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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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新橋演舞場・特別公演 9月10日 夜の部 コンサートれぽ

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        舟木一夫特別公演~新橋演舞場 2014年9月2日~9月24日
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イメージ 2初日、二日目に続いて10日と11日に二度目の「演舞場詣で」に行ってきましたので御報告させていただきます。「速報!」でもご紹介したのですが、演舞場公演の2日目以降から数日間が、「売切」なのは、どうしてかな?と不思議に思っていましたが、ネット上の某サイトで、その理由が判明しました。
 
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ネット情報では、以下のようなことが書いてありました。
中央区のオフィシャルHPではなく一般の方がアップなさっていました。
 
「新橋演舞場の舟木一夫ショー」というタイトルで、内容は「3日、4日、5日と8日、9日、10日の6日間の昼の部は、中央区が全席を借り切って、その間、区内の70歳以上の高齢者8430名をお弁当付きで,無料招待するものです。」(昨年は歌舞伎座で,その前の年は明治座だったとのこと。)
 
そうだったんですね。理由が判って、落ち着きました(笑)
演舞場の正面玄関には、先の情報通り、「中央区敬老大会」という立て看板がありました。
 
 
先ずは、10日の第二部のコンサートから、舟木さんのトークを中心にしてれぽします。
舟木さんのトーク部分はピンク文字

9月10日 夜の部 シアターコンサート 18:25~19:25(60分)

オープニング
~初恋
 
夜は、前半が白地の着物姿で登場です。襦袢、帯、雪駄の鼻緒などは茶系統というカラーコーディネイト。
どうやら、もうすっかり秋になったみたいですね。それでも意地張って半袖着てます(笑)
早いもので、三分の一、終わりました。まだ三分の二残ってます。なんか、どうでもいいことを言ってますが
…。夜の前半は、スローテンポのゆっくりした歌、日本の四季の移り変わりを歌った歌を・・「絶唱」から
 
オープニングの「初恋」に続いてマイ・ベストソングの「絶唱」という贅沢な構成です。「絶唱」のイントロがはじまって、ブルーのライトが舟木さんの着物姿をシルエットで浮かび上がらせると、私の気持ちはタイムスリップ・・映画「絶唱」の順吉さんを思いだして胸がときめきます。
あの頃の、イメージをずっと保ち続けて下さっているからこそ、色褪せない思春期のときめきとキュンとした切なさが、そのまま戻ってきてくれるんですよね。舟木さんに、心からのありがとうです。

 
絶唱
 
イメージ 4あゝ荒城の月かなし  作詩:石本美由起  作曲:遠藤実
http://www.youtube.com/watch?v=O48S-qJyZm8
 
約束もない恋ならば また会うことも かなうまい
しあわせいずこ 荒城に 春高楼の 唄哀し
みどりの髪に 矢絣の 紫似合う君はなく
崩れて残る 荒城に おもかげ草は 今も咲く
  
月日はうつる人の世に 変わらぬ姿 月ばかり
待つ人もない 荒城の 草笛さびし 恋哀し

この曲は、お着物をお召しになった時には、度々、歌われますので、舟木さんもお好きな曲なのでしょうね。石本美由起氏の哀しくも典雅な詩の世界に遠藤先生の流れるような美しい旋律の名曲です。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5恋人形  作詩:舟木一夫 作曲:山路進一 編曲:杉村俊博
 
うす墨の 空はつれない 雨もよう 
帰るあてさえ ないひとに
いくつ折鶴 恋ごころ
にじむ 吐息の もどかしさ
 
ふるさとの 風はかおりも 秋化粧
落ち葉しぐれる 白壁に
揺れて とぎれて ほそぼそと
つらい噂も 気にかかる
 
うす紅の 目もとやつれて 恋人形
あやめ一輪 咲く帯に
かくしきれない あの夜の
命かさねた 夢のあと
 
 
赤とブルーのライトが、華やかでいて,、しっとり感をもかもしだします。6月に発売された新曲「眠らない青春」のカップリング曲、これは、コンサートでも再々歌われていたにもかかわらず、オフィシャルの音源がない隠れた人気曲でしたから、私も含めてファン待望の音源化です。こうしてあらためてライブの「戦力」として名実共に脚光を浴びてお聴きすると、スタジオ録音のCDもいいですが、舟木さんがおっしゃっているように、やっぱりステージで映える曲であることが納得できます。「絶唱」「あゝ荒城の月かなし」などと並べてこそ存在感を発揮するのですね。
 
