11月3日の「後援会員の為のON-STAGE~風アダルトに」と11月6日の中野サンプラザ・ファイナルコンサート・・・いずれも、昨年の9月に「復活」したばかりの私にとっては「デビュー」という意味合いがあるコンサートでしたから、ちょっと緊張気味で臨みました(笑)先ずは、3日の「風 アダルトに」から、御報告しますね。
後援会発足50周年 舟木一夫 CONCERT 「風 アダルトに」
~KAZUOのわがまま選曲 なんとなくブルースを~
2013年11月3日 14:30 18:00
~KAZUOのわがまま選曲 なんとなくブルースを~
2013年11月3日 14:30 18:00
後援会主催のコンサートのスタイルは、開演10分ほど前に舟木さんが、ラフな服装で舞台に登場されます。緞帳は、まだ降りたままです。ゆったりとマイク片手に、お喋りしながらお客様からのプレゼントを受け取って、スタッフの方が次々にプレゼントをステージのテーブルに運んで並べていらっしゃるようです。緞帳が上がった時点では、既にきれいにプレゼントがテーブルに並べられ、舞台を彩ってくれています。
前日2日の国際フォーラムホールでの日本テレビ開局60周年記念のコンサートのステージのことなどに巨人×楽天戦の話題なと絡めてのお喋りなども。・・・昨日があって、今日(3日)があって、6日は中野ファイナル・・・もう、イヤッ!・・毎年、今ぐらいが一番慌ただしいんです。と言いつつも来年のコンサートの構成はみんな終わりました。なんて楽しげにおっしゃってました。年が明けると、いろんなコンサートが始まって、それがみんな選曲が違うワケだから・・もう、イヤッ(笑)
スタッフの間では、あたしの右腕は「黄金の右腕」と言われてます。たくさん、ものは稼いでくるわ・・・(笑)
と紙袋を受け取りながら軽快なお喋りを続けます。TVの情報番組(?)「ノンストップ」の取材で映ってたカット・・ステージでいただきものをするポーズが、このところ(腰を庇って)慎重になってますネ・・アブナイ!
ほぼ10分ほどで、すべてのプレゼントを受け取って、「では、着替えてまた出てきます・・」と舞台袖へと。
スタッフの間では、あたしの右腕は「黄金の右腕」と言われてます。たくさん、ものは稼いでくるわ・・・(笑)
と紙袋を受け取りながら軽快なお喋りを続けます。TVの情報番組(?)「ノンストップ」の取材で映ってたカット・・ステージでいただきものをするポーズが、このところ(腰を庇って)慎重になってますネ・・アブナイ!
ほぼ10分ほどで、すべてのプレゼントを受け取って、「では、着替えてまた出てきます・・」と舞台袖へと。
いつものように、以下は舟木さんのトーク(主に昼)に沿って、コンサートの模様をご紹介します。
~ピンク文字が舟木さんのトークです~
緞帳が上がって、コーヒーブラウンのスリーピースに白のシャツ、胸にはオフホワイトのバラにシルバーのペンダントという秋らしいシックな装いの舟木さんが登場。いつもながらですが、とってもステキです。
哀愁の街に霧が降る
今日は「なんとなくブルース」っぽい歌を・・ブルースという言葉にこだわらず、泪、夜、霧、女、男、ネオン・・・そういうところの雰囲気を楽しんでいただければ・・今回はアップテンポの曲もスタンディングもなしですから、安心して下さい(笑)
なみだ恋
新宿の女
女心の唄
流行歌は、男がワルモノ・・女が悪く聞こえるような歌は、気持ちよく聴けないですね・・と
そして、舟木先生の「ブルースって何?」っていう感じの「流行歌講座」のはじまり、はじまり・・・19世紀の終わりごろ、アフリカ系アメリカ人の人たち(主に下層階級)の間で歌われた、祈りの唄、霊歌、賛美歌、労働歌のようなもの・・でも、この説明では、日本人が聞いてもよくわからない。流行歌のブルース系(ブルーストーン)は、また別のもの、独自のものでしょう。
ここで裕次郎さんの歌を2曲・・と
銀座の恋の物語
舞台下手側のシャイニー・リップス(三人の女性コーラス)の皆さんの方にむかって半身になって、かけあいでデュエットする部分は、通常のコンサートでは、あまり見られない光景で、舟木さんのお三人を見つめるまなざしも艶っぽくて、いい感じのムーディーな「銀恋」で新鮮な心持ちで楽しませていただきました。
「夜霧よ・・」はサックスがとってもステキでした。
50代の半ばに思った・・もし、あたしが「高校三年生」でなくブルース系でデビューしていたら・・似合わないですね・・細くって、可愛らしくて・・あの頃のあたしが、泪とか男と女とか歌っても・・・ねぇ。デビュー当時の学園ものとか抒情系からブルースには行きそこなった。若い頃、オレもそっちの方を歌わしてくれないかなぁ・・・・と思ってた。そうこうしてるうちに「ヒルネ」しちゃった(笑)
流行歌のブルースのルーツのような歌・・と紹介して2曲
50代の半ばに思った・・もし、あたしが「高校三年生」でなくブルース系でデビューしていたら・・似合わないですね・・細くって、可愛らしくて・・あの頃のあたしが、泪とか男と女とか歌っても・・・ねぇ。デビュー当時の学園ものとか抒情系からブルースには行きそこなった。若い頃、オレもそっちの方を歌わしてくれないかなぁ・・・・と思ってた。そうこうしてるうちに「ヒルネ」しちゃった(笑)
流行歌のブルースのルーツのような歌・・と紹介して2曲
