皆さまの地方では、台風の影響はいかがでしょうか?ここ東海地方は、いきなり強い雨が降ってきたり、薄日が差してムシムシと暑くなってきたり、風もかなり強くなってきています。大きな被害に至らないことを祈っております。
昨日のさんぽ径でみつけた満開の白百合
コンサート当日の14日は関東地方も猛暑に見舞われましたが、コンサート開催日が台風に遭遇することからは免れることができて幸運でした。
相模女子大グリーンホールでのコンサートは14日でしたが、前日から東京入りして、新橋演舞場で上演中の「阿弖流為(アテルイ)」を観劇しました。ちょっとだけ「阿弖流為」について…しばし、ガマンしてお付き合いくださいね。
京都市清水寺境内の阿弖流為の供養石碑
石碑に刻まれているのは、現在の岩手県奥州市地域を本拠地とした蝦夷(えみし)の首長・阿弖流為(アテルイ)と母禮(モレ)の名前です。二人は平安朝廷の東北平定政策に対して勇敢に戦いましたが、郷土の犠牲に心を痛め、征夷大将軍・坂上田村麻呂公の軍門に下りました。将軍は両雄の武勇、器量を惜しみ朝廷に助命嘆願しましたが、許されず処刑されてしまいました。石碑は、平安建都1200年を期して1994(平成6)年に有志により建立されました。
松竹創業120周年 歌舞伎NEXT 上演期間 平成27年7月5日(日)~27日(月)
配役
阿弖流為:市川染五郎
坂上田村麻呂利仁:中村勘九郎
立烏帽子/鈴鹿:中村七之助(二役)
阿弖流為 あらすじ
古き時代、日の国――。大和朝廷は帝による国家統一のため、帝人(みかどびと)軍を北の地に送り、そこに住むまつとわぬ民、蝦夷(えみし)に戦を仕掛けていた。その頃、都では、蝦夷の“立烏帽子(たてえぼし)党”と名のる盗賊一味が人々を襲っていた。それを止める一人の踊り女。彼女こそ立烏帽子。女だてらの立烏帽子党の頭目だった。町を襲う盗賊が自分たちの名を騙る偽者であること暴くため変装していたのだ。そこに都の若き役人、坂上田村麻呂もかけつける。さらに“北の狼”と名のる男も現れ、偽立烏帽子党を捕える。この事件をきっかけに北の狼と田村麻呂は、互いに相手に一目置くようになる。だが、北の狼と立烏帽子は、蝦夷が信じる荒覇吐(あらはばき)神の怒りを買い、故郷を追放された男女だった。
北の狼の本当の名前は、阿弖流為(アテルイ)。故郷を守り帝人軍と戦うため、立烏帽子と二人、蝦夷の里に戻ることにする。荒覇吐神の怒りをおさめた阿弖流為は、蝦夷の兵を率い、帝人軍と戦う。彼の帰還を快く思わぬ蝦夷の男、蛮甲の裏切りにあいながらも、胆沢の砦を取り戻した彼は、いつしか蝦夷の新しい長として一族を率いていく。
一方、田村麻呂も、帝の巫女である姉、御霊御前(みたまごぜん)や右大臣藤原稀継(ふじわらのまれつぐ)らの推挙により、蝦夷大将軍として、蝦夷との戦いに赴くことになってしまう。阿弖流為と田村麻呂、互いに認め合う二人の英傑が、抗えぬ運命によって、雌雄を決する時が来ようとしていた。
私は、例によってテレビ離れしていたので、大河ドラマも見てませんでしたので全然知りませんでしたが、NHK大河ドラマ「炎立つ」(1993年)でアテルイを演じられたのが里見浩太朗さんだったそうです。
演舞場のロビーの看板の下のパンフレット棚には数あるパンフの中から舟木さんの特別公演のパンフが置かれてました
↑舟木一夫特別公演パンフ
舟木一夫 コンサート 2015 相模女子大グリーンホール 7月14日
舟木さんの「お出迎え」の模様を「速報!」としてリアルタイムで、携帯からお知らせしましたので、舟
木さんがお元気なご様子がわかってきっと皆さんご安心なさっているかと思いますので、ヘタなレポートは不要かと思いましたが、一応、簡単に、トーク内容をメモした部分のみ、ご報告させていただきますね。舟木さんのトーク部分はピンク文字です。
開演時刻、緞帳が降りたままで、「高原のお嬢さん」バラードスタイルの舟木さんの歌声が流れます。
ツーコラス目から緞帳が上がって舟木さんの姿が現れます。
高原のお嬢さん 1977年再録音盤
https://youtu.be/lVMCWsjnNQ8
https://youtu.be/lVMCWsjnNQ8
今日は暑いですね…当たり前です、7月半ばですから(笑)例年より梅雨が長いようですが…お暑い中、ようこそお越しいただきましてありがとうございます。
この(ステージの)後は、「NHKのど自慢」に出て、ちょっとお休みをいただくということで…
