お願いしていた3月20日の大宮ソニックシティホール・コンサートのチケットがやっと届きました。チケットが届くとさらに気分がソワソワします。待ち遠しい
昨日は、久しぶりに上天気の一日になりました。この季節に私が毎年心待ちにしているのは、桑名の寺町商店街の三八市(月のうち三と八のつく日、月に6回市が立ちます)に出てくる「つくし」です。
でも、年々に「つくし」を店に出してくれる農家が少なくなっていてさびしい限り。早く行かないと売りきれるので、頑張って出かけました。80代半ばくらいのご夫婦のお店が私のお気に入りで、そこで毎年つくしを買います。「やばっ!」昨日は、もう残り二かごしかありませんでした。その最後の二かごを買って〆て400円。
私が小学生の頃には、家のそばを通るJRと近鉄の線路わきの土手にいっぱい出たので、つくしが好きだった父と一緒につくし摘みに行った思い出があります。父と出かけることや遊んだことはありませんでしたがなぜかつくし摘みだけは二人で行きました。私もつくしがその頃から好きだったからでしょう。苦味もあるし、別段美味しいというものではないですが、あの苦味と軸の部分の歯ごたえが好きな変わった子どもだったのかもです(笑)
甘辛い炒め煮にしました。つくしはハカマを取る手間が一番苦労します。ハカマ取りに約30分かかりました。
その三八市に、初物の生の小女子も出ていました。小女子はふつうは「イカナゴ」と言われるものです。明石のイカナゴの釘煮が有名ですが、私の地方では、生姜を千切りにしたものと一緒に柔らかく甘辛風に炊きます。これぞ桑名の春の味という季節感を堪能できる味覚です。子どもの頃から母が炊いてくれて、関西暮らしの頃には、実家にこの季節に帰ると作り置きしたものが冷蔵庫に入っているのが楽しみでした。
生の小女子はキラキラ光って透き通っています
母の作った小女子と生姜の甘辛炊き。おふくろの味です。
その寺町商店街の脇を流れる細い川沿いに、河津桜という早咲きの桜並木があって、桜の蕾がほころび始めていました。ピンク色の濃い桜なので一見、桃か梅のようです。
桜が咲き始めてはいますが、また今週の半ばには寒波が戻ってくるそうです。
冬から春へは、一進一退で、定まらない気候ですが、それもまた自然の姿なのですね。そんな季節には、舟木さんのデビュー当時、まだ十代の終わり頃の初々しい歌声が聴きたくなります。
冬から春へは、一進一退で、定まらない気候ですが、それもまた自然の姿なのですね。そんな季節には、舟木さんのデビュー当時、まだ十代の終わり頃の初々しい歌声が聴きたくなります。
いつも電車に 乗ってくる
赤いマフラーの おさげ髪
北風つめたい 駅だった
赤いマフラーの おさげ髪
北風つめたい 駅だった
いつもホームで 待っていた
白いマフラーの 男の子
小さなちいさな 恋だった
白いマフラーの 男の子
小さなちいさな 恋だった
なにも言わずに 歩く道
枯木ばかりの 並木道
それでも楽しい 道だった
白いマフラーが 泣いていた
赤いマフラーは 三日まえ
独りでみやこへ 行っちゃった
枯木ばかりの 並木道
それでも楽しい 道だった
白いマフラーが 泣いていた
赤いマフラーは 三日まえ
独りでみやこへ 行っちゃった
恋は咲かずに 散ったけど
春が来たなら 咲くだろう
誰かと誰かの 思い出に
春が来たなら 咲くだろう
誰かと誰かの 思い出に
赤いマフラーの ような花
白いマフラーの ような花
電車の小駅に 咲くだろう…
白いマフラーの ような花
電車の小駅に 咲くだろう…
ぼくらの太陽は あの娘
明るくやさしい あの娘
黒い瞳を みていると
くらい気持ちも はれてくる
ぼくらはあの娘を まもろうよ
いついつまでも 美しく
明るくやさしい あの娘
黒い瞳を みていると
くらい気持ちも はれてくる
ぼくらはあの娘を まもろうよ
いついつまでも 美しく
心の太陽は あの娘
笑うとえくぼの あの娘
白いブラウス さわやかに
胸にゆれてる ペンダント
ぼくらはあの娘を まもろうよ
いついつまでも 清らかに
笑うとえくぼの あの娘
白いブラウス さわやかに
胸にゆれてる ペンダント
ぼくらはあの娘を まもろうよ
いついつまでも 清らかに
みんなの太陽は あの娘
花よりまぶしい あの娘
いつかすねてた この僕に
歌をうたって くれたっけ
ぼくらはあの娘を まもろうよ
いついつまでも 暖かに
花よりまぶしい あの娘
いつかすねてた この僕に
歌をうたって くれたっけ
ぼくらはあの娘を まもろうよ
いついつまでも 暖かに
実は、「高校三年生」はじめ学園ソングといわれる舟木さんの原点の数々のヒットソングを歌っていらした頃の舟木さんというのは、正直、私の記憶とか印象にはあまり残っていなくて、「まだ見ぬ君を恋うる歌」を歌う舟木さんと翌年の1965年の3月に観た映画「北国の街」の小島海彦さんあたりから「哀愁」「憂い」を帯びた舟木さんの歌声と佇まいにそこはかとなく文学の香りを感じ、中学に入学して思春期に入った頃の私の胸がときめき始めたのだろうと思います。まさに「思春期」…「春のめざめ」だったのでしょう(笑)
まだ見ぬ君を恋うる歌
夕陽の空に 希望(のぞみ)をかけて
心ひそかに 夢を見る
逢いたくて 逢いたくて
この世にひとり いる筈の
まだ見ぬ君を 恋うるかな
心ひそかに 夢を見る
逢いたくて 逢いたくて
この世にひとり いる筈の
まだ見ぬ君を 恋うるかな
どこかで眠る その人だって
ひとり苦しい 夜もあろ
淋しくて 淋しくて
数ある乙女 そのなかの
まだ見ぬ君を 恋うるかな
ひとり苦しい 夜もあろ
淋しくて 淋しくて
数ある乙女 そのなかの
まだ見ぬ君を 恋うるかな
険しい道も 二人でならば
心強かろ 明るかろ
逢えたらば 逢えたらば
やさしく肩に 手をおこう
まだ見ぬ君を 恋うるかな
心強かろ 明るかろ
逢えたらば 逢えたらば
やさしく肩に 手をおこう
まだ見ぬ君を 恋うるかな
寺町通り界隈にあるお寺の境内の黄色いサンシュユの花も満開でした