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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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千穐楽コンサート夜の部れぽ~50周年ファイナル特別公演記録その4 

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  舟木一夫 芸能生活五十周年記念ファイナル特別公演~新橋演舞場
            2013年  6月7日~6月29日
 
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千穐楽、夜の部の第二部、特別バージョンコンサートのれぽです
        
         2013年6月29日 千穐楽  夜の部 コンサート 
 
夜の部のコンサート開幕前の舟木さんの「プレゼント受け渡し」で登場された時のスタイルは、淡いカーキ色の地に白い大きな花模様(ハイビスカス?)のシャツ、白のパンツ、スエード地のようなベージュのシューズ。
 
以下、コンサートの模様は舟木さんのトーク(MC)を軸にレポートします。舟木さんのトーク部分はピンク
 
~オープニング~   黒のシャツに白のベストスーツで登場です。躍動感あふれる『れ・く・い・え・夢』のリズムに乗って、最初から賑やかなスタート。
 
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1れ・く・い・え・夢(1995 WHITEⅠ収録)
2 君よ振りむくな
(1998 WHITEⅢ収録)
~最初の2曲はスタンディング~
 
のっけからスタンディングで、慣れない私はビックリ!・・・でも構成上こうなったんだなぁ・・とすぐにわかりました。第一部のお芝居『花の生涯』に出演されていた役者さんたちがお揃いの黒のTシャツを着て総出で景気よく手ぬぐい撒きをされました。皆さんが引っ込むと、舟木さんは白のジャケットを着ると、舞台上手から登場したのは里見浩太朗さん。腕には花束を抱えて舟木さんに贈呈。
「こんな楽しい舞台は久しぶりでした。2、3才若返ったよう・・」とご挨拶。そして里見さんの音頭で三本締めの手締めが賑々しく行われて、和気あいあいとした中にもキリット締った千穐楽らしい雰囲気になりました。袖に向かって「♪赤~い 夕陽が~」と歌いながら去っていくお茶目な里見さんに拍手喝采でした。
 
今日は自作の曲だけを・・・「WHITE」に収録されている曲ばかりを一挙に聴けるのだぁ~ッ!
 
3 みんな旅人(1995 WHITEⅠ収録)
http://www.youtube.com/watch?v=kgZQxDY4kTk  舟友のkazuyan_hmさんの動画をまたまたお借りしました。
コンサートでは私は何度か聴いていますが、フルコーラスで聴けたのは初めてでした。歌詩が本当に素晴らしいのでできればフルコーラスでいつも聴きたい曲です。
 
イメージ 4♪人と話すだけで 疲れるなんてことが
別に不思議じゃない バカな話じゃないか
何気なく笑うほど 俺は大人じゃないし
くちびるをかむほど 若くもないさー
人と人が今日も 息をひそめすれ違う
許しあえるはずの わずかな過去を抱きしめ
 
~中略~
 
風が西に吹けば 西をめざす船の群れ
鳥が北にたてば 狩人たちは北へ
男から女へ 残せる愛は嬰児(みどりご)
女から男へ せめて な・み・だ・をー
信じすぎることも うたがいすぎることも
みんな人の弱さ 旅ゆく人のやさしさ
 
みんな人の弱さ 旅ゆく人のやさしさ♪
 
 
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4 手さぐり坂(1995 WHITEⅡ収録)
youtubeを探せば見つかると思います。
 
