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Channel: 舟木一夫の世界~れんげ草の咲くさんぽ径~
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舟木さんを探すさんぽ径~滋賀篇 2013年8月29日・30日

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     「琵琶湖周航の歌」~「花の生涯~ひとひらの夢 長野主膳」 ~「夕笛」
 
六月の新橋演舞場公演の「花の生涯~ひとひらの夢 長野主膳」を観てから、彦根へはぜひ行ってみたいと思っていたところ、舟木さんのコンサートがびわ湖ホールでも開催されることになって、これは、グッドタイミングだと楽しみにしていました。大津から彦根までは、新快速で1時間弱です。そして彦根から名古屋までも2回の乗り換えはありますがJRの在来線で1時間半ほど。半日あれば行ってみたいスポットは回れるから30日の夕方までには帰宅可能なので、コンサートの日は大津に一泊することにして事前にスケジュールをたてました。
 
そして大津にも、スポットはあることに後で気づきました。舟木さんも歌っていらっしゃる「琵琶湖周航の歌」です。29日のびわ湖ホールでのコンサートの始まる前に近江八景で有名な三井寺(園城寺)の近くに、「琵琶湖周航の歌」の歌碑があるそうなので、まず、ここで「舟木さんに会える!」と三保ヶ崎にあるという歌碑を探そうと歩きまわったのですが、みつかりません。多分、大津港の工事かなにかで通行止めになっていて行けない道があったのですが、どうやら地図で見るとそのあたりがちょうど歌碑のある場所のようです。気候のいい時ならもう少しねばってみたと思いますが、なんせ暑過ぎて、これ以上歩きまわると熱中症になりそうなので残念ながら今回は撮影はギブアップしました。・・というわけで、「琵琶湖周航の歌」についてのサイトから画像をお借りしました。
 
琵琶湖周航の歌 一番の歌詩
 
イメージ 1作詩:小口太郎、作曲:吉田千秋
 
われは湖(うみ)の子 さすらいの
旅にしあれば しみじみと
のぼる狭霧(さぎり)や さざなみの
志賀の都よ いざさらば
 
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舟木さんが歌う「琵琶湖周航の歌」は、1964年の映画「あゝ青春の胸の血は」の挿入歌にもなっているのですね。この映画の主演は山内賢さん、相手役は和泉雅子さん。舟木さんは山内賢さんの友人という設定で出演されていますが、舟木さん御自身もおっしゃってるように、この作品では舟木さんはまだ「人寄せパンダ」的にキャスティングされているようでしたね。
琵琶湖周航の歌
琵琶湖を中心とした滋賀県の風景が歌われている。
第三高等学校(現在の京都大学)に入学した小口は1917年(大正6年)の琵琶湖一周の漕艇中にこの歌詞を思いついたとされる。周航2日目の6月28日夜、今津(現滋賀県高島市今津)の宿で部員の中安治郎が「小口がこんな歌を作った」と紹介したのが初出である。吉田が作曲した『ひつじ草』のメロディに当てて歌われたのが定着し三高の寮歌、学生歌として広まっていった。

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天寧寺へ
 
イメージ 12コンサートのあった29日は大津のホテルに一泊して翌日の30日は、彦根へ向かいました。JR彦根下車、大きなバッグはコインロッカーに入れてJR彦根駅を挟んで彦根城とは反対側の彦根市の西南側に位置する天寧寺に・・・
途中にファミレスがあったのでゆっくり朝食を済ませてから一路天寧寺へ。この方面は彦根市街地と反対側になるので、民家ばかりですが、天寧寺は小高い丘の上にあるのでしばらく歩いていくと道路からそれらしき屋根が見えてきました。
 
 
 
 
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急な坂道を登っていくと、常夜燈があって、なかなか良い風情が漂ってきました。
さらに登っていくと、右手に(おそらく天寧寺さんの)幼稚園があって、平日の朝の時間帯なので元気な子どもたちの声がしてきました。左手にはお地蔵さんが祀ってあります。
すぐに天寧寺の受付がありました。拝観料は400円也。天寧寺は、五百羅漢が有名で、527体の中には必ず自分の探し求める人の顔があるといわれているそうです。http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=561
 
 
長野主膳の奥津城(お墓)     ~資料は「滋賀文化の魅力再発見」サイトなど参考~
 
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長野主膳は直弼が死んだあと、藩内でも疎まれる存在となり失脚して、文久2年(1862年)に斬首・打ち捨ての刑となった。主膳の遺体はそのまま刑場に放置され、10年後の明治5年(1872年)に白骨化した遺体を直弼の供養塔の横に埋葬することができた。しかし明治の世でも、打ち首にされた者を正式に弔うことはできず、「歌碑」という形で境内に碑が置くにとどめられた。主膳の百回忌にあたる昭和37年(1962年)にようやく、「長野主膳の墓」があらためて建てられた。
 
