八月になりました
娘の畑の夏野菜たち…冬瓜、鹿ケ谷カボチャ、オクラ、いんげん、パプリカ、ズッキーニ
kasuyanさんの動画で、しばし、暑さをお忘れくださいね![]()
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その1
暑中お見舞い申し上げます!_夏の夏名水汲み風景と涼しげな音の紹介
その2
♪ゆきずりの夏_舟木一夫さん(暦_十二ヶ月の愛の歌の八月の詩より)
https://youtu.be/Qa7dGK8Zyx4
https://youtu.be/Qa7dGK8Zyx4
ゆきずりの夏(八月の詩) 作詩:吉田旺 作曲:山路進一
(1975年4月「暦 12ヶ月の愛の詩」収録/八月の詩)
そうさそれでいい 真夏の夢で
汗がころがる おまえの胸もと
ああ……くちびる埋めてひとつに
せつなくこぼれる 吐息を縫って
遠くまた近く 寄せる海(しお)鳴り
熱い流れが 背すじをつらぬく
ああ……生きてる明日はどうでも
遠くまた近く 寄せる海(しお)鳴り
熱い流れが 背すじをつらぬく
ああ……生きてる明日はどうでも
**愛しちゃいけない 愛さない
愛しあえばいつか 傷つけあうときがくる
愛しあえばいつか 傷つけあうときがくる
けだるいひととき かもめの声が
うつろなこころを さかさになぜる
指をからませ 俺を見る瞳(め)には
ああ……いちずな おんなの優しさ
うつろなこころを さかさになぜる
指をからませ 俺を見る瞳(め)には
ああ……いちずな おんなの優しさ
(**くりかえす)
(*くりかえす)
すみません。連載の前回分掲載から、一ヶ月近く経ってしまいましたが、続きです(笑)
1964年1月号「明星」掲載の吉永小百合さんとの対談から
~「明星」1964年1月号掲載の舟木さん関連記事(中)↓のつづきです~
http://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/71324781.html
~「明星」1964年1月号掲載の舟木さん関連記事(中)↓のつづきです~
http://blogs.yahoo.co.jp/ycmay26/71324781.html
プリンスの悩み
歌謡界のプリンス舟木一夫さんにも悩みがある、ってところね。
舟木
大あり名古屋のドラゴンズですよ(笑)
大あり名古屋のドラゴンズですよ(笑)
吉永
へんなシャレ(笑)
へんなシャレ(笑)
舟木
このところ、いちばんの悩みは自動車のこと。テレビ局や撮影所や雑誌社へとびまわらなければならないので、会社では自動車を買ったほうがいいって言うんです。
このところ、いちばんの悩みは自動車のこと。テレビ局や撮影所や雑誌社へとびまわらなければならないので、会社では自動車を買ったほうがいいって言うんです。
吉永
私も、自動車では、悩んだわ。いくら忙しいといったって高校生が自動車持つなんて、なんか気持ちにピッタリこなかったの。
私も、自動車では、悩んだわ。いくら忙しいといったって高校生が自動車持つなんて、なんか気持ちにピッタリこなかったの。
舟木
ボクの気持ちもそれに似てるのですが、その上、四谷のファンのことを思うと、なおさら考えちゃうのです。ボクのいま住んでいる四谷の近所の人たちは、ボクがデビューして、すこし忙しくなると「これでタクシーへ乗りなさい」ってわざわざタクシー代を持ってきてくれる人たちなんです。庶民的でホントにいい人たちの手前、ボクが自家用車にふんぞりかえるなんて、とてもできない。
ボクの気持ちもそれに似てるのですが、その上、四谷のファンのことを思うと、なおさら考えちゃうのです。ボクのいま住んでいる四谷の近所の人たちは、ボクがデビューして、すこし忙しくなると「これでタクシーへ乗りなさい」ってわざわざタクシー代を持ってきてくれる人たちなんです。庶民的でホントにいい人たちの手前、ボクが自家用車にふんぞりかえるなんて、とてもできない。
