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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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舟友さんの最新動画~「純情二重奏」西條八十作詩、舟木さん歌唱カヴァー曲

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イメージ 1

舟友のkazuyanさんが、舟木さんがカヴァーされた「純情二重奏」を動画作品にしてくださいました。
この曲の作詩者は西條八十ですが、この8月12日は八十の御命日でした。

亡くなったのは1970年8月12日ですから、今年は、没後45年ということになります。
そして、八十が亡くなった日、舟木さんは明治座で公演中だったとのことです。訃報を知らされた舟木さんが号泣されたということを、当時を知るファンの方からお聞きしました。西条八十という人は、それほど舟木さんにとって大きな存在だったのですね。

イメージ 2~「青春賛歌」(大倉明著)より~
…公演中の8月12日午前4時30分、詩人西條八十が急性心不全のため亡くなった。78歳だった。西條は舟木のために「花咲く乙女たち」を書いたころから、扁桃腺がんの手術のために入退院を繰り返し、昭和44年春以降は十分に声を出せない状態になっていた。
歴史社会学者の筒井清忠は著書「西條八十」(中公新書)の中で、西條は「花咲く乙女たち」に見られるように「生涯この喪失感の悲哀美を歌い続けた詩人」であり、舟木の「絶唱」を通して「『純愛』の”死に水”をとりつつあった。」と述べ、「夕笛」で「初恋の傷心」をうたう地点にもどったところが八十の最後のヒット曲となった地点であった。それを最後の抒情派歌手舟木一夫が歌ったわけである」と記している。…




純情二重奏  作詩:西條八十 作曲:万城目正



イメージ 3~筒井清忠著「西條八十」より  「純情二重奏」についての一文~

八十の母を思う気持ちがストレートに出たとりわけ抒情的な歌詞といえよう。サトウ・ハチローは「母の形見の鏡掛け、色もなつかし、友禅模様」という歌詞を激賞しているが、これは作詞のために籠った谷川岳の麓の谷川館という宿の次の間の鏡台に掛かっていたものを見たことから思い至った歌詞だという。
 


純情二重奏  作詩:西條八十 作曲:万城目正
 (1969年発売 アルバム「ひとりぼっち第3集 舟木一夫懐かしの歌」収録)

イメージ 4森の青葉の 蔭に来て
なぜに淋しく あふるる涙
想い切なく 母の名呼べば
小鳥こたえぬ 亡き母こいし

イメージ 5君もわたしも みなし子の
ふたり寄り添い 竜胆(りんどう)摘めど
誰に捧げん 花束花輪
谺(こだま)こたえよ 亡き母こいし

母の形見の 鏡掛け 
色も懐かし友禅模様
抱けば微笑む 花嫁すがた
むかし乙女の 亡き母恋し

春は燕(つばくろ) 秋は雁(かり)
旅路はてなき みなし子二人
合わす調べに 野の花揺れて
雲も泣け泣け 亡き母こいし

「純情二重奏」は、斎藤良輔と長瀬喜伴のシナリオにより昭和十四年に制作された映画の主題歌。映画よりも主題歌の方がヒットした感があるようです。霧島昇&高峰三枝子のデュエットで大ヒット。ストーリーは流行歌の著名な作曲家の家庭と過去の秘められた恋などが主軸のメロドラマのようです。

イメージ 6




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