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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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舟友さんの最新動画「素晴らしい春」ご紹介~アルバム「暦 十二ヶ月の愛の詩」収録

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先日、ご紹介したように、舟木さんの1975年4月発売のアルバム「暦 十二ヶ月の愛の詩」から、この季節にピッタリな曲を舟友のkazuyanさんに動画にしていただきました。「三月の詩 さかみち」に続いて「四月の詩 素晴らしい春」をご紹介します。華やかな春の花たちが舟木さんの甘くやさしい歌声を彩ってくれているステキに華やかな動画にしてくださいました。ありがとうございます。
聴いてよし、観てよし…「素晴らしい春」の「素晴らしい動画」に心からの感謝を込めてご紹介します。


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四月の詩  アルバムに記載されている、この曲へのコメント ↓

もしかすると、舟木君の偽らざる心境を代弁しているのではないかと思えるような詩です。愛を得た喜び、再び起つ喜びの歌で、歌と人とが重なったような雰囲気が、説得力をもっていそうです。感情を抑え気味、素直に歌った舟木君の唱法がかえって情感しみじみとしたものにし、中音から低音、ザラッとした声に男っぽさもちらりとします。こういう歌を力まずに歌えるところに、今、舟木君は居るのかも知れません。


素晴らしい春  作詩:吉田旺 作曲:佐伯亮
https://www.youtube.com/watch?v=m1E_2yN21II&feature=youtu.be

                                  散歩の途中にみつけたハナミズキ、桑名市の木です

イメージ 3あの時に 君を失くしていたならば
素晴らしい 素晴らしい
春はめぐってこなかった
あんなにも つらい思いをさせたのに
ありがとう ありがとう
いつも変わらぬ ほほえみを

*ひたむきな君の愛で
生まれ変わることができた
いまこのしあわせを
けしてけして忘れない

あの頃は 花のかおりもやさしさも
みすごして みすごして
暗い季節を さまよった
好きだから ついてきたのと何気なく
ゆうけれど ゆけれど
ほかの女(ひと)には できないさ

ひたむきな君の愛で
うしろむかず生きてゆける
いまこのしあわせを
けしてけして忘れない
*くり返し


以下は、「素晴らしい春」に関連する昨年の4月29日にブログに掲載した日記です
~おめでとうございます、本日4月29日は、舟木さんのご結婚40周年です。~
http://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/69310928.html

(一部を再掲載)
~このアルバムの解説文の中にもありますが、この頃の舟木さんの歌唱の突き抜けた明るさと、得も言われぬあたたかさ、温もりがあふれ、当時はまだ、とってもとっても細かった舟木さんの身体ではありますが、そのエネルギーに満ちた体温までもが伝わってくるようで、聴いていると本当に幸せのおすそ分けをいただいているような気持ちになります。 
この時の、舟木さんのお気持ちは、きっと今も変わらずに心の奥深くに大切に大切に刻まれているのだろうとレコードを聴きながら、あらためて感動している私です。今、私たちが舟木さんの素晴らしいステージを拝見できるそのスタート地点ともいえる頃に、このような楽曲を音源として残して下さっているのも、遅れてきたファンとしては、本当に嬉しく、ありがたい限りです。~


あまりプライベートを語らない舟木さんですが、それは、いろんな意味を含んでいるように思います。ずっと自分を支えてきてくれたお客さま(ファン)へ誠意を表すひとつのスタイルであったり、あるいは「芸人として」のスタンスであったり、舟木さんの生き方の美学であったり……諸々のなにかがあることと想像します。そんな舟木さんが、もう10年前になるのですが、雑誌のインタビューの中でこんなことをおっしゃっています。

月刊「カラオケONGAKU」 2005年6月号  一部抜粋させていただきます
(*月刊「カラオケONGAKU」は、2014年11月号を最後に休刊になっているそうです)

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ささやかな事を踏みつぶして進んできた

聞き手
 デビューの頃のご自身を見て、何を一番かんじますか?

イメージ 5舟木さん
お坊さんみたいなことを言うようだけれど(笑)本当に、道というのは、人間の数だけあると感じる。
それぞれの色で歩いていく世界だから。僕は…固い言葉で言えば反省することもいっぱいある。

聞き手
 反省ですか。例えば…

舟木さん
感傷的になる時もある部分で言うと…ささやかな事っていうのを踏みつぶしまくって進んできた、と  いうのがあって。う~ん、分りやすく言うと視界一面のバラとか、蘭だとかを現出させるために、野花を踏みつぶしてしま
ったり、無視してしまったりしながら進んでしまう事があるワケで。せざるを得ないところがいっぱい、ある。よく言うじゃない?「これは必要悪だ」とみたいな。それと同じで。何かを一心不乱で求めた時というのは…例えば俺なんかで言えば、自分で舟木一夫として走る事を面白がっているお陰で、家庭は完全に犠牲になっている、とかさ(笑)

聞き手
 (笑)あ、すみません。笑うところじゃありませんでした。

イメージ 6舟木さん
いや笑っていいんだよ(笑)事実、現実としてそういう事が起こっているワケだ。犠牲というほど、大袈裟なものじゃないにしても、”何を優先するか”で常に何かがさ。お客様に何を求められているか。その時、花火が見たいならば、夜を作らなくてはいけない。

聞き手
 はい


舟木さん
仕事の組み立てというのは、そういう事だと思うんだよね。花火を作るのは誰の役目なのか、夜を作るのは…という分担があるけれども。それはチームで相談すればいい事で。また、雨が降ってもダメだし、花火ばかりじゃしょうがない。そういう事をトータルで常に、追っかけているがゆえに、小さな事でなく、ほんのささやかな事…泣いたり笑ったりではなくて、ふっとした花の香りに「いい匂いだな」と振り向く日常というのを、どうしても犠牲にしがちなんだよね。それは、どんな仕事もそうだろうけれど。僕たちの仕事は特に、自分が何を求めるか、何をしたいかというのも大きな事だけれど、それと全く同じ大きさで、お客様に何を見せるか聴かせるか、というのがあるわけでしょ?だから、自分の家族を喜ばせる事よりお客様を喜ばせなくてはいけなくて。

イメージ 7聞き
 そうですよね。

舟木さん
でしょ?それを準備するために、例えば100日必要だとするならば、100日は家へ帰れない(笑)単純な話が。そういう事が、仕事のひとつひとつにあり得るワケなんだよね。




舟木さんらしいサラッとした表現ではありますが、言葉を選んで話されているひとことひとことの中に、ご家族への想いが汲みとれる記事だと感じます。
1974年の4月にご自身の家庭を持たれた舟木さんが、その翌年の4月に出したアルバム「暦 十二ヶ月の愛の詩」には、今回ご紹介した「四月の詩 素晴らしい春」が一曲目として収録されて、曲の紹介のコメントにもあるようにこの歌を聴いていると「歌と人(歌い手)が重なって」、今、私たちが舟木さんと旅を続けていられることの背景には、大きな下支えとなっている舟木さんのご家族の姿も見えてくるような気がするのです。


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