このところ、股旅ものについて連載していますので、舟木さんの歌声も「股旅もの」続きですから、180度気分を変えて、横文字タイトルの曲をご紹介します。使用させていただいた動画は舟友のkazuyanさんの作品です。ステキな映像とともにお楽しみ下さいね。
いずれも外国映画の主題歌のカヴァー曲です。
シングルCD1996年6月発売↑
アルバム全曲集は同年10月発売→
初めて聴いたのはkazuyanさんの動画でした。ステキなので、昨年3月頃に全曲集のCDを見つけて購入しました。映画の主題曲ということは知ってましたが、ずっと、なんとなくうっとり聴いていただけでした。
このシングルCDの発売の頃には、もう舟木さんは、あらたに陽射しの降り注ぐ旅路を歩き始めていらしたのだと思うのですが、外国のスタンダード曲をシングルとしてリリースなさるのですから、これらの曲について何かの想いを後援会の会報などで語っていらっしゃるのではないかと想像します。あるいは、ライブなどナマのステージでお聴きになった方も・・・などど思ったりしています。何かご存知の方がいらっしゃればお教えいただけたら幸いに思います。
舟木さんの歌い手としての守備範囲の広さもあらためて感じていただけたらと思います。
舟木さんは、古い洋画もお好きだと聞いてましたので、きっとお好みの映画なんだろうなぁ、ということも想像してはいましたので、今回、これらの曲のルーツである映画についても調べてみました。併せて楽しんでいただけたら嬉しいです。
ラモーナ 思い出の鐘が
ラモーナ 恋の唄にとけ
*じっと君を
抱きしめた あの日
赤いバラが
髪にもつれていた
ラモーナ 恋の唄にとけ
*じっと君を
抱きしめた あの日
赤いバラが
髪にもつれていた
ラモーナ また逢うときは
ラモーナ 滝のけむるそば
夜もすがら 恋を語ろう
ラモーナ くちづけを…*
ラモーナ 滝のけむるそば
夜もすがら 恋を語ろう
ラモーナ くちづけを…*
*くりかえし
夜もすがら 恋を語ろう
ラモーナ くちづけを…
ラモーナ くちづけを…
原曲について
ラモナ(Ramona)Dolores Del Rio(ドロレス・デル・リオ)
L・W・ギルバート(詞)、M・ウェイン(曲)
L・W・ギルバート(詞)、M・ウェイン(曲)
1928年にセンセーショナルな流行ぶりをみせたヒットソング。
作られたのは1927年。翌年メキシコ出身の大女優「ドロレス・デル・リオ」主演の映画「ラモナ」の主題歌として使用され、爆発的な人気を得ました。1936年にディック・ミネさんもカヴァーされてるそうです。
1927年制作のアメリカ映画「ラモナ(Ramona)」
原作:Helen Hunt Jackson(ヘレン・ハント・ジャックスン)
監督:Edwin Carewe(エドウィン・カリュー)
監督:Edwin Carewe(エドウィン・カリュー)
キャスト
←ドロレス・デル・リオ:ラモナ
ワーナー・バクスター:アレッサンドロ
ローランド・ドリュー:フェリペ
ワーナー・バクスター:アレッサンドロ
ローランド・ドリュー:フェリペ
あらすじ
アメリカが未だスペイン人の支配の下にあった頃の物語である。そしてこの物語はその時のカリフォルニア州を背景として展げられる。ラモナは美しい娘であった。彼女は幼時から白人の家に養われて己れの素性を知らずに生い育って来たが、ふとした縁から知り合いとなったインディアンのアレッサンドロに心ひかれて、やがては互に想い想われる仲となった。が、このアレッサンドロにはその想い劣らずラモナを恋い慕う男に養家の息子たるフェリベがいた。が、ラモナは彼れを兄の如くに慕うのみであった。そしてラモナの心がアレッサンドロに捧げられたと知った時にフェリベは涙を呑んで彼女のために祈った。
アレッサンドロはラモナを伴って己が祖先の地へ去って行った。その自然に包まれた生活は二人に取っての天国であった。ラモナはアレッサンドロを熱愛した。それは彼女が母たるインディアンの血と、父たるスペイン人の熱とから送り出る燃ゆる情であった。そしてアレッサンドロにとってもラモナこそは彼の總てであった。朝、昼、夜の別なく彼はラモナを想っていた。やがて二人の間には子供が生まれた。しかし、三年の月日の過ぎた後、晴天の霹靂の如くに禍がこの一家に降りかかった。子供は悲しくも死に、アレッサンドロも間もなく殺されてしまった。
