新歌舞伎座 舟木一夫特別公演 2月1日~2月20日
あれよ、あれよという間に、後半に入ってしまった新歌舞伎座特別公演。私は、前半の最終日にあたる9
日に拝見しました。この日は夜の部なしの12時開演の昼の部一回公演の日で、母と妹も誘って一緒に楽
しみました。
日に拝見しました。この日は夜の部なしの12時開演の昼の部一回公演の日で、母と妹も誘って一緒に楽
しみました。
私事ですが、二十代半ばからずっと関西在住で、大阪、兵庫、大阪と移り住み、最終が京都住まいでしたので子育ての期間30年余りずっと関西ですごしました。三人の娘たちも関西で成長したので、長女と次女はそのまま大阪で家庭をもち、それぞれの子どもたち(私の孫たち)も大阪育ちです。てなわけで娘たちのところで9日の舟木さんの新歌舞伎座公演見物含めて11日まで関西プチ旅行をしてきましたので、9日のご報告が遅くなってしまいました。
9日は、この冬一番の冷え込みという厳しい寒さで、朝起きると薄く雪が積もっていて、家を出る頃にも吹雪いていてどうなることかと心配しましたが、近鉄線も3、4分の遅れが出ただけで大阪に近づくにつれてお日様が顔を出してほっとひと安心しました。
この日は、一回公演で開演時間が12時というのが家を出る時間としても、ちょっとゆっくり目でいいので出やすいのか、寒さにも関わらず、お客さんの入りもとっても良くて劇場自体が活気にあふれていて大盛況で安心しました。
この日は、一回公演で開演時間が12時というのが家を出る時間としても、ちょっとゆっくり目でいいので出やすいのか、寒さにも関わらず、お客さんの入りもとっても良くて劇場自体が活気にあふれていて大盛況で安心しました。
以下舞台の様子の御報告です。先ずはお芝居から。
第一部 ~花の風来坊~おとぼけ侍奮闘記
客席のみならず、舟木さんはじめ共演者の皆さん、きっと毎日、どんなアドリブが出るのか楽しみになさっているのではないでしょうか。この日は第二部のコンサートのスタンディング曲「君よ振りむくな」の歌詩をお芝居の中で取り入れて舟木さんファンを喜ばせてくださった文童さん。そして、「いろは長屋の用心棒」で籠かきコンビだった桂団朝さんと戸田都康さんが今回は、屑屋さんコンビとなって幕前でのつなぎで相変わらず軽妙なやりとりを楽しませてくださっていますが、このお二人も文童さんのアドリブを受けて「君よ振りむくな」をギャグって、舟木一座のチームワークを見せて和気あいあいとした雰囲気。
日々変化していく喜劇ならではの面白さを堪能できる「花の風来坊」。さて後半の舞台はどんな風に進化を重ねていくのか、ますます期待してしまいます。
お芝居の中盤では、誠之助(天下泰平)、富市(ねずみ小僧)、富市女房(おえん)、お吉、つまり舟木さん、与一さん、葉山さん、稀世さんというベテラン四人の役者さんたちが揃う場面があります。喜劇の色合い濃いお芝居の中で、大人の男と女が、しみじみと交わし合う情に満ちたセリフが行き交う場面がひときわ精彩を放っています。なにげない会話ですが、それだけにさすが皆さん巧いなぁと感じさせます。
2015年2月9日 第二部 シアターコンサート
コンサートの模様は舟木さんのトークをメインに報告します。ピンク文字が舟木さんのトーク部分。
~オープニング
眠らない青春 作詩:舟木一夫 作曲:川崎浩史 編曲:杉村俊博
(1976年アルバム「レマンのほとり」収録/2014年シングルCD)
なつかしいこの街に
ただひとり 来たんだよ
眠らない青春の
想い出に 誘われて
やわらかな 木もれ陽と
手づくりの 愛の日は
変わらずに あるものと
おたがいに 信じてた
さよならの足音は
春の日のにわか雨
冷たさを 耐えるには
若すぎた 二人さ
明日には出るはずの
虹さえも 知らないで
見つめ合う 瞳には
あきらめが ゆれていた
お揃いのセーターを
ひっそりと 取り替えて
合い鍵は 二つとも
鉢植えに 埋めたよ
逝く春の 哀しさを
胸深く 抱きとめて
あの人が 投げかけた
ほほえみの 優しさ
鮮やかによみがえる
青春の 想い出は
暮れなずむ 街角に
いつまでも 眠らない
いつまでも 眠らない
いつまでも 眠らない
胸深く 抱きとめて
あの人が 投げかけた
ほほえみの 優しさ
鮮やかによみがえる
青春の 想い出は
暮れなずむ 街角に
いつまでも 眠らない
いつまでも 眠らない
