「お出迎え」の列、12時頃はこんな感じ
晩春の鎌倉は、気温は高いものの風は爽やかで、若葉の緑も目に鮮やかで、いいお日和でした。
親しい関西の舟友さん、関東の舟友さんが、皆さん、「お出迎え」の列に加われて、コンサート開幕前からすっかりハイテンションで楽しく舟木さんを待ちました。
親しい関西の舟友さん、関東の舟友さんが、皆さん、「お出迎え」の列に加われて、コンサート開幕前からすっかりハイテンションで楽しく舟木さんを待ちました。
正確な時間は覚えてませんが、多分12時半少し前に、「2727」が楽屋口に入る駐車場入口に到着。外で待っていた列の前を車が通り過ぎていったので、あらら…と思っていたら、車から舟木さんが降りてきて私たちの方向に向けて戻って歩いて来られましたので、ひと安心。数分、こちら向きで静止して撮影させて下さいました。白のVネックセーターに海老茶色っぽいパンツ。私は左横側から撮影したので正面向きの舟友さん撮影のよく写ってるものをアップさせていただきますね。
しばし静止、「撮っていいよ
」 「では、この辺で…
」とスタスタと楽屋入り
![](http://i.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s357.gif)
![](http://i.yimg.jp/images/mail/emoji/15/ew_icon_s352.gif)
・「永訣(わかれ)」 1969年2月公開
・「いつか来るさよなら」 1969年12月公開
~以下はウィキペディアより~
![イメージ 6]()
松竹大船撮影所 跡地利用
昭和50年代には大船撮影所を一部縮小し、松竹による商業施設「松竹大船ショッピングセンター」が竣工し、イトーヨーカ堂大船店と鎌倉三越(小型店舗)が核テナントとして開店したが、2009年3月1日に三越が閉店・撤退し、跡地に2012年現在ブックオフが入居している。2000年の完全閉鎖で残っていた敷地を学校法人鎌倉女子大学に売却し、現在この場所には鎌倉女子大学と鎌倉女子大学短期大学部の大船キャンパスとして使用されている。
まだ、こんな所に「松竹」という名前の痕跡があるのですね。
ちょうど、イトーヨーカドーと鎌倉女子大の間の緑地公園に、こんな石碑と大きな看板がありました。
では、いつものように舟木さんのトークをメインにしてコンサートの様子を報告します。
ピンク文字が舟木さんのトーク部分 トークは昼夜をまとめて、まぜこぜにした報告ですのでご了承下さい。
舟木一夫 コンサート 2015 鎌倉芸術館 4月23日
昼の部 14:30~ 夜の部 18:30~ (105~110分)
昼夜の待ち時間は舟友んさんとペチャクチャ
~高原のお嬢さん
今日はひなたぼっこしてると少し暑いくらい、いい陽気になりました。残念ながら桜はすっかり終わりましたが。今日ははじめて楽屋にクーラーを入れてもらいました。一年のうちこんないい時候はそう何日もないです。
鎌倉はさすがに潮風の匂いがして、久しぶりに海の香りがするな…と、本日はようこそおいで下さいました。ここ(鎌倉芸術館)も「鎌倉」とついてますが、ここも鎌倉のうちなのかな?
今日もまた、お馴染みのもの、ごちゃごちゃ云ってるもの、久しぶりに歌って虫干しをしてみたり、など交えてお聞かせします。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。
舟友さんの昼の部の花束
「友を送る歌」 映画のスチール
花咲く乙女たち
くちなしのバラード
東京は恋する
北国の街
友を送る歌
さっきのおしゃべりは、途中まででしたが、ここ(鎌倉芸術館)は「鎌倉」がつくんです。ゆうべ泊まったのが「鎌倉」海のそば、夜、すぐ裏のところにパチンコをしにきたんですよ。ボロ負けでした…ですから今日は私はキゲンが悪い(笑)…でも、そのパチンコ店には「大船店」と書いてある…ここは鎌倉じゃなかったのか?…そのあたりから混乱した(笑)方向オンチなもんで。パチンコをしてるときはマスクして、黙ってるから休めるんです。
70になったので、こういうステージは月に6本やれたらいい方、中4日休まないと回復しない。「高校三年生」もエライことになってる(笑)でも、こうやって客席を見ると、「オレだけじゃない」と安心する(笑)
20歳前後の頃は、50で歌ってるとは思ってなかったです。ぼくらの先輩はデビューが遅かったですから、僕がデビューした頃はけっこう年配になっていらした。東海林太郎という方は当時、65歳でしたが、今の僕より若いんですから…あ~こわッ!(笑)チャランポランな人生を送っているうちに70になっちゃいました。後輩が僕を見る目は「赤城の子守唄」(笑)
