師走に入ったにしては、日中は汗ばむほどの温かさだった12月1日、無事に初日の幕が開きました。新幹線から冠雪をいただいた富士山もくっきりと見えて幸先もよく、本当に最高の日和でした。
東銀座に着いたのが10時45分くらいだったので、大急ぎで、先ずは、演舞場稲荷大明神に、成功祈願、安全祈願を済ませてから、劇場入りしました。
昼の部は、11時開演で、お芝居が100分、休憩40分のあとコンサートが60分というタイムスケジュールです。2時20分終演。
お芝居の方のレポートは、まだ初日から日が経っていませんので、中日を過ぎたあたりにアップさせていただきます。今回の公演にお運びになれない皆さまには、申し訳ありませんがご了承下さいね。
いつものように舟木さんのトークを中心に、コンサートの模様をご報告させていただきます。初日は一回公演で昼の部のみ、二日目は昼夜公演を拝見しました。初日の昼と、二日目の昼をまとめてご報告します。舟木さんのトーク部分はピンク文字です。
舟木一夫特別公演~新橋演舞場 2015年12月1日~12月23日
第二部 シアターコンサート
オープニング「眠らない青春」で登場された舟木さんのジャケットは、ちょっとピンクがかったやさしい色合いのレンガ色。靴は珍しくブラウン系ですがとってもお洒落な色づかいで目を引きました。
~オープニング
眠らない青春
大好きな演舞場のステージ、舞台で今日から1ヶ月お世話になります。
ようこそおいでいただきましてありがとうございます。
私も21の時から座長やってますがこんなに走る芝居は初めてです(笑)歌の方も60分という時間ですが昼夜で50%変えていますのでお楽しみいただけたらと思います。
二日目は、大体こんな感じのことも…
昨日、初日を無事に開けさせていただいて…初日は特別な日で今日が本公演というのが僕らの勝手な思いですが…お芝居は体力的にも気持ち的にも大変気を遣うものですがコンサートの方は昼夜違いますが体力を温存させるとかの調整なんかはせず一回一回つとめさせていただきます。
~プレゼントタイム メドレー
あゝ青春の胸の血は
仲間たち
君たちがいて僕がいた
友を送る歌
お芝居は町方、世話もの、三尺もの、武家ものとあるんですが一昨年の「花の生涯」去年の「八百万石に挑む男」は正座をしたようなお芝居ですが今度のは大胡座をかいた…というなお芝居。
吉原の場面で女物の長襦袢着てるでしょ、あれ一枚でなく掛けものがあるんで、あったかいんだわ…(笑)…ライトも強いし、結構、暑いのでしょうね。お疲れ様で~す
下駄を履いてるでしょ、与一さんもですが、下駄の音があんまりうるさくきこえないような歩き方がある…ふくらはぎで歩くんですね…お客さんに講習してどうするんだ…とひとりツッコミしつつも実演してみる舟木さんでした。ふくらはぎで歩く…って?(笑)いろんな技が、あるんですね。
ここで抒情歌をふたつ
二日目は、大体こんな感じのことも…
このあたりの歌は何年経っても映画を撮ったりしてますから共演した人の顔が浮かんできて青春の1ページですが、幼児体験の次の出発が青春時代でそこから出発していきますから…
ここはちょっと歌っとかないと叱られちゃうのを…絶唱から
絶唱
恋唄 kazuyanさんの動画です
ふたつめは恋唄、久しぶりに歌いましたが…
この12日が来ると71になります。後期高齢者街道まっしぐら(笑)まあなんとか今のところ1ヶ月公演もできますが、一年経ったら55周年が待ってます。ついこないだ50周年だったのにお互い様に一年経つのが早いですね。御愁傷様で…(笑)
ひとりだけ汗かいてるのも悔しいのでここでご一緒に…
二日目は、大体こんな感じのことも…
ふたつめは「恋唄」…わりと好きな歌です。僕は三連の歌が好きなんですね「湖愁」(舟木さんに深いゆかりの松島アキラさんのヒット曲)なんかも三連…生理的に好きなんでしょうね。
「絶唱」は21の時、早いもんで9年ぐらいになります(笑)…度を過ぎたジョークが出ましたよ(笑)
「絶唱」は21の時、早いもんで9年ぐらいになります(笑)…度を過ぎたジョークが出ましたよ(笑)
今日は客席に小雪が来てます。今は雪ダルマに…こんなこと言うとあとで電話がかかってくる…(笑)…小雪こと和泉雅子さんが、いらしてたのできっと嬉しかったんですね、舟木さん。またまた度を過ぎたジョーク連発、舟木さん「めっ!」です。
~スタンディング サインボール打ち
銭形平次
サインボール打ちで疲れてちょっとヤスメ状態の舟木さんでしたが、私は青春のアイドルでありますから…なんてすぐに気をとりなおしてシャンとする若々しい舟木さんでした。
ここで遠目にはグレー系に見えるジャケットにお着替え。白地に黒の糸が織り込まれた生地のようです。