その後のラモナに続くのは悲嘆と哀惜の日のみであった。が、その彼女を今に変らぬ愛の心もって慰める男がいた。それはフェリペであった。その愛しみの力にラモナにも、やがては甦えりの日が明けることであろう。
LOVE LETTERS (ラブレター)
作詩:E・Heyman 作曲:V・Young
訳詩:吉田旺 編曲:竜崎孝路
http://www.youtube.com/watch?v=UN2HSacd8O4
たとえ遠くに 離れていても
この愛をこめた
便り読みかえすとき
あなたのにおい あなたの吐息
あなたのすべて いたいほど
感じてしまう
二人の愛は 終わったけれど
この愛をこめた
便り読みかえすとき
あなたのなみだ あなたのしぐさ
あなたのすべて いたいほど
感じてしまう
作詩:E・Heyman 作曲:V・Young
訳詩:吉田旺 編曲:竜崎孝路
http://www.youtube.com/watch?v=UN2HSacd8O4
たとえ遠くに 離れていても
この愛をこめた
便り読みかえすとき
あなたのにおい あなたの吐息
あなたのすべて いたいほど
感じてしまう
二人の愛は 終わったけれど
この愛をこめた
便り読みかえすとき
あなたのなみだ あなたのしぐさ
あなたのすべて いたいほど
感じてしまう
原曲について
映画では、歌詩はなくヴィクター・ヤング楽団のスローバラードのBGM。その後、エドワード・ヘイマンの詩でスタンダードナンバーとして広まったそうです。ナット・キング・コールやジュリー・ロンドン他人気歌手が歌唱。
作詩:エドワード・ヘイマン
作曲:ビクター・ヤング
JULIE LONDON 歌唱
http://www.youtube.com/watch?v=h74IcoJhKro
http://www.youtube.com/watch?v=h74IcoJhKro
なぜ、曲のタイトルがラブレターズと複数形になってるのかな?と気になっていたんですが、ラブレターの束だからだったんですね。
原詩にそった訳詩
あなたの心からのラブレター
離れていても側にいるみたい
暗い夜も淋しくはない
あなたの愛がここにあるから
離れていても側にいるみたい
暗い夜も淋しくはない
あなたの愛がここにあるから
一行残らず心に刻み込みたい
あなたの名前に口づけをして
また初めから読み返す
あなたの心からのラブレター
あなたの名前に口づけをして
また初めから読み返す
あなたの心からのラブレター
映画について
1945年制作のアメリカ映画「ラブ・レター」(日本での劇場公開日 1948年5月)
原題は Love Letters と複数形。
日本題は「ラブ・レター」監督:ウィリアム・ディターレ
原作:クリス・マッシー
原作:クリス・マッシー
キャスト
ジェニファー・ジョーンズ:シングルトン(ヴィクトリア)
ジョセフ・コットン:アラン・クイントン
アン・リチャーズ:デイリー・カーンス
グラディス・クーパー:ビートリス
ジェニファー・ジョーンズ:シングルトン(ヴィクトリア)
ジョセフ・コットン:アラン・クイントン
アン・リチャーズ:デイリー・カーンス
グラディス・クーパー:ビートリス
あらすじ
イタリアの戦線で英軍将校アラン・クイントンは、戦友ロジャー・モーランドに頼まれて、ラブレターを何度か書かされた。相手はロジャーが将校舞踏会で知り合ったヴィクトリア・レミントンという女性であった。
ロジャーが休暇で帰国する時、彼女と結婚しようかなというと、アランは激しく反対した。ロジャーの女性観とヴィクトリアの男性観が、余りに違いすぎることを知ってるからだった。
その後アランは重傷を負い入院した。ロジャーの見舞状に明日ヴィクトリアと結婚するという追白を読んだ時、アランの心はくもった。半ば傷がいえると彼は本国の病院へ送還された。病院生活一年余りで、アランは退院して家に帰ったが、彼の人柄が出征前とは変わったのを、両親は寂しがった。
