十一月十五日は「七五三参り」ですが、昨日は大安吉日だったとかで、雨にもかかわらず神社には多くの参拝があったようです。末娘が安産祈願(戌の日)ということで出かけた滋賀県の多賀神社も大賑わいだったそうです。殊に少子化の昨今、子どもたちの健やかな成長を願ってやみません。
笠松氏は、ご自身のブログを開設されています。先ずは、「笠松泰洋の作曲家日記」のバックナンバーをご紹介しておきます。これまで、「浮浪雲」「花の生涯」「いろは長屋の用心棒」「八百万石に挑む男」の音楽を担当されていますので、特別公演が近づくと、何か書かれているかな?と笠松氏のブログを覗かせていただいてますが、本日アップされた日記に、ほんの少しですが、「気ままにてござ候」関連の文面を見つけました。今回の音楽も、笠松氏が作られるということなんですね。とっても楽しみです。
バックナンバー
舟木一夫公演『浮浪雲』録音終了!(2012年8月26日)
http://blogs.yahoo.co.jp/synlogue/36340920.html
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舟木一夫公演『浮浪雲』初日 (2012年9月3日)
http://blogs.yahoo.co.jp/synlogue/36385548.html
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舟木一夫座長公演@新橋演舞場 (2013年5月18日)*「花の生涯~長野主膳ひとひらの花」
http://blogs.yahoo.co.jp/synlogue/37083761.html
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舟木一夫さんの新しい芝居の音楽録音 (2013年11月26日 *「いろは長屋の用心棒」
http://blogs.yahoo.co.jp/synlogue/37537951.html
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舟木一夫特別公演、開幕(2014年9月3日) *「天一坊秘聞~八百万石に挑む男」
http://blogs.yahoo.co.jp/synlogue/38150477.html
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レストランμライブ終了、いよいよ「義経」「星の王子」リハ開始 11月9日(月)午前8:20
昨日は、武蔵小杉の中華レストランμでのライブ終了。メンバーは、ヴォーカル津島綾乃、キーボード瀬田創太、ベース小美濃悠太、ドラム斉藤孝、で、オーボエとズルナと司会が私、という新しいメンバー。多分これが5回目のμライブになると思います。斉藤孝さんとは、18年ぶりくらいの仕事ですが、彼がまだ芸大の学生の頃に仕事した時とは別人の、実に洒脱に音色を使い分ける素晴らしいドラマーになっていました。キーボード(ピアノ)の瀬田さんも、しなやかな感覚と高い技術があり、このメンバーでまたμライブはやることになりそうです。
私は、しばらく目一杯仕事をすると、突然、風邪になるとこがあります。最初の兆候は、突然、作曲が不調になります。メロディーがすいすい思い浮かばなくなり、考えて、捻り出さないといけなくなり、ものすごく作業が遅くなります。先週の月曜から水曜は、丸々家にいて、年内にやらなければならない作曲の仕事をどんどん進めるつもりでした。具体的には、来年3月に初演が予定されている歌曲と、今年12月の新橋演舞場の舟木一夫さんの公演の芝居「気ままにてござ候」の音楽なのですが、全く進まなかったのです。舟木さんはオケ録音が今月23日と決まっているので、稽古初日の12日までに、デモで全曲上げるつもりでいましたが、全く進まず、焦りましたが、これは、1年か2年に一度ある、風邪、だったのです。最初に作曲が不調になり、翌日くらいに、鼻、喉、熱など、ごく普通の風邪の症状が出ます。で、あ、風邪だ、休めの合図だ、と思います。強制終了。頭をフル回転させ過ぎると、脳が興奮状態で突っ走り、体のサインを消してしまうので、短い睡眠でハイな状態でずっと仕事をしてしまうのです。今年は、時々運動して(ランニングです)体と頭のバランスをコントロールするようにして、とてもうまくいっていたのですが、夏以降、ちょっと運動の控えめで、パソコンの前で頑張り過ぎたのかもしれません。人魚姫をやりながら、星の王子を作る、という生活が続きましたから、リハで体が疲れると、夜、帰宅後に走るのがさすがに億劫だったせいもあります。
で、この時期に作曲を止めるのはとても厳しいので、低空飛行で続けましたが、3日間で、普段の6時間分くらいしか進みませんでした。その後、来年の仕事の打ち合わせで新潟行き(後々に告知致します!)、星の王子のピアニストとの長い打ち合わせ、などもやりつつ、体は風邪のままですが、頭の方が先に回復し(これもいつものことです)、体は完全に風邪の諸症状がそのままですが、作曲は完全に復帰し、舟木さんの曲をすごい勢いで作りました。
