一週間前に発売された週刊朝日のグラフ記事、一週間遅れでweb上にアップ!
タレントを追いかけるのは若者の専売特許ではない。熱心さでいえば、還暦過ぎの年代はそれ以上? 彼らが口を揃えて言うのは「だから元気!」だ。
【写真特集】舟木一夫、三山ひろし…こんなに楽しい!追っかけの世界
楽屋入りする舟木さんをひと目見て、生写真を撮影するため“入り待ち”するファンが長蛇の列になる。14時開演のコンサートのため昼過ぎに楽屋入りする舟木さんを待って朝7時半から並んだ人も
■ファン歴50年以上! 青春時代からの永遠の憧れ 舟木一夫
年間のコンサートツアーを全会場回ることを“全ステ”というそうだが、9月20日、舟木一夫コンサート会場に集まったファンの中にも“全ステ”組が多数。ファン歴40年という60代女性Mさんは、「北海道、関西、九州……ぜ~んぶ見に行ってます」。
「1カ月、舟木さんに会えないと落ち込む」という60代女性Hさんは、舟木さんが元気の秘訣で、「舟木さんの頭文字Fをとって“ビタミンF”って言われてる。追っかけているおかげで、あちこち旅行するから足腰も元気だし、好きな人に会うわけだから心もときめく」と、追っかけのおかげで医者知らずだと笑う。
冨井まゆみさん(70代)はデビュー当時からの大ファンだった。結婚・子育ての間はファン活動を休止していたが、20年くらい前から“カズオちゃん”一筋。「普段はもうキレイに着飾ることなんてありませんが、会いに行くときは美容室行って、着ていく服を選んで、お化粧して、パンプス履いて……。もう何日も前からウキウキ。当日に風邪ひかないように、普段から健康に気を使うし、いいことばかりなんです」
チケット代やグッズ代に数百万円費やした強者もいるが、「医療費と比べたら安いもの」だそうだ。