星の流れに
夜霧のブルース
こうしてみると、やっぱり今の声には合ってるんですよね。デビュー当時のあの甘い声には・・・ここからなぜだか突然に、12月の新歌舞伎座の話題にワープ(笑)
新歌舞伎座の「いろは長屋の用心棒」は肩の凝らないお芝居・・質屋のおかみが稀世さん、口うるさい姉上が葉山さん、おぶんちゃんがかずきさん、あたしは、酒が飲めない、御汁粉と羊羹好きな侍(信兵衛)・・
ここで、「昭和の・・」という感じの曲を2つ
霧にむせぶ夜
孤独の太陽
「孤独の太陽」は、コロムビアの後輩の有田弘二さんの歌った曲で、西沢(爽)先生の詩・・と紹介。
自分の持ち歌なしのコンサートは、むしろラフに歌えるのでラク・・と
恍惚のブルース
「一度だけなら」を歌ったあと、こういう女性に逢いたい逢いたいと思いながら70(才)になっちゃった(笑)
女心の温ったかさ、優しさ、切なさ、意地・・あの世界で生きてきた山口洋子さんならではの詩。
ものすごく好きな歌のひとつ・・吉田メロディーというか松尾和子さんヒットメドレー・・・
グッドナイト
誰よりも君を愛す
この2曲はアタマのメロディーが似てて前に間違って歌ったことがあった・・デビューしたばかりの頃は、松尾さんが、ずいぶん大人の女性に見えた。もうその当時はドラマーと結婚なさってて、色っぽいオトナの女性で・・と・・当時デュエットでフランク永井さんと松尾さんが歌っていらした頃に舟木さんが遭遇したちょっと艶っぽいエピソードも交えての想い出話もありました。でも、これは、オフレコ(笑)
こういった系統の歌はもっとも好きなタイプ、オレはこんな歌が歌いたかったんだ!どうしてくれるんだ!(笑)・・ジョーダンっぽくもあり、結構ホンキっぽくもありという調子の舟木さん。歌いたい歌を並べました。と力が入った紹介で3曲・・これが、またチョー意外というか、ラストは「へぇ~ッ、そうだったんですかぁ!」と
いう3曲が並びました(笑)
いう3曲が並びました(笑)
東京ブルース
骨まで愛して
君こそわが命
でも、聴き終えてから考えてみたら「東京ブルース」と「君こそわが命」は、舟木さんが二十代には既に、アルバムに収録されてるんですよね。こういう歌も「流行歌としてのブルース」のくくりの中に入るということなんだと今さらながら気づいた私。
~アンコール
アカシアの雨がやむ時
赤いハンカチ
「ブルース」が歌いたくて歌い手になった・・・その原点ともいえる想いを胸に抱えて、歩き続けてきた舟木さんが、今こうして、たくさんの聴き手を前に、その夢を現実のものとしていらっしゃることを素直に心から祝福したい気持ちがあふれてくるようなコンサートの場に居合わせることができたことに感謝です。
すっかり「舟木さんの幸せが私の幸せ」というところにまで来てしまった私になってると実感した一日でした。最後に・・この日の全20曲、どれもあらためて舟木さんの「今の」歌唱で聴いてみて、初めて出逢った歌のように新鮮に感じました。個性の強い歌手の方たちのカバー曲であるにもかかわらず、オリジナルの印象が全く吹っ飛んでしまっていることに驚きました。それは舟木さんが「歌」をご自身の身体の奥深くまで沁み込ませているからなのではないかと・・「歌」の上澄みだけを掬い取って喉で転がしているだけではないからなのだと・・そんなことを思いました。この日聴いた歌の中で、今も耳に残っているのが「一度だけなら」です。かなりヒットした曲だと思いますが、舟木さんの歌を聴いて、その歌詩がはじめて聴いた歌のように心に深く沁みました。
一度だけなら 許してあげる
好きな貴方の 嘘だもの
騙されましょう 聞かぬふりして
許してあげる
一度だけなら 酔わせてあげる
飲みたいでしょうよ 辛いのね
夢がこわれた おとこのこころ
酔わせてあげる
飲みたいでしょうよ 辛いのね
夢がこわれた おとこのこころ
酔わせてあげる
一度だけなら 忘れてあげる
ほんの短い 気まぐれと
あの人のこと 水に流して
忘れてあげる
ほんの短い 気まぐれと
あの人のこと 水に流して
忘れてあげる
一度だけなら 愛してあげる
たとえ明日は 泣こうとも
今日に生きるわ 胸を焦がして
愛してあげる
たとえ明日は 泣こうとも
今日に生きるわ 胸を焦がして
愛してあげる
(1970年10月発売)収録曲
舟木さん歌唱
孤独の太陽 作詩:西沢爽 作曲:和田香苗
抱いてやりたい 細い肩
じっとこらえて 目をつぶる
これが別れの 夜なのに
おれは涙を この胸に
ひとり燃えてる・・・
孤独の太陽
じっとこらえて 目をつぶる
これが別れの 夜なのに
おれは涙を この胸に
ひとり燃えてる・・・
孤独の太陽
おれのことなら 泣かないで
どうせはじめは ひとりぼち
あすはどこかの 街の空
風にふかれる 流れもの
それが運命(さだめ)さ・・・
孤独の太陽
どうせはじめは ひとりぼち
あすはどこかの 街の空
風にふかれる 流れもの
それが運命(さだめ)さ・・・
孤独の太陽
せめてくちづけ ほしいけど
夢を残して 別れよう
濡れた瞳に 背をむけて
夜のむこうに 消えてゆく
おれは未練な・・・
孤独の太陽
夢を残して 別れよう
濡れた瞳に 背をむけて
夜のむこうに 消えてゆく
おれは未練な・・・
孤独の太陽
君こそわが命
東京ブルース
(1976年10月発売)収録
舟木さん歌唱 2曲目