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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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「女学生の友」(1964年2月号)掲載の舟木さん関連の記事 その4-Ⅰ

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桑名のショッピングセンター、アピタの駐輪場のあたりの道路端のコンクリートの割れ目に咲いてたスミレ。姿は可憐なのに、たくましい生命力。最近は、園芸種の改良品種のスミレもあるみたいですが、やっぱり、ひとり生えして咲く、野花のスミレの風情にはかなわないと思います。

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こちらは、父の遺作の切り絵・スミレ。母が言うには、スミレの切り絵は、人気があったので、欲しい方が多くて、父が、みんな差し上げてしまった…ということで一点しか残ってないので貴重な一枚

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本誌独占対談  きんぴらごぼうでとった新人賞/舟木一夫・三沢あけみ
  
「舟木さんは、誠実ね、ふんいきもココロも清潔で・・・。」
「三沢さんだって気どりがなくて、サッパリしてて」
とお互いに尊敬しあっている新人賞受賞者対談です!

対談は、けっこう長いので、先ずは前半。後半は、また後日に。

1963年度レコード大賞各賞・受賞者の皆さん (「女学生の友」掲載写真ではありません)

向かって左から、いずみたく氏、真理ヨシコさん、舟木さん、中村八大氏、梓みちよさん、永六輔氏、三沢あけみさん

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☆うれしかった新人賞★

記者:おふたりとも、新人賞おめでとう。

舟木・三沢:(うれしそうに顔を見合わせて)ありがとうございます。

記者:受賞について、いろいろうわさされていたときは、やはり意識しましたか?

三沢:ぜんぜん意識してなかったといったらウソになるわね。うぬぼれみたいだけど、なんとなく、もし
かしたらっていう気持ちは、ありました。

舟木:ぼくは、賞なんてもらうのは、正直いってコワイみたいだった。

三沢:あら、舟木さんは、レコード大賞を受賞するかもって、私、思ってたのよ。

舟木:困ってしまうな、そんな。(うつむいて鼻の下をなでながら)ぼく、デビューして早々に歌がヒ
ットして、なんだかムチューのままきちゃって・・・。あまり苦労してないでしょう。その上、賞をもら
っちゃって、ほんとは、申しわけないみたいな気もするんだ。

三沢:純情なのね。舟木さんて(笑)

舟木:(小声でひとごとのように)気が小さいんだ。

三沢:私は、映画から歌に転向したとき、これで芽が出なかったら、なんて、ちょっと悲壮な決意だったの。だから、とにかく、賞をいただいたってことはすごくうれしい。渡久地先生の曲がよかったおかげね

舟木:ぼくも、遠藤先生のおかげ。

三沢:先生のほかに、受賞のこと、一番よろこんでくれたはだぁれ?

舟木:みんな喜んでくれたけど、身内ではやっぱりおやじとおふくろかな。

三沢:電話で知らせたのね。

舟木:ウン、ぼくが歌手になるの、おやじは反対だったでしょ。それだけに、ぼくスクナクトモなんとか
カッコつけて、おやじに、どうだい?って言いたい気がしてさ。(笑)でも、賞をもらったからって、ほん
とはまだこれからなんだけど、おやじに喜んでもらえたのはうれしかった。

三沢:私の父も、私の芸能界入りにはすごく反対だったの。歌ばかり歌って、しようがない娘(こ)だっ
てよくしかられたわ。

舟木:スクナクトモ今は、賞(しょう)がある(笑)

三沢:でも、父はいなくなっちゃった。賞はまっさきに仏前にそなえたけど・・・。

舟木:おとうさんがなくなったの、六月だったね。去年の――。

三沢:そう、「島のブルース」がヒットしたのは、七月。せめて、もう一ヶ月生きていてほしかったわ。
(と少ししんみんりと…)

舟木:きみのおとうさんがなくなったときね、ぼく、床屋で週刊誌めくってたら、”舟木一夫の父が急死
”なんて、おやじとぼくの写真が出てんの。おどろいちゃった。

三沢:私の父のことと、まちがえたのね。

舟木:そうらしい。だけど、ぼく、床屋に行く前に、おやじと電話で話したばかりだったから、まさか、
電話に出得たおやじがユーレイのはずはないと思ったけどね(笑)

三沢:それにしても、まちがえるのにも、ほどがあるわね。

舟木:時々、ほんとでないことをほんとらしく書く週刊誌があるから、イヤだな。

三沢:そういうのは、読まないシュウカン(習慣)にすることだわね。(笑)

舟木:でも、きみのおとうさんとぼくのおやじとまちがえられたとき、ぼく、三沢さんとはなんとなく縁
があるなって思った。

三沢:新人賞をいっしょにもらったということは縁があったわ。スクナクトモ・・・(舟木さんをのぞき
こんでニヤニヤ)これ、舟木さんの口ぐせね、スクナクトモ(笑)


☆クセまで似てます★

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舟木:(あらためて、三沢さんの顔を見つめながら)三沢さんの顔、よく見ると、タマゴ型なんだね。

三沢:あら、今、気がついた?