いつまでも 眠らない
1日に初日を開けさせていただいてワアワア言ってるうちに明日あたりが中日となりました。暦の上では
立春を過ぎましたが冷え込む中お越しいただいてありがとうございます。
立春を過ぎましたが冷え込む中お越しいただいてありがとうございます。
~プレゼントタイム
くちなしのバラード
ブルートランペット
北国の街
東京は恋する
ブルートランペット
北国の街
東京は恋する
第二部の開演前から、客席の通路にプレゼントをされるファンの方たちが並んでいらっしゃるのを見て、多分、あまり舟木さんのステージを見られたことがないお客さんだろう方たちが口々に「あら、すごい!」「見て、きれいなお花!」「あっちにも並んでる!」など驚きの声をあげていらっしゃいました。
舟友さんのこの花束には客席から拍手が聞こえてきましたよ
まあ、長いこと歌っていると持ち歌もふえてきますが、ヒット曲の順に力があるかというとそうでもない。
意外とアルバムの中のある一曲をステージの中にかけて、その曲の力を見つけてやっていくのが歌い手の仕事なんでしょうかね。
若い頃からけっこう日本調の歌も唄ってきて、そのあと少し落ち着いてきた頃に出てきたのが抒情歌系。
その中から……、ひとつめが「初恋」、ふたつめが「絶唱」を。
意外とアルバムの中のある一曲をステージの中にかけて、その曲の力を見つけてやっていくのが歌い手の仕事なんでしょうかね。
若い頃からけっこう日本調の歌も唄ってきて、そのあと少し落ち着いてきた頃に出てきたのが抒情歌系。
その中から……、ひとつめが「初恋」、ふたつめが「絶唱」を。
初恋 作詩:島崎藤村 作曲:若松甲
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
絶唱
日本というのは四季がはっきりしていて、季節感のある国、今はもうそういった季節感も食べものも含めてぼやけてきましたが…僕らが子どもの頃は、秋にならないと食べられないもの、春にならないと食べられないものがあって、その季節が来るのが楽しみだった。僕の同級生は、ほとんどが農家の長男坊だったりしてたので、夏になると、新聞紙に塩を包んで畑に行って、仲間とスイカをとってた。当時は1kmごとにひとつくらい井戸があったのでそこで洗って(ゲンコを作る舟木さん)ガン!と割って食べた。
真っ黒に日焼けしたワイルドなやんちゃ坊主たちも昭和の懐かしい風景の一部だったなぁとあらためて思
いながら舟木さんの思い出話をお聞きしました。
いながら舟木さんの思い出話をお聞きしました。
では、ここで「視聴者参加番組」、皆さんご協力をお願いします!ジャケットを脱いで若々しい舟木さん
~スタンディング&サインボール打ちタイム~
君よ振りむくな 作詩・作曲:上田成幸
(1999年1月)
https://www.youtube.com/watch?v=6pg-j3enNho (ちょっと昔の舟木さん映像付)
https://www.youtube.com/watch?v=oft_K0IB4Fs (kazuyanさんの動画です)
(1999年1月)
https://www.youtube.com/watch?v=6pg-j3enNho (ちょっと昔の舟木さん映像付)
https://www.youtube.com/watch?v=oft_K0IB4Fs (kazuyanさんの動画です)
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
今、春を待つ 風はつめたく
たとえば 凍える日々なら
ーーーただ ゆらゆらと
涙に希望(のぞみ)に 身体をまかせて
ためらいも 人も 抱きしめて眠れ
走り続けろ君よ 力のかぎり
今、春を待つ 風はつめたく
たとえば 凍える日々なら
ーーーただ ゆらゆらと
涙に希望(のぞみ)に 身体をまかせて
ためらいも 人も 抱きしめて眠れ
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
走り続けろ君よ 力のかぎり
今、何よりも 熱いいたみが
たとえば 昨日の恋なら
ーーーただ しみじみと
寒さにあいつに 想いをまかせて
ぬくもりも 傷も 抱きしめて眠れ
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
