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「女学生の友」(1965年2月号)掲載の舟木さん関連の記事 その2



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昨日は節分、今日は立春

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桑名の大福田寺で福豆をいただきました

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恵方巻は母の手作りでおなか一杯食べました。

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特別書簡  新人賞の西郷君に贈る三つの願い  舟木一夫
(写真は「女学生の友」掲載のもの以外にも使用しています。)

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☆君は泣かないで堂々と
西郷君、新人賞おめでとう。そして、明けましておめでとう。
元日はどこで迎えました?おそらく郷里の鹿児島へ帰るひまはなかったでしょうね。でも今頃は、やっと静かに、新人賞受賞のよろこびをかみしめていることと思う。
どの職業でもそうだろうが、とくにわれわれの年末は忙しい。映画出演とか地方巡業、それにテレビの仕事などに追われて、ゆっくり受賞のよろこびにひたっているひまはないものね。
一昨年の暮れは、ぼくがそうだった。新人賞受賞決定の報せを受けたのは、新宿コマ劇場に出演していたとき。守屋浩さん、高木たかしくんと三人で「花咲く学園」というショーに出ていたから、目の前の舞台が気になったり、ほかの仕事が重なったりで、”自分が賞をもらったのだ”という実感がわかなかった。
授賞式は、たしか12月27日だった。コマ劇場での公演のあいまに日比谷公会堂へかけつけたのだが、その車に乗ってから、やっとうれしさがこみあげてきた。あわただしい歳末の町の風景も、まるでぼくの受賞を祝福してくれているかのように、車の窓越しにぼくの目と胸にしみこんだものだ。
その夜、四谷の下宿では、おふくろが赤飯を炊いて祝ってくれた。
「ありがとう、おかあさん。ぼく、来年はもっともっとがんばってみせるよ!」
そう言ったら、おふくろもうれしそうに涙ぐんでくれた。ふだんのぼくなら、テレくさくて、とてもそんなことばは口に出せないのに…。
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日比谷公会堂の舞台では「高校三年生」「学園広場」を歌った。そのあいだ、なぜかぼくの胸の中には、小さい頃からの思い出――過去十何年間のことが、走馬灯のようにうかんできた。歌う時間はわずかなのだから、ふしぎといえばふしぎなことだ。しかし、長い夢も一瞬のうちにみるというし、人間にはそうした心のはたらきがあるのだろう。西郷君もきっと、そんな経験があると思う。
とにかく、涙がこみあげてきて、どうしようもなかった。「高三」の一、二番はどうにか歌えたが、三番はもう歌にならなかった。
新人賞といえば、その年にデビューした新人の中で一番優秀な歌手にさずけられる賞だ。その賞をもらいながら、自分の歌を最後まで歌えなかったなんて…。
ぼくは、恥ずかしくてたまらない。雑誌などは、舞台で泣いたぼくのことを、”純真”とか”そぼく”とかいってほめてくれたが、それを読むたびに、ひや汗が出る思いだった。
歌手は、いったん舞台に立ったら、歌手以外の何者であってもいけない。あるだいじなときに、歌手以前の舟木一夫をさらけだしてしまったぼくは、ほんとうの新人賞歌手としては失格だったかもしれない。


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西郷君は、ぼくのような失敗をせず、最後まで堂々と歌ってほしい。これは、ぼくがきみに願うことの一つだ。西郷くんならきっとできると思う。ぜひ、堂々と歌ってくれたまえ。年末はぼくも忙しいが、きっとどこかでテレビを見るから…。
さっきは、「明けましておめでとう」と言いながら、どうも話がややこしくなってきた。でも、西郷君、かんべんしてほしい。じつはこの原稿、まだ”昨年”の、きみの受賞式の数日前に書いているんです。
しかし、今さらこんな弁解は不必要かもしれない。もうNHKの「紅白歌合戦」での顔合わせもすんだつもりになって…。西郷君、あらためて、新年おめでとう!


