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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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「想い出通り」(アルバム レマンのほとり)&「晴れすぎた朝に」(アルバム 一葉舟)~舟友さんの最新動画紹介

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舟友のkazuyanさんが、このところ、私含めてたくさんの舟友さんからの要望で、新しい動画を作成して下さっています。今回も、感謝を込めて、2作品をご紹介します。

想い出通り  作詩:里中さとる  作曲:岩鬼まさみ
http://www.youtube.com/watch?v=iaUBblaiPMU&feature=youtu.be
(1976年 アルバム「レマンのほとり」収録)
 
イメージ 1
立ち止まる ことなく
時は 流れ行き
愛だけが はぐれて迷う街
想い出通りの ポストから
落葉のてがみを届けたい
あなたの胸に
さりげない 別れの
忘れものひとつ
なぜか気にかかる 日暮れどき
 
白い壁 らく書き
レンガ道 ブティック
何もかも 遠い夢のいろ
想い出通りを 染めてゆく
季節の言葉を 届けたい
あなたの胸に
限りなく 優しい
夕暮れの中に
帰らない恋の ひとりごと
 
シャララ・・・・
イメージ 2
想い出通りで 飲む紅茶(おちゃ)は
うつろな心に あたたかい
あなたの香り
めぐり逢い よりそい
燃え尽きて 別れる
愛はいつの日も 風ぐるま
 
 
 
~以下は当ブログの記事「舟木一夫自作曲によせて その5(上)」 の再掲載です~ 
 
イメージ 3「想い出通り」は、音源としてはシングル発売もされていなくて1976年のアルバム「レマンのほとり」収録分のみなのですが、舟木さんはコンサートでは度々、歌って下さいます。軽快なポップス調のリズムにいくらか哀愁の漂う詩をのせた「帰らない恋」を歌ったものです。都会的なフレーズが並んでいて、ちょっと鼻唄で歌えそうですね。私も時々、唄ってます(笑)タイトルの「想い出通り」は、東京都心の街に、実際にあっても不思議ではないような「通り=ストリート」の名前のようです。「白い壁」「レンガ道」「ブティック」「カフェテリアで飲む紅茶」・・・今、この時代になってしまえば、いくらか昭和チックな古さが匂ってはいますが、この作品が作られた70年代半ばとしては最先端のお洒落な街角をイメージする風景です。私たちの青春時代の若者文化が思い起こされる詩といえるでのしょうね。「失くした恋」の歌ではあってもどこか心にゆとりがあって、懐かしさの方が大きなウエイトを占めているので、聴いていて重たくなくて、思わずリズムをとってしまう軽やかさが魅力です。
 

晴れすぎた朝に  作詩:北炭生  作曲:中原華道
http://www.youtube.com/watch?v=uWCUxMTIIuI&feature=youtu.be
(1977年 アルバム「一葉舟」収録)
 
イメージ 4くちずさむあの歌
声も途切れて
冷たい時刻(とき)をもてあます
淋しさばかりつのる日々
心の扉 錆ついた鍵に
ふと悲しみ揺れるとき
ひとり捜す
あなたの暖もりを
還らないほほえみを
 
この胸にあるのは
愛の傷だけ
それでも明日に夢をかけ
都会の冬を生きている
独りの目覚め晴れすぎた朝に
ふと涙をみたときは
捨てることもできない
あなたの想い出に
うずもれる
 
イメージ 5
 
 
 
 
寒さに今はふるえるばかり
でもいつかは新しい
愛が生まれ
すべては変わるさ
ある晴れた日の朝に
 
 
 
あくまで、私の好みなのですが、「晴れすぎた朝に」は、舟木さんの自作詩の「想い出通り」よりも、ちょっ
とばかり詩が、説明的というか心象風景に偏り過ぎているような気がします。舟木さんが、よくステージのト
ークでおっしゃっている「叙景と叙情のバランス」ということを、ふと思い出しました。
 
歌を聴いていて、その歌の背景にある風景が、見えてくると詩もスンナリと頭に入ってきてメロディーも自然と覚えることができます。そういう意味では、ちょっと詩が抽象的すぎて、難解というか、私の中では曲のイメージが広がっていかないのがザンネン・・・
 
もひとつ、つまらないことかも知れませんが、この曲のラストのフレーズでは、「ある晴れた日の朝に」とな
っているのに、タイトルが「晴れすぎた朝に」となっているのが、ひっかかって自分なりに考えてみたのですが、あまりにも空が青く澄み渡っていて爽やかに「晴れすぎた朝」だから、余計に孤独感や淋しさがつのるってことなの?
 
ラストのフレーズでは「でもいつかは新しい 愛が生まれ すべては変わるさ」と前置きしてから、わざわざ「
ある晴れた日の朝に」と、してるってことは、「晴れすぎた日」と「晴れた日」のビミョーに異なる感覚を表現したかったのかな?
などと、色々としょうもないことを、あれこれ深読みしてしまう私・・・気になるぅ~(笑)
 
メロディーが先にあって、詩をあとからのせたから、単純に、こうなったのか、あるいは、意図があってのことなのか、作詩なさった方に尋ねてみた~い
 
イメージ 6
 
 

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