で、昨日は、μのライブが、お昼と夜の2回。風邪でオーボエを吹くのは、とても大変です。咳が出たら吹けませんし、鼻水が出ても、演奏していると拭くこともできませんし、鼻が詰まっていて咳が出易いと、息継ぎが思うように出来ず、演奏にならないのです。それに、息圧が高いので、やはり風邪の体にはしんどい楽器です。木曜にオーボエを吹いてみたのですが、全くダメで、μライブが心配でした。しかも、今週は、月曜に「義経」の音楽リハが桜バンド集合してあり、そこでも、自分で作ったとはいえ初見のオーボエパートを吹かなくてはなりません。メイ(大きなトルコの篳篥)も使っています。そして、週末にはその本番が。しかし、昨日、日曜の朝にも風邪は一向に良くならず、バンドメンバーに、今日、笠松は、オーボエが吹けないかもしれない、オーボエパートはキーボードでカバーして欲しい、と弱気のメールをしました。ところが、会場でリハをやると、自室と違い広いせいか、人と音楽の合わせをする緊張や高揚からか、ピタっと鼻が止まり、伸び伸びと音が出たのです。で、予定通り、オリジナルのキッチンボサ、や、全員による即興演奏、ズルナなど、本番をやりました。オーボエの演奏としては、自分でこれまで一番安定した音が出た気がしました。やはり、ランニングで10キロ走れるようになってから、基礎体力が全く変わり、今年は、オーボエ、ズルナが体力的にとても余裕をもって演奏できます。両方とも、息が少ししか出て行かないので、30秒以上音を切らずに演奏出来るのですが、それを続けるということは、いわば、潜水をずっと続けて泳ぐようなもので、呼吸循環系の体力が強いのと弱いのでは、こんなに違うのか、と、自分で実感しています。多分、腹筋も体幹の筋肉も強くなっているので、音のコントロールが余裕で出来るのです。あと、オーボエを吹くのには欠かせない、唇の筋肉も、作曲しながら、錘をつけたリードをくわえる、という訓練法を考えついてからは、練習が短くて筋肉が落ちてコントロールが利かなくなる、ということがなくなりました。前回の新オリエントのライブの時でも、4時間近く、フルに演奏してリハして、すぐ後に2時間超えのライブをやっても、最後まで余裕で音のコントロールが出来る、という状態でした。というわけで、風邪にもかかわらず、納得の演奏が昨日は出来ました。
風邪のままですが、このまま、義経のリハ、本番、そして、星の王子のリハに突入します!
「平泉寺の義経と弁慶」は14日午後3時から、ハーモニーホールふくいで本番です。まだ若干チケットあります。15日には、私が校歌を作った福井市の本郷小学校で、創立10周年の記念行事があり、そこでも、小さなコンサートをやる予定です。和田啓さんのパーカッション、仲谷理沙さんのピアノと一緒にやります。8日から15日までに、3種のコンサートで4回本番という、特殊な週になります。
作曲家。1960年福井県生まれ。 東京大学文学部美学芸術学科卒業。
オーボエを岩崎勇、作曲を三善晃、ピアノを山根美代子の各氏に師事。
オーボエを岩崎勇、作曲を三善晃、ピアノを山根美代子の各氏に師事。
室内楽を中心に作品を発表、弦楽四重奏曲第3,4番はウィーンカルテットにより初演され高い評価を受ける。オーケストラと朗読のための「アガメムノンとカッサンドラ」、東京佼成ウィンドオーケストラの委嘱による「コントラバスとウィンドアンサンブルのためのコンチェルトグロッソ、オケアノスの海」など大きな編成の作品も発表。
笠松さんは、このところ、体調が芳しくなかったそうで心配ですが、一気に取り組まれたとか…時間があれば、できるというお仕事ではないので、ストレスやプレッシャーはひとかたならぬものがおありかと推察します。音楽、美術、照明…その他諸々の分野の気鋭の皆さんが、一丸となって創り上げる舞台芸術の世界、きっと大いに楽しませていただけることと思います。
「お出迎え」写真や動画で、私たちを楽しませてくださっているkazuyanさんの、東京さんぽの新しい動画です。BGMは「東京は恋する」来月の一ヶ月公演が開催される新橋演舞場周辺を散策された写真が満載です。
(1965年4月 カップリング「虹のむこうに」)
肩にやさしく 手をおいて
見上げる夜の オリオン星座
こんなにひろい 街だけど
歩いているのは 二人だけ
ああ 東京は 恋する
恋する街よ
見上げる夜の オリオン星座
こんなにひろい 街だけど
歩いているのは 二人だけ
ああ 東京は 恋する
恋する街よ
花の香りか 黒髪か
より添う胸に 夜風も甘い
いつかはきっと しあわせが
くるよといえば うなずいて
ああ 東京は 恋する
恋する街よ
より添う胸に 夜風も甘い
いつかはきっと しあわせが
くるよといえば うなずいて
ああ 東京は 恋する
恋する街よ
ふたりの夢を あたたかに
ネオンがつつむ ターミナル
手をふる別れ つらいけど
明日もここで また逢える
ああ 東京は 恋する
恋する街よ
ネオンがつつむ ターミナル
手をふる別れ つらいけど
明日もここで また逢える
ああ 東京は 恋する
恋する街よ