どうぞ、ごゆっくりお楽しみください。
どうぞ、ごゆっくりお楽しみください。
~プレゼントタイム/メドレー
花咲く乙女たち
くちなしのバラード
北国の街
友を送る歌
ステージでは、単独で歌っている歌は意外に少ないんですね。最低でも3曲、多い時は10曲ぐらいつながりのいい歌をつなげています…今のが、つながりが良かったのかどうだったのか(笑)
今は、一ヶ月に4日ぐらいしかコンサートできないんですよ。体力の回復が遅くなってきてます。ご自身が納得できる万全の体調で歌を聴いていただきたいという舟木さんの真摯な想いが、最低でも中4日の休息をとってコンサートのスケジュールを立てているという説明で、ヒシヒシと伝わってきました。
後半のラストでおきかせしますが、先日「歌謡コンサート」で新曲を歌ったんですが、新曲だったワリには歌詩を間違えたんですが(笑)
わざわざ自己申告されましたが、正しくは間違えそうになった?ということかな?
こんな感じでしたよね ↓
その後、「歌詩間違え」つながりの話題ということなのか、BS朝日で放送予定の美空ひばりさんの特集番組にインタビュー取材を受けられた時のお話しがありましたが、舟木さんが最初と最後に「ここだけのハナシ」と念を押されましたから、申し訳ないですが、詳細はアップできませ~ん(笑)
*ヒントは、舟木さんが「シアターコンサート 演歌の旅人 船村徹の世界」のアンコールで歌っていらっしゃる「三味線マドロス」についてです。BS放送をご覧になれる方は、注意深くお聴きになって下さいね(笑)
3っつばかりラブソングをつなげて…
その人は昔のテーマ
眠らない青春
この日はサックスが小林さんじゃなかったのですが、いつにも増してノリノリのアドリブ演奏で長~ぁい(笑)舟木さん、あたたかなまなざしで、「好きに長くやっていいよ、って言ったらアレですよ(笑)
さっきの話の続きみたいですが、年令とともに体力も衰えてきたし、声だって身体の一部ですから…
舟木さんの持論でしょうか、ボイストレーニングと言っても、やはりお客さんを前にして本番のステージで歌うことが最善のボイストレーニングだという意味合いのことをおっしゃいました。
ですから、コンスタントにコンサート活動ができるということを、僕なんか幸せものでしょうね。としみじみおっしゃっいました。これは舟木さんの実感なのでしょうね。
ですから、コンスタントにコンサート活動ができるということを、僕なんか幸せものでしょうね。としみじみおっしゃっいました。これは舟木さんの実感なのでしょうね。
一ヶ月公演では…とお芝居とコンサートの二部制について、芝居の声とコンサートの声は違っているからそのバランスなんですね。コンサートは、一日50曲から60曲、一ヶ月公演のコンサートと一日20曲くらいの差があって、その差が大きいんです…でも。70にしては、そこそこ頑張ってると…(拍手)何ですか?…70にしてはと前置きつけたのに拍手いただいても…とテレ隠し(笑)でも、お顔はニコニコでした。
2年くらい前から、先輩たちの流行歌、古典の名曲というのを楽しんでいただこうと選んでますが今年は軽めのポップス系2つを並べてます。
~日本の名曲たち~
空に星があるように
https://youtu.be/SOWs6LocZao (kazuyanさん動画)
https://youtu.be/SOWs6LocZao (kazuyanさん動画)
上を向いて歩こう
さりげなくていい歌ですよね。時代の中に置き去りにされるというとなんですが、こういう歌をおきかせするのは悪いことではないでしょう。
コンサートというのはたまには参加するのも…お尻を上げていただいてちょっと騒いでいただいて…
ジャケットを脱いで、軽やかにいつものスタンディングコーナー。
銭形平次
~スタンディング&サインボール
新曲 そばにいるから
~スタンディング
~スタンディング
最初のは「銭形平次」、2つ目はあとでおきかせする新曲のカップリングです。「銭形平次」は福山雅治さんが、最近のアルバムに入れてくれてます。この間、電話で話しましたが「最近、銭形平次を御贔屓下さっているそうで、どうも」…と云ったら「いやいや~ッ!」って、ちょっと福山調で(笑)
ふつうでいったらあの頃、ああいう歌が出てくるのはむつかしい…作品の力なんですね。そういう意味で彼が「銭形平次」を「日本の名曲」のひとつのように思ったんでしょうね。あの歌はむつかしいんです。音域が広いし、上がり下がりがあって…松山?