こういうタイプの歌は、なくなってきましたね。
今回は、尾上松也さんが天一坊をやってくれて助かってますが、背が高いんですよ。あの人が、立ってて、私が座ってる場面は「見上げてごらん夜の星を」です(笑)・・・
 
「日本の名曲」たちは、とても幅広くて、くくりようがない。皆さんの頭のどこかに残っている歌だけでも何
万曲あるかわかりません。昨日まで歌っていたのが「波浮の港」「船頭小唄」、今日から「宵待草」と「ゴン
ドラの唄」・・・

日本の名曲(10日から16日まで) 「宵待草」「ゴンドラの唄」
 
宵待草 作詩:竹久夢二(2番:西條八十) 作曲:多忠亮

待てど暮らせど 来ぬひとを
宵待草の やるせなさ
今宵は月も 出ぬそうな
 
暮れて河原に 星一つ
宵待草の 花が散る
更けては風も 泣くそうな

竹久夢二の「宵待草」は西條先生が大好きで、一番だけではもったいないと、二番の詩をつけたして歌になりました。まず、これは今の若い人には通用しない?・・・「待てど 暮らせど 来ぬひとを」(と詩をくちず
さんでみる舟木さん、そして)、わかるでしょ、恋のひとつもすれば・・・(笑)
 
ブルーとむらさきのライトで、大正浪漫の世界に誘われるようです。一番、二番、インストゥルメンタル、再び、一番、ラストのフレーズ「今宵は月も 出ぬそうな」繰り返し、「出ぬそうな」の部分を高く歌い上げるスタイルがドラマチックで、切ない恋のストーリーをイメージさせます。そして、二番の西條八十氏作の詩を原詩の、のままで歌唱なさっている舟木さんの西條先生への敬愛の念が如実に現れているのも、「舟木一夫の宵待草」ならではものでしょう。
 
~ウイキペディアより~
夢二が亡くなって4年後の1938年に、その爆発的人気にあやかり『宵待草』という映画が企画された。その際、映画の主題歌にはこの3行の歌詞は短すぎるとして、夢二と親しかった西條八十によって新たに第2番の歌詞が加えられた。ところがその歌詞の中に、宵待草の花が「散る」という表現があり、後日「月見草は萎むもので直ぐには散らない」という指摘を受けて歌詞は訂正されたものの、第2番が歌われることはほとんどなかった。
*訂正個所:宵待草の花が散る→宵待草の花のつゆ
 
 
イメージ 6宵待草についてのエピソード あれこれ

その1 「宵待草」と「待宵草」
 
植物学的には「マツヨイグサ(待宵草)」が正しく、「ツキミソウ(月見草)」などと同種の、群生して可憐な花(待宵草は黄色、月見草は白~ピンク)をつける植物のことである。夕刻に開花して夜の間咲き続け、翌朝には萎んでしまうこの花のはかなさが、一夜の恋を象徴するかのようで、後には太宰治も好んで題材とした(富嶽百景 「富士には月見草がよく似合う」)。
 
ちなみに、夢二自身の自筆記録(大正9年・日本近代文学館蔵・紙に墨書)においては「待宵草」となっている。いっぽう同じセノオ楽譜(No.106)の表紙であっても版により「待宵草(初版-4版)」「宵待草(5版以降)」の異なる2種類の表記がある。ある時期から夢二自身が音感の美しさにこだわってこう替えたとされる。
 
 
    待宵草 表記                                       宵待草 表記
 
イメージ 7
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    房総の海
 
イメージ 9その2 「宵待草」の詩のモデルといわれた女性、おしまさん(長谷川カタ
 
1910 年(明治43年)夢二27歳の夏、前年話し合って離婚したにもかかわらず、よりを戻した岸たまきと2歳の息子虹之助を伴い、房総方面に避暑旅行する。銚子から犬吠崎に向かい、あしか(海鹿)島の宮下旅館に滞在した。ここは太平洋に向かう見晴らしの良さで、明治から多くの文人が訪れた名所である。
 
