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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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中野サンプラザ ツアー・コンサートファイナル 11月6日~2013コンサート

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11月3日の「風 アダルトに」から2日だけおいて、11月6日には、例年よりも一ヶ月早い「中野サンプラザ・ファイナルコンサート」が開催されました。私にとっては、今回が「初・中野ファイナル」でした。昨年も行くチャンスはあったのですが、行こうかどうしようかギリギリまで迷っていたのですが結局行かずじまいでした。中野ファイナルの2週間ほど前の南座のシアターコンサートにも行ってたこともあり、12月の中日劇場のチケットも購入済みだったので、年末の忙しい時期に、そんなに舟木さんのコンサートばかり・・っていうのも新参者としては気が引けるというか、気恥ずかしいというか・・(笑)それに、昨年は年末の26日の新橋演舞場のシアターコンサートにも行くことにしていたので、中野は結局、スルーしてしまいました。昨年の今頃は、まだ私の熱病は今ほど重症ではなかったというわけですね(笑)
 
          中野サンプラザ ツアー・コンサートファイナル 
                            2013年11月6日  14:30  18:30
 
イメージ 1
 
事前に舟友さんから、中野ファイナルでは、2014年のグッズが発売されるという情報を教えていただいていたので、早めに会場に向かいました。既に二、三十人ほどの方が列を作ってたので、その後ろに並んでイメージ 11待つこと3、40分ほど。さいわい、風はキツかったのですが、お天気はよかったので外で待っていても暖かくて助かりました。例年なら「中野ファイナル」は12月に入ってからの開催ですから、毎年みなさん外で寒い思いをしてグッズ購入のために並ばれてるんですね。私は、卓上カレンダーがお目当てでした。今年の3月に萩原の「うお六」さんのお店に飾ってあった卓上カレンダーを見つけて、こんなのが欲しい!と思い、4月の一宮でのコンサートの時にグッズ売り場で購入しました。来年の舟木さんの卓上カレンダーは、2013年のツアーコンサートの衣装の6ポーズです。並んで待ってる間に、もらったカタログを見てたら可愛いメガネケースを見つけたのでそれも一緒に購入しました。

 
 
 
さて、いよいよ2013年ツアーコンサート・ファイナルの開幕です。やっぱり何か特別の想いがしました。私は、1月の高松での2013年ファースト・コンサート(勝手に名づけてます)も拝見しました。その時から今年は、「ファイナル」にも必ず行こう!と心に決めていましたから、「心願成就」で本当に嬉しかったです。客席に入ると、後方にカメラ、左右にカメラ・・・撮影の準備がされていたのでDVDが後日発売される可能性もあるのかな?と思っています。それではいつものように、舟木さんのトークを交えて、コンサートの進行状況を再現してみます。ピンク文字は舟木さんのトーク~
 
~オープニング
さよならの朝に
 
朝晩、涼しくっていうか、寒くなってきましたね。通常はファイナルは誕生日の12月なんですが、12月は
新歌舞伎座があるんで早めに・・だから、一ヶ月早くトシとったような気分に・・
いつものようにメドレーになるとマイクを右から左にポイッ・・という感じに軽く投げるように持ちかえる舟木
さんの若々しいこと!
イメージ 2
東京は恋する
グリーンライトが放射線状に舞台から客席に届きます。いつもより明らかに照明がゴージャス!

北国の街
ホワイトのシャワー状のライト
 
イメージ 10ブルー・トランペット
今回、この曲が加えられました。ブルーとイエローから次第に五色のライトへ

くちなしのバラード
ブルー・イエロー・ピンクの円錐形のライト
 
花咲く乙女たち
ブルー、イエロー、ピンク、グリーン、ホワイトのライトが次第に靄のように演出されて・・
 
とにかく、通常でも素晴らしい照明美術が今回はさらにグレードアップされてスペシャルバージョンなのに感動しました。いつもなら、花咲く乙女たちでメドレーは終わってプレゼントタイムも終りですが、この日はファイナルでもあり特別にプレゼントの列がさらに長いことが予想されたからでしょうか、最後にもう一曲「友を送る歌」が加えられました。
イメージ 12
友を送る歌
オレンジ、パープルのライト

その年のステージのスタートから一年も経ってくるとステージが練れてくる。お芝居好きな人は、初日、真ん中、千秋楽をご覧になる。特に評論家の方なそうですが・・今日も二回(昼・夜)ありますから、夜も・・(笑)となにげにアピールする舟木さん。コンサートも一年終わって4、5日すると、あそこは、こう歌ってたんだ・・なんて・・でもきりがないから気にしないで・・(笑)抒情歌系の歌を2曲、どちらも映画の主題歌・・というのにこだわってみました。