歌詩カードを客席に向かって見せて・・大きいけど最近これでもアブナイ(笑)・・ライトが当たると見辛いみたいですね。・・・コンタクトはぶきっちょだから入れられないからメガネ・・舟木さんはメガネとっても好くお似合いでステキだからコンタクトでなくっても全然大丈夫(笑)今回は、お芝居(『花の生涯』)をどうコンパクトにするか、直弼・主膳・たかの三人の関係をどう描くか・・あくまで「娯楽時代劇」のハンイで楽しんでいただくという風に・・
こういう堅い芝居を「正座芝居」と言いますが、「月形」も(月形半平太のことですね)そうだったけど、今回はもっと堅い・・膝を酷使しますが、さっき花道をあれだけのスピードで走れたしねっ!(笑)・・客席からは拍手喝采~千穐楽夜の部のお芝居のお遊びで舟木さん、妙な場面で全力疾走(笑)お笑い芸人並みの弾けっぷりを見せたのでそのことをネタにしていらっしゃるんです。わかる人にしかわからないのでスミマセン~三十代の終わりごろに書いた曲、結構ウラミガマシイの・・・(笑)みっつ繋げて・・
 
 
5 都会の子守唄(1995 WHITEⅠ収録)
6 浮かれ笛(1998 WHITEⅢ収録)
 
 
イメージ 17 下町どこさ(1995 WHITEⅡ収録)~月光仮面
 
♪下町どこさ オレんちのあたりさ
おもちゃ屋あるかい 一丁目の角さ
ビー玉おくれ 3個だけおくれ
クラマ天狗強いぞ メンコの大将
下町どこさ アイツんちのあたりさ
お菓子屋あるかい 二丁目の角さ
カルメ焼おくれ 5円でいくつ
かわり玉おくれ おまけもひとつ
~ ~ ~ ~ ~
 
 
強い男になれよって 言われたっけ
やさしい人になってねって 言われたっけ
ふたつなんて 無理だと思ったっけー
~ ~ ~ ~
イメージ 6(「WHITE」には)月光仮面は入れてませんが・・・と特別オマケ付きで『下町どこさ』が聴けるのもライブならではです。少年時代にワルサをしたことも懐かしそうに楽しそうに話される舟木さん、「当時の大人はステキだった」と、子どもらしいワルサをした上田少年をかばってくれたおじさんたちのことなどを話されました。やんちゃ小僧だったみたいでなんだかほっとしました(笑)日光写真というのをよくやりました。井戸のところに立てかけて・・吉葉山、冒険王・・などにまつわる昭和三十年代の懐かしい思い出話を織り込みながら楽しそうな舟木さんでした。舟木さんは歌詩の通り、本当に「強い男、やさしい人」を両立させる大人になっちゃいましたよね
 
この後の展開はもう言葉に尽くせないほどの感激でした。このブログのタイトルにしている「れんげ草の咲くさんぽ径」は勿論、舟木さんの「WHITE」の中の曲の数ある名曲の中でも私が一番好きな曲です。
でもまだ一度もナマでは聴いたことがなく、最近のコンサートでももう長い間、歌われてないようなので、いつ聴けるのかなぁ・・・と淋しく思っていました。そんな、私の一番聴きたかった『れんげ草』久しぶりに歌うなぁ…と前置きされて歌って下さいました。私の強い想いが舟木さんに通じたようで飛び上がるほど嬉しく感激しました。
 
8 れんげ草(1998 WHITEⅢ収録)
http://www.youtube.com/watch?v=IWvUV4JvR6c
 
舟木さんの歌声はkazuyanさんが作られた動画↑のイメージとピッタリで深く心に染みました。
 
イメージ 89 夢幻-MUGEN-(1998 WHITEⅢ収録)
~ツーコーラス目の歌詩のみです~これでもこのあたりが一番控えめなのですよね(笑)
歌詩の全編を知りたい方は「WHITE」を買って聴いて下さいね。
 
♪忍ぶ吐息 のどを走り
うねりくる 肌もあわだち
男と女 女と男
そして嵐 夢幻(MUGEN)
狂おしく 身体ぶつけて
溶けあえば
静寂(しじま)あつく 夜霧深く
 