たまたま当地に来ていた女性、秋田出身の長谷川カタ(賢:当時19歳)に出会う。彼女は、成田の高等女学校の教師である姉のところに身を寄せていたが、長谷川一家も秋田から宮下旅館の隣家に転居しており、夏休みに家族を訪ねて来て、そこで夢二と出会ってしまうという次第である。
親しく話すうち彼女に心を惹かれ、夢二は呼び出してつかの間の逢瀬を持つ。散歩する二人の姿はしばしば近隣住民にも見られている。しかし結ばれることのないまま、夢二は家族を連れて帰京する。カタも夏休みが終わると成田へ戻り、父親は娘の身を案じ結婚を急がせた。
イメージ 10翌年、再びこの地を訪れた夢二は彼女が嫁いだことを知り、自らの失恋を悟る。この海辺でいくら待ってももう現れることのない女性を想い、悲しみにふけったといわれる。宵を待って小さな花を咲かせるマツヨイグサにこと寄せ、実らぬ恋を憂う気持がこの詩を着想させたのである。
 
おしまさん~長谷川カタ 
 
イメージ 11その後、賢(カタ)は、東京の夢二との間に文通もあったが、それもしばらくのことで、1912年(明治45年)4月11日、和歌山出身の音楽教師で作曲家の須川政太郎と結婚し、鹿児島・京都・彦根・愛知などを転任する夫を支えながら、一男三女を育て平穏な生活を送った。夢二のことについては寡黙だったが、尋ねられると笑って短く応えたという。晩年はあまり外出することもなく、大きな虫眼鏡で日がな「リーダーズ・ダイジェスト」を読んで過ごしたような女性だったという。1967年(昭和42年)7月26日他界(享年77)、政太郎の出身地である和歌山県新宮町(現・新宮市)の長徳寺の須川家墓所に夫と眠る
 
 
夢二はカタに会いに再び房総を訪れており、別れの際にカタの印象を日記に残している。
「おしまさんは実に清く、そして、やさしく、純な少女だった。そして、すこしも自分と他と欺ったことのない人だ。月のように清い少女だ。」
 
 
 
 
イメージ 13イメージ 12ゴンドラの唄 
作詩:吉井勇 作曲:中山晋平
 
いのち短し 恋せよ乙女
あかき唇 あせぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものを

いのち短し 恋せよ乙女
いざ手をとりて かの舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものを

いのち短し 恋せよ乙女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを
 
 
 
銭形平次
~お客様お待ちかねの手拭い撒きです

手ぬぐい撒きが終わると、手ぬぐいを入れていた籠を下手にふうわりと投げて、上手に、消える舟木さん。
暗転して、おかめ、ひょっとこのお面をつけた、踊り手が登場。最初、軽快なテンポで、中ほどは、花道のセリから長谷川稀世さんが登場すると、一転してしっとりした踊りになり、再び、ポップなテンポで賑やかに…

踊り~東雲節
長谷川稀世
林啓二
長谷川かずき
川上彌生
真木一之
(敬称略)
 
踊りの皆さんがせりが降りて消えると舟木さんが「北国の街」のイントロにのって上手から登場します。

北国の街  (プレゼントタイム)
 
イメージ 15後半の衣装は、ヴィヴィッドで若々しい鮮やかな若草色のジャケットに黒のパンツ。私が最初に拝見した3日の夜の部では、上下ともの若草色のスーツでしたが・・・何日目に変わったんでしょうね?
「北国の街」が終わると、受け取ったプレゼントをテーブルに並べながら、なんか着てる服がアマガエルみたいです・・(笑)と言う舟木さんでした。
もしかしたら、上下とも若草色は、ちょっと・・・ね、なんていうことになったのでしょうか?バッチリ着こなしていらしたから、替えなくてもよかったような気がしますが、パンツが黒になったらなったで、それもまた、ステキ!・・・要するに、舟木さんが着れば、なんでもステキなんですよね