イメージ 7夕笛
 
絶唱

「夕笛」のイントロで、なにやらずっと聴きなれてきたものとアレンジが違うような感じがしました。テンポも
ほんの少し早めになったような・・そして今年の「夕笛」は一番から二番になる時に間奏がほとんど入らず「おさげ髪・・」と二番に入ってた気がするんですが、今回は間奏が入ってる?・・・と思っていると、舟木さんが後ろを向いてバンドの方に手を挙げて中断・・・私は気づかなかったんですが三番の歌詩を歌ってしまったから最初からしきりなおし・・とおっしゃいました。夜の部の「夕笛」のときに、舟木さんが今回は最初の頃の船村先生の本来のアレンジに戻しましたとおっしゃったので、多分、アレンジを変えたことで、ツーコーラス目をスリーコーラス目だと勘違いしてしまわれたのかな?と・・夜の部の時に、やっぱり船村先生のアレンジはきれいですねとおっしゃってましたが、私もどちらかと言えば今回の元祖?「夕笛」のアレンジの方が好きかも・・と思いました。でも、私の一番お気に入りの別格「絶唱」は今のアレンジが、好きで、この一年間、聴き続けてきても少しも飽きることなく、毎回毎回、胸をときめかせながら、最後には切なく胸がしめつけられるような思いで聴いてきました。「高校三年生」も名曲ですが、私としては「絶唱」のナンバーワンの座は不動です。舟木さんの「絶唱」は、最高です!願わくば来年の「絶唱」は二番も聴かせていただきたいで~す!
 
イメージ 13
絶唱 作詩:西條八十  作曲:市川昭介
 
愛おしい 山鳩は
山こえて どこの空
名さえはかない 淡雪の娘(こ)よ
なぜ死んだ ああ 小雪
 
結ばれて 引き裂かれ
七年(ななとせ)を 西東
いのち短く 待つ日は永く
泣きぬれた ああ 小雪
 
山番の 山小舎に
春が来る 花が咲く
着せて空しい 花嫁衣装
とこしえの ああ 小雪

なぜ死んだ ああ 小雪

イメージ 3旅を続けていく中で、いろんなことを思ったりする、自分がこんなことを思っている頃は、きっとお客様も同じようなことを思っていらしたんではないかと・と御自作の曲を2曲
 
みんな旅人

潮どき 

最初のヒット曲で、歌い手のセンターラインが決まっておおむねがそのヒット曲の方を向いてる。僕の場合は最初がアレ(「高校三年生」)でしたからそのままほっとくワケにいかないので、ずいぶんあっちこっちの方向へボールを打った感じです。「火消し若衆」のB面に「木挽哀歌」が入った、こんな方向も歌うのかと思った。今日は、歌いませんけど・・(笑)
 
 
 
 
~スタンディング
銭形平次 
 
12月に69(才)になるワケですよ。完全に70(才)にこうなってる・・と左手を上にあげてぶら下がってるポーズをとる舟木さん(笑)・・79(才)の歌い手さんが、ふたりでジョイントコンサートをして、ラストの緞帳が降りたとたん「もう、(コンサートは)やめようね・・」となったとか、そうなるとカズオちゃんのトシでは、まぁよくやってるなという・・客席から大きな拍手・・・歌い手の声の変化というのは50(才)くらいから・・衰えも含めた変化・・まぁ、しゃあないですよね。唯一の救いはお客様の方も耳が・・・まあ、いいや・・(笑)
 
イメージ 4
明日咲くつぼみに
 
ああ青春の胸の血は
修学旅行
仲間たち
君たちがいて僕がいた
高校三年生
学園広場  
イメージ 5 
近況報告で~す!こないだスナギモを食べてたら歯が欠けちゃって・・かたいもんが好きなんです。人間がカタイもんですから・・・バカヤロ~ッ・・なんてニコっと笑う舟木さんの可愛いことといったらありません。「バカヤロ~ッ・・」のあのソフトな言い方に私はメロメロになってしまいました(笑)あれ以来、時々、舟木さんの口調をマネて可愛い「バカヤロ~ッ・・」の練習をしてます(笑)
残り5年区切っているんですが、自分の好きな歌を歌っていければ・・自分の持ち歌にはそんなに歌いたい歌はない・・という取り繕わない舟木さん(笑)に客席からは「え~っ!?」の大合唱(笑)来年からは日本の名曲・・「荒城の月」「ゴンドラの唄」「夜霧よ今夜もありがとう」・・・などジャンルにこだわらず名曲を歌っていきたい。
やっと投げて届くようなボールになった・・という曲を2曲・・
 
 
 

