月刊雑誌「平凡」の昭和41年のお正月号から連載がスタートした「舟木一夫自叙伝」
連載第一回
ハーモニカ事件が、歌への転機となった。
そう思うと、ぼくはなにか運命を感じてならない…
そう思うと、ぼくはなにか運命を感じてならない…
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本の綴じ目部分が写真に撮りにくくて読めないので、そこだけ書き出します。
ぼくは、小学校二年のときハーモニカを買ってもらった。思えばそれが音楽へのめざめであった。三年生になっても、四年生になっても、ぼくは夢中になって、ハーモニカを吹いた。はじめは、”スキーの唄”などの唱歌ばかりだったが、四年になると”ドナウ川のさざなみ”や”流浪の民”などをベース入りで吹けるようになった。