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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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舟木一夫コンサート 2016 8/29 日本特殊陶業市民会館(名古屋)レポート

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2016 8月29日  日本特殊陶業市民会館 舟木一夫 コンサート レポート

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舟木さんのトークはピンク文字。昼の部をメインにしています。ご了承下さい。


イメージ 4~オープニング
眠らない青春

また台風が来てるんですね。こないだ台風の日に埼玉県で仕事してたんです。
今日は大丈夫ですが帰る頃には大変なことに…?

まあ帰れなくなったら名古屋できしめんでも食って一泊して帰りゃいいんですが…
今日はお帰りの心配な中、ようこそいらっしゃいました。

あの日、あの頃の歌をとりまぜてつないでいきます。




~プレゼントタイム
さすが地元ですね。昼夜ともにプレゼントがハンパない…特に昼はテーブルに載りきれず最後は袖に運んで行かれました。

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イメージ 6花咲く乙女たち

東京は恋する

北国の街

北国の旅情

青春の鐘



イメージ 7このあたりの歌は、歌詞に青春、夢、未来、希望とかがたくさん出てきますが…お互い様にずいぶん遠くへ来たもんです(笑)
私は今年は6回目の年男ですから36…フフフ(笑)でも、私ひとりが、そうなったワケじゃない。客席の皆さんも一緒!…ハハハ、御愁傷様です(笑)
流行歌っていうのは世代感がとても強いものですが…映画でも中学生の時に学校から連れて行かれた「十戒」、チャールトン・ヘストン…一回見ても十戒…(笑)とか、アランドロンの「太陽がいっぱい」なんかは同世代の人には通じる…
僕なんか「世代感」というものの代名詞みたいなものですが…詰襟の可愛い少年(笑)

二十代の前半に歌った抒情歌を並べてみます。



イメージ 8初恋
 

夕笛


吉野木挽き唄~絶唱
 



こういう世界観の歌が最近は少なくなってます…四行詩の世界はツボにハマると大きな歌ができる。
夕笛なんて和服の歌…イメージとしては夏物の絽とか紗…夏の終わりから秋の初めという頃。女性も日本髪結ってますね。男の子も21、2で浴衣姿…今46だから、もう24年も前のことですが…ほっといて下さい(笑)~またしてもノリツッコミの舟木さん~
女性が17、8というところでしょうか。「花も十八、番茶もでばな」…客席の反応の好さに~こんなのがおわかりになるところがコワイ(笑)
こんなの今、渋谷の街の中で言ってもわかる人はいないでしょう(笑)

ここは「日本の名曲たち」というくくりで歌ってみます。
昭和の流行歌の黄金期、僕らが四期、宝の山の世界です。唄う方もそういう中にくるまれてる気分で…本当は俺はこういうのを歌いたかったんだと…そういうのを2つ


イメージ 9~日本の名曲たち

アカシアの雨がやむとき (原曲:西田佐知子)


赤いハンカチ (原曲:石原裕次郎)
https://youtu.be/8DDj6pR1yCw





素晴らしい歌でしょ。こういう歌はもう出て来ません。演歌でもないし説明のしようがない…
「高原の駅よさようなら」「旅の夜風」「三百六十五夜」、僕の「哀愁の夜」とか黒木憲ちゃんの「霧にむせぶ夜」なんかも…

「赤いハンカチ」なんかは同じ裕次郎さんの「夜霧よ今夜もありがとう」なんかとも違う…
ここでお客さまにも腰をあげていただいて歌い手と一緒に手など打っていただいて…

イメージ 10~スタンディング&サインボール
銭形平次

三番の歌詞間違えました(笑)
よくテレビでもNG特集とかやってますが…でも歌い手は間違えてもへこんでません(笑)
四階まではとどきません、ムリだぁ~ッ(笑)…金属バットと硬球で打たないと…ガーン!キュ~ン!(笑)
今までの最高で徹夜で5時間かけて1万5千枚サイン色紙を書いたことがあります。
ピンクのジャケットに着替えながら…
アツいから着るのイヤなんですが…急に思いついたように…あ、来年から一枚ずつ脱ぎながら…(拍手)
なに拍手してるんですか!ハ、ハ、ハ~と楽しそう(笑)

