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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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舟木さんを探すさんぽ径~2014年1月 真冬の上京日記 その1

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15日から17日まで、上京しました。今回は直接は舟木さんお目当てではありませんでしたが、やっぱりどうしても「舟木さん探し」をしてしまいます(笑)
あまり期待せずに、笑って読み流していただけたら、幸いです。
 
新宿末廣亭  小三治師匠のネタ:15日夜「転宅」/16日夜「厩火事」
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まずは、初日の15日、そして翌日16日の夕方からは、大好きな新宿末広亭へ大好きな柳家小三治師匠をお目当てに向かいましたので、舟木さんをむりやりからめてみます。
毎年、柳家小三治師匠が寄席に出演される「席」は決まっているので、そこを目掛けて都内に4か所ある寄席に出かけます。寄席はひと月を十日ずつに区切って、上旬を上席(かみせき)、中旬を中席(なかせき)、下旬を下席(しもせき)と呼びます。お正月の1月だけは、特別に呼び方が変わって1日から10日までを初席(はつせき)11日から20日までを二ノ席(にのせき)と呼びます。小三治師匠の新宿末広亭の出演は例年二ノ席の夜部のトリと決まっているので私は毎年この時期には上京して2日から3日は通います。今年は15日、16日の二日連続で足を運びました。

いきなり落語と寄席のお話で申し訳ありませんが、舟木さんが落語通でいらっしゃることはファンの皆さんも既にご周知のことだと思います。
 
イメージ 2以下は、6月の私の日記です。舟木さん御自身による落語とのかかわりについての談話があります。
~舟木さんが落語情報誌「東京かわら版・6月号」に寄稿されています~↓
 
小咄や短い前座ネタなどの音源になっているものをお聴きになっている方もいらっしゃいますよね。落語においても、舟木さんの勘の良さと間合いの良さは、さすがだと思います。歌もお芝居も、もちろん落語や朗読など言葉に命を吹き込むというのは本当に難しいものだということが自分自身がやってみると身に沁みてわかります。
私も、朗読サークルや落語のお稽古をすこしかじったことはありますが、共通するのは「巧い下手」というより一番大切なのは持って生まれた「個性」というか『独自性」の魅力だということを痛感します。
イメージ 13その人らしさを表現手段を通して具現化できる才能は残念ながら誰にでもあるという類のものではないと感じています。ベースになるのは、人となりであって、技巧(テクニック)はあとからついていくものといえるのかもしれません。
 
柳家小三治師匠は歌好きで有名です。ソロ・コンサートも数回開催していらっしゃいます。CDも出てます(笑)私はコンサートにも行ってその美声を楽しませていただきました。舟木さんの音源にもある「山のけむり」ほか、日本の抒情あふれる歌や、小椋佳さん、さだまさしさんの曲などがお得意です。  柳家小三治師匠のCD↑         
 
 
16日の午前中は、舟木さんが卒業なさった自由が丘学園に「さんぽ」に行きました。
 
自由が丘学園  16日 
 
イメージ 14東急の自由が丘駅下車、駅を背中にしてすぐ、某銀行を右折れします。なんとここの通りは「カトレア通り」です。これにはビックリ(笑)舟木さんの「花咲く乙女たち」と関連するのかな?それとも偶然?
 
 
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3分ほど坂道をのぼって、左折れすると学園通りに入ります。さらに5分ほど坂道をのぼっていくと学校の看板が見えます。
 
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さらに、校舎の敷地をぐるっと一周して
みました。
 
 
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再び「カトレア通り」を通って駅前
へ・・・駅前には、昭和36年に建てられたという女神像「あおぞら」(澤田政廣作)がありました。
舟木さんも通学の時に見てたのかな?
 
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自由ヶ丘をあとにして、半蔵門の国立劇場へ・・・・
12時開演 「通し狂言 三千両初春駒曳」
 
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辰岡万作=作『けいせい青陽鳥』より(尾上菊五郎=監修)
 
この作品の題材は、江戸時代初期の大名の逸話を描いた実録本「大久保武蔵鎧」(おおくぼむさしあぶみ)です。
幕府の老中、本多正純の改易に絡む将軍暗殺計画や三代将軍家光の甥として生まれながら流浪を続けたとされる伝承上の人物(松平長七郎)などの伝説を取り上げています。
但し、江戸期の芝居では、将軍家をはじめ、大名などの実名の使用は許されませんでした。そこで、物語の時代設定や登場人物の名前を「太閤記」の世界に移し、徳川将軍家を小田(織田)信長家に置き換え、信長死後の後継者争いを物語の背景に描きました。(以上パンフレットより)
 