(福山というところを松山と言われたのかな?自分でツッこんでいらっしゃいました)全然、方角が違う(笑)…トークしながら白のジャケットに着替えつつ、また暑いから半分だけ…と左肩だけにジャケットをひっかける最近の舟木さんのお気に入りのスタイル(笑)
ここから後半に入ります。デビュー曲からいろんなカーブがありました。北国の街、高原のお嬢さん、哀愁の夜…色んな歌が出て、抒情歌が出てきた…そんなのをメドレーで。
~抒情歌のメドレー
絶唱
(kazuyanさんの動画) *吉野木挽唄から絶唱ver.
まだ見ぬ君を恋うる歌
(kazuyanさんの動画)
夕月の乙女
夕笛
夕笛のオルゴール~夕月の乙女 ver. (kazuyanさんの動画)
初恋
浮世まかせ
https://youtu.be/U0o1uQ11CLo (kazuyanさんの動画)
さっき70になったと言いましたが、なんのことはない、あと4ヶ月で71になる(笑)72が来ると次の1月からメモリアルイヤー…ということになるんですが、そうすると55周年になるわけですが(拍手)
それが過ぎると、もうどこまで歌っていけるかわからない。55周年が過ぎると73、その時どうなってるのかヨボヨボになってるのか…
ヨボヨボってねぇ、舟木さんのおっしゃる「ヨボヨボ」のイメージがどんなのかわからないで~す(笑)
さてラストブロックは何をおきかせするかと……恥も外聞もなく52、3年前の歌を並べてみました。
あゝ青春の胸の血は
高校三年生
学園広場 (kazuyanさん/1977年再録音盤)
少年いろの空 (kazuyanさんの動画) *風~少年いろの空
一度降りた幕が大きな拍手とともに上がってジャケットを黒に着替えた舟木さんが登場
アンコール
~新曲・春はまた君を彩る
いいタイミングでいい歌に出逢うのはむつかしいんですが、今回の新曲は皆さんのお力でヒット曲にしたいただきたい…というのは50代以上の人はCDを買わないからヒット曲は出ないというのをきいて悔しかった。だからヒットさせたい!(笑) この歌は大人の歌だと思います。
長いこと歌ってきた歌い手が歌い、同じように旅を続けてきたお客さまに聴いていただく…そういう世代間の共感の中で、静かに広がっていってほしい…という想いが「ヒット」という言葉に込められているのだと思いました。短期決戦ではなく、ふと何かにぶつかったとき、しみじみこの歌があって良かったと心癒されるようなポジションを獲得していく歌として育っていくことを私も心から願っています。
19日の「NHKのど自慢」出演のあとは、いつもよりちょっと長いお休みのようです。夏の盛りですので、舟木さんにも十分に休養と充電期間をとっていただきたいですね。
春はまた君を彩る オリコンランキング 7月14日付 29位に返り咲きました
新曲のランキング推移としては、いい感じの流れだと思います。ジワジワ、息長く、ひとりでも多くの方の耳に届きますように!