わざわざ「昭和の」流行歌という必要はないんですね。
流行歌は昭和で始まって昭和で終わってる。平成にも名曲はありますが、違うんですね。そういう意味では名曲の宝庫で生まれ育ったワケですから幸せだなと思います。

イメージ 11ここで単独で置いたのは内藤洋子ちゃんとの映画「その人は昔」。全部やると42、3分かかるのでテーマだけ

その人は昔のテーマ

船村先生の作品ですが、船村先生というと演歌の強いイメージをされる方が多いと思いますが芸大のピアノ科を出ていらっしゃるのでそれまでなかったものを流行歌の中に持ち込んでくださった。船村流というか…、それに対して古賀先生の路線をどう受け継いでいくか…というのが遠藤先生。

お二人とも同い年で申年。僕も申ですが申年は優秀だと…(笑)


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次は懐かしいところの歌の受け皿という「明日咲くつぼみに」から


明日咲くつぼみに

只今授業中
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涙の敗戦投手

高校三年生

修学旅行

学園広場


このあたりは只懐かしいとか思い出が詰まってるという言葉では言い尽くせない…全部53年前の歌です。歌ってる俺もスゴいけど聴いてる皆さんもスゴい!(笑)
そうこうしてると来年は55周年。ここまで来ると70越えてどこまで行けるのか?と…
とりあえず来年は大丈夫でしょう。75もやってたとしたら…真夏のコンサートはやめた方がいいだろう…と(笑)
60周年は…私のことよりお客さまがご自宅から会場までたどりつけるかどうか…(笑)

さっきの「赤いハンカチ」の「死ぬ気になればふたりとも」…これは恋人に限りません。そのへんのところなどを思い出しながらお聴きいただければ…


高原のお嬢さん

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哀愁の夜~5番付
 

End Love 


イメージ 15~アンコール

もう終わりです(笑)そのワリにはちゃんと着替えてるのはどういうワケか(笑)
真っ赤なジャケットの右裾をピラッと持ち上げながらキュートな笑顔の舟木さん。
僕らの今を歌った歌です。

春はまた君を彩る 






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デビュー当時の懐かしい歌「修学旅行」について

今年のコンサートでは、デビュー当時の曲に、「涙の敗戦投手」「修学旅行」がセットされています。トークの中で、舟木さんが「歌い手の好む歌とお客さまに人気のある歌は、必ずしも同じじゃない…」というようなことを言われてますが、「修学旅行」については、私は、むしろ「高校三年生」とか「学園広場」などより、親しみがあります。「修学旅行」は、リリースされてから5年以上も後の、私の高校時代の修学旅行でも、バスの中で歌われる生徒が手作りした歌集に載っていて、みんなで歌った想い出があります。でも、舟木さんにとって、あまりピンとこない歌であると、いつかコンサートのトークでおっしゃった記憶があって、ずっと「なぜかな?」と気になっていました。こんな資料があります。これを拝見すると、ちょっと納得できた気がしました。舟木さんにとっての高校時代の修学旅行というのは、私の「お気楽な」それとは違って、こんな状況、こんな想いでいらしたからかな?…と