1ヶ月公演は一日一日つみ重ねていくものなので…僕にとっては思い入れの深い新派。水谷八重子さん、英(太郎)の二代目の婆やともご一緒で…と大好きな演舞場と新派の看板の俳優さんたちとのお芝居を楽しまれているご様子がとても伝わってくるお喋りでした。
サインボールをキャッチした人へのアナウンスもいつものように…1ヶ月公演では恒例の手ぬぐいが色紙の代わりにいただけます。
日本の名曲たち…去年は東京~新宿~赤坂…なんかを歌いましたが、今回は「旅」というくくりで…実際の旅と心の旅というのがありますね。こういう歌はたいがいは女性のは「私、待ってるわ」という歌が多い…男の場合は追いかける、でもみつからない…(笑)昼は流行歌、夜はポップス系です。
三分割で昼3パターン、夜3パターンをお聞かせします。
~日本の名曲たち (1日~7日)
函館の女
長崎の女
先輩方の残してくださったヒット曲はその時代のメロディーも詩も捨てがたいものがあります。最近、(カバーが)流行ってるのでうっかりやってるとなんでもかんでもやってるように思われますから、こういう形で楽しんでいただけるのはライヴならでは…
この歌とは丸々53年付き合ってます。
高校三年生
学園広場
今年初めて「高校三年生」間違えました。歌ってると二番と三番どっち歌ってるかわからなくなる…歌を間違えると罰金とられるんです。一万円…「高校三年生」が一番高い。またパチンコで稼がなきゃ(笑)
年末で忙しいはずなんですが、おせち料理も今は家で作らないし大掃除でもひっくり返す畳がない…というので昔みたいに忙しくない
新年を迎えるにあたっては餅に気をつけて下さい。昔、バンドのメンバーにいたんですよ。キクラゲがペタッと引っ付いてしまった。隣にいたのが気づいて背中を叩いて大事にならずにすみましたが…
お正月は餅に気をつけてという舟木さんからのご注意!…でも、舟木さんもくれぐれも気をつけてくださいね。
二日目は、大体こんな感じのことも…
こういうのを歌ってると最近は懐かしいですね。いい時代だったんじゃないですか。人のこころに隙間があって大きかった。出世払いとか…僕は野菜炒めとかね(食べさせてもらった?)僕らの青春時代は恵まれてた。…♪フォークダンスの手をとれば…なんて今の時代じゃ出てきません(笑)
二日目は、大体こんな感じのことも…
年末のあわただしさも最近は昔みたいではなくなったから、その分この12月公演を楽しみにきて下さい…とアピールされました。初日より積極的なアピールだったです。
ここからは僕の好きな歌を三つ
たそがれの人 kazuyanさんの動画です
哀愁の夜
高原のお嬢さん
~アンコール
春はまた君を彩る
一旦、幕が降りて、拍手の中、黒のジャケットで、再び登場。
終わりです!(笑)もうすぐに71なるんですからカンベンして下さい(笑)
大人がやすらぐ歌というのはなかなかないですが、やっとこの歌にめぐりあえました。
大人がやすらぐ歌というのはなかなかないですが、やっとこの歌にめぐりあえました。
今公演のパンフレットのインタビュー記事で、10月以降、新しいマイクにされたこと、そのマイクが、とても相性がいい…ということをおっしゃっています。声の出し方もマイクによって変えていらっしゃるのだとか…柔らかな心と、常にチャレンジする前向きな姿勢が、舟木さんの歌い手としての進化の源なのかも知れません。何気なく、一昨年(2013)の新歌舞伎座公演「いろは長屋の用心棒」のパンフレットを眺めていたら、インタビュー記事の中で、「来年から『日本の名曲』をお伝えしたい」と話していらっしゃいます。有言実行。まさに、常に、ご自分の前に続く道の先にまなざしをしっかりと向け、ひとつひとつ、想いを実現させて行く強い意志を支えるもの、それは、ファンに約束したことは真摯に実行するという五十余年、ずっと変わらない舟木一夫という人の在り様なのだと感じます。
初日が開いて、まだ4日過ぎたところ、長丁場の特別公演です。コンサートのトークの中で、こんなに走り回る芝居は初めて、花道だけでも四往復…とおっしゃってましたが、そんなハードなお芝居の後、セルフMCで、60分16曲を歌いきり、しかも昼夜、二回公演が、半分以上もあるのですから、23日の千穐楽まで、体調を崩すことなく、お元気で舞台をつとめられることを心からお祈りしています。間もなく71歳になる私たちのアイドル?舟木さんの若々しい姿からいっぱいエネルギーをいただきましょう。お芝居と歌と、たっぷり160分、舟木さんを堪能できますよ。いざ、演舞場へ!
オマケです
いつもナイスショットの「お出迎」写真を撮られる舟友さん。拙ブログでのアップのご了承をいただきましたので、感謝を込めて、1日と2日の舟木さんをご紹介します。