船頭小唄
 
浮世まかせ
 
「浮世まかせ」は七色のライト・・次第に真赤なライトになるのが本当にステキでした。
ステージでは流れ、リズムというのが一番大事。考えながら組むんですが、結局考えてもムダなんですよね。歌い手のヒット曲がじゃますることもある。でも、お客様からいただいたヒット曲は間違いない。歌い手が好きでもお客様が選ばない曲はダメなんです・・とラブソングの名曲をラストブロックで・・
 
 
イメージ 6たそがれの人
哀愁の夜
高原のお嬢さん
End Love
 
~アンコール
グッド・バイ・ソング
 
♪Good-bye Love Good-bye Song
静かに灯りがおちる
Good-bye Love Good-bye Song
小さな旅路は終わる
Good-bye Love Good-bye Song
明日の出逢いのために

2013年のツアー・コンサートがスタートしたのは1月23日の高松アルファあなぶきホールでした。私は昼の部だけですが、遠征しました。昼の部ののアンコールは「End・Love」でしたが、夜の部では「グッド・バイ・ソング」となったそうです。それから後のコンサートでは、やはりずっと「グッド・バイ・ソング」で舟木さんとお別れして、またの出逢いを約束してきました。今年のツアー・コンサートはファイナルを終えてしまいましたが、明日の出逢いのための「グッド・バイ」ですから・・・12月は大阪の新歌舞伎座、そして新橋演舞場のシアターコンサートが待っています。舟木さんが、2013年を幸せに締めくくることがお出来になれることを祈って、また一年間のツアーコンサートお疲れ様でしたの気持ちを込めて、れぽを終わります。

 
蛇足ですけど・・・特別に、今日はもうちょっとだけ・・・
声の変化~衰えも含めてとおっしゃった舟木さんへの私の気持ちです
 
イメージ 9
 
いくら第一線でステージを長年にわたって務めてこられたプロ中のプロの舟木さんであっても確実に年令を重ねてこられているのですから衰えも含めた声の変化というのは当然のことでしょう。
ファンを大切にされ、ファンの「一日でも長く歌い続けてほしい」という心のうちを痛いほど感じていらっしゃ
る舟木さん。常に「歌い手としての命」の限界というものを念頭に置いていらっしゃるだろうと思います。そして、なにより「歌が好きで好きでたまらない」という情熱や、その歌う姿を拝見していると本当に「歌い手になるためにこの世に生まれてきた人」だと確信できます。舟木さんのステージを拝見していると、私の心の中に常によぎっていく世界があります。それは日本の伝統芸能の世界です。

日本の伝統芸能においては「精進」というものが尊重され、大きな価値を与えられています。そのことが一番わかりやすく語られている「能」の世界のことを著した「風姿花伝」(世阿弥著)という名著がありますが、その中で「時分の花」と「真(まこと)の花」についての部分は、私が芸道に携わる方たちを拝見する際にいつも念頭においているものです。
「時分の花」は、若く美しい時期の役者には誰にでも備わっているのですが、やがて年令とともに失われていきます。「真の花」はそれを求めて精進した者だけが手に入れる事が出来るもので、これを得た者は、生涯、その花を失うことはないというものです。
能の役者は先ず最も完璧な状態からその道が始まります。(これを「時分の花」)しかし年を重ねると共に最初持っていたものは失われていくと考えられています。その失われていくものを補いながら、能のレベルを下げないように頑張る。(「真の花」を得る)これが世阿弥の芸論の基本的な視点だと言われています。
「時分の花」が去ってレベルが下がっていく能を「真の花」で支えていきます。「真の花」が失われる事はありません。しかし、今度は「老い」が能役者の体力を奪っていきます。若い頃に、力でやりこなした芸を、技でこなす術を覚えていかなければならない。この「老い」との闘いは、能役者が舞台を捨てるか、死ぬかするまで続きます。
 
舟木さんは50周年を迎えられてから、新たにあと5年、つまり55周年へと向かう意思を私たちファンに示して下さいました。その舟木さんの胸中を私たちはどう受け止め、どのような心の在り様でこれからの舟木さんのステージを楽しんでいくのか・・すべては送り手である舟木さんと受け手である私たちの間に通い合う想いが一致するのかどうかにかかっているように思います。ただ、受け身で聴くだけの聴き手であっていいのか・・と「時分の花」であれば、私たちは受け身でもいいでしょう。でも「真の花」を受け取る側の私たちには「真の花」を自ら見い出そうとする前向きでよりアグレッシブな姿勢が求めらるような想いがしています。「真の花」である舟木さんの想いをしっかりと受け止められる聴き手でありたいと心から思うこの頃です。
 
イメージ 8
 
 

 


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