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☆ぼくも西郷君の歌が好き
ぼくがきみにはじめて会ったのは、あれは昨年の5月大劇の楽屋でだった。
忘れもしない。「舟木一夫ショー」の千秋楽の日で、西郷君は、その翌日からの「こまどり姉妹ショー」に出るため下見に来たんだってね。デビューしてまもない西郷輝彦君だったわけだが、ひと目見て、うわさどおりの好青年(好少年?)だと思った。とりとめもない話しばかりだったけど、初対面にしては、よく話がはずんだよね。
二度目は、都立体育館でショーがあったとき、舞台そででぶつかって「ネクタイがまがってるよ」と注意してあげたら、頭をかいて、明るいえがおでお礼を言ってくれたっけ。
その後もテレビでいっしょになったことがあるが、ほとんど話をする機会はなかった。こんどいつか、おたがいにひまをつくって、ゆっくり語り合おう。
西郷君の魅力は、ひとことで言えば”さらっと明るい魅力”だと思う。”からっと底抜けに明るい魅力”ではない。あくまでも、”さらっと”という形容がぴったりだ。ぼくはむろん、きみの歌も好きだ。まだ人の歌をとやかく言う資格はないけど、きみの人がらとおんなじでサラッとした飾り気のない魅力がある。「君だけを」などは、いわゆる”ラブ・ソング”とちがって、プラトニックなあこがれみたいなものがにじみでている。若くて、清潔で、とってもいい歌だな。
なまいきなようだけど、ぼくは早くから、きみの歌に感心していた。いつかも「女学生の友」から「ことしの新人賞の最有力候補は?」と聞かれたときも、まよわず「西郷君」と答えた。ほかの人にはわるいけど、心の底から、そう答えずにはいられなかったのだ。
ところが…。近ごろ、いろんな週刊誌などが、ぼくたちの仲を、ヘンに思わせぶりに書きたててくれる。「舟木と西郷が仲たがい?」だとか、「舟木が西郷との共演を拒否」だとか…。ほんとうことを知らない人が、新聞の広告だけを見たら、きっとぼくたちがケンカをしたと思い込むだろう。
「なあに、そんなこと、ぼくらの知ったことじゃないさ。ファンの人たちだって、ぜったい誤解なんかしないよ!」きみは、そう笑いとばしてくれるにちがいない。もちろんぼくも、同じ気持ちだ。しかし、まるでぼくのほうからケンカを売ったみたいに書かれているだけに、やっぱり、ちょっぴり気になる。そこで、このさい、あえてその問題にふれておこう。どうか笑い話のようなつもりで、かるい気持ちで読んでくれたまえ。

☆自分のきのうの歌と勝負しよう
「歌のアルバム」(TBSテレビ)の正月特別番組と「歌の饗宴」(フジテレビ)の300回記念番組に、ぼくが出演を辞退した――。これは確かだ。しかし、その理由が、「西郷君と共演したくないから」だなんて、とんでもない話だ。そんなこと、ぼくは夢にも思ったことがないし、ましてや、人に語ったりするはずがない。それなのに、なぜ、そうしたおくそくをされなければいけないのだろう。
〈舟木は西郷を意識的に避けている?〉〈西郷と同じ舞台ではり合うことは舟木の自尊心がゆるさないのだろう〉
もし、ほんとうに人からそう思われているとしたら、ぼくはすなおに反省しなければならない。ぼくの人間性がいたらないために、そんな誤解を人にあたえるのだ。だが、ぼくは、そうしたうわさは、あくまでもジャーナリズムの好奇心からつくりだされたものであり、ぼくたちのファンには関係のないことだと信じたい。たしかにぼくには、歌手としてのプライドがある。しかしそれは、、西郷君との共演を拒否するような、そんなケチな自尊心ではないつもりだ。
西郷君も、やはり、歌手としての大きな自尊心をもっている。だから、ぼくの気持ちはよくわかってくれるだろう。
あの二つの番組にぼくが出なかったのは、どうしてもスケジュールのやりくりがつかなかったからであり、それ以外の理由は何もない。〈西郷と舟木の”仲たがい”は、本間千代子が原因?〉これはもうバカバカしくて、弁解する気にもなれない。本間さんとは、映画「君たちがいて僕がいた」で初共演する前、ラジオのディスクジョッキーでコンビを組んでいたころから、いろいろイワクありげに書かれ、まったくへんてこな気持ちだった。しかし仕事の上では、本間さんは、ほんとうにいいパートナーだった。彼女と新コンビを組んだかたちの君も、同じ意見だと思う。ヘンなうわさなんか気にしないで、のびのびとやってほしい。
おたがい芸能界にいるかぎり、”ライバル”といわれるのは、しかたのないことかもしれない。だが、ぼく自身は、たとえば橋幸夫さんをライバルと考えたことはないし、西郷君を競争相手とも思わない。西郷輝彦は西郷輝彦。舟木一夫は舟木一夫。ぼくと西郷君とは異質の歌手であり、舟木のもたないものを西郷がもち、西郷にないものが舟木にはある――それでいいんじゃないだろうか。「歌手は他人と勝負するのではなく、自分が、きのううたった歌と勝負すべきものだ」これが、現在のぼくの信念だ。きみも、同じことを感じているのではないだろうか。