ボクはしあわせ者  舟木一夫

イメージ 18光陰矢のごとし―という言葉がありますが、早いものでボクの歌手生活も、まる二年六ヶ月があっという間に過ぎ去ってしまいました。諸先生、諸先輩、そしてファンの皆さまの力強いご支援で、大過なく歩んでこられましたことを、心からうれしく思っております。
おやじが、日ごろから口癖のようにボクに聞かせてくれる、「成幸、お前はほんとうにしあわせ者だぞ…」という言葉が、実感として心の底に響いてきます。
それにつけても、高校二年の夏のことが忘れられません。修学旅行で北海道へクラスメイトと胸をおどらせながら出かけ、東京を通過したときのボクの心境は《いっそのこと、ここで降りてしまおうか》というまことに物騒な考えをおこしていました。
ただ歌手になりたい、なんでもいいからボクの歌を聞いてもらいたい…そんな単純な考えで、東京での歌手生活の夢を描いていたボクでしたから《これがチャンスだ、この機会をはずしたらいつやってくるかわからない》と思ったのも無理からぬことでしょう。
北海道旅行の間、ボクは帰りの逃亡計画をずっとはりめぐらしました。しかし、故郷尾張一宮市で、ボクの帰りを待っている両親ときょうだいのことをふっと考えたとき、ついにその計画を断念することにきめました。
勇気がなかったのかも知れません。いや、あとで考えてみれば、断念したことが真の勇気だったと思うのです。勇気ある登山者は、―無謀な行動を慎む―と聞いています。ボクもあの時、なんの計画もなしに東京へエスケープしていたら、今ごろ、どんな暮らしをしていたか?それを思うと、背すじがぞっと冷たくなることがあります。
夢にまでみた歌手の仲間入りが出来、めぐまれた二年半をすごすことが出来たボク。ほんとうに”しあわせ者”です。これからも、五年、十年、二十年と唄い続けていくつもりです。どうぞよろしくご指導ください。


コロシート「高原のお嬢さん」の記事より

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こんな想いを胸に抱いての「修学旅行」だったんですね。驚くほど大人ですね。

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昼の部での「ハプニング?」

イメージ 22コンサート後半のデビュー当時の懐かしい歌が続くブロック、「修学旅行」のツーコーラス目に入るあたりで舟木さんが客席上手を気になさった様子。その視線の先を見ると、男性がステージ近くに近づいきていらして手にはエコバックのようなものを提げてました。舟木さんは多分、プレゼントタイムにプレゼントを渡しそびれた方が待ってらっしゃると思ったのでしょう。受け取ろうとなさってステージ中央から上手に向かって歩いて行かれました。
ところが、舟木さんが近づくと、その男性が右手に紙切れのようなものとサインペンを持ってジェスチャーでサインを求める様子。「ビックリぽん」の光景に満員の客席のお客さまの目は一斉にお二人に注がれました。
さて舟木さんのリアクションはどうなるんだろう?
事の次第に気づかれた舟木さん、ちょっと腰を落として身体を前に倒したような、頭を下げたようなカンジで、両手を前に出してやんわりと押し出すようにして「ダメなんですよ」…というジェスチャーをなさいました。

イメージ 25でも、まだ、男性は、ステージ近くに立ったまま…そして、このブロック最後の「学園広場」のイントロが流れ始めると、舟木さんが「ま、いいか…」という風情で、再び、男性に近づいて行き、相変わらず紙とペンを差し出したままの男性から、受け取るとサインし始めました。これには、さらに「ビックリぽん!」でしたが、客席は、笑い声と拍手に包まれました。さて、これで、舟木さんもゆっくり歌に集中できるな…とホッとしていると…先ほどの男性がまだ舞台下から離れず、またまた、先ほどサインした紙切れをヒラヒラさせて何か舟木さんに合図をしています。「こんどは何?」というようなカンジで再び男性に近づいた舟木さんが、また先ほどの紙切れに、ペンを走らせました。またまた客席からは、笑いと拍手。私は、ちょっと遠くて「今度は、何だろう?」と思って、後で、前の方に座っていた舟友さんに、何だったの?と確かめたら、「日付けをいれろ…」ってことだったそうです(笑)

終始、このハプニングに、舟木さんがとっても穏やかに優しさに満ちたご様子で対応されたのが、とても、ステキで、普通なら「あり得ない!」光景だったんですが、お客さんも皆さん、納得されたような空気であたたかくなごやかな「ビックリぽん!」ハプニングでした。

イメージ 24でも、もちろん、こんなのは、原則的には「ルール」に反してますし、してはいけない行為。本来なら、他のお客様のご迷惑にもなることだと思います。
今回は、あくまで、その場の空気とか、舟木さんのご判断でこういう流れになったという例外的な、光景ということだと思います。



そして、ふと、思い出したのが、こちらの写真と舟木さんのコメントです。杓子定規を好まない舟木さんの、やわらかでかろやかな感性、「お客様」との間に流れる、その折々の気流のようなものを大切にされることが、舟木一夫という人の魅力なんだよな!という事を実感した私でした。

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