たとえば 昨日の恋なら
ーーーただ しみじみと
寒さにあいつに 想いをまかせて
ぬくもりも 傷も 抱きしめて眠れ
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
今、疑いに 心とざして
たとえば うつろな旅路(たび)なら
ーーーただ さらさらと
出逢いに別離(わかれ)に 流れをまかせて
夕やけも 虹も 抱きしめて眠れ
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
力のかぎり
たとえば うつろな旅路(たび)なら
ーーーただ さらさらと
出逢いに別離(わかれ)に 流れをまかせて
夕やけも 虹も 抱きしめて眠れ
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
立ちどまるな 決して振りむくな
走り続けろ君よ 力のかぎり
力のかぎり
終わると…
ご町内の皆さま、たいへんお騒がせいたしました!(笑)
皆さん、なんでいまどき手ぬぐい?とお思いかもしれません。そうですよね…最近は手ぬぐいの出番なしなんです。僕らの世界では、手ぬぐいは「縁起もの」なんです。縁起だけかついで頂ければと…台布巾にでも使ってください。
歌って、ボールを打って、おしゃべりして……舟木さんの体力はスゴイ!と感心しますが、やっぱり疲れるにきまってますよね。
最近ネ、こういうのが疲れるんですよ。ステージっていうのは皆さんが思っていらっしゃるより5倍も10倍も暑いんです。一回脱いだら着るのがイヤなんですが、仕方ないから着ます…とジャケットをベージュ系(よく見るとチェック風地模様)にお着替え。
先ほどのボールがひとつバウンドしてステージに戻ってきたのもしっかり気づいていらして、あら、あんなところにピンクのボールがひとつもどってきてる…コバに任せよう!とサックスの小林さんにそのボールの行き先を預ける舟木さんでした。
よくこんなことがありますが、舟木さんはその注目の的になったボールはあまりご自身では打たず大抵はバンドメンバーのどなたかを指名されます(笑)その気持ちはとってもよくわかりますよね。客席中の視線が、そのボールに痛いほど集中しているのですから、自然とそういうスタイルになるでしょうね。舟木さんの「いき」というのは、そういうなにげない行動スタイルも感じられて、私には「好いたらしいお方」と思われるのです。
最近「日本の名曲たち」というのを歌ってます。ある時代の名曲…ほっといたら、もったいないので。
僕の思ってる流行歌は昭和に始まって昭和で終わってる。「荒城の月」「浜辺の歌」なんかの古典もとりまぜながらお聞かせしようと…
今日までが前半戦の2曲、明日から変わるんですが…
大阪におじゃましてるので「なにわの歌」ということで…「浪花」といえば、桂春團治と坂田三吉の歌がやっぱり多いんですよ。そこへ、もうひとつ足すと「夫婦善哉」でしょう。今日は「浪花恋しぐれ」「王将・夫婦駒」を。
9日新歌舞伎座終わりで京都に向かい桂米朝一門の落語研究会に行ってきました
~日本の名曲たち
(~2月9日)*10日から曲目入替
(~2月9日)*10日から曲目入替
浪花恋しぐれ 上方落語の高座
王将・夫婦駒
ふたつめの「王将・夫婦駒」はヒット曲というところまでいってないんですが、詩もメロディーもアレンジも流行歌のツボをぴたりと衝いている。
ここで思いきりチャンネルを戻して52、3年前の歌を並べてみます。
あゝ青春の胸の血は
仲間たち
高校三年生
学園広場
仲間たち
高校三年生
学園広場
この辺の歌は18(才)で唄っていた。2ヶ月前の12月が来てジャスト70(才)
客席から「え~ッ!」「ホント?」「若い!」とまたまた感嘆の声がたくさん聞こえました。
久しぶりに舟木さんの舞台をごらんになった感じのお客さんが多かったようです。特にこの年齢をおっしゃった時には男性のお客さんのビックリ!の声が目立ちました。ご自身と比べるから?(笑)
久しぶりに舟木さんの舞台をごらんになった感じのお客さんが多かったようです。特にこの年齢をおっしゃった時には男性のお客さんのビックリ!の声が目立ちました。ご自身と比べるから?(笑)
高校三年生もここまできてイヤんなっちゃうんですが、ステージに上がると安心するんですよ。客席もずいぶん古くなったなぁ!(笑)一緒に頑張っていきましょう!