吉永
私の悩んだのと同じね。でも舟木さん、じぶんのからだのことを考えたら、やはり自動車が必要と思うわ。この交通難の東京では、なかなかタクシーはひろえないし、時間はムダになるし…。
私の悩んだのと同じね。でも舟木さん、じぶんのからだのことを考えたら、やはり自動車が必要と思うわ。この交通難の東京では、なかなかタクシーはひろえないし、時間はムダになるし…。
舟木
そういえば、まったくその通りですね。
そういえば、まったくその通りですね。
吉永
だから舟木さんのその考え方はりっぱだけど、ほんとうに舟木さんのことを思ってくれるファンなら、自動車を持つことを許してくれるし、かえってすすめてくれると思うの。
だから舟木さんのその考え方はりっぱだけど、ほんとうに舟木さんのことを思ってくれるファンなら、自動車を持つことを許してくれるし、かえってすすめてくれると思うの。
舟木
(黙って聞いている)
(黙って聞いている)
吉永
重要なことは、その人の気の持ち方だと思うのよ。自動車にふんぞりかえるのはいや、というけれど心の底からそうならなけなればいいのよ。心はいつも変わっていなければ。
重要なことは、その人の気の持ち方だと思うのよ。自動車にふんぞりかえるのはいや、というけれど心の底からそうならなけなればいいのよ。心はいつも変わっていなければ。
舟木
なるほどね。すべては、精神というわけですね。形式は問題じゃないんだ。
なるほどね。すべては、精神というわけですね。形式は問題じゃないんだ。
吉永
そうよ。
そうよ。
舟木
これで、ひとつ迷いがとけた。ボクはすごく義理とか人情を気にするほうなので、悩んでいたんです。
これで、ひとつ迷いがとけた。ボクはすごく義理とか人情を気にするほうなので、悩んでいたんです。
吉永
その気持ちは大切だけど、あまり、悩むと仕事にさしさわるから…。
その気持ちは大切だけど、あまり、悩むと仕事にさしさわるから…。
悩みはピアノで
もうだいじょうぶです。なんだか、スッキリしてきちゃった。(と言いながら、ピアノに近づきポンポンと鍵盤をたたく)
吉永
ピアノは好きですか?
ピアノは好きですか?
舟木
高校のころ、名古屋まで習いに行ってたんです。それで、どうしてもピアノがほしいと父に言ったら、月賦で買ってくれたんですが、その頃、ボクの町でピアノがあったのは1軒だけ。だから、ボクの家へピアノが来たら町じゅう大さわぎ(笑)
高校のころ、名古屋まで習いに行ってたんです。それで、どうしてもピアノがほしいと父に言ったら、月賦で買ってくれたんですが、その頃、ボクの町でピアノがあったのは1軒だけ。だから、ボクの家へピアノが来たら町じゅう大さわぎ(笑)
吉永
子どものころから、音楽好きだったんですね。
子どものころから、音楽好きだったんですね。
舟木
小学校5年生のとき、ハーモニカを買ってもらってから音楽狂になっちゃって(笑)
小学校5年生のとき、ハーモニカを買ってもらってから音楽狂になっちゃって(笑)
吉永
うちは母がピアノの先生をしているので、ピアノは子どものころから弾いているんですけど、どうも歌はあまり得意でなくて…。
うちは母がピアノの先生をしているので、ピアノは子どものころから弾いているんですけど、どうも歌はあまり得意でなくて…。
舟木
これは困った。あんなにじょうずに『寒い朝』なんか歌っているのに(笑)
これは困った。あんなにじょうずに『寒い朝』なんか歌っているのに(笑)
吉永
もう少しうまくなりたいと悩んでいるのよ。
もう少しうまくなりたいと悩んでいるのよ。
舟木
それはぜいたくだけど、そんなときはピアノ弾けば悩みがなおりますよ。
それはぜいたくだけど、そんなときはピアノ弾けば悩みがなおりますよ。
吉永
それじゃ、舟木さん、悩みができたら家へいらっしゃいな。ピアノをたたきに…。
それじゃ、舟木さん、悩みができたら家へいらっしゃいな。ピアノをたたきに…。