お客様との付き合いっていうのは、あまりマジメすぎても、いいかげんでも…このあと、ご自分は「後者」(いいかげん)に近いと、謙遜されたのでしたが、そこで舟木さんまたしても「後者(コウシャ)」から「校舎(コウシャ)」を連想されたようで、デビューが「♪赤い夕陽が校舎をそめて」…とお話が飛躍しちゃいました(笑)
デビュー当時は「病み上がりのワリバシ」みたいで、「あの子大丈夫かしら?」というふうに…(笑)実際は、そうでもなかったんですが。
ここで青春時代の風景の歌を…1曲目は、内藤洋子ちゃんとやった映画「その人は昔」のテーマ曲、2番目は、昭和の流行歌には、こういうよさがあるというのが盛り込んである「哀愁の夜」、最後は最近の曲「眠らない青春」みっつつなげて…
なんて素敵な 夜だろう
星はきらめく 瞳はうるむ
ああきみと行く 夜風の舗道は
いつかふたりの胸に
恋を育てた あの日の舗道よ
星はきらめく 瞳はうるむ
ああきみと行く 夜風の舗道は
いつかふたりの胸に
恋を育てた あの日の舗道よ
夢を見るから ゆれるのか
長い黒髪 波うつように
ああ街の灯は やさしくもえて
何か誓いの言葉
交わしたいよな ふたりの夜よ
たとえ別れは 辛くとも
想うこころは 変わりはしない
ああ面影が 消えないように
きみと歩いた路に
ひとりたたずむ 哀愁の夜
想うこころは 変わりはしない
ああ面影が 消えないように
きみと歩いた路に
ひとりたたずむ 哀愁の夜
眠らない青春
いつものようにサックスの小林さんのアドリブ演奏に大きな拍手が…たのむからオレより目立つなよ!(笑)…なんて足の引っ張り合いをして均衡を保ってますが、男の子どうしっていうのはジョーダン半分で付き合ってるほうが長く付き合える…
ああいう歌も歌いたい、こういう歌も歌いたいと若い頃は思っているワケですよ。そして、もったいないと気がついて2年くらい前から「日本の名曲たち」というのをステージにのせてるんですが、カバーということとは違うんですね。ほっとくにはもったいない昭和の流行歌が山ほどある、それと古典。そのつどステージの流れにそって選ぶんですが、今回は、さりげない応援歌、ポップス系ですが、なんとなく背中を押されてるような気になる2曲を。
上を向いて歩こう
子どもの頃が、いろいろ思い出されるようで、「村のかじや」「村まつり」…なんかも聞かないですよね最近は…と一節を口ずさんでみる舟木さん、「雨、雨ふれふれ 母さんが♪」…アカペラで歌うとけっこうオンチでしょ(笑)「蛇の目でおむかえうれしいな♪」小さい時は、意味なんて考えずに歌ってましたが、中学生になると「蛇の目って?」と思って、その頃は、普通は番傘でしょ、「蛇の目」で迎えに来るのは、堅気じゃないお母さん、色っぽい(笑)でも、「番傘でおむかえ…」っていうのはネ…と、めでたく、ひっかかりが解けたようでした(笑)
以前にもトークで出ましたが、ご自身の「北風のビギン」の歌詩「北風に向かって 僕は叫んだ 君の名を そっと♪」も、疑問に思いながら歌ってたというエピソードも…「そっと、どうやって叫べばいいんだろう?」(笑)
同世代、上、下5つくらいをこう呼ぶとして、一番小さい人で、どのくらいの記憶があるかというと…「マーガレット」といういう女の子向けの雑誌で、「一番お兄さんになってほしい人」のナンバーワンということで表紙になったんで、まあ、6、7才下というところでしょう。同世代というのは大切です。これ以上強いものはありませんから。
舟友さんの夜の部の花束
ここらでワアワアやっていただくということで…お願いします。とスタンディング曲へ
~スタンディング&サインボール
新曲 そばにいるから
~スタンディング
すいません、3階が、ムリでした。頑張って打ったんですけど…と3階席のお客様にあやまる律義な舟木さん。
ボールをグッズ売り場に持っていくとサイン色紙がもらえると説明したら、ボールをもっていってサイン色紙と交換する思っていらっしゃる方がいるようですが、私はそんなケチじゃありません(笑)
今みたいなことをやるとあとを引くんですよね。今こうやってしゃべってるのは、ただ休んでるだけ(笑)
流行歌がは世代のものですから、今の若い人に「青い山脈」「高校三年生」なんか説明してもネ…くどいようですが、まだ休んでますんで(笑)…と子どもの頃の思い出を…
流行歌がは世代のものですから、今の若い人に「青い山脈」「高校三年生」なんか説明してもネ…くどいようですが、まだ休んでますんで(笑)…と子どもの頃の思い出を…
子どもの頃、色んな遊びをしましたが、長男坊ですから、水汲み、まき割り、風呂焚き、なんかもしてました。女の子は、お手玉の上手な子がいましたよね。ああいうのが上手かった人が後になって「男を手玉に取る」(笑)石けり、あやとり、おはじき…なわとび、のどかな風景ですね。女の子のスカートがふわっと…(手真似でふわっと感を出してみる舟木さん)…ジャケットを白に着替えながら、舟木さんの休憩タイムは終わって次のブロックへ…