男も女もこういう風景は誰もが通りぬけてきたんだなぁという歌をみっつ。
たそがれの人
高原のお嬢さん ~バラードver. 作詩:関沢新一 作曲:松尾健司
https://www.youtube.com/watch?v=vdq05qCjwAo (映画「高原のお嬢さん」映像/歌なしです)
(1965年10月発売)
あの人に逢いたい たまらなく逢いたい
高原に風はわたり 白樺はゆれていた
夏がゆけば 恋も終わると
あの人はいつも 言ってた
リーフ・リーフ……
君にぼくの 恋を語ろう
つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ
高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた
一人よせる 夢ははてなく
残り火は 赤く燃えてた
リーフ・リーフ……
ぼくの恋は 消えてしまった
あの人に逢いたい たまらなく逢いたい
東京の空のどこか あの人は住んでいる
せめて いちど逢ってききたい
夏の日の 恋は嘘かと
リーフ・リーフ……
東京の秋は 淋しい
高原に風はわたり 白樺はゆれていた
夏がゆけば 恋も終わると
あの人はいつも 言ってた
リーフ・リーフ……
君にぼくの 恋を語ろう
つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ
高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた
一人よせる 夢ははてなく
残り火は 赤く燃えてた
リーフ・リーフ……
ぼくの恋は 消えてしまった
あの人に逢いたい たまらなく逢いたい
東京の空のどこか あの人は住んでいる
せめて いちど逢ってききたい
夏の日の 恋は嘘かと
リーフ・リーフ……
東京の秋は 淋しい
哀愁の夜 (五番付)
~アンコール
明日咲くつぼみに
明日咲くつぼみに
もう、こぶしの冬芽が出てきましたよ
9日には、ラッキーにもまたサインボールがやってきてくれました。嬉しくもアリ、今年の運を使い果たしたのかも?
私が、最初にボールとご縁があったのが、2013年の8月1日の大阪梅田芸術劇場でのツアー・コンサートでした。その後は、1年半ほどご縁がなかったのですが、2月2日の昼に久しぶりにやってきてくれました。次のボールは、また一年半後のお楽しみかな?と思ってたらちょっと早すぎたので、そうなると次は3年後になってしまいます。ガ~ン!舟木さんには55周年以降もお元気でステージを続けていただかなくちゃ。そしてあの若々しいポーズのサインボール打ちも、続けていただけたらと思っています。
ところで私のところにやってきたボールのカラーは、3つともグリーン。最初は気づかなかったのですが、良く見てみると3つとも大きさが違ってました。最初のボールの直径は65mm、2日のは70mm、9日のは75mmです。ボールのサイズが段々大きくなってることに、特にイミはないと思うのですが、今さらながら発見したので。
次回は2月14日、バレンタインデーに昼夜拝見します。チョコの山に埋もれそうな舟木さんでしょうね。
「日本の名曲たち」も後半の曲と入れ替わったのをお聞きできるのが楽しみです。
「日本の名曲たち」も後半の曲と入れ替わったのをお聞きできるのが楽しみです。
なお、14日は舞台写真集の発売日です。こちらもとっても楽しみです。