ニシキウツギ(二色空木)
先日、紹介したシャリンバイ(車輪梅)と同じく舗道の植え込みで咲いてました。
花の色が、初めは淡黄白色で、のちに紅色に変わることから二色空木と名付けられたそうです。
京都では、今、ちょうど、鴨川をどりが開催中ですが、わが町桑名でも桑名をどりが披露されました
朝日新聞 DIGITAL より
芸妓の伝統守れ 15日に「桑名をどり」
お座敷で舞う桑名の芸妓さんたち=桑名市の料亭、桑名伝統芸能を守る会提供
県内では桑名にだけ残るといわれる芸妓(げいぎ)文化を多くの人に見てもらおうと、15日、桑名市中央町3丁目の市民会館で「第1回桑名をどり」が開かれる。3年前から芸妓文化の後押しをしている桑名伝統芸能を守る会(事務局・桑名商工会議所)が開く初の公演で、桑名らしい演目などを用意している。
城下町であり、東海道の宿場町でもあった桑名では、江戸時代から富裕な商工業者の宴が開かれ、戦前の最盛期には100人を超す芸妓衆でにぎわったという。バブル経済崩壊や接待文化の変化で後継者も減り、事実上、芸妓の活動が県内では桑名のみになっていた2013年春、地元の経済人らが「守る会」を結成、扶桑工機の服部醇(あつし)会長ら約100人(法人会員を含む)が稽古の費用を支援するなどしてきた。
桑名では今、30代前後から70歳余までの14人の芸妓さんが日々稽古を積んでいる。守る会の設立もきっかけになり、桑名のお座敷で舞、謡、三味線などに取り組む人たちの組織「桑華連(そうかれん)」をつくって、定期的な発表会などで伝統の芸を伝承しようとしている。
毎日新聞2016年5月14日 地方版
三重県内で唯一、桑名に残る芸妓(げいぎ)文化を披露する催し「桑名をどり」が15日、桑名市中央町の市民会館で行われる。芸妓衆を支えてきた「桑名伝統芸能を守る会」(事務局・桑名商工会議所)が主催する初の公演で、桑名ゆかりの曲などを熱演する。
芸妓文化はかつて東海道や伊勢街道沿いの宿場町で栄えたが、娯楽の多様化で廃れ、今や存在するのは桑名だけ。ただ、戦前の最盛期に100人を超えていた芸妓衆は後継者不足も加わり、30〜70代の14人に減っている。
そんな中、伝統文化を絶やさず、継承していこうと3年前に、地元の経済界で守る会を発足し、芸妓衆の稽古(けいこ)費用を支援したり、PR用のパンフを配布したりして後押ししてきた。
発表する機会も設けようと今回の催しを企画。芸妓衆は日々、稽古を積み重ねてきた。本番では「歌行燈(うたあんどん)」「春のあけぼの」「桑名の殿さん」など、10曲余りの演目で、受け継がれてきた舞や謡、三味線の技を披露する。
芸妓衆の組織「桑華連(そうかれん)」代表の四世錦春(きんはる)さんは「お客さんに喜んでもらえ
るよう、できるだけ完成した芸をお見せしたい」と張り切っている。
開演は午後2時で、当日の入場料は1000円。【松本宣良】
会場の桑名市民会館ホールは座席数1300ほど(1階から3階まで)ですが、ほぼ満席でビックリ!
上演中の撮影もOK!でした。2階席の最前列下手端からポンコツ携帯で撮ったのでボケてますが
東海道五十三次の桑名宿(シンボルは七里の渡し)が描かれた緞帳
春のあけぼの
歌行燈
月の光
桑名伝統文化を守る会の皆さんが特別出演されました
桑名小唄/ギッチョンチョン/さのさ節/しののめ節
黒田節
黒田節 舟木一夫さん/姫路文化センター通常コンサート入り待ち_Bgm
https://youtu.be/6sbjSglsEEs (kazuyanさんの動画です)
https://youtu.be/6sbjSglsEEs (kazuyanさんの動画です)
ラストは、芸妓さんと伝統文化を守る会の皆さん全員で
桑名の殿様
桑名の殿様 ヤンレ ヤットコセ ヨーイヤナ
桑名の殿様 しぐれで茶々漬け
*ヨーイトナ あれは アリャリャンリャン
ヨーイトコ ヨーイトコナ
桑名の殿様 しぐれで茶々漬け
*ヨーイトナ あれは アリャリャンリャン
ヨーイトコ ヨーイトコナ
松前殿様 ヤンレ ヤットコセ ヨーイヤナ
松前殿様 にしんでお茶漬け
*くり返し
松前殿様 にしんでお茶漬け
*くり返し
尾張の殿様 ヤンレ ヤットコセ ヨーイヤナ
尾張の殿様 大根でぶぶ漬け
*くり返し
尾張の殿様 大根でぶぶ漬け
*くり返し
「桑名の殿様」は神宮式年遷宮の御木曳木遣唄の一種である「松前木遣り」がお座敷唄化したものと考えられている。歌詞の「桑名の殿様」とは、桑名藩主のことではなく、明治から大正にかけて米相場で儲けた桑名の大旦那衆(お大尽、成金)のことである。東京の料亭で盛大な酒宴を行い、芸者衆と大いに遊んだ桑名の大旦那衆が、宴会の最後に桑名名産の時雨蛤の茶漬けを食べた様を唄にしたのが「桑名の殿様」である。ただし、「桑名の殿様」を松平定信(楽翁公)とする異説も存在する。