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作曲家・船村徹氏最後の内弟子デビュー 村木弾でござる!
苦節12年半、ついにデビューの夢をかなえた村木弾
作曲家・船村徹氏(83)の最後の内弟子で、元とび職の村木弾(35)が来年2月17日に「ござる~GOZARU~」で歌手デビューすることが20日、分かった。
数多くのヒット曲を送り出した“船村イズム”を注ぎ込んだ新人がベールを脱ぐ。秋田出身の村木は、素朴な見た目のガテン系歌手。秋田高専卒業後に上京し、一度は作業現場の現場監督として就職した。しかし、歌手になる夢は捨てきれず船村氏にテープを送り2003年7月に内弟子に。約12年半、寝食をともにしながら船村氏から演歌の神髄を学んだ。
長い長い下積みを乗り越えて、ようやく師匠のゴーサインをもらった村木は「先生に教え込まれた『歌の心』を決して忘れることなく、これから歌い続けていきたい」と感無量。船村氏は「何の色もついていないところ、いわば魅力のないところに魅力を感じた」と最後の内弟子に、無限の可能性を感じている。
「ござる―」は、船村氏から直々に指名を受けた歌手・舟木一夫(71)の初プロデュース作品で、「村木」という芸名も、船村氏、舟木から1文字ずつ取ったものだ。船村氏の渾身(こんしん)のメロディーに、舟木が書き下ろした「夢はね―夢は男の命でござる」という、村木の境遇とリンクする歌詞。舟木も「現在の演歌の流れに埋もれない楽曲が完成した」と胸を張った。
3人全員が来年のえとの申(さる)年生まれであることからこのほど「三猿プロジェクト」を発足した。「見ざる、聞かざる、言わざる」で有名な日光東照宮にも近い、栃木の船村徹記念館でのデビューコンサート(来年2月予定)のほか、来年3月の大阪・新歌舞伎座での舟木の座長公演への出演も決定。歌謡界に「ござる」旋風を起こす。
◆村木 弾(むらき・だん)1980年1月11日、秋田市生まれ。35歳。本名は大門弾(だいもん・だん)。秋田高専を経て東京の道路会社に就職。03年7月に弟子入りし、船村氏の日光の仕事場「楽想館」で付き人生活を送っていいた。2級船舶免許のほか、建築関係の専門免許を複数取得。
来年3月開催の新歌舞伎座・舟木一夫特別公演 シアターコンサート昼の部に出演されます
舟友のkazuyanさんが舟友さんからいただかれた21日の「お出迎え」のナイスショット
本日も、早朝からお骨折りくださった皆さまに感謝を込めてご紹介させていただきます