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・・・というわけでこのお芝居では、主人公である松平長七郎の名は小田三七郎信孝となっていて、尾上菊五郎さんが務めています。そこで、舟木さん見つけました!やれやれ(笑)
松平長七郎・・・といえば「若君風流」ですよね。
 
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舟木さんは昭和41年(1966)10月に大阪の新歌舞伎座で初の座長公演をなさって、この時のお芝居の演目のひとつが「若君風流」でした。村上元三氏が舟木さんの長七郎のイメージにあてて脚本を書かれたということでした。殺陣の巧さはその頃から評判だったそうです。
その舞台の殺陣の部分の映像も少しだけ拝見しましたが、初舞台とは思えない「板についた」ものだという印象でした。
 
 
 
 
 
 
当代仁左衛門さんのお父上である十三代目片岡仁左衛門の松平長七郎↓イメージ 12
 
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仁左衛門家なら「松嶋屋!」
菊五郎家なら「音羽屋!」
いずれも、水もしたたる美丈夫ですよね!
 
願わくば、舟木さんにも屋号が欲しいところです(笑)
 
 
 
私が伝統芸能の世界に魅せられはじめたのはいつの頃からか、はっきり覚えていませんが、多分とっかかりは桂米朝師匠の落語のテープを図書館で借りてきて聴き始めたのが最初のような気がします。落語のネタ(噺)には浄瑠璃(義太夫)、歌舞伎などから題材をとったパロディのようなものがたくさんあります。聴いたことのない言葉や話があるとひっかかりますからちょっと調べてみたりしてるうちに「文楽」を観にいくようになって、次はその浄瑠璃をもとにした歌舞伎を観に行くようになり、歌舞伎では「能・狂言」を題材にしたものがあるので「お能」「狂言」を観にいくようになる・・・という流れだったかな?また、落語には講談や浪曲とリンクした噺もたくさんありますから、そこにも足を踏み入れる・・
 
舟木さんとの初めての「出逢い」と「別れ」までの期間は、私はとっても短くて、12才から15才の終り頃ま
での3年ほどだったと思います。それからの長い長いブランクがあり、伝統芸能に出逢ったのが15年ほど前のことですから、一昨年の9月に舟木さんと新歌舞伎座公演の舞台で再会できたのは、おそらく15年の間にそういった諸々の伝統芸能の雑学のようなものがおぼろげに頭のかたすみにわずかながらでも蓄積されていたからではないかと思えています。
舟木さんはもちろん本業は歌手ですが、2年前に再会した時の舟木さんは、私が15年間の間に拝見してきた世界の敬愛すべき方たちとどこか共通する「修業」を積んでこられた人たちと同じ匂いをお持ちだという印象でした。
 
子ども時代の3年間は、多分、私は舟木さんが好きだったというより、舟木さんの歌やテレビドラマや映画の世界の中の登場人物が好きだったといっていいのかもしれません。それは、ナマの舟木さんそのものに会ったことも見たこともなく、メディアを通しての一元的な舟木一夫さんしか知らないわけですから、当たり前のことだとも言えるのでしょう。ところが、それなりの人生経験をして、それなりに、優れた舞台人をたくさん観てきた上でナマでその舞台を初めて拝見した時からは、舟木一夫という人の魅力がわかり、やっと初めて舟木一夫さんを好きだという認識ができました。これは、私にとっては嬉しい愕きでした。ですから正確にいえば、今になって初めて本当の意味で舟木一夫ファンになったと言えるのでしょう。でも、さらに言えば、子どもの頃の舟木さんのイメージが50年経った今もなにひとつ変わっていないということが、私を惹きつけて離さない最大の理由だということになるのでしょうね。そして、その上、舟木さんご自身が人間としても表現者としてもめざましい進化を遂げて、歌もお芝居もトークもすべて、大人になった私を堪能させて下さるスケールの大きさを身に纏っていらっしゃることに「今さらながらのファン」としては何よりの幸せと感謝の想いを感じています。「初恋」の人がイメージをそのまま保ち続け、大人の男性としての魅力も年輪として重ねてきた姿を見せてくれた時の幸福感ですね。これは、自分のことを棚上げにした、ずいぶん我がまま勝手な想いですが(笑)
 
~舟木さんを探すさんぽ径~2014年1月 真冬の上京日記 その2 につづきます~
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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