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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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勝小吉自伝「夢酔独言」より その1 & 「気ままにてござ候」の舞台稽古情報

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先日、ご紹介した「気ままにてござ候」に出演なさっている若手俳優さんのブログに、お稽古の模様がちょっとアップされています。再度、ご紹介します。おふたりとも「八百万石に挑む男」に続いて、二度目のご出演です。

先ずは、11月19日付の私の拙ブログ~11月12日「顔寄せ」についてのおふたりの日記
http://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/70838560.html

こちらはおふたりの近々の日記です

ひろきのお話聞いてくださいっ♪  (野本大樹さんのブログ)
http://ameblo.jp/hiroki-nomoto/

YUSUKE NISHIDA OFFICIAL BLOG(西田裕輔さんのブログ)
http://ameblo.jp/nishidayusuke/day-20151124.html

こちらは勝海舟家紋「丸に剣花菱」
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「気ままにてござ候」のお芝居が開幕する初日の12月1日まであと数日となりました。舟木さんが演じられる勝小吉の自伝「夢酔独言」の中から、抜粋して、ちょっとずつご紹介させていただきます。もちろん、齋藤雅文氏の脚本はオリジナル性に富んだものとなることでしょうが、勝小吉という人物の「肉声」とも言える自伝からその人となりが浮かび上がってくるのをお楽しみ下さいね。

読んでおきたい日本の名作 勝小吉「夢酔独言」(教育出版)より

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その1  「夢酔独言」最後の締めくくりの文章を転載させていただきます

生涯の回顧・反省

そのほかにもいろいろさまざまのことがあったが、久しくなるから思い出されぬ。
おれは一生のうちに無法の馬鹿なことをして年月を送ったけれども、いまだ天道の罪もあたらぬと見えて、何事なく四十二年をこうしているが、身内にきず壱ツも受けたことがない。
そのほかの者はあるいはぶちころされまたは行くえがしらず、いろいろの身になった者が数しれぬが、おれは幸運だと見えて、わがままのしたいほうだいして、小高の者はおれのように金を遣った者ものもなし。いつもりきんで配下を多くつかった。衣類はたいがいの人のきぬ唐物そのほかのけっこうの物をきて、甘いものは食い次第にして、一生女郎は好きに買って、十分のことをしてきたが、このごろになって、ようよう人間らしくなって、昔のことをおもうと身の毛が立つようだ。

悔悟・教訓

男たるものは決しておれが真似をばしないがいい。孫やひこができたらば、よくよくこの書物を見せて、身のいましめにするがいい。今は書くにも気がはずかしい。
これというも無学にして、手跡もようよう二十余になって手前の少用ができるようになって、いい友達もなく、悪友ばかりと交わったゆえ、よいことは少しも気がつかぬから、このようの法外のことを、えい勇ごうけつ(英雄豪傑)と思ったゆえ、みな心得違いして、親類・父母・妻子までいくらのくろう掛けたかしれぬ。
肝心の旦那へは不忠至極をして、頭、取扱へも不断に敵対して、とうとう今のごとくの身の上になった。
幸いに息子がよくって孝道してくれ、また娘がよくつかえて女房がおれにそむかないゆえに、まんぞくで、この年まで無難に過ぎたのだ。
四十二になってはじめて人倫の道かつは君父へつかえること、諸親へむつみまたは妻子下人の仁愛の道を少ししったら、これまでの所行がおそろしくなった。
よくよく読んであじおうべし。子々孫々まであなかしこ。

時ニ天保十四年寅年初冬 鶯谷ニオイテ書ス    夢酔道人


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