 
 
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奥津城の横の歌碑(奥津城とは、神道式のお墓のこと)
 君かこの今日の出てまし待得てそ
          萩の錦もはえまさりける
 
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この歌は、かつてこの寺に直弼と共に詣でた折、直弼が池に映る萩の盛んなる様を見て詠んだ歌~ 影うつる池の錦のその上に なほ咲かかる 糸萩の花 ~に答えたものである。天寧寺は直弼が不遇な青年時代に足しげくに通い、充実したひと時を過ごしていた場所であり、たか女との密会の場所でもあった。直弼と主膳、二人を影から助けたといわれる村山たか女の碑は、直弼供養塔と長野主膳の墓の間に昭和48年(1973年)につつましやかに建てられた。
直弼と主膳とたか女、三人のゆかりの寺である天寧寺を萩の咲き初める頃に訪れることができたのも何かのご縁なのでしょうか。
 
 
天寧寺の境内には、主膳(左)、たか女(中央奥)、直弼(右)という配置で、三人の墓(供養塔)が並んでいます。その背景側には彦根の城下街をはさんで彦根城が位置しています。
 
 
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高台にある天寧寺境内の三人の供養塔の裏手から彦根城下を臨むことができます。そして城下町の真っ直ぐ向こう正面に彦根城の天守閣が見えるというロケーション。右の写真の左の高いビルと赤いロゴ「ケーズデンキ」の間の豆粒くらいなのが天守閣。
 
上の写真、左から主膳の奥津城(墓)、中央たか女の碑、右直弼供養塔
 
 
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主膳、屋敷跡~斬首の牢屋前へ
 
イメージ 24天寧寺をあとにして、JR彦根駅に戻り、彦根市の中心地を経て、彦根城に向けて歩きました。立花町の主膳の屋敷跡の碑があるというところまで・・・ところがこれまた所番地周辺をぐるぐる回ってみても、屋敷跡の石碑が見つからず、歩いている地元の方4、5人に尋ねましたが、どなたも長野主膳の名前すら御存じない・・・石碑が残っていることも知らない御様子でした。トホホ・・・仕方がないので、こちらは彦根の歴史関連のサイトの画像からお借りします。
 
 
牢屋跡 主膳斬首之処 義言地蔵
 
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 義言地蔵から彦根城を臨む↓ 
 
 
 
イメージ 26屋敷跡の碑は、見つけることができませんでしたが、義言地蔵は、バッチリ見つけられました。
彦根城の中堀のすぐ外側にあります。
 
主膳の辞世
 飛鳥川 きのふの淵は 
  けふの瀬と 
   かはるならひを 我身にそ見る
 
文久二年八月二十七日(1862年9月20日)長野主膳(義言)は、彦根藩の藩命により四十九町(現・イメージ 27城町一丁目)の牢屋前で斬首されました。亡骸は牢屋の前庭に埋められたそうです。主膳の門人であった中村長平がその上に石の地蔵尊を祀ったのが「義言地蔵」です。
義言地蔵のある付近は、藩政時代には牢屋があり「牢屋町」とも呼ばれていました。地蔵前にある石碑には、宇津木六之丞の名もあります。
 
主膳は、安政七年(1860年)三月三日、桜田門の外で直弼が水戸藩士の刃に倒れた後も、その遺志を継いで尽力します。しかし安政の大獄で失脚した一橋派を登用するなどして、直弼政権を清算しようとする幕府の「文久の幕政改革」で、彦根藩は歴代の役職であった京都守護職を罷免され、十万石が没収されました。主膳は十四代藩主・直憲により逮捕、投獄され、斬首・打ち捨ての刑に処されました。藩が直弼派の勢力を一掃したことを明確イメージ 4に示すが故の極刑であり、この処刑があったからこそ、彦根藩そのもの対しては比較的軽い処罰で済んだともいわれています。
 
右の写真は埋木舎(彦根城・中堀)→
 
牢屋跡から中堀沿いに京橋まで、京橋から表門橋へ。そして彦根城の天守閣への長い急坂の階段をひたすら登ります。彦根城へ来るのは二度目でしたが、もう三十数年前に来たきりなのでほとんど記憶にありません。こんなにキツイ坂道登ったかなぁ?
 
この急坂を登りながら、あの場面に写っていた石垣はどの石垣なのかなぁ・・・と想像してたら結構登れた!(笑)
 
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あのステキなキスシーンに使われた木は、今はもう朽ちてしまってないそうなんですが、ついつい、こんな感じの木だったかな?なんて似たような木を探してしまう私でした(笑)
 
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