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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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新橋演舞場・特別公演 初日 昼の部 コンサートれぽ

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        舟木一夫特別公演~新橋演舞場 2014年9月2日~9月24日 
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お芝居については、コンサートの中で「日本の名曲」を、公演期間を3分割して、曲の入れ替えをされているのに倣うと、9日までが公演期間の序盤ということになりますから、それまでは、お芝居の内容はオフレコということにさせていただきますね。
お芝居については、10日と11日を観劇してから物語の展開などの詳細も含めてご報告する予定です。
なお、お芝居のおおまかなあらすじについては、歌舞伎美人HPにアップされていますので、再度、ご紹介しておきます。
http://www.kabuki-bito.jp/news/2014/08/post_1188.html
 
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~天一坊秘聞―「八百万石に挑む男」~
雷鳴とどろく山中に、山伏姿で現れた天一坊(松也)。地主一党の横暴に抵抗する住人たちを救おうと、金剛杖一本で多勢相手に大立廻りを見せます。そこに現れた浪人姿の伊賀之亮(舟木一夫)を前に、天一坊は自分の父は八代将軍徳川吉宗と言い放ち、証拠の二品を取り出します。それを見た伊賀之亮はこの二品が世にも面白い芝居を見せてくれるかもしれないと語り、二人はとてつもない夢に向かって共に歩みはじめます。
将軍の御落胤を名のる天一坊と、その後見で元は九条関白家の用人である伊賀之亮、老中の命を受けてこの騒動の真相を探る大岡越前守(林与一)、三者それぞれの思惑と駆け引き、さらに、次々と明るみになる真実…。
江戸での“若様修行”、出生の秘密を知る住職との再会と、数奇で過酷な運命に翻弄される天一坊を、松也が繊細に演じて魅力ある人物につくり上げています。
また、伊賀之亮は大きな夢を追いかけながらも、徳川吉宗(田村亮)への思いや、越前の妻、りつ(長谷川稀世)とのやりとりをとおして人とのつながり、血のつながりにことのほか心を寄せ、最後の最後まで情愛あふれる人間として描かれます。
そして、八百万石に挑むという男の大きさにふさわしい豪快な幕切れを見せます。松也とは初共演となる舟木ですが、役柄そのままの大きな存在として、舞台を包み込むように共演者を引っ張っていく様子も際立ちます。

 
私の今回の「演舞場詣で」上京回数は4回で昼の部が7回、夜の部が5回の計12公演。アフタートークは2回参加させていただきます。

それでは、先ずは、9月2日昼の部のコンサートの模様を舟木さんのトークを中心にご報告します。
舟木さんのトーク部分はピンク文字です。
 
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                 9月2日 昼の部 シアターコンサート 13:25~14:25(60分) 

「速報!」で、すでにご報告していますが、舟木さんのステージ衣装について再度・・・
明るいオレンジがかったレンガ色系?のジャケット、淡い紺系のベストとパンツ、白いシャツ、胸に白いバラ、ペンダントでステージに設えたステップの最上段に、舟木さんの姿が浮かび上がってオープ二ングです。

オープニング
~紫のひと

イメージ 4歌い終わると、足下の方に目をやって、ライトが当たったら・・・紺の色がもう少し濃いかと思ったら(そう
でもなくてとおっしゃりたかったのかな?)靴を黒にしたので・・・明日から(靴を?)紺にします。
なにやら、衣装と靴との色合いのコーディネートが、イマイチと思われたのでしょうか?
客席から見てても、ライトの加減で、席の位置によって、色合いが変わって見えますからイメージしてた感じと違って見えることがあるのでしょうね。
今日は初日、お越しいただいてどうもありがとうございます。今回、不思議だったのが、松也さんと稽古やってるときに、吐く息、吸う息が、気にならなかったこと。普通どなたでも、いくらかは気になるんですが、そんなことはなくて・・と息ピッタリ!ということをアピール(笑)顔が似てるから?どっちも馬ヅラだから?って感じのことをおっしゃってました。ウマが合ってるのね(笑)

メドレー~プレゼントタイム
 
東京は恋する
くちなしのバラード
眠らない青春
 
毎年、演舞場でやらせていただくのはありがたいんですが、ここに上がる度にひとつずつトシをとってくるのだけが・・・まぁ、私だけがトシとるワケではないので・・客席を見るとホッとする(笑)芸人なんていうのは
トシのことを考えてたらやってられませんもんね。
「日本の名曲」ということで、このところやってきてますが、昼夜別々に、12曲入れています。昼は「東京」
というテーマで・・大好きな歌です・
・と「東京ブルース」を・・「どうせ私をだますなら・・」と歌い始めた舟木さんに、私もこの歌は好きで歌詩も覚えていたので、「?」と思っていると、後ろを振り向いて手をあげて、バンドの演奏を止める舟木さん。やっぱり、ツーコーラス目から歌ってしまったんですね。それで、最初からやり直しでした。

イメージ 5日本の名曲たち(2日~9日)

