先日、あることからふっと、高校時代に夢中になって読んでいた「小さな恋のものがたり」のことを思い出しました。この漫画と出逢ったのは高校一年の時でした。クラスメートが、読んでるのを横から見ていて、「それ、何?」と尋ねて、貸してもらいました。その後、クラスの女子の間で人気がでて、回し読みをしたりしてました。授業中に、こっそり机の下に隠して読んでしまうほど好きになった思い出があります。
でも、当時はお小遣いが足りなかったので買えません。大人になって、立風書房から単行本が発刊されたものを書店で偶然見つけて購入したのは時期は、はっきり覚えていないのですが1990年頃だったかもしれません。末娘が、小さい頃に全巻揃って書棚に置いてあったことを覚えているそうですから、多分それくらいから新刊が出る度に買って揃えていたのだと思います。何しろ、一番忙しく働いていた時期のことなので、自分の心の癒しとしてパラパラとめくっては、懐かしく読んでいたように思います。でも、それも何度か引っ越しをしたので、手放してしまいました。私は、なんたって「引っ越し魔」でしたから、引っ越し回数は、20回以上です(笑)
そんなこんなで、もう十年近く手元にはなかったのですが、ひょんなことから懐かしく思い出して、つい最近、文庫版で復刊されたもの(26巻までしか刊行されてませんが)を手に入れました。
でも、当時はお小遣いが足りなかったので買えません。大人になって、立風書房から単行本が発刊されたものを書店で偶然見つけて購入したのは時期は、はっきり覚えていないのですが1990年頃だったかもしれません。末娘が、小さい頃に全巻揃って書棚に置いてあったことを覚えているそうですから、多分それくらいから新刊が出る度に買って揃えていたのだと思います。何しろ、一番忙しく働いていた時期のことなので、自分の心の癒しとしてパラパラとめくっては、懐かしく読んでいたように思います。でも、それも何度か引っ越しをしたので、手放してしまいました。私は、なんたって「引っ越し魔」でしたから、引っ越し回数は、20回以上です(笑)
そんなこんなで、もう十年近く手元にはなかったのですが、ひょんなことから懐かしく思い出して、つい最近、文庫版で復刊されたもの(26巻までしか刊行されてませんが)を手に入れました。
「小さな恋のものがたり」(ちいさなこいのものがたり)
みつはしちかこによる日本の漫画作品(4コマ漫画)。「美しい十代」(学習研究社)にて1962年6月号より連載を開始した。2012年現在は芳文社「まんがタイムファミリー」に連載中(同誌上ではストーリー4コマ漫画の形態をとっている)。ただし2008年4月号を最後に長期休載している。単行本は立風書房→学習研究社→学研パブリッシングより発刊されており、毎年5~6月に新刊が発行されているが、2007年の41巻以後は中断していたが、2011年12月に42巻が発売され、3年半ぶりの続刊となった。
背が低いことを気にしている女の子チッチ(小川チイコ)と、背が高くハンサムなサリー(村上聡)の恋愛模様を描いた作品。随所に主人公チッチの目線から書かれた詩が挿入されており、恋の喜びや切なさといった叙情的な心情が分かるようになっている。(ウィキペディアより)
1972年には連続テレビドラマ化されているようですが、私は当時、全然自分のイメージとは違うキャスティングだったことや、テレビ離れしていた時期でしたから、拝見していません。
この漫画が当時の女学生の間で人気になった要因としては、コマ割のまんがの中で、時折、大きくコマをとった「抒情詩」が挿入されていたからではないかと思います。多分、漫画そのものは、あまり読まなくなっていた当時の私も、その詩に惹かれていたのでしょう。今回、ちょっと調べていたら、この漫画が世に出たのが1962年6月とありました。学研から出版されていた「美しい十代」というティーン向けの雑誌に連載されていたのですね。そのことは、今回初めて知りました。「美しい十代」というと、私は三田明さんのデビュー曲を連想しますが、このタイトルは、この雑誌からとったものなのでしょうか?発刊が三田さんのデビューよりも先ですもんね。
以下は、ネットで検索していたらゆきあたった雑誌「美しい十代」関連のブログサイトからお借りしました。
懐かしい「小さな恋のものがたり」・・・
1963年6月デビューの舟木さんに先んじること1年前の1962年6月にお目見えした「チッチとサリー」、素敵なサリーを舟木さんになぞらえて、時々のまんがからイメージする舟木さんの若き日の歌などとコラボしてみるのも、楽しいかな・・・などとちょっと遊んでみました(笑)舟木さんのおっしゃる「同世代」という言葉の中に、この「小さな恋のものがたり」も時代の背景として、流れているのだろうという気がしています。時代が変わっても、「初恋」のときめきや、せつなさ、甘やかなもの、苦い想い、自己嫌悪や、舞い上がる気持ちなど、様々な想いに揺れ動く思春期は、美しくキラキラと輝いていることに変わりはないのでしょうね。あの頃の自分は、今思うと、とっても「愛おしい存在」に想えます。
「小さな恋のものがたり」 (第3集より 一部だけをお借りしました/期間限定掲載です)
初恋 作詩:島崎藤村 作曲:若松 甲
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
(以下四連目は舟木さんは歌唱されていません)
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