アランを幼い頃から愛した伯母が死んで、遺産をしてベルトマーシュの田舎屋敷が彼に譲られると、彼は一人で住むことにした。アランの弟デレックは移転の前夜、ディリー・カーンスの夜会に兄を伴った。その夜ディリーの客として泊まることになったアランは、はからずもロジャー・モーランドが一年前に死んだことと、彼の妻となったヴィクトリアがディリーの親友であったことを聞いて、ふしぎな縁に心を動かされるのだった。
ベルトマーシュに移り住んだアランは、25マイル隔てたロングリーチのメドウ・ファームを訪ねた。そこは彼がイタリアで書いた手紙の宛名の場所だったが、留守番がいるだけだった。アランはロンドンにディリーを訪ねると留守で、シングルトンという女に会った。この間の夜会の折りに紹介された女だ。帰宅したディリーはシングルトンを遠ざけて話した。シングルトンはビートリス・レミントンがカナダへ行った時、拾って来た孤児でヴィクトリアと名付けられ、ディリーを唯一の友として育ったのだった。
彼女のロジャーとの結婚をビートリスは反対したが、果たして結婚は失敗だった。ある夜ヴィクトリアが手紙の束を出して読んでいると、ロジャーはそれを暖炉に投げ込み、拾おうとするヴィクトリアをなぐりつけた。
彼女が気がつくと、ロジャーは背を刺されて即死し、次の部屋には半身不随となり口のきけなくなったビートリスが倒れており、彼女自身は幼児の記憶しかないシングルトンであった。
彼女が気がつくと、ロジャーは背を刺されて即死し、次の部屋には半身不随となり口のきけなくなったビートリスが倒れており、彼女自身は幼児の記憶しかないシングルトンであった。
そして一年の禁固刑を終えて出たシングルトンを、ディリーが保護しているーこの話しを聞いたアランはシングルトンを愛し、彼女もまたアランを愛した。アランはビートリスの許可を得て彼女と結婚し、ベルトマーシュに住んだ。幸福な幾月かが過ぎたある日、庭でいちごをつんでいたシングルトンは、赤い果汁を見て血と叫んだ。記憶を半ば回復した彼女は、メドウ・ファームに赴いた。そこにはビートリスが口が利けるようになり、帰っていた。ロジャーを刺殺したのはビートリスであった。そしてアランこそロジャーの手紙を書いた男であると、全く記憶を回復したヴィクトリアは悟った。暗雲はれて、アランとヴィクトリアに真の幸福が訪れた。.
LOVE LETTERS
The sky may be starless
The night may be moonless
But deep in my heart there's a glow
For deep in my heart I know
That you love me, you love me
Because you told me so
The night may be moonless
But deep in my heart there's a glow
For deep in my heart I know
That you love me, you love me
Because you told me so
Love letters straight from your heart
Keep us so near while apart
I'm not alone in the night
When I can have all the love you write
Keep us so near while apart
I'm not alone in the night
When I can have all the love you write
I memorize every line
And I kiss the name that you sign
And darling, then I read it again
Right from the start
Love letters straight from your heart
And I kiss the name that you sign
And darling, then I read it again
Right from the start
Love letters straight from your heart
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