舟木:ぼくは、子どものときから女の子と話すときはソッポ向いてた。女性の顔を一秒以上見つめるなんて、なかなかできないんだ。ほかならぬ三沢あけみさんなんで、今、ゆっくり見させてもらったんだけど。(笑)タマゴ型っていうのは美人の理想型だっていうから。

三沢:つまり、私も美人に属する?フフフ・・・この間ね、電通からおもしろいアンケートがきたのよ。
自分の顔について、美人であるとか個性的とかいろいろ書きこむの。ほんとは私だって、美人ですって書きたかったんだけど笑われちゃうから。

舟木:なんて書いたの?

三沢:親しみやすい顔って書いたわ。印象は若々しくて活発。顔の外観は下町風って。

舟木:それも、あたってるね。だけどやっぱりタマゴ型の美人だよ、スクナクトモ。

三沢:私、しょっちゅうゲラゲラ笑ってるでしょ。いつも顔がゆるんでつぶしたタマゴみたいになってる
の。

舟木:いいじゃない。女は愛きょうだから。

三沢:でも、ふとってるから気にしてるの。

舟木:ぼくはやせてる、ヤセっぽちだからきみと初めて会うとき、恥ずかしかった。

三沢:あ、夏だったわね。雑誌の撮影で、水着姿になって、プールで会ったんだわ。

舟木:ウン

三沢:舟木さんて、すごくおしゃれだなってあのとき、感心しちゃった。

舟木:そんなことあったっけ?

三沢:あったわよ。髪の毛をすごく気にしてたじゃないの。前の晩、寝相を悪くして、うしろのほうの髪
がおったっちゃったんで。それで朝、水つけておさえようとしたら、よけいにボサボサになっちゃったっ
て。

舟木:ああ、よく おぼえてるな。

三沢:それで写真うつすとき、ボサボサのほうが写らないように、私と場所変わってって言ったわ。男でもたいへんネって思ったわ。

舟木:(照れくさそうに鼻の下をなでてる)

三沢:私は、ふとってるからあのとき、水着で舟木さんみたいなハンサムボーイに会うのはイヤでイヤで、すごく気にしてたのよ。

舟木:女の人は、きみぐらいふとってるほうが、女らしいムードがあっていいよ。

三沢:ありがとうございます。

舟木:いえ、ほんの気持ちだけで。(笑)

三沢:舟木さんこそ、やせてるやせてるって気にするけど、いうなれば、キリリとしまってスマートでい
らっしゃる。筋骨隆々、胸毛がいっぱいなんていうのは、舟木さんらしくなくなっちゃうわ。(笑)

舟木:(また鼻の下をこすっている)

三沢:(それをまねしながら記者に)これ、舟木さんと私の共通のクセなの。会うと、ふたりで鼻の下、こすりっこしちゃうんです。くせが共通っていうのは、やっぱり縁があったのね。

舟木:だから、ハナ(最初)から気が合っちゃった。(笑)


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あゝ青春の胸の血は  作詩:西沢爽 作曲:遠藤実
(1964年7月)
https://youtu.be/-6Ab-mPmCfo (1977年再録音盤)



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イメージ 7あふれる若さ あればこそ
未来にむかい 我ら立つ
海の太陽 山の雲
輝け命の 歌声に
ああ 青春の胸の血は
夢ひとすじに燃えるもの

親しき友の かなしみを
励ます言葉 尽きるとも
光れ 銀河よ 友情の
涙を夜空に ちりばめて
あゝ 青春の胸の血は
夢ひとすじに燃えるもの

瞼にあわき 花すみれ
ゆきずりの 君 今いずこ
虹は消えても 若き日の
はかなき 思い出 忘るまじ
あゝ 青春の胸の血は
夢ひとすじに 燃えるもの



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