昨晩、「舟木さんの曲~今の私のお気に入り・その2 第一夜」として、ご紹介したのは1994年1月発売の「ありがとうあなた」のB面「めぐり逢う日を・・」です。ここでまた大倉明氏の「青春賛歌」の年表にお世話になります。
大倉明著「青春賛歌」巻末掲載 「舟木一夫・シングル&アルバム一覧」より
1994年
1月「ありがとうあなた/めぐり逢う日を・・・」
3月アルバム「青春の日々~今、新しく~舟木一夫」
5月アルバム「舟木一夫ベスト・セレクション/ありがとうあなた」
8月アルバム「ツイン・パック 舟木一夫/ありがとうあなた」
11月アルバム「舟木一夫全曲集/ありがとうあなた」
1995年
4月アルバム「WHITE/舟木一夫」(1982年6月LP発売の復刻盤CD)
4月アルバム「WHITEⅡ/舟木一夫」(1983年4月LP発売の復刻盤CD)
5月アルバム「特選集 舟木一夫/ありがとうあなた」
8月アルバム「流行歌文庫から私の選んだべスト10/舟木一夫」
9月「風、好きに吹け~迷夢本望/最後の恋」
舟木さんと遅すぎる「再会」を果たしてから、「舟木一夫という歌い手がこれまで歌ってきた歌」をとにかく全部残らず聴きたいという想いにかられてからは、ネットで発売されているCDをチェックしました。昨年の今頃初めて購入したのがこれです。
その次に買ったのが「WHITE」のⅠからⅢ(CD)
それから以降は、amazonやオークションでチェックしてCDで出ているものをできる限り集めました。でも、デビューから20年目までの音源はほとんどがLPアルバムですから、4月頃に思い切ってレコードプレーヤーを購入していわゆるオリジナル音源は、ほぼ手元に集めることができました。
50年にわたる舟木さんの音源をあらためて聴いていくと、デビュー当時から今にいたるまでの舟木さんの声の変化が私には本当に新鮮で色々な発見があって、連日連夜聴き続けても飽きることがないのです。
特に再録音されているもの~「高校三年生」「絶唱」「高原のお嬢さん」などのミリオンヒット曲~がその年代、年代でそれぞれに、その時の舟木さんの魅力が感じられて、とても興味深く思いました。
例えば、上記の「シングル&アルバム一覧表」の中にある
3月アルバム「青春の日々~今、新しく~舟木一夫」には、~高校三年生*学園広場*仲間たち*北国の街*たそがれの人・高原のお嬢さん*哀愁の夜*絶唱*いつか愛したおまえ*Good-bye Song~がすべて再録音で収録されています。
このCDは、舟木さんがデビュー30周年を機に、芸能界の表舞台に打って出ようと快進撃を始めて数年後に収録されているという意味ではとても貴重な音源だと私は感じています。
「今の私のお気に入り」というタイトルには、そういった時期にリリースされたオリジナルシングル盤の中の「お気に入り」という意味合いをも込めています。
第二夜でご紹介するのは「最後の恋」です。作詩・作曲ともに小椋佳さん。A面も小椋さんの曲で、もちろんこちらのほうが、よく知られていると思いますが、私はシンプルでしっとりしたこの曲調の雰囲気が好きなので、ダンゼンB面の「最後の恋」を聴く回数が多いです。
初めてこの曲を聴いて私がイメージしたのは、大ヒットした映画「マディソン群の橋」です。そういえば、この映画が公開されたのもこの頃だったのでは・・・とひらめいたので、調べてみたら、なんと1995年9月15日に公開されているのでビックリしました。(「最後の恋」も同じ時期に発売されています)
私は、当時、ベストセラーになった原作の日本語訳の小説を先に読んでいて、映画ではヒロインのフランチェスカを演じるのが私の大好きなメリル・ストリープで、その上、クリントイーストウッドがロバ―ト・キンケイドという配役を知って嬉しくて、公開を待ちに待って映画館に観に行きました。
そんなこともあって、余計にこの曲が好きなのかもしれません。
もちろん今では、私の中では舟木さんが、ロバートに決まってます(笑)
「マディソン群の橋」では、この中年の男女の恋は、たった四日間で終わり、結ばれることはなかったのですが、それだけに終生、それぞれの胸に深く想いを秘めた「最後の恋」、「最高の愛」の形を貫いたような気がします。文字通り「大人の男女の恋愛」です。
上記は、私の勝手に創り上げたイメージですが、それぞれの「最後の恋」をイメージなさりながら、舟木さんの甘く、またちょっと渋さも漂う歌唱をお楽しみ下さい。
今 わがやの裏庭に咲いている可憐な小菊です
最後の恋 作詩・作曲:小椋佳
(1995年9月「風、好きに吹け~迷夢本望」B面)
(1995年9月「風、好きに吹け~迷夢本望」B面)
出逢いは少し 遅かったけど
初恋超える 胸の波立ち
最後の恋が 最高の愛
君の光を 抱いてゆこう
初恋超える 胸の波立ち
最後の恋が 最高の愛
君の光を 抱いてゆこう
華やぐ心 はずかしいほど
忘れたはずの 命の息吹
最後の恋が 最高の愛
きみを讃えて 生きてみよう
忘れたはずの 命の息吹
最後の恋が 最高の愛
きみを讃えて 生きてみよう
微笑みの影に 覗く恵み
眼差しの先に 望む実り
眼差しの先に 望む実り
そっと開いた 思い出の窓
崩れ落ちない 心の積木
最後の恋が 最高の愛
君と夢見て 生きてゆこう
崩れ落ちない 心の積木
最後の恋が 最高の愛
君と夢見て 生きてゆこう
微笑の影に 覗く恵み
眼差しの先に 望む実り
眼差しの先に 望む実り
微笑の影に 覗く恵み
眼差しの先に 望む実り
眼差しの先に 望む実り