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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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中日劇場 舟木一夫特別公演 初日10月28日 昼の部 

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    中日劇場 舟木一夫特別公演  10月28日~11月15日 
 
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初日10月28日   12時開演(初日は一回公演)の報告
 
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第一部 「いろは長屋の用心棒」
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以下に今回のパンフレットより脚本家の井川公彦氏のご挨拶文からほんの一節を転載させていただきます。
 
「芝居は映像と違って”生もの”です。特に明朗快活な時代劇となれば、お客さんと笑いやユーモアを共有しなければなりませんから、サービス精神も必要です。大阪では、日々、微妙に変わるおかしみを味わうために何度も足を運んでいるお客さんもいました。そこが"生もの”の良さです。
ところが今度は、流行の発信地・名古屋です。古くから、名古屋で当たったものは日本全国に広がると言われているそうですが、それだけお客さんの目が肥えていて、ハードルが高いということでしょう。つまり、名古屋のお客さんも楽しんで貰えるかどうか、というのが一番の心配の種です。」
 
「いろは長屋の用心棒」は、昨年(2013年12月)、新歌舞伎座が初演です。ほとんどの共演者が、新歌舞伎座と同じ顔ぶれという中で、憎まれ役の「悪徳両替商・三河屋藤右衛門」が、前回のなべおさみさんから関西ではおなじみの喜劇舞台俳優の曾我廼家文童さんに引き継がれました。このように登場人物を演じる役者さんのキャラクターが変わることによって、演出もいくらか変わった部分があったのですが、脚本は、初演時とほぼ変わっていませんでした。
 
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あえていうなら、舟木・信兵衛さんのリアクションとセリフがところどころで変化球をみせていて、舟木さんのサービス精神&お茶目度を感じさせていただきました。また、新歌舞伎イメージ 7座の時のように、場割と場割の合間の幕前の芝居で大活躍された大阪から江戸に流れてきた駕籠かきのコンビのお二方(桂団朝さんと戸田都康さん)の掛け合い漫才のようなやりとりは、基本的に時事ネタなので、ホットな話題や名古屋という地方色をネタになさっていて、時折、名古屋弁なども入って地元の方へサービスも盛り込まれていて、客席が大いに沸いていました。このあたりに井川氏はじめ、出演者の皆さんの「名古屋」を意識した創意工夫が感じられました。
 
 
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イメージ 5初日は、再演と云うことで、やはり新作ものよりインパクトが薄いからか、客席がちょっと淋しいのが気になり、もったいないと思いました。今朝(29日)、母の通院に付き添って病院に置いてある中日新聞を手に取ったら、テレビ番組面の右上に、この公演の広告記事を見つけました。もし、迷っていらっしゃる方があれば、ぜひお運びになって下さいね。なお中日劇場には花道がありませんから、お芝居のラストに信兵衛さんが、酔いを醒ましに千鳥足で「♪酒飲むな、酒飲むな~ァのご意見なれ~ど♪」と唄いながら引っ込む時に、なんと舞台下手に設置された階段を下りて、少し客席の通路を歩かれますから、そのあたりのお席の方はラッキーですよ。乞うご期待!です。
 
 
 
 
 
 
 
さて・・第二部のコンサートのご報告です。舟木さんのトークを中心に・・・
ピンク文字が舟木さんのトークです。
 
第二部 シアターコンサート
 
オープニング
~よみがえる夜明け
http://v.youku.com/v_show/id_XNDExNDc5NDU2.html
(1972年3月シングル発売)
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よみがえる夜明け 作詩:ちあき哲也 作曲:小谷充
 
おまえの悲しみに そむいて汽車に乗る
くさりのからんだ日々に
さらばと告げて
よみがえる夜明け みどりの大地に
光かがやけ 自由よふたたび
茨に傷ついて 血は流れようとも
おとこのあこがれだから 旅はすてない
 
昨日の架け橋を わたれば明日がある
おまえに恵みよあれと ふりむくために
よみがえる夜明け みどりの大地に
光かがやけ 自由よふたたび
あてない旅浪(さすらい)に 希(のぞみ)はやつれても
はるかな青春だから 夢はすてない
 
イメージ 10いつかもこの河を 渡ったことがある
悩みに生命(いのち)も痩せた おまえを抱いて
よみがえる夜明け みどりの大地に
光かがやけ 自由よふたたび
嵐にとざされて うちひしがれようと
いちどの人生だから 道はすてない
 

「よみがえる夜明け」は、先月(9月3日)に発売されたCD「リサイタル '76」(オリジナル発売:1977年)
*1976年11月3日郵便貯金ホールでのライヴ実況録音盤。2枚組CDの【DISC-2 】にも収録されています。
 
 
 