昼も夜も、サインボールが、一個ずつ、ステージに残ってしまい、「今日はピーちゃんにお願いしよう」と昼はピアノのピーたけさん、「その一球は結構、注目大だぞ!」とプレッシャーをかける舟木さん。夜はコーラスの女性が舟木さんに指名されて、「腕まくり」で、責任重大なお役目をなさいました。こういうメンバーの方たちと舟木さんとのやりとりも楽しくて、恒例になるのも期待してしまいます(笑)
流行歌の歌い手は90%が、ラブソングでデビューするんですが、僕の場合、例の歌が最初のヒット曲ですから、カーブがずいぶんきました。ここは日本の香りがしてくるような曲をメドレーにして…
~抒情歌のメドレー
あゝりんどうの花咲けど
夕月の乙女
夕笛 作詩:西條八十 作曲:船村徹
https://www.youtube.com/watch?v=erEnc2zSdEQ
https://www.youtube.com/watch?v=erEnc2zSdEQ
ふるさとの 蒼い月夜に
ながれくる 笛の音きいて
きみ泣けば わたしも泣いた
初恋の ゆめのふるさと
おさげ髪 きみは十三
春くれば 乙女椿を
きみ摘んで うかべた小川
おもいでは 花のよこがお
春くれば 乙女椿を
きみ摘んで うかべた小川
おもいでは 花のよこがお
初恋
浮世まかせ
こういう歌をお聞かせしてると、日本の四季が薄れてるとつくづく感じますよね。鮮やかな四季の日本に包まれて育ってきたので、こういう歌を歌っていると子どもの頃のことを思い出すんですね。やっと記憶に残っている7つ、8つの頃のことを思い出す。
私も53年、歌っている。色々のプレッシャーにメゲず。前から7列目で双眼鏡でご覧になってるお客様、いったいどこを見てるのか?まあ、お好きにご覧になって下さい(笑)これはジョーダンですが、一番プレッシャーになるのは自分の調子が悪い時、どこから来てもおかしくないですから…「年寄りは風邪と階段には気をつけろ」といいますから。2年あとには、55周年がありますが、そこまではなんとか繋げて…(拍手)
お芝居でも大詰めをどう見せるかですが、ステージの場合もラストを決めてアタマから組んでいくんですが…今回は、「恥も外聞も捨てて」52、3年前の歌をズラッと並べてみました。
君たちがいて僕がいた
高校三年生
若さがいっぱい とんでいた
学園広場で 肩くみあって
友と うたった 若い歌
涙ながした 友とある
愉快にさわいだ 時もある
学園広場に 咲いてる花の
ひとつ ひとつが 想いでさ
愉快にさわいだ 時もある
学園広場に 咲いてる花の
ひとつ ひとつが 想いでさ
ぼくが卒業 してからも
忘れはしないよ いつまでも
学園広場は 青春広場
夢と 希望が ある広場
忘れはしないよ いつまでも
学園広場は 青春広場
夢と 希望が ある広場
学園広場は 青春広場
夢と 希望が ある広場
夢と 希望が ある広場
その眼はむかし 空だった
悲しいときには 素直に泣けた
きらきら 蒼い空だった
その眼はむかし 海だった
愛する心が 静かにゆれた
セロファン色の 海だった
悲しいときには 素直に泣けた
きらきら 蒼い空だった
その眼はむかし 海だった
愛する心が 静かにゆれた
セロファン色の 海だった
*いつからか泣くこともルル
いつからか笑うことも
歯車みたいな毎日の
カレンダーの中に わすれたの*
いつからか笑うことも
歯車みたいな毎日の
カレンダーの中に わすれたの*
その眼はむかし風だった
明日という名の 青空の中を
自由に飛べた 風だった
果てない砂浜 裸足でかけた
少年いろの 夢だった
明日という名の 青空の中を
自由に飛べた 風だった
果てない砂浜 裸足でかけた
少年いろの 夢だった
*くり返し
ルル…少年いろの 夢だった
少年いろの 夢だった
少年いろの 夢だった
今回、「学園広場」をフルコーラスで歌われて、スリーコーラス目の「学園広場は 青春広場 夢と 希望が ある広場」をリフレインなさっていますが、本当に想いがこもった歌唱で、あらためてこの歌の素晴らしさをかみしめながら聴かせていただきました。「高校三年生」と肩を並べる世代の歌ですね。
いったん緞帳が降りて、いつものように拍手の中、再び幕が上がってジャケットを黒に替えた舟木さんが笑顔で階段を降りてこられました。第一声は「終わります!」(笑)
手を叩けば歌い手が出てくるという皆さんの了見が…とニコニコと嬉しそうな舟木さんの表情に、ますます拍手が大きくなって…
こんなこと言ってるワリには、ちゃんとジャケットを着替えてる(笑)…とジャケットの右裾をつまんでヒラヒラとさせる舟木さんがメチャ可愛い!