東京ブルース
 
歌唱は、一番、三番でした。舟木さん、二番がお好きなのでしょうか?(笑)
東京ブルース 作詩:水木かおる、作曲:藤原秀行
 
泣いた女が バカなのか
だました男が 悪いのか
褪(あ)せたルージュの くちびる噛んで
夜霧の街で むせび哭(な)く
恋のみれんの 東京ブルース
 
どうせ私を だますなら
死ぬまでだまして 欲しかった
赤いルビーの 指輪に秘めた
あの日の夢も ガラス玉
割れて砕けた 東京ブルース
 
月に吠えよか 淋しさを
どこへも捨て場の ない身には
暗い灯(ほ)かげを さまよいながら
女が鳴らす 口笛は
恋の終わりの 東京ブルース

ラブユー東京
 
「ラブユー東京」を歌い終わると、さっきコーダが長かったでしょ、僕が、繰返すのを忘れてました。客席か
らの笑い声を聞くと、初日じゃないですか・・(笑) 「ラブユー東京」なんかは、軽くみられてるんですけどね、僕らの言う、流行歌は、昭和で始まって、昭和で終わってる・・・
*コーダ(coda):楽曲の終わりに、終結をより印象付けるために付けられる結尾部分
(そういえば、音楽の時間に習いましたね)
 
「日本の名曲」は、夜の部は、最初(2日から9日「波浮の港」「船頭小唄」、真ん中が「宵待草」「ゴンドラの唄」、最終は、西條先生の「この世の花」「涙の渡り鳥」・・好きなんですこの歌(「涙の渡り鳥」のこと?)昼の部の方も、言っときます。真ん中が「なみだ恋」「新宿の女」、ラストが「ひとり酒場で」「銀座の恋の物語」・・フフフ と何やら嬉しそうな舟木さんです。昭和の流行歌が、ほんとに大好きなんですね。

ジャケットを脱いで・・紺のベストとパンツスタイルで若々しく・・
 
イメージ 6銭形平次
手ぬぐい撒き
~スタンディング
 
終わると、暑い!手ぬぐいは遠くに飛ばないので、なにか、中に重しでも入れて・・と、思うように飛ばせなかったのか、悔しそうな舟木さんでした。でも2階のサイドの席にひとつ飛んでましたよ。
まだ、悔しいのか、お疲れになったのか、「ハァ~ッ!」とため息をついて、お客様の前で、タメイキついて
る歌い手っていうのもどういうものか・
・・とひとりツッコミしつつ、舞台上手のソデに云ってお色直しのジャケットをはおってこられました。白と黒の細かなチェック柄のよう、ポケットチーフは淡いグレー?

哀愁の夜
高原のお嬢さん
 
今回はお芝居の中では、着流しはないんです。その分、大岡越前の与一さんが、着流しを見せます。お芝居も初日から四日目くらいになると定まってくるので、四日目以降くらいにまたお越しください(笑)ここで歌う歌は、はずかしくて説明してらんない(笑)

高校三年生
学園広場
 
今の若者に向かってこんな歌を歌ったらバカにされますね。時代とともに流れているのが「流行歌」ですから古くなってあたりまえですからね・・・古いと言ってしまうと歌に対して失礼ですね。今、また広沢虎造聞い
てるんですが・・と「旅ゆけば~」
と一節唸ってみせる舟木さん(拍手)浪花節・・時代劇をやるのに役にた
ちますよ。落語、講談、もちろん歌舞伎もですが、伝統芸能は勉強になりますね。天一坊が、「野育ちゆえ・・」と言ってましたが、僕は、野育ちですからね。このへんのことを大事にしているという歌を・・・

イメージ 7絶唱
夕笛
恋唄
 
いったん幕が降りて再び上がるとジャケットはピンクがかった明るいパープルに変わってました。

アンコール
~初恋
 
 
 
 
初恋  作詩:島崎藤村 作曲:若松甲
http://www.youtube.com/watch?v=uCtUswpWAfQ&feature=youtu.be
(1977年 アルバム「限りない青春の季節」収録の再吹き込み盤)
(1971年発売シングル盤音源)
 
イメージ 8まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
 
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
 
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
 
 
イメージ 9
 
アンコールの「初恋」は、一連から三連まで歌唱。ステップをのぼり、さらにハミングが入って最後は「楽し
き恋の盃を 君がなさけに汲みしかな」のしっぽの部分を高く歌いあげての歌いおさめでした。
ステップをあがる舟木さんのパープルのジャケットの背中に鮮やかなブルーのライトが映えて、あの魅力的な背中を照らしだし、とってもドラマチックなラストでした。
 
「初恋」は今回、昼の部でアンコール、夜の部ではオープニングにおかれていて、その存在感をあらためて示してくれました。舟木さんがおっしゃる「ステージで戦力になる曲」とはこういう曲のことなのですよね。
 
舟友さんのkazuyanさんが、1977年盤「初恋」の新作動画を完成させて下さいました。1971年のシングル盤歌唱もkazuyanさんの動画作品でお聴きくださいね。二十代の舟木さんの声、三十代の舟木さんの声の聴き比べも楽しめますよ。
 
 

 

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