもの頃は、道も舗装なんかしてないから埃の中で遊んでた。もう書き手にもそんな経験をした人がいなくなって…
人も風景もやさしかった頃の歌を並べてみようと…「初恋」から

ジャケットをシルバーがかったブルー・グレーに着替えて。
こういう色合いが舟木さんにはよくお似合いだと…(私の個人的好みですけど)


イメージ 12イメージ 13











 
初恋 

あゝりんどうの花咲けど  
 
夕笛  
 
吉野木挽唄~絶唱  
 
 
イメージ 14さっきの話のつづきになりますが…肌触りがやさしいですね。なんとも言えず…、今は、作るのもむつかしいですが、聞く方もこの世代が最後。ある世代じゃないとわからない。
ボクは「高原の駅よさようなら」という歌が好きで~と小畑実さんの歌マネで「♪し~ばし わ~かれのォ ♪」子どもの頃、ツーコラス目「♪旅のお方と 恨までおくれ」というのを「旅の人を裏まで送って行く」のかと思ってた。「高校三年生」の「♪クラス仲間は」を「(下宿とか寮とか)同じところで一緒に暮らす仲間」かと思ってたというハナシも(笑)
古賀先生も船村先生も、「はじめに詩ありき」、詩がお姉さん、曲が妹という考え方でした。
初めての恋~男と女が向き合う~うまくいくワケないですよね。経験のないことだから。
この時、汗を拭くハンカチ?を手に持ったままだったことに気づいて、こんなの持って恋のハナシしてるの女々しいですよね(笑)ポイッ!~と放り投げる舟木さんに爆笑でした。


イメージ 15花咲く乙女たち 
 
東京は恋する  

北国の街  

哀愁の夜 

高原のお嬢さん 




イメージ 16お客さまと長い旅を続けるには作品に恵まれないと…ボクは歌に思いっきり恵まれた歌い手ですよね。やっぱり、ツク、ツカナイってあると思いますよ。
さて、55年、そのあとは…お前、どこまで行くの?
もう60という数字をおいての周年に向けて歩いていくしかない。~60周年で77!その頃はバンドメンバーの一人か二人は…お約束のごとくタイミングをはかって後ろからポクポクポク(木魚)、チーン(おリン)の音がして。
お客さまも、ご自宅から会場までたどりつく体力、気力を…(笑)65くらいから今のボクらの歌をほしいよな、と思っていたら出てきました。ひとつ目は「みんな旅人」、二つ目は、南こうせつ作曲…と紹介する時にうまくロレツが回らず噛んじゃった舟木さん、60周年は多分、入れ歯で~だったらもう歌い手ヤメロヨ!とノリつっこみしてました(笑)

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イメージ 19こうやって笑わせておいて…おもむろに歌に~(笑)

みんな旅人

春はまた君を彩る
 

2曲をステキに歌い終わって笑顔で手を振る舟木さん、緞帳が降りてくるのを階段を駆け下りてきて、右手でとめる仕草。

ステージの前の方に出ていらして、「♪あ~かい ゆう~ひが」
客席全員の大合唱。そして、そのあと舟木さんがフルコーラス、たっぷり。
 
イメージ 20高校三年生



こちらも、最初は、「♪そ~らに むか~って」で全員合唱、舟木さんがオーラスでフルコーラスの「学園広場」
 
学園広場



バラの名前は、ジーナ・ロロブリジータ~確か、イタリアの女優さんでしたよね。


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イメージ 23この日のステージ、幕が上がってからオーラスまで、舟木さんの表情に一点の曇りもなく、キラキラと輝いてました。ステージでの動きもかろやかで、声の艶も申し分なし。

お客さまと歌い手は「ギブ・アンド・テイク」という舟木さんの持論、そのままのステージ。舟木さんにとっても「あ・うん」の呼吸で、同じ空間と時間を共有しあう「お客さま」との楽しいひとときだったのではないでしょうか。ことに、ラストの2曲「高校三年生」「学園広場」を歌う舟木さんのお顔は、幸せをかみしめていらっしゃるようにも見えました。

始まる前の心配はどこへやら…知らず知らずカズオマジックに包まれて、舟木ワールドにどっぷりと浸かってしまっていた私でした。気がつけば、今、私たちが「私たち(オレたち)の若い頃はね…」なんていう物言いができることの根っ子のところには、舟木一夫の学園ソングをバックミュージックに過ごした世代だからかも知れないという感慨にふけってました。

大阪フェスティバルホール。いつも以上にしみじみと楽しませていただいたコンサートになりました。


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