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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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舟木さんを探すさんぽ径~京都編その1~2013年7月31日

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大阪と奈良で二日連続してコンサートが開催されるという情報が入ったので、さて、それならばと「京都~奈良」のプチ旅行を兼ねて楽しみましょうと早くからスケジュールを立てました
 
イメージ 15京都は、十代の頃から憧れていた町ですから、チャンスがあれば一度は「住んでみたい」と思っていました。縁あって二十代半ばから関西暮らしになり、最初は大阪府の北摂地域に長く住みました。その後、思い切って京都に住まいを移して、昨年の10月まで十年弱ほど暮らしました。勤務先は最初は大阪市内、その後は神戸市内で遠距離通勤でしたから平日はほぼ京都にいる時間はなかったのですが土日には「にわか京都人」となって京都の町を堪能する生活ができたことは今でもいい経験だったと思っています。
 
河原町三条と四条の中間ほどにあるホテルに7月31日と8月1日の2泊して午前中から、お目当てのスポットをさんぽすることにしてました。もちろんお目当てのスポットとは「舟木さんを探すさんぽ径」です。
ほんのちょっとかする程度でも「舟木さんにかかわるスポット」は、どこかな?と予め考えてた場所には、ほぼ行けたのでちょっとご紹介してみますね。
 
 
行程 近鉄桑名駅~近鉄四日市駅(電車)/近鉄四日市駅~五条京阪バス亭(三重交通高速バス)
 
 
桑名駅から近鉄で近鉄四日市駅下車、そこからは三重交通のバスで1時間半ほどで京都の京阪五条駅前に着きます。住んでいたのも五条近辺ですから、もうそこは「マイエリア」です。京阪本線の清水五条から祇園四条までひと駅だけ電車に乗ってホテルに荷物を置いてからカフェでお昼をすませてから向かったのは、三条大橋の西側、木屋町通の角の池田屋跡です。ここは舟木さんにはとってもゆかりの深いスポットでしょうね。
 
 
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*池田屋事件(いけだやじけん)
幕末の1864年7月8日(元治元年6月5日)に、京都三条木屋町(三条小橋)の旅館・池田屋に潜伏していた長州藩・土佐藩などの尊王攘夷派志士を、京都守護職配下の治安維持組織である新選組が襲撃した事件。
 
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イメージ 11上の写真は1967年明治座の『維新の若人』(村上現三原作「新撰組」主人公秋葉守之助)右は1973年明治座の『沖田総司』この二作品では新撰組の隊士を演じていますが、後には尊王攘夷派である長州藩の『月形半平太』を演じていらっしゃいますね。
 
維新の若人 作詩:村上現三
アルバム「限りない青春の季節」
舟木一夫大全集「舞台主題歌集」収録(1977)
 
恋も命も 風吹くままよ
夜明けの空に ああはえる
新撰組の 心意気
進め維新の 若人よ
 
意地も未練も 散る花びらよ
日暮れの空に ああ消える
新撰組の 旗の色
進め維新の 若人よ
 
 
 
 
 
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 左は二条通りのホテルオークラ、右は京都市役所河原町通りを挟んで向かい合ってます。長州屋敷跡はオークラの大きな柱の裏側に隠れているのでわかりにくいですが桂小五郎像は河原町通りを向いて建ってます。
 
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イメージ 7イメージ 8『月形半平太』(つきがた はんぺいた)
行友李風作の戯曲、およびそれを原作にした映画.の主人公の名前。1919年(大正8年)、京都明治座での公演が初演である。本作は土佐藩士武市半平太こと武市瑞山(35歳没)をモデルにしているが作中では半平太は長州藩士となっている。
舟木さんが演じた「半平太」を拝見していませんが、平成十八年の新歌舞伎座公演のプログラムのみ手元にあります。水も滴る美形の半平太ですね。長谷川一夫さん、大川橋蔵さんなど美男の俳優さんが演じていらっしゃる、その系譜にあるワケです。うっとり!
 
 
 京都市役所前をさらに西へ歩くと「本能寺」の看板が見えてきます。二条の通りに面してるのは裏口なのですが、そこから中に入れます。今のところ本能寺は舟木さんとはご縁がないようですが、私的には明智光秀は舟木さんに演じていただいてもいいんではないかという気がしています。信長に反旗を翻した謀反人ではありますが、どうも主膳のようなタイプではないかという気がしています。歴史の中の敗者ではあっても、高い志と深い思慮をもった人物という印象があって、主膳と光秀には共通項があるように思えます。
 
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本能寺から、さらに西へ向かい、ちょっと南へ下ると、俵屋旅館です。ここでは、記憶に新しい舟木さんが探せます(笑)
 
 
 
 
イメージ 3俵屋旅館
『柊屋』『炭屋』とならんで京都(日本)の古い伝統を守る数少ない老舗の旅館の1つである。俵屋は、江戸中期、石見の国(島根県)の呉服問屋「俵屋」の京都支店の支配人として赴任した岡崎和助のもてなし上手が買われて石州藩士の定宿にもなったというのが始まり。幕末には安政の大獄の立役者・長野主膳の定宿になり、公卿さんも頻りに出入りしていた。戊辰戦争から明治維新へと続く動乱期に俵屋も維新への胎動に深く関わっていた。

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俵屋旅館からさらに西南に歩くと京都文化博物館のフィルムシアターです。さて、なぜここが「舟イメージ 14木さんを探す」スポットになるかというと・・・『家光と彦左と一心太助』(1961年)を上映していたからです。このフィルムシアターは私のお気に入りのスポットで京都に住んでいた頃には、何度も足を運びました。日本映画を代表する名作がほぼ毎日上映されています。
しかも入場料はワンコインという嬉しいお値段。ほとんが時代劇です。7月は「映画に見る美男子の魅力 時代劇篇」というテーマです。舟木さんが舞台にかけられた時代物の映画版がたくさん上映されています。『月形半平太』『次男坊鴉』『薄桜記』『源氏九郎颯爽記』など。
イメージ 6一心太助は中村錦之助さんの当たり役で、舟木さんもなさっていたように(『一心太助江戸っ子祭り』)後にお世継ぎとなる若き日の家光と魚屋の一心太助の二役を演じ分けてコミカルな場面あり、ほろりとさせる人情味ありで、しかもラストには東映時代劇らしい大立ち回りが存分に楽しめる娯楽映画のエッセンスがギッシリ詰め込まれた作品でした。家光が弟の忠長(中村賀津雄さん)との確執の後に兄弟の情愛を取り戻す場面では涙がじわっと・・・
舟木さんも昭和36年公開のこの作品を学生時代にリアルタイムで御覧になっていたのでしょうか?多分後年には、もちろん御覧になっていると思いますが。
 
(京都篇は、「その2」につづきます)
 
 
 
 

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