こんなこと言ってるワリには、ちゃんとジャケットを着替えてる(笑)…とジャケットの右裾をつまんでヒラヒラとさせる舟木さんがメチャ可愛い!
はて、オレの歩いてきた道は正しかったのかな?…ここで大きな拍手が起きると、ほっといて下さい、僕が決めるんです(笑)とテレまくる舟木さんが、またまた可愛い!(笑)
どの人生がよくて、どの人生がわるいなんてのはない。個人的に誰かが間違った道というのはないんじゃないか。過ぎたことはみんなOK!……ここからその先のことが大事…
さて、新曲をおきかせするとしましょう。まだ歌い手としての「ツキ」が残ってたんですかね…そういった想いを受け取ってもらえれば…
ア
~新曲・春はまた君を彩る
大宮、練馬に続いて、聴かせていただいた「春はまた君を彩る」、この日は途中からポケットに右手を入れて、とってもリラックスした雰囲気で歌われていたのが印象的でした。CDシングルの発売まで、あと一ヶ月ありますが、ステージに何度か足を運んで聴かせていただいていても、発売が待ち遠しく感じられる、ひとりでじっくり聴くのが似合う曲のように思います。
ステージ中盤で、スタンディングの2曲目に歌われた、カップリングの「そばにいるから」(「太田アプリコから披露)は、大人のラブソングで、しんみりとした詩が、明るい軽快なメロディーにのっていて、これはステージでナマで聴くと、テンションが上がりそうな曲かな(笑)
「舟木さんいのち」「舟木さんといつまでも旅を続けたい」というファンの切実な想いに応えると同時に、私たちのような遅れてきたファン、長い間、舟木さんの姿を見失っていた「戻り組」のファンにとっても、この曲は、舟木さんのやさしい心遣いがこめられているのが伝わってきて、胸を打ちます。手を打って、立ち上がって、舟木さんと心をひとつにする、嬉しいスタンディング曲ができたこと、2015年のコンサートの、1ページを美しく彩ってくれるような曲でジーンとしました。
「そばにいるから」は、スタンディングで手拍子(笑)…こんな状況なので、コチョコチョとキイワードだけメモしました。くれぐれも、私の耳が聞いた歌詩なので、あらかじめご了承のほどを…
「ごめんね 待たせたね いつまでも いつまでも そばにいるから」これだけは、多分、あってます(笑)
「そばにいるから」は「だいたいこんな感じ」の詩です
あかねの空に あの日の俺のさよならに 背を向けて 泣いてた人
あれから君は **********
また逢えたよ さびしさを いくつ育てた気持ち あの(この?)空はきっと見ててくれたんだよ
ごめんね 待たせたね いつまでも いつまでも そばにいるから
季節を継いで 咲かせる花もある
*************** 離れていても 忘れずにいたんだよ この腕にふと残る その移り香
さみしさは いつも形をかえて 僕たちをつなぐ糸になったんだよ
ごめんね 待たせたね いつまでも いつまでも そばにいるから
ああふたりで しあわせを いつも(ずっと)信じた気持ち この星もきっと見ててくれたんだよ
ごめんね 待たせたね いつまでも いつまでも そばにいるから
28日は、神奈川県民ホールでのコンサートが続きます。そして、その次の「2015 舟木一夫 コンサート」は、関西のファンが、待ちくたびれている6月5日「神戸国際会館こくさいホール」での開催となります。
ちょうど、その日は舟木さんのデビュー記念日にあたりますし、関西で初のコンサートということになりますから、まさに文字通り「ごめんね 待たせたね」ってなことで、その盛り上がりは、どんなことになるのか、大いに期待されますね。