一番最初に歌ったときは、最前列の人がみんな下向いちゃった(笑)・・・多分私も50代くらいの時の舟木さんだったら70度くらい下を向いてしまったかも(笑)ですが、今の舟木さんだからこそこういう曲もナチュラルに歌いこなせるし、聴く側の私たちも恥ずかしがらずに歌詩に込められた「男女の究極の愛の時間」というイメージをじっくりと味わうことができるのだと思います。「時を得て」今こそ、聴きたい舟木さんならではの名曲だと思います。ただし他の男性歌手にはムリでしょう。やめて下さいねカバーするのは・・・(笑)
 
 
 
10 斜/me/節(1998 WHITEⅢ収録)
今になって「WHITE」は、よく作っておいたな・・と(共感の拍手)、でも『愛だなんて言うまえに』『END・LOVE』、『つばさ』『青春(わかさ)ばなし』のあと5年半くらい出していない・・
 
そして、ラストブロックに入ります。これが、またまた私にとって大きな嬉しいプレゼントでした。センパイの舟友さんからお聴きしていた伝説の構成です。「舟木さんがアラン・ドロンになっちゃった!」と言う舟友さんの感動をまだ舟木さんと再会して一年も経たないうちに経験できる瞬間がこようとは・・・『ガラスの架橋』が始まると、あれれ・・もしかしたらという期待感でドキドキでした。『れんげ草』で既に現実からあちらの世界へ連れて行かれてるような気分でしたから、その上、またまたこんな幸せな時間がくるなんて・・・夢のようでした。
 
11 ガラスの架橋(1995 WHITEⅡ収録)~太陽がいっぱい~ 
12 END FIN FINE/ラストシーン(1998 WHITEⅢ収録)~太陽がいっぱい
 
♪花びらごしに 春は逝き
わたしひとり 旅の果て
醒めたまなざし 冷えた愛
空の碧さ つきぬける
見つめすぎたと 気づくのが
求めすぎたと 気づくのが・・遅すぎて
あの人ごしに 春は逝き
わたし ぽ・つ・ん 海の果て
見知らぬ異国(くに)の 潮風(かぜ)の中
肩の陽射し 昼さがり
 
 
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『ガラスの架橋』の時のバイオレットのライトの中の舟木さんは、既にアラン・ドロン態勢(笑)
哀しみをたたえつつも軽やかで伸びやかな歌唱です。『太陽がいっぱい』をピアノが胸を締め付けるように奏でます。階段を上る舟木さんの後ろ姿はやっぱりアラン・ドロンよりもステキです。最上段から下ふたつめあたりで客席を向いて腰かける舟木さん。『太陽がいっぱい』のメロディーをハミング「♪る~る、る~る、る~る、る~る、る~る、る~るる~♪」 『END FIN FINE(ラストシーン)』とのコラボレーションをどうして考えつかれたのでしょうか?素晴らしいアンサンブルとなっていることと、舟木さんだからこそ絵になるこの構成。ライトはいつの間にかブルーに変わっていました。そして逆光に浮かび上がるアラン・ドロン・・いえ舟木さんのシルエットのステキなことピアノもステキ、舟木さんもステキ照明美術も素晴らしい・・・こんな上質の総合舞台芸術を堪能させてくださる舟木さんっていったい何者!?最高に盛り上がったところで幕が降りました。客席から、「乙女たち」のため息がモレていたのも舟木さんにはしっかり届いていたと思います。だから、舟木さん、きっとまた「アラン・ドロン」やって下さいね(笑)
 

〈アンコール〉
13 序曲だけのコンサート(1998 WHITEⅢ収録)
http://www.youtube.com/watch?v=1uRzRNK8ITc  またしてもkazuyan_hmさんの動画に助けていただきます。
 
一旦降りた幕が再びあがり、イントロが流れるだけで拍手喝采です。皆さんの大好きな『序曲だけのコンサート』ツーコーラス目で、ジャケットを脱ぎ棄てる舟木さん。何をしたって絵になるんですもん。カッコ好過ぎですよぉ~ッ
 
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