 
イメージ 11さくら色のジャケット、黒のベスト、パンツ、白のシャツ         こんな色あい→
胸ポケットチーフはモノトーン、ペンダント、靴は黒で登場です。
 
 
久々のライブ歌唱「よみがえる夜明け」を聴かせていただきました。今の舟木さんのライブの歌声で聴くと、説得力に満ちています。
 
結果としての舟木さんの人生はこの歌詩の通り「いちどの人生だから 道はすてない」と見事に青春の夢を成就なさっていますが、この曲がリリースされた当時の舟木さんの心情や、周囲の状況は、光より影に覆われたものであったのだと想像できます。だからこそ、今ステージで歌われる「よみがえる夜明け」の力強さ、魂のこもったスケールの大きさが際立ちます。今回、「ふるさと」に帰っての公演のオープニングに、この曲を置かれたことに、なにかしみじとした感慨を持ちました。
 

イメージ 12ようこそお越し下さいました。初日と千秋楽は特別な日になるんですが・・・初日というのは、バタバタとするんですが、初演と云うのではないので、これ以上うまくはいかないというほど、スムーズに運んだかな?と・・・
確かに舟木さんのおっしゃったように、お芝居は、新歌舞伎座公演の続きのように、よい流れで、進行して、出演者の皆さんにも余裕が感じられ楽しんで演じていらっしゃったように思いました。

~プレゼントタイム
 
 東京は恋する
 咲く乙女たち

いただきものは色々なんですが、中には重いものもありまして、米が入ってたりすることも・・・楽屋でご飯を炊いて食べなさいと・・?(笑)一ヶ月公演が始まると、三食、楽屋で食べてます。僕は古いんですかね・・
朝は、パンだと力が出ない気がして、ご飯でないとダメ。
終演後も、軽く夜食をいただいてから帰る・・・。
1回公演の日は、気が向くとパチンコに・・・
(名古屋は特にパチンコのメッカですもんね)
あと四十何日かで、70です(客席から拍手)拍手していただくと情けない(笑)また、19日間、お世話にな
ります。よろしくお願いします。
ここでフルコーラスいきます。久しぶりに「絶唱」を(フルコーラスで)・・・
 
私は、「絶唱」のようなストーリー性のある名曲は、フルコーラスでどうしても聴きたいので大感激でした。
 
イメージ 13絶唱  作詩:西條八十 作曲:市川昭介
http://www.youtube.com/watch?v=Ip62KFsYiwo 
 
愛おしい山鳩は 山こえて どこの空
名さえ はかない 淡雪の娘よ 
なぜ死んだ ああ 小雪
 
結ばれて 引き裂かれ 七年を西東 
いのち短く 待つ日は永く 
泣きぬれた ああ 小雪
 
山番の山小舎に 春が来る 花が咲く 
着せて 空しい 花嫁衣装 
とこしえの ああ小雪
 
るるるるる……
なぜ死んだ ああ 小雪
 
 
 
 
 
 
 
 
最近はこういう詩が少なくなってきました。流行歌は悲しい歌が悲しさ(叙情)を伝えるというものなのです
が、風景が見えてくる(叙景)のがいいんですね。
僕のふるさともワルガキだった頃とは変わってしまったので、自分自身も(子どもの頃の風景を思い出して?)楽しんで歌っています・・
 
ここで、あれ、いきましょう!
 
イメージ 14スタンディング
~銭形平次 
サインボール打ち

(キャッチした方には、サイン入り手ぬぐいも、二階まで3球ほど飛ばして満足げな舟木さんでした)
 
暑いから着たくないんですが…と言いつつ、ジャケットを黒に着替えて黒のスリーピース・スタイルに・・
さくら色もお似合いですが、シックな黒は、舟木さんのカッコよさを引き立ててウットリでした。

さっき出ていた音羽屋、大川さんの息子さんですが(舟木さんは、橋蔵さんと云ったり、橋蔵先輩と云ったりしますが、この日は「大川さん」でした)大川さんは歌舞伎の女形もなさっていて、長谷川稀世さんが「女形の踊りは橋蔵さんのが一番好きだった」と言ってました。と「銭形平次」を歌われる時は、毎回、大川橋蔵さんのお話をなさる舟木さんの義理堅さには、感服します。あくまで「銭形平次」は歌も含めて大川橋蔵さんあっての財産であるという気持ちが、自然に伝わってきて舟木さんのお人柄にも感動させられます。

「ふるさと」へ帰ってきたので、ふるさというテーマで「日本の名曲たち」というコーナーで昼夜の前半、後半で2曲ずつ、合計8曲を歌います。
ふるさとというと「北」…あまり「蒲郡」とかは思い浮かばない(笑) ローカルな「蒲郡」が出てくるところが、「ふるさと」感覚ですね)そして「北」と云っても北海道ではなく東北でしょう。東北の風景を歌った歌は、たくさんあります・・
と「リンゴ追分」と「帰ってこいよ」
 