3日には、ベストとシャツが別々かと思ったんですが、どうも、身頃をベスト風に切り替えしたシャツのよう
です。ベスト風な前身ごろが、グレー地に小さな黒のドット様、袖の部分がチャコールグレー、ネクタイや胸
ポケットのチーフも同系色です。
ステージ衣装は、シンプルなものでないといけないので形は変えられないですから、色で楽しむしかしようがない・・・
たくさんのプレゼントを、受け取って、ステージを右左へ移動して・・・最近はいただきものすると息が切れる。アブナイね、KAZUOくんも・・・舟木一夫と言う名前は、遠藤先生がつけて下さったんですが、KAZUOという名の印象は、若い名前ですね。一に夫という一夫という名前は先輩では、長谷川一夫さんしかいなんです。不思議ですね。今、踊った、稀世さん、かずきさんは親子で、長谷川一夫さんの娘さんとお孫さん。林啓二さん、川上彌生さんも親子・・・ついでに真木一之・・・とご自分の名前の話題から、踊り手の皆さんの紹介に上手く結びつけたMCは、さすが、慣れたものです。
次は、どうしても外せない歌。外せない歌があると言う事は幸せなことです。この辺の歌は、一生、ずっと歌ってきちゃいました。
 
イメージ 16高校三年生

仲間たち
学園広場
~プレゼントタイム

テーブルの方に歩いていって、置いてあるカップを示して、これは何が入っているかというと、京都のあめ湯を薄めたもの・・・すみません、ひとりだけ(飲んで)
 
 
噺家の大師匠方が、高座の座布団の脇に湯呑を置いて、噺の合い間にのどを湿す景色がどうしても重なる、落語マニアな私・・・(笑)
 
藤山一郎さんもNHKでは、大抵「青い山脈」を歌ってましたが、たまに「酒は涙か」・・私も同じですね。スケ
ジュールがなかなかとれないので、今は年に一回くらいNHKに出ます。この間もお話がありましたが、一曲は新曲の「眠らない青春」、でも、もう一曲は、やっぱり「高校三年生」NHKは、好きなんですね(笑)
色々なタイプの、歌を歌わせていただいて、19才の時にNHKのドラマ「赤穂浪士」に出て、「右衛門七討入り」を歌わせていただいたのも、ハッピーだったんですね。映画の主題歌を、みっつばかり・・・
 
イメージ 17その人は昔のテーマ

高原のお嬢さん~バラードバージョン

哀愁の夜~五番付

ラストの3曲は、きわめつけ「ステージの戦力」といえるのでしょうね。ステージ映えのする曲と言えます。
私は、「絶唱」が、マイ・ベストですが、これは、私の心の中に涙がでるほど大切にしまっておきたい曲ですから別格ですが、今は、「高原のお嬢さん」のバラードバージョンにすっかりハマっていて、聴くのが楽しみです。ステージのライブならではのスゴイ作品に、化けてしまった「高原のお嬢さん」、編曲の素晴らしさも勿論ですが、若い頃のヒット曲を、こうしてとてつもなく大きく育て上げてステージにのせることができているのは、舟木さんのたゆまぬ研鑽と精進と、歌への愛情なのだと、聴くたびに感動です。歌を愛する強い想いが、舟木さんの歌唱を常に進化させる原動力になっているのだと痛感します。
 
アンコール
~眠らない青春
 
「哀愁の夜」の御自作詩で、いったん幕が降りて、再び、軽快な「眠らない青春」のイントロで幕が上がると、ジャケットを脱いだ、カッコイイ舟木さんが、まだまだ「青春」そのものの若々しい姿を見せて下さいます。軽やかにステップを踏む舟木さんのお元気で幸せそうな笑顔をお土産にいただきました。
 
イメージ 18

10日の夜の部は、終演後に「みんなde舟木」の撮影がありました。私は、今回が初参加です。
こんな感じに、なるんですね。  (歌舞伎美人HPより) 
 
 
イメージ 14
 
写真が送られてくるのは10月半ば過ぎ頃だそうです。楽しみに待ちましょう。今年は、18日もたまたま行
けるので、2回も参加できてラッキー!
       

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