~「Papyrus」 舟木一夫写真集 1970 その1のつづきです~
Papyrus 舟木一夫写真集 1970
39年
一番好きな言葉は”誠意” これは他人に対しても自分に対しても同じだそうです いい言葉ですね
”誠意”っていいきるあたり 真の舟クンの面目躍如といったところです
”誠意”っていいきるあたり 真の舟クンの面目躍如といったところです
君たちがいて僕がいた 作詩:丘灯至夫 作曲:遠藤実
続・高校三年生
前作「高校三年生」の興行的大ヒットにより再び企画された作品 東京の下町を背景とした学園もの
舟木クンはカッコよく そして喧嘩も強い模範工員を演じて 前作以上の大ヒット作となった
前作「高校三年生」の興行的大ヒットにより再び企画された作品 東京の下町を背景とした学園もの
舟木クンはカッコよく そして喧嘩も強い模範工員を演じて 前作以上の大ヒット作となった
ああ青春の胸の血は
舟木クンが ホリプロから第一共栄に独立して初の企画で 幼な友だちの女の子を励ますクリーニング屋の店員を演じた この映画で初めて和泉雅子と共演し 以後コンビの作品をたくさん世に送りだした
舟木クンが ホリプロから第一共栄に独立して初の企画で 幼な友だちの女の子を励ますクリーニング屋の店員を演じた この映画で初めて和泉雅子と共演し 以後コンビの作品をたくさん世に送りだした
舟木クン20歳の誕生パーティーで挨拶する藤山愛一郎氏
同じく誕生パーティー 模擬店で ↓
大いなる成長を祈りつつ 中山正巳(日本コロムビア社長)
舟木君、君がコロムビアの専属になって「高校三年生」でレコード界に初陣の大ヒットを飛ばした昭和38年はちょうど私もコロムビアに入社した年でした。それだけに私には君の颯爽としたデビュー振りがいまだに鮮やかな印象で残っています。爾来8年、いわゆる「学園もの」の連続ヒットを皮切りに君は独自の持ち味で、青春路線に清新の息吹を通わせ、いまや名実ともに 流行歌界の若きプリンスの地位を確立させたことは誠に喜ばしいかぎりです。君の初々しい、いくらかペーソスも漂わせるあの独特の笑顔は痩せた身体とともに初めの頃と少しも変わりませんが、その芸の成長ぶりには目覚ましいものがあります。歌い手としてばかりでなく、演技者としても君はますますその芸域をひろげて、電波に、ステージに、スクリーンにファンを魅了しています。君の細い身体の中には、烈々たる強い信念と、逞しいファイトが脈々と溢れているように私には感じられるのです。人間的な成長と、精進こそが、芸を深く大きく育てるということを若いながら君はよくわきまえているように思います。先にプロダクションを主宰し、今度また本を出版されると聞きました。おめでとう。好漢、舟木君、大いに頑張り給え。そして今後とも、一層自重して、より大きく成長されるよう心から祈る次第です。
40年
そう! この年は映画に芝居にガゼン興味をおぼえた年ですねえ 「北国の街」を筆頭にいわゆる学園ものから脱皮してラブ・ソングがヒットした年でもあったし 自分なりに本格的演技に取りくんだ年でもありました嬉しかったのはこの年の5月 世田谷の代沢の新居に移って これまでのアパート暮らしにピリオドをうったこと 悲しかったのは 7月東北地方の巡業中 ダンノウ炎でダウン 日大病院へ10日間入院したことでした そのときの感想を一言”ああ とうとうやったな”
魂と人格は芸術家の生命であり かれの生活こそ真のドラマである 芸術はそれをうつす鏡である
かんじんなことは かれの魂と生活を美しくそだてた心をうつす鏡をみがくことである
芸術家に内面的きびしさを要求されるゆえんがそこにある
かんじんなことは かれの魂と生活を美しくそだてた心をうつす鏡をみがくことである
芸術家に内面的きびしさを要求されるゆえんがそこにある
舟木クンの魅力 伊藤利夫(弁護士)
舟木クンとわたくしは同じ尾張の国の生まれである。舟木クンの後援会長江崎真澄代議士とは、中学時代に学校は違ってはいたが同じ弁論部員として活動していたのも何かの縁であろう。舟木クンのお父様の上田栄吉氏もわたくしと同じ年頃の友人~飲み友だちである。そんな関係で私は舟木クンに特別な関心をもっている。舟木クンはいかにも若々しい青年で新しい時代感覚に溢れている。つねに新鮮なものを追求している。若さと時代感覚の新鮮さ、それが若い人々を魅了する。しかし、素顔の彼と話していると、若さのなかになにか熟成された人間性を感じる。なぜだろうか。竹を割ったような江戸っ子気質のお父様の影響があるのかも知れない。だが、それは芸に対するかれの執念と精進からにじみでるものだ。とわたくしは思う。芸道に魂を打ち込み、きびしい修業の途を歩む人に感じられる全人的な厳粛さである。そこには、年令を超えた内面的成長がみられる。若くして大をなした思想家や文学者や芸術家には共通したものがある。舟木クンはまだ若い。しかし、若さの中にそうした資質があるように思われてならない。天才は生まれながらのものではなく、努力の結果つくられるものである。しかし、資質がなければ駄目だ。資質そのものは生まれながらにそなえているものである。資質と努力こそ、かれを大きくそだてるゆえんであろう。年令的若さが、ときとして、内面的きびしさを横柄、ナマいきと感じさせることがある。やはり、若さの未熟がなせるわざであろうが、これをのり超えて円熟の域に達する日を望みたい。
北国の街 作詩:丘灯至夫 作曲:山路進一
東京は恋する
作詩:丘灯至夫
作曲:山路進一
高原のお嬢さん
作詩:関沢新一
作曲:松尾健司
15周年記念再録音盤音源↑
たそがれの人 作詩:安部幸子 作曲:山路進一
夜霧のラブレター 作詩:安部幸子 作曲:山路進一
なんの返事も もらえぬ手紙
かいてふるえる 文字ならば
あおい夜霧に したいもの
わかってくれぬ あなたの窓に
すがる夜霧に したいもの
たまらないほど 恋しいきもち
口に出せない なみだなら
あおい夜霧に したいもの
ふりむきもしない あなたの影と
ついて いっしょに ゆけるよに
好きになってと といきがにじみ
ひとりみだれる 文字ならば
あおい夜霧に したいもの
いのちをあつめて あなたの傍で
きえる 夜霧に したいもの
~「Papyrus」 舟木一夫写真集 1970 その3につづきます~