 
イメージ 15日本の名曲たち~ふるさと
(10月28日~11月7日)
 リンゴ追分
 帰ってこいよ

*(11月8日~11月15日)
 ふるさとの話をしよう
 ふるさとの燈台

「リンゴ追分」のほうは、ひばりさんが、長いセリフを…「綿みてぇな白い雲が…」とちょっぴり披露なさいましたが、歌の時にはインストゥルメンタルでしたから、舟木さんのセリフが聴けず、ちょっと残念・・・
 
 
イメージ 16次、何歌ったらいいの?とバックのバンドの方を振り向いて・・「高校三年生」に「修学旅行」が続きます。

高校三年生

修学旅行から二度目のプレゼントタイムでした。
 
修学旅行
 
 
 
 
 
続いて「学園広場」のイントロが流れて・・・ワンフレーズ歌い出す舟木さん。「高校三年生」の大合唱の時
のような雰囲気で、途中で、歌うのを止めて・・この上ない笑顔で客席に「一緒に、歌います?」って感じの視線を投げかける舟木さんに、阿吽の呼吸で、客席から「♪空に向かって、上げた手に♪」と歌声があがって、徐々に、その声が広がっていき、大合唱となりました。私は、「学園広場」の大合唱は初体験だったので感激もひとしおでした。ワンコーラス目は、大合唱、その後、舟木さんが、再びワンコーラス目からソロで歌われました。この「学園広場」の時も、プレゼントタイム。

学園広場
 客席の大合唱の後、舟木さんのソロ

これ、みんな52年前の歌ですよ。それをみんな歌えるところがスゴイですね(笑)
子どもの頃に観た映画や、聴き覚えた歌は、忘れない…それくらい新鮮だったんでしょう。あの頃のKAZUOちゃんは可愛かった(笑)
歌い手になって10年目くらいの時は、一生これ(歌い手)で行けるのかなと思っていた。僕の場合は、10
年ほど遊んでましたから(いわゆる寒い時期のこと?)、みんな(周囲)が生活のこととか心配してくれて、
貸しビルのどこそこが空いたからブティックなんかのお店をやってみたらどうかと言われてたんですが、全くそんなことをやる気がしなかった・・・お客様に恵まれていたんでしょうね。
 
「舟木一夫」というのは、それまで流行歌を聴かなかった人(世代)が、聴くようになった歌い手・・・という意味合いのことをおっしゃいました。
 
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本当に、その通りだと思います。舟木一夫以前、舟木一夫以後は流行歌のひとつの時代区分となるような気がします。流行歌の世界に、それまでいなかった個性・タイプの歌い手として現れたからこその、まさに「彗星のごとく」あっと言う間に、昭和が一番元気だった頃のスターの代表格になったということなのでしょう。団塊の世代と云われる年代層の「青春の塊」が、エネルギーを発し始めた時代に求められ、またその特別な時代をリードした歌い手が舟木一夫だったといってもいいのかも知れません。
 
 
ラストブロックは、我らが青春のシンボル「舟木一夫」の真骨頂、「青春 ラブ・ソング」3曲
 
イメージ 18哀愁の夜

高原のお嬢さん(バラードヴァージョン)
 
 
一旦幕が降りて、アンコールを求める拍手・・・再び、緞帳が上がると、ジャケットを明るめの淡いグリーン系の色に着替えた舟木さん。曲は、舟木さんもお好きな、爽やかさとちょっぴりの哀愁漂う、懐かしい「友を送る歌」      
 
 
 
 
 
 
アンコール
~友を送る歌  
作詩:植田悌子 作曲:戸塚三博 
http://www.youtube.com/watch?v=m5aDmRh4gTM (舟木さんライブ盤映像付動画)
 
イメージ 19きみは別れてゆく 風の中
きみは別れてゆく 遠い道
うしろすがたに ただ祈る
夢をそだてた 青春の日を
忘れてくれるな いつまでも
 
きみの愛した人 いまはなく
きみの愛した街 あかねいろ
うしろすがたに 思い出す
若い涙を 流したきみと
ふたりでささげた 白い花
 
きみは歩いていく 眉上げて
ぼくも歩いてゆく はるばると
うしろすがたの さびさしも
ひとり旅立つ 男の心
幸せ祈るよ いつまでも……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パンフレット掲載情報
来年(2015)8月28日、29日に中日劇場でコンサート開催
 
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ついでに夜の部のセットリスト情報も
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オープニング
~京の恋唄
絶唱
夕笛
恋人形
火消し若衆
銭形平次
右衛門七討入り


(林啓二/長谷川かずき/川上彌生/真木一之)
日本の名曲たち~ふるさと
(10月28日~11月7日)
 竹田の子守唄
 青葉城恋唄
(11月8日~11月15日)
 りんご村から
 南国土佐を後にして

たそがれの人
高原のお嬢さん

メドレー
 あゝ青春の胸の血は
 修学旅行
 仲間たち
 君達がいて僕がいた
 高校三年生
 学園広場
 
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皆さん、ぜひ、中日劇場へGO! 今回も舟木さんは絶好調ですよ。

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