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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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「月がとっても青いから~菅原都々子の歌と人生」で語られた舟木さんと菅原さんとの出逢い

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先日、「ー風アダルトに~嗚呼!!懐かしの流行歌」で歌われた「憧れは馬車に乗って」が、とても印象的で、あれ以来、毎日、「♪春の馬車が来る 淡い夢を乗せて♪」と鼻唄が出てくる私です(笑)


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菅原さんといえば「月がとっても青いから」は、聞きなれていたのですが、「憧れは馬車に乗って」という歌は、曲名は聞覚えがあったのですが、今回舟木さんの歌われるのを聴いたのが、ちゃんと意識して聴いた最初かな?と思います。私には珍しく、なぜだか、すっかり覚えてしまい、気がつけば、ここのところ鼻唄で歌ってます。

昭和のヒット曲というのは、メロディーもリズムも、もちろん詩も素直なものがほとんどで、一度聴いただけで、自然にストンと入ってくるように思いますが、この「憧れは馬車に乗って」は、その代表的なもののようです。

舟木さんのステージは、どんなステージでも、それぞれのセンターというか目玉のような曲があると私は勝手に思っていますが、今回の「ー風アダルトに」では、どうも「憧れは馬車に乗って」かな?などと思いました。
ワンコーラスだけですが、原盤のテンポでも歌ってくださったことや、子どもの頃に聴いた時、こんな速いテンポの歌を、こんな風に歌えるなんてなんて歌の巧い人だと思って、デビューしてから、ナマで菅原さんの歌を聴いてみたいと思って明治座公演にゲストで来ていただいて歌ってもらった…というエピソードのトークにも舟木さんの想いがこもっていたように感じたからです。

手元に明治座公演のパンフレットがありますので、菅原さんがゲスト出演なさったことは知っていましたが、今回の舟木さんのトークで、その資料と重なり、あらためてパンフレットをパラパラと眺めてみました。

1968年7月  デビュー五周年記念 明治座公演のパンフレット

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パンフレットを見ると「憧れは馬車に乗って」は、舟木さんも一緒に歌っていらっしゃるのかな?っていうカンジ

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司会は玉置さんですね。

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また、ネットで菅原さんのことを調べていたら、「月がとっても青いから~菅原都々子の歌と人生」という本をamazonのサイトで見つけました。
もちろん、ご周知のファンの方は多くいらっしゃるかと思いますが、舟木さんがその本の帯に、いわゆる「本の推薦」の言葉を寄せていらっしゃいました。

「月がとっても青いから~菅原都々子の歌と人生」 
恵志泰成 (株式会社にじゅうに)2001年6月刊

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うっかり見過ごすと気づかなかったかもしれませんが、「カスタマーレビュー」のところを読んでいたら「入手の際は是非、帯付きのものを。帯文は舟木一夫さんの言葉です。」とありましたので、帯文を書いていらっしゃるなら、もしかしたら本文の中に菅原さんと舟木さんとのエピソードが何か書かれているかもしれない…と期待して、ネットで購入しました。もちろん「帯付き」のを選びました(笑)

届いた本の目次を見ていくとここあたりに舟木さんのことが出てくるかなというタイトルがありました。

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こんなに、たくさんのページにわたって舟木さんとの出逢い、明治座公演のゲスト出演のオファーまでの経緯が、書かれていました。しかも、とっても嬉しい内容でした。ご紹介します。

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舟木一夫との思いがけぬ出会いによって、都々子は歌手としての誇りを再認識した。

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以下、「才能の犠牲者」という小見出しで、ひばりさんのことも書かれていますので、併せてご紹介しておきたいと思います。
そして、また、同時に、私がこの「才能の犠牲者」という言葉でふと思ったのが、舟木さんも少なからず「才能の犠牲者」という言葉と無縁ではない歌い手としての道に迷い込まざるを得ない時期を経験されたのではないかということです。菅原さんのごく最近のご様子は私は、存じ上げませんが、昨年はとってもお元気で現役歌手として歌われているお姿をテレビで拝見しました。菅原さんもまた多くの困難を乗り越えて、終生、歌の道を歩んでいらっしゃったことは、若い日に、ステージで憧れの先輩としてゲストに迎え共演することが叶った舟木さんにとっても、何より嬉しいことなんだろうと思います。一度は頂点に昇りつめた歌い手、でも、その繊細さ、真面目さゆえに心を病むという時期もあったことなど、舟木さんと菅原さんとに共通する苦悩の日々を思いました。自分なりの根源的な心の軸は変えることなくむしろ糧にしてわが道を貫いてこられたお二人。舟木さんの「帯の言葉」は舟木さんらしくシンプルですが、多感な「少年時代」に焼き付いた「歌の力」というものの体感が、舟木さんの今に間違いなくつながっているのだと感じます。


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憧れは馬車に乗って 作詩:清水みのる 作曲:平川浪竜
https://youtu.be/lLkiG23BdAw

春の馬車が来る 淡い夢をのせて
花のかおる道を はるばると
おどる胸を寄せて 行こう山のかなたイメージ 25
わたしのあなた あなたのわたし
どこまでも どこまでも

春の馬車が来る 楽し夢をのせて
虹がもえる丘を はるばると
やさしい愛の調べ 君よともに歌おう
わたしのあなた あなたのわたし
いつまでも いつまでも

春の馬車が来る 銀の鈴を乗せて
風もかおる野辺を はるばると
空は青く澄みて のぞみ溢れくるよ
わたしのあなた あなたのわたし
果てしなく 果てしなく


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