あっという間に、初日から一週間も経ってしまいました。
このあたりが、舟木さんも一番、お疲れが出る頃ではないかと…
さて、12月4日に観劇した舞台の覚書…
駆け足で、次におじゃまする11日までになんとかまとめなくちゃ
最初に申し上げてますが、あくまで「覚書」なものですから、
とってもアバウトですので、何卒ご寛容の上、お読み捨てくださいね。
ストーリー全般の運びそのものは、オーソドックスなのですが、
大石内蔵助が、「仇討ち」を決める根拠としたもの、公的なもの、個人的心情
今回の脚本・演出のオリジナリティは、舟木一夫という存在あってのものだということは確かです。
雪の巻
一、内蔵助東下りの場面。立花左近との対峙
いよいよ仇討ち決行のため、内蔵助は江戸に向かう。天下ご法度の武器を運ぶため、関所で
咎められる危険を伴う。そのため内蔵助は日野家の名代である立花左近になりすます。
しかし、神奈川の宿で、本物の左近に運悪く出くわしてしまう。
さて、内蔵助は、どのようにきりぬけるのか?
この場面は、映画でもとりあげられている名場面。
左近(林啓二さん)の鋭い追及と、内蔵助の堂々たる受けは、歌舞伎「勧進帳・安宅関」の
武蔵坊弁慶と関守・富樫の緊縛した応酬を彷彿させる。思わず身体が前のめりになる緊張感。
ここでも、舟木・内蔵助の器の大きさ、肚芸が、光る。「武士の情け」とはこういうことか…と。
二、秋深い吉良邸の庭先
ここで、千坂兵部(里見浩太朗さん)、吉良上野介(林与一さん)、上杉綱憲(田村亮さん)の
豪華なスリーショット。兵部と綱憲の会話の中で、大石内蔵助という人物像があぶり出される演出。
上野介の与一さんが「茶の湯」について語るが、ここも奥行きのある上野介像が示唆されている。
三、吉良邸の図面をめぐって、浪士たちと吉良邸改築に携わった大工の棟梁との心の交流
「仇討ち決行」を目前に、脱名を余儀なくされる浪士も出てくる中、
岡野金右衛門(丹羽貞仁さん)、大高源吾(真木一之さん)たちは、江戸に下った後、
それぞれ「仇討ち決行」の為の事前の働きをしている。
吉良邸で「茶会」が催される12月14日が、決行の日と決まる。
四、南部坂・雪の別れの場
内蔵助は討ち入りの直前、江戸南部坂に居を構える阿久里(長谷川かずきさん)のもとを訪ねる。
明日未明の討ち入り決行を伝え、同志たちの連判状を内匠頭の霊前に供えるために訪れたが、
吉良の密偵(川上彌生さん)が邸内で腰元として侵入していることに気づく。
しかし、「大願成就」の直前でもあり、その場では騒ぎ立てすることはできない。
「さる西国の大名に召抱えられることになった。再びお目にかかることもない。」と
心にもない言葉を残し去っていく内蔵助。
戸田局(長谷川稀世さん)は、なにか腑に落ちきれないものを察知する風情。
内蔵助が去ったあと密偵が霊前に供えた書状を盗もうとするのを捕える戸田局。
それは、仇討ちの連判状であった。
事の次第がわかり、内蔵助への先ほどの仕打ちを悔いて、
家来たちが本懐を遂げることを心から願う二人だった。
五、阿久里の邸の門の前、千坂兵部と遭遇する内蔵助
ここは、里見・兵部と舟木・内蔵助のツーショットだけで、すごい圧が客席に押し寄せてくる。
オーラVSオーラ
暗転、舟木・内蔵助の詠みあげる誓詞(お上への書状?)
四十七士の名前を読み上げていく…
「誠の忠臣の物語」
六、討ち入り。未明の吉良邸の庭
緊迫感をやわらげる堀部弥兵衛(曾我廼家文童さん)さんでホッと一息(笑)
山鹿流陣太鼓を打ちながら、花道スッポンから舟木・内蔵助が、せり上がって、降りていく。
舞台奥には紗のブラインドがかかる。
千坂兵部が、同じく花道スッポンから登場、花道奥の揚幕からは上杉綱憲登場。
父である、上野介を救いに兵を挙げようとするのを兵部が止める。
七、吉良邸の炭小屋
清水一学、二刀流で奮闘するも、討たれる。
炭小屋から上野介を引きずりだされる。内蔵助が、自刃をうながすが…
もちろん、内蔵助・切腹までの場面割りですが、これ以降は、シークレットが、いいですね。
…ということで、あえて、尻切れトンボですが、これにて覚書の公開は「完」です。
夜の部「雪の巻」終演後に、桟敷席にて、いただきました。
GOGOカフェに展示の楽屋暖簾
夜の部/二部 コンサート
オープニング~北国の街
~プレゼントタイム~
北国の旅情
北国の旅情
あいつと私
雨の中に消えて
高原のお嬢さん
水色の人
哀愁の夜
スタンディング~銭形平次(サインボール投げ)
修学旅行
高校三年生
学園広場
初恋
吉野木挽歌~絶唱
エンディング~明日咲くつぼみに