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☆もう二つのお願い
昨年の12月12日、ぼくは満二十歳の誕生日を迎えた。もうすぐ、”成人の日”がやってくる。ハタチになったからといって、自分では、とくにどう変わったとも思わない。酒はタバコをのみたいとも思わない。むかしのまんまの平凡な男だが、まわりの人たちがぼくを見る目はきびしくなるだろうし、いつまでも甘えん坊ではいられない。つねに自分で自分をみつめて、まっすぐ芸能界の道をきりひらいて行きたい。「この道より我を生かす道なし。この道をゆく。」武者小路実篤先生の有名な句だが、ぼくはこの言葉が大好きだ。
ことしは、歌はもちろんだけど、一本道の幅を広げる意味で、いろんな勉強をしたい。テレビの「赤穂浪士」で少しは度胸がついたから、時代劇映画にも出るつもり。ぼくの矢頭右衛門七がはじめてブラウン管に登場した直後、ある友人から電話がかかって「馬がカツラをかぶってるみたいだ」といわれたものだけど。おかげさまで、泉岳寺の右衛門七の墓前にはお花や線香がたえないとか。まったくファンはありがたいものだ。
西郷君は、もうすぐ18歳だね。たったの二つちがいなのに、つい先輩づらをして、いい気なことばかり書いちまった。申しわけない。だが、一年だけ早くレコード界にデビューした同輩のことばとして、もうひとつだけ聞いてもらいたい。「人気に自分をかけて、人気を得てはいけない。歌に自分をかけて、その結果として人気を得てほしい」ということだ。じつは、こう書くのに、ぼくはずいぶん勇気がいった。ひょっとして、きみの人気へのアテツケにとられたら……そんなためらいがあったからだ。気にしない気にしないと言いながら、やはりぼくは、どこか心の片すみで、あのイヤなうわさを気にしているのだろうか?
いや、ぼくは、うわさなんかにまけない。だから、あえてこの忠告を西郷君におくる。もちろん、これはぼく自身に対するいましめでもあるのだが……。
「うん、きみがためらった気持ちは、よくわかる。でも、思いきって言ってくれてありがとう。ぼくも舟木さんの意見に同感さ!」西郷君は、きっと、そう答えてくれるにちがいない。こちらこそ、ありがとう!
では、最後に、約束をやぶるみたいで申しわけないけれど、こんどこそもうひとつだけ、お願いの追加がある。
「西郷君、もっとふとってくれたまえ!」とたのみたいのだ。どう見たって、きみはスマートすぎるよ。
「じょうだんじゃない。オレは舟木さんみたいなヤセッポチとはちがって…」などとおこりたもうことなかれ。ゆだんは大敵。ぼくは二キロもふとったんですゾ!くやしかったら、ことしはふたりで、ふとりっこをしようよ。だれにもえんりょはいらない、この点は、大いにライバル意識をもやして……。


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全調査 青春スターの心に秘めた初恋公開!! 
→その相手から、はかない結果までの美しい報告書は?

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舟木さんのほかに、八人の青春スターに、質問 
浜田光夫、倉石功、久保浩、和泉雅子、吉永小百合、安達明、姿美千子さん

質問内容 舟木さんのこたえ

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いつ、どんな人と?
中三のとき

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相手は、どんな人?
おなじ中学の一級下。中肉中背で、冬になると手にしもやけをつくってたけど、とても清潔な感じだった。農家の子だったんです。
彼女は、ぼくと同じ音楽部員でもなかったし、口をきき合ったのは、ほんの二、三度だけ。もっと男のぼくのほうから話しかけるべきだったかもしれないけど、なにしろ、あのころのぼくは、今とちがって、とびきりの無口だったから・・・。そのとびきりぶりは、デビュー当時のぼくを知ってる人なら、よくわかってもらえると思います。

結果は「ほとんど話もせず、ひとり胸の中で。」実際は交際とまではいたらず終わったようです。

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今のきもちと、理想のタイプは?
高校がべつになったので、進展なし。もう完全に過去の思い出です。
あの子、どうしてるかな?と思うことはある。だけど、べつだん会いたいとは思わない。好きな女性のタイプは、中学時代と、ぜんぜん変わっていない。理想は、藤間紫さんのようなひと。十二月のはじめ、テレビの「コロムビア・ステージ」に藤間さんがいらしたときは、思わずまっかになっちゃった。どうにもテレくさくて、いつまでもモジモジしてたから、”ヘンな子”と思われたにちがいない。気になるなあ。


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昨日も、快晴で陽射もあたたかくて散歩日和でした。紅梅が色あざやかに青空に映えて春うらら…

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